こんにちは。今回で初めての育成論投稿となります。
かなり稚拙な点があるかと思います。些細な意見でも気軽にコメントしていただけますと大変ありがたいです。
育成論を書くに至った経緯ですが、環境に多く頭を悩ませる偽ムーミンカイリューカイリューに対し、好きなポケモンであるアマージョアマージョで対応することができるのではないかと考え、筆をとることにしました。
HBで受け切るような物理受けではなくAダウンと回復でじわじわと覆す型です。
- HABCDSなどの非公式用語を使用します。略称もなるべく控えますがご了承ください。
- ダメージ計算についてはポケソル様(https://sv.pokesol.com/calc)を使用させていただいております。
コンセプトと役割
特性じょおうのいげんによって先制技を封じつつ、トロピカルキックによるAダウンと、元からある程度持っている耐久を活かして物理アタッカーを潰します。
物理アタッカーとしての採用がよくみられるポケモンですが、命中安定の物理技が少ない点や、S種族値72と鈍足であるゆえに、特化したアタッカー枠での採用は難しいと考えました。
また、こうそくスピンによってステルスロックやどくびしを無効化しつつ、S上昇を狙えるため、後続のタスキ持ちへ繋ぐことも役割として可能です。
キノコキノガッサモロバレルに強く出れる草タイプであることもなかなか優秀だと思います。
今回の仮想敵・役割対象
カイリューカイリュー
ほぼ全員が使用していると言っても過言ではありませんので、ピンポイントで対策する価値はあるかと思います。
他にもマリルリウォッシュロトムヘイラッシャキョジオーンなどにも強気に出せますが、大体は物理相手、特に先制アタッカーへの圧力を役割とします。
他のポケモンとの差別化
愛ゆえの採用なため割愛させていただきます。可愛いは正義。
完全上位互換が挙げられてしまった場合はどうにか捻り出したいと思います。
特性
コンセプトの関係上じょおうのいげんで確定です。
カイリューハッサムセグレイブキノガッサなどをはじめ、オーロンゲの先制変化技も封じることができます。
意外と知らずに先制技を打ってくるトレーナーも多いです。こだわってる相手への無償降臨も可能になります。
他二つ(リーフガード、夢特性のスイートベール)も優秀ですが、アマージョ自信が草タイプであるため状態異常のケアはあまり優先しないで良いかと思います。
持ち物
火力を補うためにじゃくてんほけんを採用しています。
弱点が多いため、耐久で持ち堪えつつAを上げ、岩テラバースト(後述)などで反撃に転じます。
アンコールが怖いようであればメンタルハーブなども視野ですが、あまり見かけなくなってきたため必要な場面は少なかった印象です。
またこちらも後述しますが水テラスを視野に入れるのであればたべのこしの採用
やけどが痛いためラムの実なども視野に入ります。
私が使ってみた感じだとじゃくてんほけんが一番安定していると思います。
性格・努力値と調整
- 性格
物理受けとしての性能を高めるためにわんぱく(B↑C↓)を採用しています。
Aを上げるのも良いですが、弱点が多いため耐久に振るのが無難かと思われます。
- 努力値
努力値に関しては未だ試行錯誤中です、アドバイスお待ちしております。
H244:こうごうせいによる回復量が最大になる調整です。
S44:S1上昇で最速カイリューカイリューを抜けるピンポイントな数値です。セグレイブセグレイブなどを視野に入れるなら、Bを削ってS76まで振ってください(こちらもS1上昇が前提での話です。)
B220:あまりです。B196まで振ることでA極振りカイリューカイリューのげきりんを、トロピカルキック含めて回復圏内まで抑え込むが可能です。
残念ながらA極振りカイリューカイリューの飛行テラバーストは乱数1発(18.75%)なため、次のターンまくれる準備が整っていなければテラスタルが無難です。テラスタルの判断基準は立ち回り例の方で後述します。
Bを最低限振った残りをAに20振るのも良いですが、各定数の変動はないためBで良いでしょう。
技構成
- 確定枠
トロピカルキック
命中100威力70の一致技です。100%で相手のAダウンを見込めるため、コンセプト上採用としました。パワーウィップは当たらないので不採用です。
テラバースト
命中安定。岩テラスを切ることで草タイプを狩りにきたほのお、ひこうに対してお見舞いしてやりましょう。
H極振りのカイリューカイリューのマルチスケイルをこうそくスピンで剥がし、じゃくてんほけんのA2段階上昇することで、次のターンでムーミン谷に帰ってもらいましょう。
こうごうせい
受けがコンセプトなため回復枠として採用。
パラドックス解禁により晴れが増えることが予想されるため、今後かなり活躍の場が多いかと思われます。
カバカバルドンやバンギバンギラスなどのすなあらしで回復量が落ちる点に注意してください。
- 確定枠(選択制)
こうそくスピン or くさわけ
ステロを撒いてくる先発が多いため、後続にタスキを採用したい場合はこうそくスピンがおすすめです。
しかし環境に多いゴーストに無効化されてしまうため、新規習得したくさわけの方が安定します。パーティーと相談して選んでください。
- 自由枠
上記の技を削ってカスタマイズする際の候補です。
あまりあてにせず他の方の育成論を参考に組んでください。
とびひざげり
威力130と破格なうえ、格闘は刺さる相手が多く優秀です。格闘テラスと合わせればデメリットを含めてもかなり優秀な技です。
とんぼ返り
タスキを潰しつつ不利対面から逃げるための拓です。基本的には後続で打つことが多いです
みがわり
害悪も目指せます。Sが低いので、Hを管理できるかが不安要素です。先制技でこだわっている相手の交換読みなどがチャンスです。
はねる
可愛さで相手の精神を崩壊させ、降参を誘います。
テラスタル
岩テラスがかなり攻撃的ですが刺さりやすいです。
カイリューカイリューを仮想敵としているのもありますが、くさ単タイプを狙いにきた弱点をカバーすることができるため、受けとしても優秀です。
また、水テラスをすることで受けとしての完成度を高めることもできます。弱点が少ないので大変優秀ですよね、水タイプ。たべのこし、みがわりとあわせて害悪型としてかなり活躍しました。こちらもあわせてご検討ください。
立ち回り例
基本的には
- S1段階上昇で抜ける相手、最速カイリュー最速エルレイド准速サーフゴーなどを相手には耐えつつS上昇を積む
- じゃくてんほけんを発動し、テラバーストなどで上から反撃
- Sが抜けない相手にはトロピカルキックでAダウンさせ、安全を確保しつつ回復or打ち分け
この流れを想定しています。
HBで受け切るような物理受けではなくAダウンと回復でじわじわと覆す型となります。
無振りですが、優秀なAが光ります。
- 先制技・キノコのほうし読みのあと投げ
こちらもかなり登場シーンが多いです。ハッサムハッサムやキノガッサキノガッサウィンディ{ウィンディ}などがバレバレな時に無償降臨し、じゃくてんほけんで無双しましょう。
- 対戦でじゃくてんほけん発動前にテラスタルをきるタイミングについて
例)トドロクツキトドロクツキなどの受けきれない&抜かせない物理アタッカー
- 即岩テラス。かなりの確率でアクロバットを打たれるため、半減で受けてトロピカルキックでAダウン。次に飛んで来る抜群技を受け圏内まで抑えます。
- アイアンヘッドなどでじゃくてんほけん発動も狙えます。相手不利対面でも居座り読みでテラバーストがかなり入ります。ひるみは許しません。
岩テラス読みでくさタイプ相手に半減を打ってくるほど、アマージョは環境にいないので、受けに不安があれば迷わずテラス切っていいかと思います。※物理対面に限ります。
長くなりましたが、まとめると
- 次のターン確定で殺れるならS積み
- Aダウンで確定2発耐えるならばトロピカルキック
- 上記に持ち込めなければテラスタル
といった判断をしていく流れになります。
与ダメージ計算
アマージョアマージョを前にして出してくるであろう物理アタッカーを仮想敵として設定しています。
しかし、完全なるカイリューメタな育成論であるため、仮想敵の設定が不十分かもしれません。コメントにてご意見お待ちしております。
じゃくてんほけんによるA上昇無し
- H252カイリュー:岩テラバースト
55 ~ 66 (27.8 ~ 33.4%) 乱数3発 : 0.02% ※マルスケ込み
110 ~ 132 (55.6 ~ 66.7%) 確定2発 ※マルスケ無し
- H252セグレイブ:岩テラバースト
116 ~ 138 (52.3 ~ 62.2%) 確定2発
- 無振りトドロクツキ飛行テラス:岩テラバースト
140 ~ 168 (77.8 ~ 93.4%) 確定2発
- 無振りソウブレイズ:岩テラバースト
128 ~ 152 (85.4 ~ 101.4%) 乱数1発 : 12.5%
- 無振りハッサム:岩テラバースト
54 ~ 64 (37.3 ~ 44.2%) 確定3発
- HB特化キョジオーン:トロピカルキック
56 ~ 68 (27.0 ~ 32.9%) 確定4発 B無振りで確3
- H252マリルリ:トロピカルキック
114 ~ 134 (55.1 ~ 64.8%) 確定2発
- HB特化ヘイラッシャ:トロピカルキック
62 ~ 74 (24.2 ~ 28.8%) 乱数4発 : 97.23%
じゃくてんほけん発動時
- H252カイリュー:岩テラバースト
109 ~ 130 (55.1 ~ 65.7%) 確定2発 ※マルスケ込み
218 ~ 260 (110.2 ~ 131.4%) 確定1発 ※マルスケ無し
- H252セグレイブ:岩テラバースト
228 ~ 270 (102.8 ~ 121.7%) 確定1発
- 無振りハッサム:岩テラバースト
106 ~ 126 (73.2 ~ 86.9%) 確定2発
- HB特化ガブリアス:トロピカルキック
76 ~ 90 (35.4 ~ 41.9%) 確定3発
- 無振りガブリアス:トロピカルキック
96 ~ 114 (52.5 ~ 62.3%) 確定2発
- HB特化キョジオーン:トロピカルキック
122 ~ 146 (59.0 ~ 70.6%) 確定2発
被ダメージ計算
基本的に特化を想定しています。ハチマキは大体しんそくなので考慮しません(というか受かりません)。お祈りしましょう。
- カイリュー編
テラスタル前
- A特化カイリュー:げきりん
87 ~ 103 (48.9 ~ 57.9%) 乱数2発 : 96.87%
58 ~ 69 (32.5 ~ 38.8%) 乱数3発 : 98.33% (A1段階ダウン)
※H実数値178なため、前者を受けつつAダウンさせることでH6残して確2で受かります。
- A特化カイリュー:ほのおのパンチ
74 ~ 88 (41.6 ~ 49.5%) 確定3発
- A特化カイリュー:飛行テラバースト
156 ~ 184 (87.7 ~ 103.4%) 乱数1発 : 18.75%
岩テラス時
- A特化カイリュー:じしん
98 ~ 116 (55.1 ~ 65.2%) 確定2発
66 ~ 78 (37.1 ~ 43.9%) 確定3発 (A1段階ダウン)
つまりAダウン前にテラス読まれたら乱数で落ちます。かなりありえない話ですが。
- A特化カイリュー:飛行テラバースト
39 ~ 46 (22.0 ~ 25.9%) 乱数4発 : 1.97%
- カイリュー以外
こちらも仮想敵の想定が甘いので、コメントにてご意見お待ちしております。
岩テラスを切る可能性が高い相手は、岩テラス時の耐久も書かせていただきます。
- A特化セグレイブ:きょけんとつげき
93 ~ 109 (52.3 ~ 61.3%) 確定2発
61 ~ 73 (34.3 ~ 41.1%) 確定3発 (A1段階ダウン)
低乱数でAダウン前後あわせて落ちます。お祈りは欠かせません。
- A特化セグレイブ:つららおとし
132 ~ 156 (74.2 ~ 87.7%) 確定2発
- A特化セグレイブ:つららばり4回
152 ~ 192 (85.4 ~ 107.9%) 乱数1発 : 7.01%
岩テラスタル時
- A特化セグレイブ:つららおとし
66 ~ 78 (37.1 ~ 43.9%) 確定3発
- A特化セグレイブ:つららばり5回
95 ~ 120 (53.4 ~ 67.5%) 確定2発
- A特化{ドラパルド}:ドラゴンアロー
66 ~ 80 (37.1 ~ 45.0%) 確定3発
48 ~ 56 (27.0 ~ 31.5%) 確定4発 (A1段階ダウン)
- 無振りへイラッシャヘイラッシャ:ウェーブタックル
25 ~ 30 (14.0 ~ 16.9%) 乱数6発 : 0.07%
- A特化ソウブレイズ:むねんのつるぎ
126 ~ 150 (70.8 ~ 84.3%) 確定2発
- A特化ハッサム:どろぼう※テクニシャン
43 ~ 51 (24.2 ~ 28.7%) 乱数4発 : 96.92%
- A特化トドロクツキ:アクロバット※こだいかっせいA上昇
142 ~ 168 (79.8 ~ 94.4%) 確定2発
212 ~ 252 (119.2 ~ 141.6%) 確定1発 飛行テラス
- A特化トドロクツキ:飛行テラバースト※こだいかっせいA上昇
156 ~ 186 (87.7 ~ 104.5%) 乱数1発 : 25%
岩テラス時
- A特化トドロクツキ:アクロバット※こだいかっせいA上昇
53 ~ 63 (29.8 ~ 35.4%) 乱数3発 : 18.43%
- A特化トドロクツキ:飛行テラバースト※こだいかっせいA上昇
39 ~ 46 (22.0 ~ 25.9%) 乱数4発 : 2.86%
苦手なポケモン
特殊アタッカーは今回の役割対象外です。
ウルガモスサザンドラや流行りのハバタクカミなんかのほのお特殊をはじめ、ひこう特殊も意外といます。
無振りでもH72 D98ありますので等倍程度なら余裕を持って耐えますが、タイプを考えると他に任せるのが無難です。
モロバレルモロバレルなんかも、ほうしに強く出れますが、ヘドロばくだんなどが痛いので強気に出れるほどじゃありません。テラス切れば受かりますが、その後倒せるわけでもないので大人しく引き下がりましょう。
また、こうそくスピン採用の場合ゴーストタイプ透かしますし、
早い上につるぎのまいを積んでくるミミッキュや、耐久の硬いコノヨザルなども役割としては重いです。
こだわりはちまきや積みポケモンといった完全に物理ぶっぱにはターンの有利がない限り、物理受けとしてはあまりに中途半端な性能です。
水テラスを採用することで、攻撃力は減りますが耐久としての汎用性は高まります。
しつこいかもしれませんが、あのムーミンカイリューに、愛するアマージョアマージョで吠え面欠かせたいだけなのです。
相性の良い味方・構築例
ゴーストタイプを入れないことがしんそくを誘います。
具体的なパーティー構築は、私が使うものはマイナーすぎるため控えさせていただきます。
最後に
見にくかったかと思いますが、ご覧いただきありがとうございました。
些細なことでもコメントの方にてアドバイス、ご指摘の方お待ちしております。
ムーミンはフィンランドに帰ってくれ!