ご挨拶
初投稿となります。
不慣れなため、何か粗相があればコメント欄での指摘をお願いします。
カプ・レヒレについて
種族値が一見スイクンと似ているように見える水タイプ。
しかし、レヒレとスイクンは似て非なるポケモンなのだ。
バンクの実装も見越し、レヒレとスイクンの差別化をハッキリさせておく必要がある。
レヒレ>>スイクン
- 龍無効
→スイクンのようにガブやカイリューの鉢巻逆鱗で押し切られて負けない。
PT構築、見せ合いの段階で逆鱗の一貫性を切れている。
- ミストフィールドの恩恵で5ターン状態異常にならない
→毒を撒かれて死なない。
- 挑発を覚える
→起点にならない、フィールドが切れたあとも状態異常技を撒かれない
- 即時に相手のHPを半分削る技を持つ
→自然の怒り。火力が無いのを誤魔化しつつ負担をかけられる。
外しはカス。
- ムンフォがある、しかもタイプ一致で撃てる
→挑発があることも相まってメガギャラドスに熱湯で焼かなくても勝てる。
レヒレ<<スイクン
- HPがすくない
→スイクンと比べHP種族値が30も低く、数値受けするには弱い。
- 熱湯で焼けない
→まさに自縄自縛。フィールドのせいで飛んでいるポケモン以外を焼くことができないため、物理受けのハードルが上がる。
- 回復技が無い
→受けとして致命的。スイクンには『ねむる』があるが、この子は覚えません。
- プレッシャーが無い
→これ、大したことないようでデカい差です。
スイクンのようにPPを枯らすことで無理やり封殺するような泥臭い勝ち方が出来ない
。
- ミラーコートの有無
→スイクンにはミラコがあります。環境に常に一定数ミラコ持ちの個体が居ることにより攻撃側は常に警戒しなければならず、相手の深読みを誘って隙を産み出すプレイングも可能となる技。使えば強いのは勿論のこと、持っていなくても心理戦に持ち込める強い技です。(※YAMADA様、コメントありがとうございました)
- 吠えるの有無
→スイクンには挑発が無い代わりに吠えるという起点回避技があります。起点にされやすいのは低火力ポケモンの宿命ですので、起点回避が出来るのは1つ強みになる。
挑発と吠えるにはそれぞれに長所があるため、『挑発と吠えるどちらが優秀か』といった観点からレヒレとスイクンの差別化を行おうとするのはこの場では差し控える。(※後から思いついたため、追記しました)
いかがですか?
纏めると、カプ・レヒレをスイクンのように『受け』として運用するのは不可能だという事です。
よってレヒレに図太いHB特化@ゴツメ、のような振り方をして運用するのはレヒレを活かしきれていないと感じます。
努力値
臆病H252、C28、S228
足りないHPを補うため全振り。
BDが高くHPが低め、という種族値のポケモンはHPに出来る限り振ってあげることで耐久がグッと改善されます。
16n-1にしたい方は236振りで実数値175。
Sは(メガ)ギャラドス抜き。
余りは28だが、Cに振ることでH4振りメガギャラドスへムンフォで確定2発が取れるようになることと、メガボーマンダを捨て身反動+ムンフォで落とせる確率がほんの少し上がるためCに振った。(マンダに勝てるとは言ってない)
技構成
ムンフォ/自然の怒り/Z黒い霧/挑発
- ムンフォ:一番の仮想敵であるメガギャラドスへの遂行技であり、龍への打点にもなる
- 自然の怒り:怒りの前歯と同じ効果の技だが、怒りの前歯との差別化としてはゴツメを受けない点と無効タイプが無い点。
羽休めのような即時回復技が無いこの子にはスリップダメージは痛い。自然の怒りがゴツメに触らない非接触技でよかった。
前歯と違い、フェアリー技なので安定して撃てる。 交代読みギルガルドに当てられる。
- Z黒い霧:Z技の効果はHP全回復。
メガギャラドスの1舞い地震or地震2回を耐えてから撃てることでメガギャラドスへの後出しが安定する。
また、Z使用後も黒い霧の存在があることで相手の積み技を抑制し、レヒレが突破された後にこちらの後続で制しやすくする。ちなみに身代わりは貫通しないため勘違い注意。
身代わり貫通します!!ポケ徹の「くろいきり」の技詳細ページが間違っているようなのでご注意ください
- 挑発:一見黒い霧との併用は無駄が多いように見えるが、こちらが貼ったフィールドのおかげで毒を撒かれないことを逆手に取って出てくるポリゴン2やその他耐久ポケ、宿守タイプのテッカグヤに挑発してから引くことで安全に交代しやすく、場合によっては自分の後続の起点を作ることができる。
上記の4つの技以外にも候補となった技を紹介しておく。
- 波乗り:水技。環境に炎タイプや、ガブリアス以外の地面タイプがあまり居ないことから切るに至った。
ムンフォが通りにくい鋼タイプは環境には主にギルガルドとジバコイルが居るが、これらには波乗りよりも自然の怒りの方が入る。
どうしても入れたいなら挑発の枠に。
- 塩水:先発でステロを撒いておき、ステロ+自然の怒りで必ず相手のHPを半分未満に出来ることから、ステロさえ撒いておければ自然の怒りとのシナジーが発生する技。
挑発採用に比べ、レヒレ単体での性能が落ちるため選出・立ち回りに工夫が必要となる。
採用意義と立ち回り
- vsメガギャラドス
- vs耐久ポケモンのケア、削り
- 相手を掻き乱し後続の圏内に入れる
- 龍や水の一貫切り
- 相手の貼ったフィールドの貼り替え
得意な相手に繰り出して自然の怒りを押すことで相手の交代先に負担をかけ、サイクルを有利に進めます。
Z黒い霧は、相手の積みに関係なくHPが少なくなったら使うことで有利なサイクルを維持しましょう。
ただし、レヒレの耐久の過信は禁物です。
冒頭でも述べたように、レヒレにスイクンほどの受け性能を期待してはいけません。
『受ける』のではなく、飽くまでも『自然の怒りで掻き乱すことで後続の圏内に入れる』という立ち回りを意識して使ってあげてください。
ダメージ計算
与ダメ
- H4振りメガギャラドスへのムンフォ
ダメージ: 86〜104
割合: 50.2%〜60.8%
回数: 確定2発
- D4振りガブリアスへのムンフォ
ダメージ: 120〜144
割合: 65.5%〜78.6%
回数: 確定2発
- H4振りメガボーマンダへのムンフォ
ダメージ: 116〜140
割合: 67.8%〜81.8%
回数: 確定2発
被ダメ
- 意地A252振りメガギャラドスの地震
ダメージ: 63〜75
割合: 35.5%〜42.3%
回数: 確定3発
- 意地A252振りメガギャラドスの1舞い地震
ダメージ: 95〜112
割合: 53.6%〜63.2%
回数: 確定2発
- 陽気A252振りガブリアスの地震
ダメージ: 76〜91
割合: 42.9%〜51.4%
回数: 乱数2発 (6.3%)
- 意地A252振りメガボーマンダの捨て身
ダメージ: 130〜154
割合: 73.4%〜87%
回数: 確定2発
- 控えめ(冷静)C252振りギルガルドのシャドボorラスカノ
ダメージ: 67〜81
割合: 37.8%〜45.7%
回数: 確定3発
- 臆病C252振りカプ・コケコの10万ボルト(フィールド非込み)
ダメージ: 102〜120
割合: 57.6%〜67.7%
回数: 確定2発
相性の良い味方の提案
- スカーフガブリアス
相性補完が悪くなく、特にレヒレが苦手とするコケコやジバコのボルチェンで盤面操作をしてくる動きを防げる(≒電気の一貫を切れる)ことから序盤から中盤にかけてのサイクルが格段に動かしやすくなる。
また、レヒレが削った相手のポケモンを上から叩くという終盤のフィニッシャーとしての働きも十分に期待できるパワーがある。
とはいえ、ミストフィールドがあるうちは地面に足が付いているポケモンが受ける竜技のダメージは半減されるため、地に足が付いているポケモンに逆鱗を撃つ際には注意です。
※コメントをくださったさとり様、ありがとうございました。
最後に
いかがだったでしょうか。
コメントでの評価・ご意見お待ちしております。
最後まで見ていただき、ありがとうございました。