はじめに
この育成論ではメロメロを使用します。つまり50%の確率の行動不能を引くことが前提となります。
ひかりのこなも使用します。運の要素が高い育成論となります。
ゾロアークゾロアークについて
あくタイプの高速紙耐久のポケモンで固有の特性であるイリュージョンは一番最後に選択した手持ちのポケモンに化けることが出来ます。
専用技のナイトバーストは40%の確率で命中率を低下させます。
調整
H個体値26〜27無振り C252 S252 性格はおくびょうA↓S↑
HPは4n+1に調整。
H個体値25ならば努力値を4振ると4n+1になる。
持ち物
ひかりのこなを採用します。
ゾロアークとみがわりの生存能力を高めます。
メロメロの効かない性別で引き先がない場合4回連続使用により37.5%の確率で相手が攻撃を外します。
技構成
メロメロ(推奨)
この育成論のコンセプト。
性別の異なる相手を50%の確率で行動不能にする。
メロメロに出来る相手は化けたポケモンは化けたポケモンの性別ではなくゾロアーク自身の性別を参照する。つまり相手からは自分のポケモンが同性、性別不明のポケモンにメロメロになっているように見える事もある。
みがわり(推奨)
メロメロで行動不能になった相手は連続技を持っていない限り50%の確率でみがわりを破壊出来ない。
運が良ければみがわりを残したまま相手を倒す事が出来る。
変化技、命中不安技への様子見で使用することも。
ナイトバースト(推奨)
タイプ一致の高火力技。40%の確率で命中率が下がる。
メロメロ、ひかりのこなと合わせるとこの一段階が強力になる。
ヘドロばくだん(自由枠)
あく半減のフェアリー対策に。
30%のどく付与も強力。
戦術
高い素早さで先手を取り、メロメロが効く場合はメロメロを選択し、行動不能を引き、身代わりで攻撃を防ぎつつナイトバーストを放ちます。補助技、交代読みのみがわりも選択に入ります。
メロメロ状態のポケモンはたとえダイジェットで素早さを上昇させて突破しようにも2回連続で50%を突破しなければいけません。
きあいのタスキを使用しないため別のポケモンで襷カウンターを行うことができます。
有利な相手
オーロンゲオーロンゲ
オスしか存在せず、特性のいたずらごころはあくタイプには無効です。
ミミッキュミミッキュ
剣舞で1ターンの猶予を与えてくれるミミッキュは非常に有利です。
ダイマックスをしても素早さを上げることは出来ず、じゃれつくも命中90%なので回避もしやすい。
呪いを受けると引き分けに持ち込まれてしまいますがそれは害悪ミミッキュを1体で倒したと考えましょう。
テッカグヤテッカグヤ
メロメロは効かないが初手やどりぎの場合みがわりで回避することができ、ナイトバーストを放つ猶予が生まれる。
すべての身代わりが破壊されたとしても相手に回復チャンスを与えず2回のナイトバーストを打ち込むことが出来たというのは大きい。
PP切れに注意。
警戒する相手
・ゾロアークより素早い相手、こだわりスカーフ
ゾロアークの耐久はなくタスキも持っていないのであらゆる攻撃で即死してしまいます。
相手の様子見のとんぼ返りでも当然一撃です。
・音技、連続技
身代わり貫通で一撃です。
相性のいい味方(化け先)
ゾロアークのイリュージョンは基本的に何に化けても問題無しです。
相手の手持ちによるため指定は出来ません。
ゴーストタイプ
ゾロアークの化け先においては相性保管を出来るゴーストタイプへの偽装は王道。
特にゲンガーゲンガーならエスパーの無効化も期待できる。
メロメロを放ちたいポケモン
前述しましたがイリュージョンでメロメロを使用するとゾロアーク自身の性別でメロメロを行います。つまりメスのゾロアークがオスのポケモンダゲキに化けて相手のオスのポケモンナゲキにメロメロを使用した場合相手から見た場合オスのポケモン同士でメロメロが成功したようにみえます。
この現象を利用することで偽装がはがれるまでの間ですが性別の垣根を超えたカップリングを作ることが出来ます。
ドラパルトドラパルトとの比較
メロメロで有名なポケモンといえばドラパルトですがその違いは
ドラパルトが素早さ、耐久が高い安定性を求めたものに対して
ゾロアークはナイトバーストによるみがわりの生存能力、イリュージョンによる偽装能力に特化しています。イリュージョンで1ターン稼ぎみがわりを張ることが出来れば例え性別が違っていてもナイトバーストの命中率低下で乗り切ることが出来ます。
ダメージ計算(攻)
ダメージを想定する相手多すぎるため省略。
ほとんどのポケモンを一撃で倒すことは出来ません。
ナイトバーストは無振りドラパルトを倒せる程度の火力はあるがイリュージョンの偽装の成功が必須。
シャンデラにもHに252振っていれば乱数ですが耐えられます。
ダメージ計算(守)
大抵一撃で倒されるので省略
みがわりはドヒドイデの熱湯で壊れる。
おわりに
このゾロアークは性別の壁、確率の壁の2つの欠点がありますがそれを乗り越えた時の爆発力は襷カウンターとは比較にならずこの1匹で勝負がついてしまうこともあります。
しかし、連続攻撃の大量配布により身代わりが破壊されやすくなり、使用禁止ポケモンの解禁と冠の雪原によって大量に性別不明の準伝説が登場したためメロメロの成功率は大きく下がってしまいました。
現環境はこの育成論には向かい風ですが襷カウンター以外のゾロアーク使用の選択肢として考えていただくと嬉しいです。
皆さんもぜひメロメロで同性同士のカップリングを作り相手を驚かせて、楽しませてやりましょう。