はじめに
バチュルには、「雨起動」「対面操作」「AT運用」など様々な型が存在しますが、本育成論では環境上位の特殊ATに視点を向けたピンポイント構築になります
指定がない限り、相手のポケモンは、Lv50,理想個体,持ち物なし,努力値なしとします
「終わりに」にて略称や非公式用語について書いていますので、分からない単語があった場合はそちらをご覧下さい
メインコンセプト
- バチュルを使いたい
- ほとんどの攻撃を1発耐え、「でんじは」を使用することで素早さ関係を逆転し、「ひかりのかべ」「あまごい」などをすることで起点作成を行う
- 持ち物「きあいのタスキ」を他のポケモンに温存することができ、麻痺と壁で相手を起点にする
- 4倍弱点のポケモンや、特殊耐久の低い2倍弱点のポケモンに大ダメージを与える
裏コンセプト
テツノツツミを粉砕し、ガチグマ(アカツキ)に抵抗する
- ちょっと耐久に振ってるだけのテツノツツミは『かみなり』1撃で落ちる
- 「みがわり」連打で「かみなり」外しを期待しても「ギガドレイン」で「みがわり」を壊せるため、相手が「みがわり」連打することが分かった場合、3回目の「みがわり」に合わせて「ギガドレイン」に切り替えることで外すケアができる。もし「みがわり」でなく『ハイドロポンプ』だったてしても、ほぼ確定で耐えて下からの「ギガドレイン」で体力が半分減っているテツノツツミを一撃で落とす。
- バチュルがガチグマ(アカツキ)に抵抗できる要素
- 「でんじは」なしで上から行動できる
- 「ひかりのかべ」をすることで、「ギガドレイン」の試行回数を増やす
- 非チョッキ型なら、「ギガドレイン」で体力の1/5程度を回復できる。
- 「しんくうは」を半減できる
持ち物
『しんかのきせき』…進化前のポケモンの防御と特防を1.5倍にする。
デンチュラよりも耐久が高くなり、他のポケモンに「きあいのタスキ」を持たせることができる
完全アタッカー運用する際や完全サポート役として運用する場合もこの持ち物でほぼ決まり
特性
『ふくがん』…自身の命中率を1.3倍にする。
「でんじは」の命中率が100%であることに意味があるため、この型ではこれで確定です。
性格と努力値の調整
おくびょう
本育成論の型ではS調整するため、種族値が最も高いSを性格補正×1.1することで、他に努力値を多く割り振ることができます。
HD
こだわりメガネ持ちのC特化ハバタクカミハバタクカミのムーンフォースやC特化ガチグマ(アカツキ)暁のガチグマのブラッドムーンをなんとか耐えるライン
S
麻痺状態の最速ハバタクカミパオジアンのS実数値を1上回るように調整しています。
C
Bに努力値を振らなくても相手にテラスタルを使われなければ基本1発耐えるので、余った努力値はCに割り振っています。
他調整案
CSに努力値を振らなくて良い場合は、性格「ずぶとい」でBに努力値をふることで、ハチマキ逆鱗なんかを耐たりもできます。
有効な技一覧
- 変化技
- 特殊攻撃技
- 物理攻撃技
- 対面操作の攻撃技
テラスタル
月光残飯あくびガチグマ(アカツキ)に対抗できる。
立ち回り例
1 非ブエナハバタクカミとの邂逅
相手:ハバタクカミムーンフォース
自分:バチュルでんじは
↓
自分:バチュルひかりのかべ
↓
自分:シャンデラめいそう
2 ガチグマ(アカツキ)との邂逅
自分:バチュルひかりのかべ
相手:ガチグマ(アカツキ)ブラッドムーン
↓
自分:バチュルギガドレイン
相手:ガチグマ(アカツキ)だいちのちから
↓
自分:バチュルギガドレイン
相手:ガチグマ(アカツキ)つきのひかり
↓
自分:バチュルギガドレイン
相手:ガチグマ(アカツキ)あくび
3 テツノツツミとの邂逅
相手:テツノツツミみがわり
自分:バチュルかみなり
↓
相手:テツノツツミみがわり
自分:バチュルかみなり
↓
相手:テツノツツミみがわり
自分:バチュルギガドレイン
↓
相手:テツノツツミハイドロポンプ
与ダメージ計算
かみなり | サーフゴー(等倍) | 31.5〜37.7% 乱数3発(88.42%) |
ウーラオス(れんげき)(水)(2倍) | 80〜96% 確定2発 | |
テツノツツミH68(2倍) | 確定1発 | |
テツノツツミ(等倍) タイプ変更 | 53.5〜64.2% 確定2発 | |
エナジーボール | ラグラージH252 D92(4倍) | 50.3〜60% 確定2発 |
ガチグマ(アカツキ)H252(2倍) とつげきチョッキ | 22.7〜27.3% 乱数4発(46.42%) | |
テツノツツミH196(2倍) | 50〜59% 確定2発 | |
テツノツツミ(等倍) タイプ変更 | 25〜29.5% 確定4発 | |
ギガドレイン | テツノツツミ(2倍) | 50.4〜59.6% 確定2発 |
テツノツツミH4(等倍) タイプ変更 | 25〜29.5% 確定4発 | |
むしのさざめき | パオジアン(2倍) | 69.7〜82.6% 確定2発 |
チオンジェンH252 D4(4倍) | 62.5〜75% 確定2発 | |
テツノツツミ(等倍) | 44.3〜52.7% 乱数2発 |
被ダメージ計算
カイリュー A特化 | じしん+しんそく | 129〜153 83.3〜98.8% |
しんそく テラスタル こだわりハチマキ | 127〜151 82〜97.5% 確定2発 | |
ウーラオス(れんげき) A252 | すいりゅうれんだいじっぱり パンチグローブ | 135〜162 87.1〜104.6% 乱数1発(4.61%) |
ガチグマ(アカツキ) C特化 | ブラッドムーン | 132〜156 85.2〜100.7% 乱数1発(6.25%) |
だいちのちから | 85〜102 54.9〜65.9% 確定2発 | |
しんくうは | 13〜15 8.4〜9.7% 乱数11発(23.43%) | |
ハバタクカミ C特化 メガネ | ムーンフォース | 135〜159 87.1〜102.6% 乱数1発(12.5%) |
マジカルフレイム | 142〜168 91.7〜108.4% 乱数1発(50%) | |
テツノツツミ C252 | ハイドロポンプおくびょう こだわりメガネ | 133〜157 85.9〜101.3% 乱数1発(6.25%) |
ハイドロポンプひかえめ テラスタル | 130〜154 83.9〜99.4% 確定2発 | |
バドレックス(こくば) C特化 | アストラルビット | 132〜156 85.2〜100.7% 乱数1発(6.25%) |
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苦手なポケモン
同一パーティにいれるべきポケモン
まとめ
- 特殊耐久の低い等倍以上or2倍以上のポケモン、あるいはバチュルより遅くでんじはひかりのかべが効く相手には基本有利をとれる
- 高火力抜群技にはめっぽう弱い
- でんじはをSを下げても先制技があると仕事ができない
- 不意のみがわりで負ける
- 以上の点により出し負けしやすい上に後出しが難しい
終わりに
- 略称や非公式用語について
H…HP
A…攻撃
B…防御
C…特攻
D…特防
S…素早さ
確定/乱数○発
確定○発…その技を○発打てば確定でそのポケモンを倒せるということ。
乱数○発…その技を○発打つと、確率でそのポケモンを倒せるということ。
先発
バトルの1番最初のターンに場に出すこと。
実数値
レベルや努力値、種族値、個体値を計算してステータスに反映されている数字のこと。
ぶっぱ
努力値を最大まで割り当てた場合、そのステータスのことをぶっぱと、この育成論では呼びます。例えば、S252の場合、Sぶっぱと省略します。
特化
努力値を最大まで割り当て、そのステータスの数値を性格補正で上昇させた場合、そのステータスを特化と、この育成論では呼びます。例えば、A252で性格がいじっぱり(A↑ C↓)の場合、A特化と省略します。
最速/準速
最速とはS特化のこと、準速とはSぶっぱのことです。例えば、「最速テツノツツミテツノツツミ」と言えばS252↑のことです。
対バドレックス(こくば)意識の調整について
禁伝1体環境に伴い、包暁メタでは活躍できない試合が増える。
よって、唯一抗うことのできるバドレックス(こくば)用の型をここに書き記す。
ふくがん | しんかのきせき | ||||
いじっぱり | H116 | A252 | D140 | ||
H31 | A31 | B31 | Cn | D31 | S31 |
技構成 | |||||
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とびかかる | ボルトチェンジ | ||||
でんじは | ふいうち | ||||
与ダメージ計算 | |||||
バドレックス(こくば) | ふいうち | 確定2発 66.3〜80% | |||
とびかかる | 乱数3発:1.7% 29.2〜34.3% | ||||
とびかかる +ふいうち | 瀕死律:84.76% 95.5〜114.3% | ||||
ふいうち テラスタル | 瀕死率:93.75% 98.3〜118.9% | ||||
被ダメージ計算 | |||||
バドレックス(こくば) C特化 | アストラルビット | 乱数1発:25% 87.9〜103.6% | |||
立ち回り例 | |||||
お互いフラット状態のバドレックス(こくば)vsバチュルの場合 こちらは飛びかかる+不意打ちで対応。 4割以上削れたバドレックス(こくば)に対して後出しする場合 ダメ計で耐久の振り具合確認し、不意打ち。 フラット状態のバドレックス(こくば)に対して後出しする場合 耐久無振りを祈ってテラス不意打ち。 バドレックス(こくば)以外の対面 起点にされたくない場合はボルチェンor電磁波 | |||||
備考 | |||||
ハチマキ不意打ちでワンパンできるが、 後出しが不可能な点、身代わりで詰む点、 他のポケモンになす術がない点を踏まえて、 キセキ型とした。 バチュルだけでバドレックス(こくば)に対抗するための とびかかる+ふいうちは確定。 そして、起点にされないための技として でんじはとボルトチェンジを採用した。 この2つは、最も汎用的に動ける。 その他技を採用したい場合は、上記技一覧で。 テラスタルについては、 後出しやみがわり等も考慮して一択 | |||||
注意点 | |||||
ステロを撒かれていると後出しは不可能で、 攻撃を1発耐えることもできない。 そのような場合は、 死に出しテラス不意打ちに限定される。 |