- ダメージ計算で用いる個体値はお互い理想個体とします
- HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早→H、A、B、C、D、Sと表記します
- 間違いや表記ミス、ご意見等あればコメントをよろしくお願いします
初投稿です。。。至らないところもありますが、よろしくお願いします。
XYで新たにタマゴ技で「とける」を習得したトリトドン。この技の習得によって、のろい型以上の物理耐久を得ることができます。
主な採用理由
- メガガルーラやファイアローなどの高火力物理アタッカーを とける→再生によって受けて、ゴツゴツメットのダメージ&ねっとうで削る
- よびみずによりマリルリのアクアジェットを牽制
- ウォッシュロトムのメイン攻撃技を全て無効化し、ウォッシュロトムが重いPTの補完としても機能
かわいい
性格・努力値振り
B補正性格・HB252C4のB極振りです。
この振り方により、一般的なAS陽気メガガルーラの恩返しを1ターン目で耐えてとけるを積み、二回目の恩返しを耐えて再生、受けが成立します。
(意地っ張りメガガルーラについては後述します。)
1ターン目:ガルーラ恩返し(A無補正、一発目)
- ----------------------
攻: メガガルーラ Lv.50
防: トリトドン Lv.50
ダメージ: 78〜93
割合: 35.7%〜42.6%
技: おんがえし
威力: 102
タイプ: ノーマル*/物理
攻撃: 177
防御: 132+
最大HP: 218
- ----------------------
プラス、子の攻撃が入り
- ----------------------
ダメージ: 39〜46
割合: 17.8%〜21.1%
- ----------------------
単純計算ですが合計で、割合: 53.5%〜63.7%のダメージがトリトドンに入ります。耐えるのでとけるを積み、防御を上げます。
次のターンの恩返しは、
2ターン目:ガルーラ恩返し(A無補正、一発目)(トリトドン防御2段階アップ)
- ----------------------
攻: メガガルーラ Lv.50
防: トリトドン Lv.50
ダメージ: 40〜48
割合: 18.3%〜22%
技: おんがえし
威力: 102
タイプ: ノーマル*/物理
攻撃: 177
防御: 264+ [ラ]
最大HP: 218
- ----------------------
プラス、子の攻撃が入り
- ----------------------
ダメージ: 19〜24
割合: 8.7%〜11%
- ----------------------
合計で、割合: 27.0%〜33.0%のダメージが入ります。割合: 53.5%〜63.7%のダメージを受けているので、前ターンのダメージを合計すると割合: 80.5%〜96.7%のダメージ合計となります。確定で耐えるのでここで自己再生をすれば50%回復でき、受けが成立します。
グロウパンチを積まれる可能性もありますが、こちらはゴツメ持ちなので確実に相手に負荷をかけることができます。
しかし、Sを捨ててHに回しているような身代わり持ち意地っ張りメガガルーラの場合は話が変わってきます。
1ターン目:ガルーラ恩返し(A補正、一発目)
- ----------------------
攻: メガガルーラ Lv.50
防: トリトドン Lv.50
ダメージ: 84〜100
割合: 38.5%〜45.8%
技: おんがえし
威力: 102
タイプ: ノーマル*/物理
攻撃: 194+
防御: 132+
最大HP: 218
- ----------------------
プラス、子の攻撃
- ----------------------
ダメージ: 42〜49
割合: 19.2%〜22.4%
- ----------------------
合計で、割合: 57.7%〜68.2%のダメージがトリトドンに入ります。ここまでは確定で耐えるのでとけるを積み、防御を上げます。
次のターンの恩返しは、
2ターン目:ガルーラ恩返し(A補正、一発目)(トリトドン防御2段階アップ)
- ----------------------
攻: メガガルーラ Lv.50
防: トリトドン Lv.50
ダメージ: 42〜51
割合: 19.2%〜23.3%
技: おんがえし
威力: 102
タイプ: ノーマル*/物理
攻撃: 194+
防御: 264+ [ラ]
最大HP: 218
- ----------------------
プラス、子の攻撃
- ----------------------
ダメージ: 21〜25
割合: 9.6%〜11.4%
- ----------------------
合計で、割合: 28.8%〜34.7%のダメージが入ります。割合: 57.7%〜68.2%のダメージを受けているので、前ターンのダメージを合計すると割合: 86.5%〜102.9%のダメージ合計となります。
A無補正時と比較すると、
- 割合: 80.5%〜96.7%(無補正)
- 割合: 86.5%〜102.9%(A補正)
となり、確定で耐えることはできなくなります。とは言っても高乱数で耐えて再生はできるので、そこまで気にすることではないかもしれませんが参考までに。
HB極振りなのは、A補正ガルーラを高乱数で受けるためだったりします。
この物理耐久があれば、メガガルーラ以下の攻撃力でかつ草技を持っていない物理型ポケモンの攻撃は確実に受けきる事ができます。
物理偏重の現環境にはマッチしたポケモンといえます。
追記:
メガガルーラとの対面で猫騙しを受けた場合、
AS陽気ガルの場合は
- 割合: 7.3%〜8.7%(一発目)
- 割合: 3.2%〜4.1%(親子愛二発目)
の合計10.3%〜12.8%のダメージを受けてしまい、
HA意地っ張りガルの場合は
- 割合: 7.3%〜9.6%(一発目)
- 割合: 3.2%〜4.5%(親子愛二発目)
の合計10.3%〜14.1%のダメージを受けてしまうので、受けが成立しなくなってしまいます。
これにより、猫騙し読みでの繰り出しはできないということになります。
相手が対面でトリトドンに猫騙しを撃つことはあまりないとは思いますが、参考までに……。
ちなみに、トリトドンの熱湯は
- -------------------------
攻: トリトドン Lv.50
防: メガガルーラ Lv.50
ダメージ: 43〜52
割合: 23.7%〜28.7%
回数: 乱数4発
技: ねっとう
威力: 80
タイプ: みず*/特殊
特攻: 113
特防: 120
最大HP: 181
4ターン後瀕死率: 98.46%
- -------------------------
となり、高乱数4発になります。
ファイアローのブレイブバードに関してですが、珠持ちだった場合
- -------------------------
攻: ファイアロー Lv.50
防: トリトドン Lv.50
ダメージ: 99〜117
割合: 45.4%〜53.6%
回数: 乱数2発 (34%)
補正: [命玉]
技: ブレイブバード
威力: 120
タイプ: ひこう*/物理
攻撃: 146+
防御: 132+
最大HP: 218
- -------------------------
2回目のブレバ(B二段階アップ状態、ダメージのみ)
- -------------------------
ダメージ: 51〜60
割合: 23.3%〜27.5%
- -------------------------
の合計で割合: 68.7%〜81.1%となり、とける再生込みで受けきる事ができます。
ハチマキの場合は、合計割合: 77.4%〜91.7%となりますが変わらず受けきれます。
技
- 攻撃技:ねっとうorれいとうビームorだいちのちから(5世代限定)orめざめるパワー草
火傷にもできるねっとうが第一候補になります。
れいとうビームを採用すればガブリアスを落としやすくなります。
だいちのちからは一番威力があり、ギルガルド等の地面抜群ポケモンに刺さります。
めざめるパワー草はウォッシュロトムや同族に刺さります。(こんちゃんさん、ありがとうございます)
- 変化技:とける&じこさいせい、まもる、どくどく
とけるとじこさいせいは確定です。まもるがあれば、交代せずに1ターン居座って相手のシャンデラなどの草技搭載を判別したり、横のポケモンで処理することができます。とはいっても守った後にすることがないので素直に交代したほうがいいかもしれません。その場合、まもるを切って前述の攻撃技を入れて攻撃範囲を広げるか、どくどくなどを採用して、対面でウォッシュロトムに当たった場合の相手の交代先にどくどくを入れるなどの行動が可能になります。
弱点、相手にできないポケモン
- 高確率で草技持ちのポケモン(メガリザードンYのソーラービーム、シャンデラのエナジーボール、モロバレルのギガドレイン、ユキノオーのウッドハンマーやギガドレイン、チラチーノのタネマシンガン、キノガッサのタネマシンガン、ナットレイのパワーウィップ、フシギバナのギガドレイン、ゲッコウガのくさむすび、など)に対しては居座ることができません。素直に交代、選出時点で警戒しましょう。
- 高火力特殊アタッカーで、こちらに等倍以上の技を当てることができるポケモンに対しても役割を持てません。ウォッシュロトムなどの水や電気がメインウエポンとなるポケモンは見ることができますが、メガサーナイトやニンフィアなどのポケモンに対しては押し切られてしまいます。
- あまりいませんが、てんねんヌオー意識でめざパ草を搭載したメガガルーラには対応することができません。
- メガガルーラがすてみタックルを使ってきた場合、相手がAS陽気であっても受けきる事ができなくなってしまいます。
- メガガルーラを後出しから受けることはできません。その場合、ふいうち読みで繰り出す必要があります。
- どくどく等で猛毒状態にされてしまうと、居座ることができなくなってしまいます。火傷状態ならさほど問題ありませんが、どくどくを持つことが多いポケモンが見せ合い時点で相手にいた場合は警戒しましょう。
- 挑発で止まってしまいます。BW環境と比べ挑発持ちポケモンは減ってはいますが、いまだに多数存在します。
後に追記するかもしれませんが、一応ここまでで投稿します。
レーティングダブルのPGL統計では、トリトドンの溶ける保有率は決して高くなく(その他に分類されている)奇異な型かもしれませんが、こういう使い方も有りだと思います。
ご意見・ご感想をお待ちしております。。。