はじめに
今回の育成論が初投稿のあらいぐまと申します。
主にコライドンコライドン受けとしての役割を持てるカバルドンカバルドンを紹介します。
現在投稿されている育成論に似ている部分もありますが、この育成論ではコライドンコライドンへの考察を他の育成論を詳しく記述しています。
注意事項
・本育成論では『HABCDS』などの非公式用語を使用させていただきます。
コンセプトと役割
『はじめに』の部分のとおり、コライドンコライドン受けが主な役割です。
コライドンコライドンに対して後投げも成立しやすいです。
また、物理受けとしての運用も可能です。
コライドンコライドン受けの差別化
現在使用率の高いコライドンコライドンに対しては他にも様々なポケモンが採用されているので、そのポケモンたちとの差別化を記載します。
・バウッツェルバウッツェル
コライドンのドラゴン・炎技を無効、格闘技を半減にしながら、炎技を受けるとBが2段階上昇するので、かなりコライドンを受けることが安定します。
コライドンコライドンのことを受けることはできますが、Aが80で火力がなく炎テラスタルをされると削りづらくなり、カバルドンカバルドンのほうが挑発型に削りをしやすいです。
また、耐久もカバルドンカバルドンよりも低く、特殊技主体のポケモンに引かれることを考えると、汎用性という部分ではカバルドンカバルドンの方が優れていると考えています。
・ソウブレイズソウブレイズ
コライドンの格闘・炎技を無効にし、フェアリータイプにテラスタルすれば上記のバウッツェルバウッツェルと同じ耐性を手に入れられます。
ですが、テラスタルを切らなければHB特化にしてもげきりんで確定2発をとられてしまうため、げきりんに対して後投げしづらいです。
こだわり持ちのコライドンコライドンの一貫を切りながら立ち回ることができますが、受けるという観点ではカバルドンカバルドンの方が優れていると思います。
・ヘイラッシャヘイラッシャやその他の物理受けポケモン
ヘイラッシャヘイラッシャなどの耐久の数値でコライドンコライドンの攻撃を受けようとするポケモンとはコライドンコライドンに対しては晴れを消したときの耐久はHB特化ヘイラッシャを超えられるというところで差別化が可能です。
また、上記のポケモンたちとの差別化として特性のすなおこしで晴れを書き換えることで裏のポケモンのコライドンコライドンからのダメージを減らしたり、相手のハバタクカミハバタクカミのこだいかっせいを無効化することができるようになります。
ただし、コライドンコライドンに後投げされると、天候が晴れにされて受けが成立しなくなる部分が上記のポケモン立ちよりも劣っている部分だと思います。
持ち物
『ゴツゴツメット』で確定にしています。
コライドンコライドンの主な攻撃技はフレアドライブ、げきりん、ニトロチャージなどの接触技が多いので後出しからダメージを与えられます。
スケイルショットは非接触なところだけ注意しておいてください。
また、現在高い使用率の持ち物としてオボンの実があります。
相手に対して行動回数を増やせるのが利点ですが、ダメージを与えられないのであくびで寝かせにいく行動はできますが、コライドンコライドンの対策として不十分だと思いました
特性
『すなおこし』で確定です。
この特性によって晴れの天候を上書きできるので、後出しができるようになります。
性格・努力値と調整
H252B252のんき(B↑S↓)にしています。
少しでもコライドンコライドンやそのほかの物理技主体のポケモンの攻撃を受けられる回数を増やす目的でHB特化にしています。
また、あくびを採用していることやバドレックス(はくば)バドレックス(はくば)をトリックルーム下で上から動けるので性格はSが下がるのんきで確定にしています。
技構成
基本的な技構成
- じしん
- 威力100の攻撃技です。
- ダメージを与える手段として一致技で威力が高いので優秀です。
- ステルスロック
- 交代時にダメージを与えられます。
- きあいのタスキを潰したり、あくびでの交代に圧力をかけられます。
- コライドンコライドンの前で打つ余裕はないが、優秀な技です。
- あくび
- うった1ターン後に相手を『ねむり』状態にできます。
- 上記のステルスロックとの相性が良く、積みを流したりもできます。
- なまける
- HPを半分回復できる技です。
- ハチマキ以外のコライドンコライドンを基本的に受けられます。
- 後投げ後に居座りでも引きでもアドバンテージを得られます。
その他の選択枠
テラスタル
フェアリータイプが最もおすすめです。
弱点が一貫せずコライドンコライドンに優位に立ちまわれます。
コライドンコライドンのドラゴン・かくとうを半減にして受けたり、スケイルショットを無効にしてゴツゴツメットに触れさせたりできます。
コライドンコライドン以外も意識するならはがねやみずタイプなどもおすすめです。
立ち回り例
コライドンコライドンへの後投げをします。
天候を晴れから上書きし、被ダメージを抑えながらゴツゴツメットに触れさせて、相手のHPの1/6のダメージを与え、ターンの終了時、砂で1/16のダメージを与えます。
被ダメージが少ない場合、なまけるを連打してHPを維持しながら相手をゴツゴツメットに触れさせて、同時に砂でダメージを与えられます。
相手が引いてきたら、なまけるで回復をして苦手な相手ならあくびで相手を流したり、受けられるポケモンに引いたりする動きをします。余裕があれば、あくびループのためにステルスロックをまいておくと良いです。
・相手がハチマキで被ダメージが多い場合、テラスタルをして切り返したり、無効にできるタイプのポケモンに引くなどの工夫をしてください。
テラスタルで半減できない炎技はニトロチャージで受けられ、フレアドライブは反動+ゴツゴツメット+砂ダメージで先制技圏内まで削れます。
それらの動きが厳しそうであれば、基本的にカバルドンカバルドンを切りながらゴツゴツメットと砂のダメージを蓄積させ、裏のポケモン圏内に入れることを意識して動くと良いとおもいます。
つるぎのまいが押された場合はあくびで相手を流して、余裕を作ってステルスロックを巻き、あくびループに入れる展開に動かすのが良いです。
スケイルショットは非接触でゴツゴツメットのダメージを蓄積できないので、上記のつるぎのまいと同じように立ち回りのように動きつつ、相手に積み技がなければコライドンコライドンの前でもなまけるでHP管理をする余裕があります。
ちょうはつと積み技を持っている場合はこのポケモンでは対処するのが厳しく、ほかのポケモンで対処できるようにしておく必要があります。
与ダメージ計算
与ダメージ・被ダメージ共にポケモンソルジャー様のダメージ計算を使用させていただきます。(https://sv.pokesol.com/calc)
テラス時は技名の前にタイプを表記します。
性格補正がかかるものは特化と表記します。
じしん
コライドンコライドン H4 (32.4 ~ 38.1%) 乱数3発 : 95.21%
H252 (27.5 ~ 32.4%) 確定4発
ハバタクカミハバタクカミ H4 (76.4 ~ 90.1%) 確定2発
H252 (61.8 ~ 72.9%) 確定2発
HB252 (43.3 ~ 51.9%) 乱数2発 : 9.37%
パオジアンパオジアン H4 (48.8 ~ 57.7%) 乱数2発 : 93.75%
イーユイイーユイ H4 (116.1 ~ 137.5%) 確定1発
被ダメージ計算
コライドンコライドン
炎フレアドライブ A252 (31.2 ~ 37.7%) 乱数3発 : 85.32%
ハチマキ A252 (47.5 ~ 56.3%) 乱数2発 : 82.81%
げきりん A252 (31.2 ~ 37.7%) 乱数3発 : 85.32%
ハチマキ A252 (47.5 ~ 56.3%) 乱数2発 : 82.81%
ハバタクカミハバタクカミ
ムーンフォース C252 (50.7 ~ 60.0%) 確定2発
妖メガネ C252 (101.4 ~ 120.0%) 確定1発
パオジアンパオジアン
つららおとし A252特化 (61.4 ~ 72.6%) 確定2発
ランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)
じしん A4 (23.7 ~ 28.4%) 乱数4発 : 94.2%
A252特化 (30.7 ~ 36.3%) 乱数3発 : 42.08%
バドレックス(こくば)バドレックス(こくば)
アストラルビット C252 (74.5 ~ 88.0%) 確定2発
A+1 C252 (110.7 ~ 131.2%) 確定1発
必要があれば随時追記します。
苦手なポケモン
HBに振り切っている関係上特殊技主体のポケモンが苦手です。
また、挑発持ちのポケモン(コライドンコライドンやランドロス(霊獣)ランドロス(霊獣)など)やサーフゴーサーフゴーにも厳しい展開を強いられます。
コライドンコライドンに対しての後投げだけを意識しているので、相手からの特殊技主体のポケモンや挑発持ちの後投げに対処できるようにしつつ、コライドンコライドンからの挑発がうたれることを意識しておくと良いです。
基本的に挑発持ちのコライドンコライドン以外に長く対面することがないと思います。
相性の良い味方
コライドンコライドンが苦手なポケモンは基本的に後出しが成立するため相性がいいです。
特に相性がいいポケモンはダメージを与えた後に上から殴れるバドレックス(こくば)バドレックス(こくば)やパオジアンパオジアン、ハバタクカミハバタクカミなどです。というか、カバルドンカバルドンで倒し切るのは厳しいので、上から殴れるポケモンを1匹だけでも入れておいてください。
また、挑発に耐性があり、特殊技を受けられるとつげきチョッキを持ったポケモンなどとも相性が良いです。
おわりに
ここまでの育成論はいかがだったでしょうか。
コライドンコライドンは現在最も使用率の高い伝説なのでこのようなメタポケモンを構築に組み込んでみるのもよいと思います。
初投稿なのでポケモンや育成論についての評価やコメントでの意見もぜひお願いします。ここまでご覧いただきありがとうございました。