はじめまして。剣盾末期から本格的に対戦を始めた者です。
SVで自分でオリジナルの構築でマスターランクまで到達し、その中で特に強かったマリルリを紹介します。育成論を書くのは初めてで拙いところがあるかもしれませんが、どうぞよろしくお願いします。めちゃくちゃ自信あるので広まってほしいけど広まってほしくないような、複雑な気持ちです笑
採用理由と役割
SVのS1環境でとても流行っているドラパルト、サザンドラ、セグレイブ、カイリューなどのドラゴンタイプ、またラウドボーン、ヘイラッシャ、アーマーガアなどの突破するのが難しい受け系のポケモンを見れるポケモンを探していたところ、このマリルリにたどり着きました。主な役割はこれらのドラゴンタイプをいなして圧倒的パワーで突破、または相手のサイクルを破壊したり、受け系のポケモンを突破することです。
持ち物
こだわりハチマキ
こだわりハチマキ以外の候補として、しんぴのしずくやいのちのたまなども考えましたが、しんぴのしずくでは火力が足りないこと、いのちのたまではマリルリの高いHPを活かしにくいことやダイマックスがないことからこだわりハチマキとしました。また、テラスタルした時の火力が高すぎる上に、後述する戦術との組み合わせによりこだわることのデメリットはあまり感じませんでした。
特性
ちからもち
今回、草タイプは基本役割対象ではないので草食はなしで。あとは語ることはないです
性格・努力値と調整
いじっぱり A↑C↓
攻撃252、素早さ132、HP124の調整がかなりの自慢ポイントです。
以下にその理由を述べます
まず、Sを132までふった理由はHBに特化したラウドボーンの上から動いて、対面確実に勝つためです。マリルリがS50族なのに対して、ラウドボーンは66族ですがS132だと実数値が87となり、無振りラウドボーンの86を1上回ることができます。現環境にいるラウドボーンのほとんどはSに振ることはないので、上からハチマキの超火力を叩き込めるということです。なぜ上から動くのが大切かというのは、ラウドボーンがマリルリ対面の前にフレアソングでCを上げていると本来相性有利なはずなのにシャドーボールなどで上から大ダメージを食らってしまったり、鬼火なまけるで受け切られてしまうからです。ラウドボーンに多いテラスタイプは炎、ノーマル、フェアリー、水などと思いますが、炎の場合はこちらの水テラスタルを切ったアクアブレイクで余裕の確定一発(122.2〜145%)(テラスタルしない場合は乱数50%)、ノーマルの場合はばかぢからで低乱数一発(86.2〜102.5%で、12.5%で落とせる)です。しかも特性天然により、ばかぢからのAダウンの影響を受けないので、最高火力でばかぢからを打ち続けられるのでほとんどの場合勝てるかと思います。フェアリーの場合はアクアブレイクで確定2発(61.1〜72.5%)。鬼火されてもよほど乱数が悪くなければ勝てるかと思います。アクアブレイクのB↓の追加効果も期待できますし。
次に、攻撃は252でブッパ、あまりの124をHPに振ることでHPの実数値がステルスロックや状態異常での定数ダメージが少ない16n-1である191になります。美しいですね!これに気づいた時に感動して、投稿しようと思いました。
最後に付け足しですが、ラウドボーン以下の素早さのポケモンを軒並み抜かすことができるのがかなり強いです。今の環境でよく見るポケモンとして、65族のハッサムとブラッキー、(あまり見ないけど)61族のバンギラス、60族のニンフィアとジバコイル(特にジバコイル抜きはめちゃくちゃ大きい!がんじょうでなくアナライズ型多いし)、55族のハピナスとリングマなどがいます。この辺は素早さに振ることはあまりないと思うし、上から動けるこの調整が生きてくると思います。
技構成
アクアブレイク:威力85、タイプ一致命中安定のメインウェポンです。20%でB↓の追加効果もあるので、天然系の突破にも役立ちます。
じゃれつく:威力90、タイプ一致のメインウェポン2です。主にドラゴンタイプに打ちそうですが、ドラゴンタイプはマリルリ対面は大抵鋼テラスタルするか引いてくるので思ったより打つ機会は少ないです。どちらかといえばドラゴンタイプ以外の、水技を半減してくる相手に打つ機会が多いです。命中90の不安定技ですし積極的には使いたくない技です。
ばかぢから:威力120、タイプ不一致命中安定の技です。サザンドラ対面では、鋼テラスタルに一貫するため打ちやすいですが、大抵裏に引かれるので中間択のアクアブレイクを押すことも多かったです。ノーマルテラスタルラウドボーンや、ヘイラッシャに対してはデメリットを気にせず打ち続けることができます。
アクアジェット:威力40、タイプ一致の命中安定の先制技です。テラスタル込みでかなりの火力が出せるので、終盤の締めなどにも役立ちます。
入れ替え候補:
アクアブレイク⇄たきのぼり
威力は5劣りますが、上から打てた場合に20%で怯みを押し付けられるのはかなり魅力的です。かなり迷いましたが、今回は威力重視でアクアブレイクとしました。Sに振ってるとはいえ所詮S50族なので上から動けることの方が少ないです。ですが、後述するアーマーガア意識であったり、加速バトンと組み合わせるならたきのぼりはかなりアリだと思います。
じゃれつく⇄アイススピナー
おそらくSVで新規習得したと思われる技。
タイプ不一致で、威力もじゃれつくより10劣りますが、命中安定でどちらもドラゴンタイプには抜群なので入れ替え候補かなとは思います。じゃれつくがここぞという時に当たらなくて『あったまる』ことも多いので、アイススピナーで頭を冷やすのもありかと思います。じゃれつくを無くすと水タイプ相手に弱くなりますが、マリルリが苦手なドオーやモロバレルなどへの打点になります。(黒いヘドロ込みでも確定2発)
テラスタル
こだわりハチマキA特化アクアブレイクの火力をさらにあげたいので水テラスタルです。有利対面の場合は、テラスタルされることや引かれることも想定して積極的にテラスタルは切って相手に負荷をかけていくといいと思います。テラスタルを切ることによってフェアリータイプが消えることのメリットとデメリットを考えて使うようにしましょう。
立ち回り例
最も重要な役割対象がラウドボーンなので、基本的にはラウドボーン入りに投げてテラスタルを切って上からの火力でゴリ押すということになります。フレアソングなどならあと投げは安定しますが、交代際の鬼火には気をつけましょう。あと、もう一つの最強の組み合わせがクエスパトラの加速バトンですが、それは後ほど説明します。
与ダメージ計算
ラウドボーンに関しては、上記の通り。
鋼テラスタルH4振りサザンドラに対してアクアブレイクが116.6〜138%の確定1発、テラスタルなしなら58.3〜69%の確定2発
ドラパルトも等倍以上なら確定1発です。半減アクアブレイクが68.2〜82.2%の確定2発
また、HBアーマーガアが受け出しででてくることが多いですが、アクアブレイクが60.9〜72.6%の確定2発なので、受けは成立していません。ただし、ここで重要なのがアーマーガアはラウドボーンより1速いS67族であり、これは今回のマリルリと同族になるということです。アーマーガアがゴツゴツメットを持っていて、同速負けして羽休めをされてしまった場合、ゴツゴツメットで削り切られて負ける恐れもあるので、アーマーガアを意識するならAを4削ってSに回すのもありかなと思いました。またアーマーガアの特性ミラーアーマーで、アクアブレイクによって逆にこちらのBが下がってしまう恐れもあるので、たきのぼりにするのもありかなと思っています。(どちらがいいか意見ほしいです)
HBヘイラッシャ じゃれつくが36.1〜43.1%の確定3発
ヘイラッシャ相手に等倍物理でこれだけ入れば、高速回復技がないので十分圧をかけられていると思います。
耐久無振り水ロトムにアクアブレイクが50.4〜60%の確定2発
じゃれつくが108〜127.2%の確定1発
被ダメージ計算
耐久に関しては、HPが16n-1調整であること以外は言うことはないです。もともと耐久の種族値も高いので、一致弱点をつかれなければだいたいなんでも耐えるかと思います。
苦手なポケモン
ドヒドイデ、貯水ドオー、モロバレルなどのインキャ系毒タイプ
水ロトム、マスカーニャ、ヘイラッシャ(倒せはしないがかなり削ることはできる)
オーロンゲ、キノガッサ
相性の良い味方・構築例
クエスパトラとの相性補完と、加速バトンが非常に相性がいいです。クエスパトラがマリルリが苦手な毒タイプに弱点をつけて、クエスパトラが強烈に誘う悪タイプに対してバトンタッチでマリルリに繋ぐことができるからです。しかし、この2体ではタスキマスカーニャがどうにもならないため、3体目はタスキマスカーニャに勝てる選出をする必要があります。マリルリへのバトンが成立した場合、上からアクアブレイクの圧倒的火力を叩き込むまさに破壊神が爆誕します。一緒に組ませるクエスパトラの調整についても、近々触れたいと思います。
また、この2体では絡め手に弱いため悪だくみをもったサーフゴーと組ませるのもありだと思います。悪技に注意ですが、サーフゴーにバトンする動きもかなり強いです。
終わりに
ここまで読んでくださりありがとうございました。はじめての育成論投稿なので、質問意見いただけると嬉しいです!