‐指定のない限り相手ポケモンの個体値は6vとします
‐HABCDSなどの略称を用います
‐PGLのデータは投稿日のものとします
‐育成論と関係のないコメントは削除します
はじめに
ゲッコウガは第六世代で登場した水御三家の最終進化系として有名ですね。カエル+忍者をモチーフとした容姿で、外国人には特に人気なポケモンです。
全ての技をタイプ一致で撃てる特性「変幻自在」を持つポケモンで、習得する技の範囲も広く、S種族値も122と高いです。とても汎用性がありどんな環境にも適応できるのがゲッコウガの強みであり、"相手の弱点を上から突く"というのが主な戦い方となってくると思います。
そんなゲッコウガですが今回は、現在レート環境に蔓延しているバシャナットサンダー構築を徹底的にメタった型を紹介します。
役割
1.対バシャナットサンダー
これらのポケモンに対し有利に立ち回れます。
2.対サザンガルド
スカーフサザンでなければ安定します。
3.削り
パーティで辛いポケモンを削ります
持ち物、特性、性格、努力値
■持ち物
命の珠で確定とします。
道具補正がないと火力不足感が否めないです。
■特性
変幻自在
■性格
ひかえめ(推奨)orおくびょう
Q..なぜ臆病でなく控えめなのか?
A.サンダーに対する役割遂行の怪しさが生まれるからです。
臆病珠ゲッコウガの冷ビというのは特殊方面の耐久調整の目安にされることが多く、サンダーも配分次第では確定で耐えてきます。
(例)H252サンダーに対する冷凍ビーム
臆病:94.9%~112.2%
控えめ:103.0%~122.8%
臆病であるとH振りだけでも乱数耐えされてしまいます。
控えめであるとH252D36までのサンダーであれば確定で倒せますので、一般的なHBゴツメサンダーであれば安定して倒せるのではないでしょうか?
Q.S落とすのって辛くないですか?
A.まず前提として、このゲッコウガは先発を想定して立ち回ります。
現環境、準速にして抜かれて辛いポケモンはメガルカリオ、ゲンガー、ラティオスくらいです。
PGLのデータによりますと約9割のゲッコウガはSに上方補正をかけています。S種族値の勝っているゲッコウガを前に初手から居座ってくるゲンガーやラティオスはスカーフや襷以外では十中八九いないでしょう。メガルカリオはメガ進化の仕様上、初手対面であれば先手をとれます。
これらのことからSに上方補正をかける旨みが少ないと感じたため今回は控えめを推奨しますが、臆病による汎用性を捨てたくなく、後続に対応できるポケモンを控えさせるなど、ちゃんとしたケアが出来るのであれば臆病をオススメします。
■努力値
努力値:H12A0B0C248D0S248
実数値:H149A×B87C169D91S173
H:10n-1
C:ぶっぱ
S:最速105族抜き
技
[確定技]
冷凍ビーム
ガブやサンダーへの遂行技ですので確定
めざめるパワー(炎)
ナットやハッサムなどの鋼に対する遂行技なので確定
身代り
これがないとバシャやガルドに勝てませんので確定
守るという甘えた択を許しません
[選択技]
神通力
バシャに対する遂行技。
マリルリに対する打点にもなり、
ついでにメガバナも狩れるのでオススメ。
悪の波動
ゲンガナンスなどの並びに対して有効。
草結び
スイクン及び耐久水強くなりますが今回は管轄外とします。
水技
明確に撃ちたい相手がいません。(ドランぐらいでしょうか?)
地面に対しては冷凍ビームで対応でき、バシャに対してはメガバナも相手にできる神通力の方が優先度高めです。
ダメージ計算
■与ダメ
[冷凍ビーム]
H252D100サンダー 92.4%~110.7%
H252鱗カイリュー94.4%~111.6%
4振りリザY54.2%~64.7%
H244ギャラドス46.8%~54.7%
H252サーナイト47.4%~56.6%
H252メガサナ42.34%~49.7%
H252ポリ234.4%~40.6%
[めざ炎]
H252ナットレイ120.4%~146.4%
H252メガクチート84.7%~99.4%
H252盾ガルド52.7%~65.3%
H252剣ガルド127.5%~150.9%
[神通力]
4振りメガバシャーモ127.7%~151.4%
HD特化メガバナ58.3%~67.9%
H132B4マリルリ51.6%~60.9%
■被ダメ
A特化カイリューの神速47.7%~56.4%
C特化メガバナのヘドばく72.5%~85.2%
A特化マリルリのアクジェ(等倍)38.9%~47.0%
A特化メガクチの不意討ち79.9%~94.6%
A特化ガブの地震87.3%~103.4%
無補正C252メガルカの真空波88.6%~104.7%(18.75%)
※追加してほしいものがあれば随時追加します。
立ち回りにおけるポイント
1.受け出し出来る耐久はないので基本的に先発で起用する。
2.スカーフや先制技を警戒しつつ相手の弱点を突ける場合は積極的に突いていく。
3.択ゲーを有利に運ぶために身代りは出来るだけ温存し、対戦における重要な場面で使用する。
4.種族値的にSが勝っている相手には強気に行動する。
対戦を有利に運ぶためにはどれも欠けてはならない重要なポイントです。
最後に
最後まで閲覧ありがとうございます。
いかがでしょうか?
このようにバシャナットサンダーに対する制圧力は群を抜いて高いです。スカーフや先制技に気をつけて立ち回れば様々な状況に対応できる使いやすいポケモンです。
今バシャナットサンダーに悩まされている方は是非使ってみて下さい!
以上で育成論は終了です。何かあれば質問受け付けてます。