ワタッコ - ポケモン育成論ORAS・XY

• この育成論はダブルバトルを想定し、特に記載なき場合、論内に登場するすべてのポケモンは理想個体前提とします。
• 一部略記を採用しています。
• 質問・異議等ありましたらコメント欄にてどうぞ。

それでは考察に参りましょう。

速いだけ。ただそれだけ。ちょっとDはありますがそれだけの子です。
使えそうな技が殆どエルフーンと被っており、あちらはSがワタッコより高く特性により変化技はすべて優先度で負ける。最もメジャーだったシングルのやどみが戦法も完全にエルフーンに奪われた形になっていますね。
5世代でアクロバットと飛行のジュエルを獲得、つるぎのまいからのアクロバットで戦う術を身に付けましたが、六世代にてジュエルは剥奪されてしまいます。
エルフーンとの差としては、地面無効もありますね。ただしあちらにはドラゴン無効があります。
今回は、ダブルバトルでサポートに徹するワタッコを紹介していきます。

• 高速催眠
• 高速アンコール
• いかりのこな（採用時）

エルフーン・スカーフガッサ・モロバレルとの差別化につながります。

• 種族値:75-55-70-55-95-110
• 個体値:31-0-31-*-31-31
• 性格:臆病
• 努力値:244-0-0-0-12-252
• 実数値:181-*-90-*-117-178
• 特性:すりぬけ
• 持ち物:こうかくレンズ/きあいのタスキ/メンタルハーブ

単純に、H奇数Sぶっぱ残りD。合計耐久指数が最も大きくなるように振っています。
今回は晴れを想定していないので、この振り方で確定です。
持ち物はねむりごなの命中補正をかける広角レンズ。命中75から82への上昇は、体感ですが大きい印象です。
耐久に不安がある場合や、確実に一回仕事をさせたい場合は襷。メンタルハーブはどうしても挑発が嫌な人向け。

確定技

• ねむりごな

メインウェポン。すりぬけとの相性も良好。神秘の守りやみがわりを貫通して上から眠り状態にします。エルフーンはくさぶえしか覚えないので、これを覚えさせない手はありません。草タイプ・特性防塵・防塵ゴーグルには無効ですのでご注意を。

• アンコール

相手が最後に使用した技を3ターン強制させます。ねこだましや守る・壁や積み技を狙って縛れば、大きなアドバンテージになります。確定です。

選択技

• いかりのこな

意外と習得自体を知られていないダブル専用技。ギリ耐えの味方への先制技やワタッコでタイプ受けできる技を狙って打ちます。草タイプには効かないのでご注意を。

• てだすけ

ダブル補助技の代名詞。味方の技の威力を1.5倍する優先度5の変化技。二発目が乱数になりそうなときや、襷がつぶれた状態でアローなどと対面したときなどの最後っ屁に。

• みがわり

襷以外を採用したときの候補技。相手を眠らせて暇になった時に使うだけで、かなりの脅威となります。優先度は高め。いかりのこなとの相性も良好。

• とんぼがえり

相手を眠らせた後に残しておきたいときに。襷つぶしや交代読みで使えます。採用する際はA個体値31、性格ようきでお願いします。

• なやみのたね

メガクチートなど、特性で火力を出しているポケモンを機能停止させます。

• A252ガブリアスのストーンエッジ

割合: 83.9%〜99.4%
回数: 確定2発

• A252ガブリアスのダブル岩雪崩

割合: 47.5%〜56.3%
回数: 乱数2発 (76.6%)

• A252メガガルーラのおんがえし

割合: 94.3%〜111.5%
回数: 乱数1発（74.61%）

• A特化霊獣ランドロスのダブル岩雪崩

割合: 56.3%〜67.4%
回数: 確定2発

• A特化メガハッサムのバレットパンチ（テクニシャン込み）

割合: 46.4%〜55.2%
回数: 乱数2発 (67.6%)

• A特化ギルガルドのかげうち

割合: 31.4%〜37%
回数: 乱数3発 (77.6%)

• 無振りメガゲンガーのヘドロばくだん

割合: 92.8%〜109.3%
回数: 乱数1発 (50%)

• C252メガゲンガーのシャドーボール

割合: 46.9%〜56.3%
回数: 乱数2発 (80.9%)

• C252メガライボルトのオーバーヒート

割合: 87.2%〜102.7%
回数: 乱数1発 (18.8%)（めざ氷は確定耐え）

• 無振りクレセリアのれいとうビーム

割合: 61.8%〜75.1%
回数: 確定2発

• C特化ニンフィアのダブルハイパーボイス（フェアリースキン込み）

割合: 41.9%〜49.7%
回数: 確定3発

• C特化ミトムの10万ボルト

割合: 38.1%〜45.3%
回数: 確定3発

• アタッカー全般

いかりのこなや手助けでサポートできるアタッカー仕様のポケモンとの相性は良いです。

• 猫だまし持ち

片方を怯ませて、ワタッコよりも遅いもう片方を眠らせるという戦法が取れます。ただし外した時のリスクは多大。

• メガゲンガー

ワタッコが速いので疑似レパゲンの動きができます。

基本的に先発運用が安定します。味方が重たい方を眠らせて、もう片方は味方が駆逐するのが主な動きです。
いかりのこなを初めとした各種補助技をタイミングよく展開させていきましょう。

• GWNG-WWWW-WWWA-6Q25

マルチバトルですのでご了承ください。多少噛み合わないところもありますが動きとしてはダブルと似ています。この時の採用技はねむりごな・アンコール・いかりのこな・しっぽをふる。
まずはホルードを眠らせにいきました。結果的にスカーフだったようですね。
ブラッキーのバークアウトをアンコールで固定し、その間に味方がアローにダメージを与えています。
また後半ではアンコールでブラッキーの月の光を封じ、ゲンガーを眠らせてフシギバナ展開の時間稼ぎに成功しています。この試合では身代わりを採用しておらず、このとき身代わりが欲しいと思いました。

• M99G-WWWW-WWWA-8U5J

ワタッコ大活躍のマルチバトル。フレ戦ですので立ち回りは雑です。この時の採用技はねむりごな・アンコール・いかりのこな・みがわり。
猫だましをアンコールで縛り、交代先のメタグロスにねむりごな。身代わりからのいかりのこなで味方への電磁波を防ぎ、クレッフィの壁を読んでアンコールで交代強要。
メタグロスが起きるターンに身代わりいかりのこなでポリゴンZを守りつつ、途中で電磁波怖さに引っこみました。
身代わり様々の試合でした。