トゲキッス - ポケモン育成論ORAS・XY

こんにちは、orcaです。
今回投稿させていただくのはトゲキッスです。フェアリー追加によりガブリアスに圧倒的に有利な耐性を手に入れ採用率も高いポケモンですね。
不要という声が多ければ削除します。

第4世代で登場した元飛無タイプ、現飛精のポケモン。当時からエアスラッシュ+天の恵みによる6割怯みにより主にスカーフ・麻痺るみという二つの戦術で猛威を振るってきました。
そんな所謂害悪といわれるトゲキッスですが6世代で大きな変化を遂げました。上記のようにタイプの変更ですね。これにより耐性が4つ→6つと増加しメジャータイプへの耐性が増えたことでサイクル戦に参加しやすくなりました。そこで今回はこれまで重視されてきた怯みの確保をサブにおき、サイクル性能に注目していきたいと思います。

今回は拘り眼鏡で確定とします。
トゲキッスは一致技の威力が低く相手の後続のポケモンに受けられやすいので持ち物によってその欠点を補います。また、飛精という一貫性の高い二つの一致技を扱えるので拘りアイテムがあっているポケモンといえます。

1.対ガブリアス
恐らくトゲキッスを採用する最も大きな理由がこれです。竜地無効という固有の耐性から現在環境のトップクラスのガブリアスに選出画面から圧力をかけられ、選出されても大きく行動を制限することができます。

2.サイクル崩し
6世代は今のところサイクルを重視した戦い方が主流となっています。トゲキッスは二つの一貫性の高いタイプ一致技を持つため相手の受けが務まらないことが多くサイクルを崩壊させやすいです。またトゲキッス=低火力のイメージからか不利対面だと交代してくる方が多かったのでその点もサイクルを崩しやすいポイントかと思います。

3.6割怯み
不利な相手にも強引に勝ち筋を残せる点でやはり優秀です。スカーフではないため運ゲーに持ち込める範囲は狭まっていますがそのぶん自分より遅い相手に対しては少ない怯み回数で立場を逆転できます。

性格 控えめ
努力値 H180,C220,S108
実数値 183-×-115-184-135-114
調整先
H 8n-1(余り)
C H振りチョッキヌメルゴン確2
S 準速バンギ抜き

まずフェアリータイプとして対ドラゴン性能は確保しておきたかったので相手のヌメルゴンにタイマンから負けることがないようにチョッキヌメルゴン確2まで確保しました。Sはどこまで振るか迷ったのですが削れたバンギラスを安定して処理でき、多くのメガフシギバナ・ヌメルゴン・ミトムを上から殴れるこのラインを確保しました。
残りをHに振ることで数値上きりがよく、多くの一致等倍技・不一致弱点を余裕をもって耐えられるようになるので全てHにぶっぱしました。
耐久の目安としてはHBが無振りガブリアスと全く全くの同値、HDが無振りビリジオンとほぼ同値となっています。

確定技

• マジカルシャイン/エアスラッシュ

広範囲なメインウェポン。特にはずす理由もなく遂行技にもなれるので確定です。技マシン/レベル技。

• 火炎放射/大文字

一致技を共に半減される鋼への有効打。範囲的に文句なしなので確定です。技マシン。

選択技
確定技の範囲が優秀なのでピンポの採用になります。

• 波動弾

バンギラス・ヒードランへの最高打点。レベル技。

• トリック

筆頭候補。使うと本来の仕事をしにくくなりますが受けループへの駒としても選出できるようになります。前作教え技。

• バトンタッチ

相手の交代読みで。大抵は攻撃技を使った方が効果的ですがラッキーなどのどうしようもない相手への交代が読めるの場合は有効です。進化前のレベル技。

まだ環境が安定していないのでメジャーそうなものだけ載せておきます。

• 与ダメ

マジカルシャイン
H4(184-115)メガガブリアス
　→118.4%~140.2%
H252(202-150)メガギャラドス
　→83.1%~98%
H252(157-127)ミトム
　→63%~74.5%<オボン込確2>
H252(197-170)チョッキヌメルゴン
　→51.7%~60.9%
特化(207-167)バンギラス
　→49.2%~57.9%(91.8%)
H252(207-135)スイクン
　→44.9%~52.6%(22.3%)
無振り(325-125)輝石ラッキー
　→20.6%~24.3%

エアスラッシュ
H4(156-100)メガバシャーモ
　→151.2%~178.2%
H244(191-125)ウルガモス
　→97.3%~116.2%(87.5%)
H252(187-189)メガフシギバナ
　→67.3%~80.2%
H252(207-100)マリルリ
　→57%~67.1%
H236(175-120)メガハッサム
　→55.4%~65.7%

[火炎放射/大文字]
H236,D252+(175-167)メガハッサム
　→128%~153.1%/省略
H252(167-170)守ギルガルド
　→67%~79%/81.4%~95.8%

[波動弾]
H4(181-120)メガガルーラ
　→76.2%~90.6%
H252(198-126)ヒードラン
　→67.6%~79.7%
特化(207-167)バンギラス
　→65.7%~77.2%

• 被ダメ

[物理]
特化(112)力持ちマリルリアクテ/アクジェ
　→54.6%~64.4%/24.5%~29.5%
特化(146)鉢巻きファイアローブレバ
　→70.4%~83.6%
A252(182)ガブリアスエッジ
　→65.5%~77.5%
特化(222)メガハッサムバレット
　→72.1%~85.2%
特化(200)鉢巻きハッサムバレット
　→ 96.1%~114.7%(75%)

[特殊]
特化(191)メガフシギバナヘド爆
　→79.7%~95%
特化(178)眼鏡ヌメルゴン10万
　→74.3%~87.4%
特化(172)眼鏡ミトムボルチェン
　→83%~98.3%
特化(232)メガリザードン晴れ文字
　→87.4%~103.8%(25%)
特化(161)キングドラスナイパードロポン
　→91.8%~108.1%(50%)
C252(182)眼鏡ラティオス雷
　→91.8%~108.1%(50%)

• メガフシギバナ

ミトムやハッサムへの回答として。採用する際はハッサムに負担を掛けられるHCめざ炎持ちがいいかと思います。ファイアローが重くなるので注意してください。

• メガデンリュウ

相性補完が良好で高火力の2体で相手に大きな負担を掛けられます。電磁波を撒ればトゲキッスが動きやすくなるのもgoodです。パルシェンマンムーあたりが重いのでガルーラも牽制できるナットレイなどが3枠目にはいいかと思います。

基本有利な相手に後だししていきその相手の流れ際に一貫性の高いメインウェポンを撃ち込むことでサイクルを崩していきます。ミトムなどは結構悠長に出てくるのでそこに1撃を与えられると美味しいです。こちらが後だしするときはタイプ変更により耐性と共に弱点も増加しているためサブウェポンに引っ掛かりやすいのでその点には注意してください。
使ってみた印象としては相手がスカーフや電磁波麻痺るみ型しか想定していない(=低火力のイメージ)ことが多く裏を書きやすいという感じを受けました。

いかがだったでしょうか？
眼鏡という今まではあまり考えられて来なかった持ち物ですがこの育成論を読んで眼鏡にも可能性を感じて頂けたら幸いです。
また、この育成論と直接は関係ないのですが、評価システムの修正により今までよりも評価が気楽にできるようになりました。過去の育成論は評価がついていないものが私のものも含め結構あるので評価を入れてくださるとサイトの活性化に繋がると思うので是非お願いします。
最後まで観覧いただきありがとうございました。