- 指定がない限りお互いに6Vであるとします。
- HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早はH/A/B/C/D/Sという略称を用います。また、タイプのノーマル/電気/地面/格闘/エスパー/ゴースト/飛行/ドラゴン/フェアリーは無/電/地/格/超/霊/飛/竜/精という略称を用います。
- 努力値の後の±は性格補正を指します。
- 技名の前の↑↓はランク補正を指します。
前置き
こんにちは、orcaです。
今回投稿させていただくのはチョッキブロスターです。所謂中堅に位置し、広い技範囲からサザンガルドなどの並びに強いポケモンです。
μさんのものとは持ち物の違いから別物と判断いたしました。不要という声が多ければ削除します。
ブロスターとは?
第6世代で登場した単水ポケモン。種族値自体は伝説メガを除くと水タイプで最も高いCにそこそこの耐久、鈍足といった感じですが特筆すべきは何と言っても特性メガランチャー。適用される技は少ないものの1.5倍という非常に高い倍率により波動技を実質タイプ一致で扱うことができるという優れた特性です。これにより広範囲の技を持ち物補正なしでもなかなかの火力で打ち分けることが可能になり、前述のサザンガルドマリルリやクレセドランといった並びに強く出ることができます。
そこで今回は持ち物補正なしでも火力を出すことができ、サザンガルドクレセドランといった特殊相手に仕事をしたいということで相性が良い突撃チョッキを持たせたチョッキブロスターを考察していきます。タイプが同じかつ技範囲の被りがちなメガカメックスとはチョッキによる特殊耐久やメガ枠を他に回せるという点、ヘドロ爆弾によるマリルリエルフーンへの打点により差別化とさせていただきます。
採用理由
1.広い技範囲とチョッキによるタイマン性能
水悪格竜を実質タイプ一致で扱え、毒氷といったサブウェポンを持つことから多くの相手に弱点をつけるためタイマン性能が高いです。特にチョッキにより耐久を補っている特殊方面の打ち合いにはかなり強いです。
2.有名構築メタ
サザンガルドマリルリ、クレセドラン、エルフドランといった並びに強く出ることができ、最近流行りのバシャサンダナットに対してもバシャーモとの対面を作れれば有利に動くことが可能です。これにより選出が比較的しやすいのもポイント。
持ち物
コンセプトである突撃チョッキで確定です。
努力値、性格
控えめ、H220,C252,S36
実数値 174-×-108-189-109-84
H 16n-2
BD B<D
C H252マリルリをヘド爆でオボン込みでほぼ確2
S 4振りバンキラス抜き抜き
バンキラスにタイプ上強く環境にステロが多いという点を考慮してHを若干落とし、その分Sに割くことで4振りバンギ抜きギルガルドを上から叩けるようにしています。
Cはぶっぱすることでマリルリの他にも、ギルガルドを水の波動+悪の波動で落とせる確率が上がるなど利点が大きいです。
技
確定技
- 水の波動
メインウェポン。元の威力が低いため他の波動技とそこまで威力は変わりませんが一貫性が高く単純に炎への遂行技になります。またギルガルドの弱点保険を避けて攻撃でき、2割の混乱も侮れないです。ドロポンを習得できないためこの技で確定。レベル技。
- 悪の波動
クレセギルガへの打点かつ一貫性を取れる技。レベル技。
- 波動弾
サザンへの打点。悪の波動との相性補完が良好です。レベル技。
- ヘドロ爆弾
非常に呼びやすいマリルリエルフーンへの打点。相手に依存する点ではありますが読まれないことが多く、のんきに腹太鼓や宿り木を使ってくれてほぼ無償突破できることもそこそこあります。確定数がほとんど変わらず追加効果の確率的にウェーブではなく爆弾奨励。技マシン。
確定技で技枠が全て埋まったので基本的に上記の技で確定です。ただパーティによってはいずれかを切って竜波、冷ビ、アクジェといった技をいれるのはありかと思います。
ダメ計
- 与ダメ
[水の波動]
H4(161-125)ウルガモス 94.4%〜113%(75%)
H252(198-106)ヒードラン 76.7%〜91.9%
H236(175-120)メガハッサム 46.2%〜54.8%(58.6%)
H252(167-170)守ギルガルド 34.7%〜41.3%
[悪の波動]
H252(167-115)メガゲンガー 88.6%〜105.3%(31.3%)
H252(167-170)守ギルガルド 61%〜71.8%
H252(227-150)クレセリア 50.2%〜59.9%
[波動弾]
H4(168-110)サザンドラ 92.8%〜109.5%(56.3%)
H252(207-130)バンキラス 92.7%〜110.1%(56.3%)
H252(181-136)ナットレイ 69.6%〜82.8%
H244(191-115)輝石ポリ2 53.4%〜62.8%
[ヘドロ爆弾]
H252(207-100)マリルリ 61.8%〜73.4%
H252(202-150)ニンフィア 42.5%〜50.4%(1.2%)
- 被ダメ
[物理]
A252(197)メガルカリオインファ 94.8%〜112%(68.8%)
特化(189)珠バシャーモ馬鹿力 67.4%〜80.5%
特化(112)マリルリじゃれつく 60.5%〜72%
特化(222)ギルガルドシャドクロ 46.8%〜55.4%(72.7%)
[特殊]
C252(177)ボルトロス10万 65.1%〜76.5%
特化(194)サザンドラ流星 50.2%〜60%
特化(200)眼鏡ヒードラン大地 35.4%〜42.2%
特化(222)ギルガルドシャドボ 34.8%〜41.7%
相性のいい味方
- メガライボルト
威嚇により持ち物で補えないブロスターの物理耐久をカバーすることができ、メガシンカ前であれば避雷針による電気技の牽制も可能です。
- メガクチート
メガライボルト同様威嚇による物理耐久の底上げの他、相性補完もそこそこ優れた組み合わせ。2体とも鈍足になってしまうのが少し気がかりです。
- ボルトロス
化身であれば電磁波撒きとして、霊獣であれば電気の一貫性を消す駒として相性が良い味方。めざ飛を採用することでメガバナなどの草に解答を持つこともできます。
運用
耐性が水氷鋼炎と良い訳ではなく特別耐久が高いということもないので基本的には先発もしくは死にだしということになります。場に出せれば特殊に対しては等倍以下であればほぼ2耐え、物理に対してもそこそこの耐久はあるので、11タイプに抜群をとれる広い技範囲を活かし相手を攻めていきます。実際に対面ではなくサイクル戦を意識したパーティに対してはかなり有利に戦うことができます。
一方で注意点としては鈍足で回復手段があるわけでもないので下手に削られるとやりたい仕事を遂行できずに落ちてしまうということです。ポケモンの基本ではありますが役割を持たせたい相手がいるのであれば無理に他のポケモンに突っ張らず引いて温存するようにしてください。
最後に
いかがだったでしょうか?
中堅どころというだけあって使いにくいところも勿論ありますが刺さるパーティには本当にいいように動いてくれるので侮れない可能性を秘めているポケモンです。この育成論をきっかけに少しでもブロスターに興味をもっていただけたら幸いです。
最後まで観覧いただきありがとうございました。