ウインディ - ポケモン育成論ORAS・XY

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ウインディはフレアドライブとインファイトという高火力技を習得します。炎＋闘という技範囲は、ガルーラ＋ギルガルドやクチート＋ポリゴン2という強力な並びに刺さり、かつ多くのメジャーメガ進化ポケに等倍以上で打点を取れることから非常に優秀です。

しかし、現環境で使われているのは言わずもがなバシャーモです。加速によるS上昇と闘技の火力の高さがウインディとは段違いなので頷けます。

今回は劣化バシャーモにならないように特性威嚇を生かしたHAベースで調整し、さらにオボンのみを持たせることでタイマン性能を高め、最低限のSを神速により補っていくHAオボン型を提案します。

1.威嚇と炎＋闘の技範囲

前述しましたが、ウインディはガルーラ＋ギルガルド等の並びに技範囲で一貫を取ることができます。(まぁ実はガルドフレドラ低乱数なのですが。。)

Sはガルーラに負けてますが、このウインディは威嚇とオボン込みでメガガルーラのウインディに対する最大打点である特化猫騙し＋地震を確定耐えする調整となっています。つまり、岩雪崩や秘密の力、急所でズルをされない限りは対面でインファ＋神速でガルーラを高確率で処理できます。実戦では神速のタイミングで交代されるので、対面から処理できることはほぼありませんが、ガルーラ入りに初手からウインディを投げることはできるかと思います。

これが非常に重要でガルーラとよく組まれているガブやクチートと組まれているカイリュー等と対面しても威嚇を入れた状態で後続のクレセリア等に引くという安定択が取れます。よって物理受けの消耗を物理アタッカーで狙う選出に一貫させない立ち回りができ、これはバシャーモにはできない動きとなります。

2.ボルトやアローへの神速

ボルトロスの電磁波やファイアローのブレバは先制で飛んでくるため、バシャの加速では回避できず食らえば機能停止or瀕死になります。ウインディであれば、HPが削れていれば神速でこれらを縛れる上、例えボルトの電磁波を受けてもウインディ自身は神速で後続への打点を維持することができます。これら2体はステロが弱点で入るため、ステロからの展開構築で補完エースとして組み込むのも良いでしょう。他にもガルーラやクチートの不意打ちに対して読み合いに持ち込んだり、削れたバシャやグドラを止めたり等様々な使い道があります。

3.威嚇＋オボン＋H振りによる耐久力とタイマン性能

物理は特化ランドロスの地震を75%耐え、特化メガヘラのロクブラ確定耐え、特化鉢巻アローのブレバ98%2耐えというアタッカーとは思えない凄まじい耐久を誇ります。一方特殊はC252メガゲンのシャドボを95.3%2耐え程度とこれも中々のものです。対面で相打ち以上が見込める相手を列挙すると…
※必ず勝てるわけではありません

ボルトロス、ナットレイ、メガクチート、メガガルーラ、メガヘラクロス、ギルガルド、ファイアロー、バシャーモ、メガルカリオ、メガハッサム、ニンフィア、サンダー、マンムー、バンギラス、ゲンガー等

なかなか多くのポケモンに刺さっているのではないでしょうか。さらに技が他の炎タイプに比べかなり充実しているので、パーティによってカスタマイズしやすいのも魅力です。

性格 いじっぱり
特性 いかく
持ち物 オボンのみ
努力値 H156 A252 B4 D20 S76

H 4n＋1(奇数かつオボン効率最大)
A H振りガルドを12.5%の低乱数(火傷ダメ込みだと超高乱数)、H4ガルをインファ＋神速で確定。
B 端数。オボン込みで特化メガガルの猫＋地震耐え
Ｄ ＤL対策。無振りスイクンの熱湯をオボン込み99%2耐え、C4メガゲンのたたりめをオボンとフレドラ反動込みで2耐え
S 実数値125。準速ガッサ＋3

A特化とH148以上はガルーラの猫＋地震意識で確定です。Sラインは準速ガッサ抜きであれば好みにより調整していいかと思います。

フレアドライブ/インファイト/しんそく/選択技 となります。

選択技には…
どくどく、おにび、ワイルドボルト、かみくだく、バークアウト、ほえる、あさのひざし、のしかかり、じならし、オーバーヒート等が考えられますが、確定欄はガルクレセの並びやギャラやスイクン等の物理受けの繰り出しを意識したどくどくにしました。

フレアドライブ
メイン技。オボンとの相性は悪いように見えますが、反動でオボン発動を狙えるという利点もあります。

H252ギルガルド 86.2〜101.7%
H252メガゲンガー 71.8〜85%
H252メガクチート 107〜126.1%
H252ボルトロス 72.5〜85.4%
H252サンダー 58.3〜69%

インファイト
ガルーラやポリ2への打点。今回のコンセプトでもあるため確定です。

H4 メガガルーラ 75.1〜88.3%
H252 輝石ポリ2 51〜60.4%
H252 メガバンギラス 92.7〜110.1%
無振り マンムー 86.4〜102.7%

しんそく
バシャーモとの差別化。Sを落としている今回の型では特に必要な技なので、採用しない理由はないでしょう。

H4 メガガルーラ 24.8〜29.8%
無振り ファイアロー 38,5〜45.7%
無振り メガバシャーモ 34.8〜41.2%

どくどく
神速読みで後出ししてくるクレセやギャラ等広く刺さるので私はこれを採用しています。後に紹介するクレセとも好相性です。

ガルーラ軸やクチート軸、ヘラ軸等幅広いパーティに選出できます。基本的に受けポケモンと採用するときは初手で有利対面を狙います。サイクルの中で明確な役割を持たせるときは威嚇やオボンを盾に妖や鋼、草技読みで後出しして負担をかけていきましょう。

クレセリア
ウインディの威嚇により、クレセが鉢巻逆鱗に後出しできるようになります。他にもウインディが苦手な相手に数値で後出しができる強い味方です。

カイリュー
相性補完も優秀で神速というコンセプトも共有できる相棒。私は岩の一貫性切りのためと神速使いのメガルカリオを並べています。

※物理は威嚇込み

特化メガガルーラ 猫騙し 22.8〜27.4%
特化メガガルーラ じしん 74.1〜83.3%
特化メガクチート はたきおとす 42.1〜49.7%
特化ファイアロー ブレイブバード 33.5〜39.5%
特化ガブリアス げきりん 45.6〜53.8%
特化ニンフィア眼鏡ハイボ 43.1〜51.2%
C252ボルトロス 10万ボルト 44.6〜53.2%
C252メガゲンガー ヘドロ爆弾 55.3〜65.9%