亀の分際で速いとは生意気な
ならばその速度を上回ってやる、テントウムシ🐞ホタルで
あいさつ
こんにちは。
ふと思いついたので実戦の上投稿させていただきました。対最強カメックス野良レイド専用サポーター、バルビートバルビートです。
見た目以外実に対最強カメックス向けであり、実用性抜群です。その魅力をお伝えできたらと思います。
なお、以降説明するポケモンはレベル100、かつフリッジタウンのすごいとっくん済みであることが大前提になります。
それではご覧ください。
最強カメックスの仕様と野良レイド事情
まず最強カメックスについて
詳細は以下のリンク先の方が見やすいかと思います。
https://wikiwiki.jp/teraraid/%E6%9C%80%E5%BC%B7%E3%81%AE%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9
ステータスは以下の通りと言われています。
レベル100、性格むじゃき
テラスタイプ:はがね
HP:8970 or 10465(おそらく後者)
こうげき:202
ぼうぎょ:236
とくこう:206
とくぼう:221
すばやさ:211
次に各ポケモン「個別に」に使う技構成はこうです
・ラスターカノン
・はどうだん
・ハイドロポンプ
・てっぺき(ぼうぎょ2段階上昇)
厄介なのは『てっぺき』。
こいつのせいで、開幕2ターン目終了時にはぼうぎょ6段階上昇で物理技がまるで通らなくなります。
テラスタイプ『はがね』の字面に釣られた『きあいだめ』非搭載テツノカイナテツノカイナがホイホイと釣られ、トリトドントリトドンの素のだいちのちからに毛が生えた程度のへなちょこはらだいこドレインパンチを放って退場する場面が頻発します。
言い換えれば、サポーターにはこのテツノカイナ程度なら退場させず盤面維持できる性能が必須、可能であれば戦力化する何かが求められることになります。
そして最後に、行動パターン
時間別と体力別の2つがあり、それらを要約するとこうなります。
(時間別)
開幕→からにこもる
開幕その2→テラスタルシールド展開(HP25%分)
残り時間75%→弱体解除(悪い効果を打ち消すアレ)
残り時間60%→強化解除(こちらの積み技特性を消すアレ)
(体力別)
残りHP75%→からをやぶる
残りHP50%→弱体解除&あまごい 、ランダム2回行動開始
注目してもらいたいのは太字箇所。
この絶妙な組み合わせにより、どうあがいてもこうげきとくこうすばやさが2段階上がった超絶カメックスが爆誕します。
これのせいで、先手後手すら逆転されてひかりのかべ等の味方を守る手段が切れた際、上から殴られて盤面が崩れることは容易に予想できるかと思います。しかもはがねタイプのため『クリアスモッグ』すら通用しません。せめてとくこうだけでも何とか対策したい。
こんな状況をあっさり打開できるのがこのテントウムシホタルで、役割はこうなります。
コンセプトと役割
特性「いたずらごころ」により必要な変化技を先制で繰り出して安全保障する、生存特化型サポーター
カメックスの技をすべて等倍以下で安全に受け止めつつ役割を遂行できます。
持ち物
鉄板:おんみつマント
『なげつける』選択時:サンのみ
おんみつマントは、テラレイド3種の神器です。
これにより、ラスターカノンによるとくぼう低下事故を防ぎます。
『サンのみ』は、自身のHPが1/4以下になったときに急所ランクが2段階上昇する(約50%の確率で急所に当たる)アイテムです。
入手条件があまりに面倒すぎるため選択技止まりにしていますが、前述の野良レイド事情を鑑みればこれは是非ともオススメです。
特性
いたずらごころ(変化技を先制)
テラレイド産バルビートなら最初からこれになっているかと思います。
いたずらごころにしない場合、ほぼ全ての面で輝石ゴーストに劣ります。
おだやかな努力値と調整
性格:おだやか
きそポイント:HP&とくぼうに252ずつとくこうに4
その実数値:334-163↓-186-131-295↑-206
耐久指数にして98350とやや低いですが、全く問題ありません。
技構成
上3つは必須、下一つは選択技です。
・ひかりのかべ
・むしのていこう
・にほんばれ
・でんじはorどろかけorなげつける
『ひかりのかべ』は、このバルビートのアイデンティティです。からをやぶる後にひかりのかべが切れた後、安全に先手で継ぎ足すことが出来るのはこのバルビートの強みです。
『むしのていこう』は、追加効果で相手のとくこうを下げる攻撃技で、レイドボスのバリア展開中に重要な役割を果たします。からをやぶる後の火力にバルビートが耐えられても、味方のアタッカーがバタバタ倒れられては全く意味がありません。それを防ぐためにも重要です(※)
にほんばれは『ハイドロポンプ』威力半減だけでなく、シャワーズシャワーズやボルケニオンボルケニオンが使用する『ウェザーボール』の威力を2倍にし、じめんほのおタイプに変更するためにも必須です。
そして『なげつける』は、ホイホイ釣られた物理アタッカーに向かって『サンのみ』をぶつけるためのものです。
サンのみを投げつけられたポケモンは、50%の確率で攻撃が急所に当たります。急所は、『てっぺき』などで上がったぼうぎょとくぼうランクを無視します。
言い換えると、はらだいこして尚素のトリトドン程度しか交換できないJONOKUCHIテツノカイナが、1/2の確率で鉄壁を無視して4桁ダメージをぶっ放すナイスYOKOZUNAに生まれ変わります。間違えてもカメックスに投げないように。
『でんじは』はお手軽です。
相手の素早さを半減し、しかも3割の確率で動けなくします。バリアが★7にしては薄く、その後の展開も考える必要があるので実用性は高いです。
(※)
「そうだ!チマチマむしのていこうなんてしないで、『くろいきり』でリセットしちゃおう!」
ありえませんな。
くろいきりを打たざるを得ない盤面とは、負け確定のパーティ選出です。
ご存知の方も多いかと思われますが、対最強カメックスの野良レイドアタッカーには、マジカルフレイムつるぎのまいせいなるつるぎ搭載のエルレイドエルレイドやにほんばれウェザーボールめいそうを搭載すたシャワーズシャワーズ、そしてはらだいこにくわえ『きあいだめ』も搭載したテツノカイナテツノカイナ、そして稀にではありますが、カキツバタ氏謹製のエビワラーエビワラー等が挙げられます。
エビワラー育成論... 育成論SV/3625
これらのポケモンは全員、火力を上げるための俗に言う『積み技』を搭載しています。『くろいきり』は、これらの積み技諸共リセットし、盤面崩壊と時間切れを引き起こします。
火力だけならひかりのかべ単体で事実上相殺可能ですし、その状態ですら盤面がやすやす崩壊するならそもそも序盤の時点で負け濃厚の状況になっているはずです。もしそうでない顔触れだったと言い張るのなら、それは単純にあなたの選出が間違っています。
たらればは有り得ませんが、くろいきりを打ってもギリギリ許される盤面とは、自分以外全員『ほたるび』と『テラバースト』を搭載したマナフィ3体が並んだときだけです。
テラスタル
むしのままでいいです
立ち回り
壁→むしのていこう→にほんばれ→むしのていこう連打
選択技は、バリア破壊後とか優秀なアタッカーを見定めた後とかになります。
与ダメージ計算
ほたるび2回でランク最高、かつとくこう252振り、もちろん性格をひかえめにした場合の『むしのていこう』テラス『むし』の壮大なる破壊力をご覧いただきましょう。
最強の『むしのていこう』...165〜195
素直に耐久全振りしましょう。
誰かがほたるびをじこあんじでコピーしてくれるなんて幻想も捨てましょう。
被ダメージ計算
カメックスの3種の技を素で受けた際のダメージ量はこうなります。
ラスターカノン...60〜72(確定6発、5発27.6%)
ハイドロポンプ...84〜99(確定4発)
はどうだん...20〜24(確定17発)
『いたずらごころ』によりすべての変化技は先出しできるため、これらのダメージは事実上半減、『からをやぶる』後すらも上記ダメージと事実上同じです。
苦手なポケモン
サポーターばっかり並ぶとキツいです...
さいごに〜良い情報源の見極め方〜
テラレイド用ポケモンはな...まず完コピ丸パクリが基本なんじゃ
そしてテラレイド愛好者の大半はその丸パクリを大歓迎するばかりか、そこから改善案が出ようものなら両手を挙げて喜ぶ変人揃いじゃ
唯一嫌うのが、実戦ですら出さない上に数値や構成だけ弄った『劣化コピー』じゃ
前述したカキツバタ氏謹製のエビワラーが典型例ですが、ソロ野良レイドで『劣化コピー』のエビワラーがyoutube等の媒体で大量発生しています。元はこうです。
『ドレインパンチ』を抜いて火力を追い求める構成やS振りを怠っただけの構成ならまだマシで、メトロノームインファイトきあいだめ抜きなんて勝つ気0の例までありました。
そもそも何故この劣化コピーが起きるかと言えば、要因の一つに『対戦要素』があるかと思います。
ポケモン対戦勢は自身の勝ちに繋げるためにその情報を隠したり、出すにしても他のプレイヤーが有利にならないよう、部分的に隠したりシーズンが終わってからにします。それはPvP(対人戦)という性質上致し方ないものがあります。
下手に人様から拝借した情報をそのまま利用すまいと変に忖度した結果、情報元が最も望まぬ結果を産み出すオチになるという悲劇が発生します。
一方テラレイド愛好家はその全く逆で、自身の勝ちに繋げるためにそれらの情報を惜しみなく曝け出します。未完成のまま出すにしてもそれが叩き台になり、他のプレイヤーが有利になる事を至上の喜びとしています。
これはPvE(対CPUエネミー戦)という性質上隠す必要がないどころか、メリットしかないからです。だから叩き台でもガンガン曝け出して改善を積み重ねていきますし、「これで必ず勝てる!」なんて評判(≠動画サムネイルの自称)だったポケモンが数日後には時代遅れなんてこともザラです。
つまり、テラレイドにおける良い情報源の見分け方はざっとこうです
・最強レイドに関して言えば、それが解禁された後に出され、しかも新しい物であること(予想系は期待値ゼロです。信用する方が間違い)
・特に動画であれば、解禁後数時間以内に投稿されたものは総じて期待しない方が良いこと(動画編集と実践の繰り返しと改善点を見出すための所要時間は半日そこらでは済まないです)
・その育成論や動画を見た後、必ずコメント欄を見ること(不出来なモノなら絶対にテラレイド勢がツッコミを入れます。そしてそれに対する答えがないものは...)
・何より、そのポケモンの使われ方が他所で紹介されているものでないか複数見て確かめること
・それと出来れば野良用、ソロ用をごっちゃにしないこと
幸いにも日本国内であれば、レイド愛好家の集まる場所や、その人たちが運営する攻略wikiもあったりします。
wiki... https://wikiwiki.jp/teraraid/
対戦勢からは不評な面もあったりしますが(確かにDLC解禁前のテラスピースの渋さはひどいモンがありました)、筆者はそんなテラレイドが、特に予測不能を楽しめる野良レイドがポケモンの要素の中で一、二を争うくらい好きです。
第10世代でも欲しいです、このレイドバトルのシステムが。
ではでは。