皆さん。はじめまして。いっくんと申します。
今回は僕の育成論をご覧頂きありがとうございます。
今回の育成論では
HP→H 攻撃→A 防御→B
特攻→C 特防→D 素早さ→S
その他3値などの非公式の略称を使用しております。
ニンフィアとは?
対戦だけではなくブイズとして可愛さでも有名なポケモンのニンフィア。
H95 A65 B65 C110 D130 S60 計525
合計種族値が高く、CとDが特出して高いのが印象的です。
また、夢特性のフェアリースキンによって火力が上がるため対戦環境ではアタッカーとして使用されることが多く、またその高い特防を生かし受けループ破壊の身代わり+瞑想を積むような型も存在します。
しかし、火力に意識が行きがちですがその高い特防を生かし受けループのポケモンとして採用出来ないかと私は考えました。ハイパーボイスやマジカルフレイムと言った攻撃技だけでなく多くの変化技を覚え、かつ回復技も搭載しているため、決して侮れない耐久力を持っています。
今回の型のコンセプト
そのため、先程少しだけ紹介しましたアタッカー型や身代わり+瞑想型とは違い、受けループに採用出来るよう調整した型のニンフィアです。
受けループとはざっくりとした説明をしますと、
そのポケモン自身の耐久力で相手の技に耐えつつ回復技を打ちながら、毒や火傷ダメージでひんしまで追い込むことや、相手の交代に合わたり相手の隙を見て攻撃技を選択し、相手のポケモンに不可を掛けていく戦い方です。
よくドヒドイデやヌオー、最近ではポリゴン2やラッキーなどが採用されているケースが多いです。
しかし、これまでニンフィアは受けループのポケモンとして使用されている所をあまり見ておらずなにかもったいないと感じることが多くありました。ですのでここで紹介をし、少しでも選択肢のひとつとして考えて頂ければ幸いです。
採用理由と役割
採用理由ですが、今までの受けループのポケモンというのは火力に乏しくしっかりと相手にダメージを与えることが出来なかったので、どうしても辛い場面が何回もありました。そのため、火力もあり耐久もあり回復技もあるニンフィアが適任だと考えた訳です。
役割ですが、主な対象は第一にサザンドラ、そしてロトム、トゲキッス、ドラパルト、ジバコイルなど大抵の特殊ポケモンであれば見ることが出来ます。
また受けループ殺しの身代わり+積み技に対してもニンフィアの火力があれば簡単に突破出来、そのため多少ではありますがCに努力値を振っています。
つまり、ニンフィアは特殊受け兼受けループ対策の回答となるポケモンです。
持ち物
持ち物については自分の受けループのパーティと相談して決めるのが1番ですが、回復技であるねがいごとが回復までに1ターンのラグがあるため、そのラグを1回だけカバー出来るオボンの実を採用しています。これは俗に言う3分の1回復木の実でも構いませんがとにかくラグが少しでもカバー出来ればどの木の実でも大丈夫です。
性格・努力値と調整について
性格 おだやか(特防↑ 攻撃↓)
努力値 H252 C148 D110
(実数値 H202 Ax B85 C149 D180 S80)
性格についてはひかえめと迷いましたが、種族値の関係上性格補正はDにかけるのが1番でしたのでおだやかを採用しました。
努力値についてはダメージ計算を元に説明しますが、(後に追記)
第一の仮想敵としてサザンドラを相手がダイマックス状態でもハイパーボイスで確定1発で倒せるようにCに振っています。またこの火力調整により様々なポケモンに対してより大きな不可をかけることが出来ましたので(これも後で追記します)良かったと思っています。
また余りをDにしていますが、性格補正も相まって少ない努力値でもかなりの耐久があったため、ある程度受けループのポケモンとしては充分の耐久があったためこの調整に落ち着きました。
技構成について
- 確定技
ハイパーボイス
この技がシンプルかつ最も相手に不可がかけられるためニンフィアの火力を生かすには必須です。
ねがいごと
受けループのポケモンにとって回復技は命です。
少し使いにくい印象ですが、より自分が有利な状況を作るためまた裏のポケモンを回復することも可能なので流石に必須でした。
- 選択技
マジカルフレイム
攻撃技として範囲が広い炎技であり、相手のCが下げられるので他の攻撃技よりかは採用候補として群を抜いて高いが、そもそも攻撃技が2つもいるのかという問題もありました。(僕はCダウンがニンフィアの耐久をあげてくれると思い採用。)
あくび
今作はダイマックス状態のポケモンに対してあくびがかなり強く、ニンフィアが苦手とする物理ポケモンが来た際の対抗策であると同時に、ねがいごとの回復のラグを相手の交換を誘うことで実質無くせるとの意図で採用しましたが1番微妙ではあります。
まもる
今回では採用しませんでしたが、ねがいごととの相性が良くエースバーンのとびひざげりをすかせることが出来るので強いと思います。またまもるを採用するのであればアイテムをたべのこしにすることも検討できます。
身代わり+瞑想
この2つの技については採用することで差別化が出来なくなってしまうため不採用にしました。
立ち回り例
ニンフィアの得意な対面(主に特防アタッカー)か来た際に、ねがいごとでHP管理をしながら隙があれば殴っていったりCダウンを活用しながらひんしに持っていく。またサザンドラをしばく。(威圧感)
与ダメージ計算
H4 サザンドラ
ハイパーボイス 200.0〜235.7%
H4 ドラパルト
ハイパーボイス 117.0〜139.0%
H252 ロトム
ハイパーボイス 45.8〜54.1%
H4 トゲキッス
ハイパーボイス 41.6〜50.3%
H244 D12 ポリゴン2
ハイパーボイス 27.2〜32.9%
H252 ジバコイル
マジカルフレイム 44.0〜51.9%
被ダメージ計算
C252 サザンドラ
ラスターカノン 32.6〜38.6%
(+こだわりメガネ 48.5〜57.4%)
(+ダイスチル 52.4〜62.3%)
C252 ドラパルト
シャドーボール 20.7〜25.2%
(こだわりメガネ 31.1〜37.1%)
(ダイホロウ 34.1〜40.5%)
C252 ロトム
10万ボルト 24.2〜28.7%
(こだわりメガネ 36.1〜43.0%)
(ダイサンダー 34.6〜41.5%)
C252 トゲキッス
エアスラッシュ 22.2〜26.7%
(こだわりメガネ 33.1〜39.1%)
(ダイジェット 37.6〜45.0%)
C252 ジバコイル
ラスターカノン 50.4〜60.3%
(こだわりメガネ 75.2〜89.1%)
(ダイスチル 81.1〜96.0%)
相性の良い味方
- ドヒドイデ
タイプ相性的にはとても優秀だが、ジバコイルに一貫が取られてしまう他物理ポケモンに対して少し弱く出てしまうので注意が必要です。
- ナットレイ
かなりおすすめです。どちらの弱点もお互いで補完出来、ナットレイは物理受けとして硬いことで有名ですから是非一緒に使ってみてください。また一気に回復する技が存在しないナットレイにとって、ねがいごとのサポートもしてくれるので優秀です。
- アーマーガア
相性補完が取れていて、物理受けとして起用するのでナットレイと要領は同じですが非常に相性が良いです。しかし、電気タイプの技で一貫が出来てしまうので注意が必要です。
このポケモンの対策
物理ポケモンであくびを入れられる前に倒す。これで簡単に倒せてしまいます。ですが、裏の物理受けには注意してくださいね?受けループはそういうものです。