はじめに
はじめまして。初投稿で至らぬ点もあるかと思いますが、よろしくお願いします。
HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早さはH/A/B/C/D/Sの略称を使用します。
ベトベトンについて
H、A、Dの種族値が100を超えている代わりにSが低い、鈍足高耐久高火力の重戦車型ポケモンです。
しかし昨今のレート環境では火力のインフレにより、耐久・火力共に今一つ物足りないというのが正直なところ。
そのためか、小さくなるを用いた回避型が主流のようです。
しかし、私はベトベトンが大好きです。
好きなポケモンはそのポケモンの強さを生かして戦いたい!ということでこの型を投稿しました。
型の概要
HD特化によって特殊アタッカーと撃ち合うのが基本です。
相手が弱点を突いて来たり特化眼鏡クラスの火力でない限りは後出しも十分でき、ヘドロの回復でサイクルをある程度回せます。
技
・どくづき
確定のメインウェポン。
三割で相手を毒にする追加効果を持ち、特性のどくしゅも発動するので、約五割の確率で相手を毒にすることができます。
ベトベトンのAが高いこともあって攻撃自体のダメージもそれなりにあります。
ちなみに、相手がラムの実を持っているとき、一割程度の確率で「どくづきの効果で毒になる→ラムの実で回復→どくしゅの効果で毒になる」という現象が起こります。
・かげうち
鈍足ポケモンには珍しい先制技。
毒での削りが重要なこの型では、相手のHPが少し残ってしまう場合が多く、相性は非常に良いです。
特性どくしゅも適用されるので、読まれて交代されても地味に圧力になったり。
・だいもんじ
優秀な相性補完技。鋼タイプに刺さります。
ただし基本的に一発では倒せません。
ほのおのパンチの方が火力指数ではやや上回り、命中率、どくしゅ適用のメリットがありますが、撃ちたい相手のハッサム、ナットレイはBの方が高く、相手の調整にもよりますがだいもんじの方が確2になりやすいです。非接触である点も、ゴツメナットレイやキングシールド持ちギルガルドに有利に働きます。
好みでほのおのパンチにしても良いかもしれませんが、私は両方使ってだいもんじの方が良いと感じました。
・まもる
どくづきの毒と合わせて毒ダメージを稼ぎつつ、くろいヘドロで自分の体力を回復。
どくどく+まもるで同じようなことをするポケモンは多数いますが、どくづきの火力による処理速度、挑発やみがわりで困らないなど、使用感としてはどくどくまもる戦法とは別物です。
努力値配分&調整について
性格:なまいき
H 228 16n+1でくろいヘドロの回復量最大
A 28 余り
D 252 特化
S 最遅ギルガルド抜かれ調整 性格なまいきで個体値が18〜19です。
ダメージ計算&体面考察
・サザンドラ
<被ダメージ>
※全て控えめ、努力値C252振りとします
アイテム無し
あくのはどう 24.8%〜30.1%
りゅうせいぐん 40.6%〜48.8%
だいちのちから 38.2%〜45.9%
@いのちのたま
あくのはどう 32.5%〜39.2%
りゅうせいぐん 52.6%〜63.6%
だいちのちから 49.7%〜59.8%
@こだわりメガネ
あくのはどう 37.7%〜44.9%
りゅうせいぐん 60.7%〜72.2%
だいちのちから 57.4%〜67.9%
<与ダメージ>
無振りにどくづき 32.3%〜38.3%
H振りにどくづき 27.1%〜32.1%
かげうちはいずれも5%程度
何が来ても一発は耐えますし、眼鏡りゅうせいぐん→Cダウン眼鏡りゅうせいぐんはヘドロ込みで確定耐え、珠あくのはどう→りゅうせいぐんも耐えます。
眼鏡or珠のだいちのちから以外であれば、体面から二回動けます。どくづき×2+かげうちのダメージは七割程度なので、毒を引く運が試されますね。
相手がスカーフであることがわかっているなら後出しもありですが、サイクルを回せる回数はそう多くはありません。
積み技を使ってくることままず無い相手なので、まもるを使うリスクは低めです。ただもちろん交換の可能性はありますので、相手の攻撃を耐えられる状況であれば積極的に殴って圧力をかけましょう。
・メガリザードンY
<被ダメージ>
控えめC252かえんほうしゃ 51.6%〜60.7%
控えめC252だいもんじ 62.2%〜73.6%
控えめC252オーバーヒート 73.2%〜86.6%
臆病C252かえんほうしゃ 47.3%〜55.9%
臆病C252だいもんじ 56.4%〜67.4%
臆病C252オーバーヒート 67.4%〜79.4%
<与ダメージ>
無振りにどくづき 39.2%〜47%
無振りにかげうち 13.7%〜16.3%
辛いです。火力が高すぎます。
ただ、即死はありません。どくづき+毒ダメ二回+かげうちで削れるHPは最低で八割程度。
自分が倒れた後の毒ダメも含めるなら、乱数次第で相打ちにはなります。裏に先制技持ちやまもる持ちがいるならなんとかなるでしょう。初手で毒さえ引けば。
ソーラービームが読めるなら後出しするのもありですが、当然ハイリスク。
あと、メガリザードンXは困ります。フレアドライブで確定一発です。いずれにせよリザードンにはあまり役割を持てると思わない方が良いです。
・メガフーディン
<被ダメージ>
控えめC252振りサイコキネシス 72.7%〜87%
臆病C252振りサイコキネシス 66%〜78.4%
<与ダメージ>
無振りにどくづき 53%〜63%
無振りにかげうち 35.3%〜43%
H131B94(A182ガブリアスのじしん耐え調整メガフーディン)にどくづき 48%〜57.2%
H131B94にかげうち 33.5%〜39.6%
特殊耐久の見せ所。サイキネ撃ちたい顔したメガフーディンを呼びまくります。
が、さすがに二発で落ちますし、どくづき+かげうちでは無振りでも乱数なので、やはり初手で毒を引けないと厳しいです。
ベトベトンのかげうちは結構読まれにくく、まもるを見せるとアンコールで縛ろうとしてきたりするので、そこにかげうちを叩き込んだりできます。
逆に相手がまもるやみがわりを使った場合には、どくづきをかなしばりで縛りにくることがあるので注意。
・ギルガルド
<被ダメージ>
れいせいC252振りシャドーボール 28.7%〜34.4%
れいせいA6振りじゃくてんほけん発動かげうち 43%〜50.7%
<与ダメージ>
H252振りブレードフォルムにだいもんじ 61%〜71.8%
H252振りブレードフォルムにかげうち 33.5%〜40.7%
じゃくてんほけん特殊型に限り役割対象です。つるぎのまいを使う型には完全に起点にされるので気を付けましょう。
後攻だいもんじを当てた後はまもるで回復すると良いです。じゃくてんほけんを失ってHPも削れたギルガルドはまず引きません。
かげうちを警戒されてキングシールドを使ってくることもありますが、こちらのまもるが後攻になって失敗するので、もう一度まもるを使ってブレードフォルムになってもらいましょう。
こんなことをしている間にくろいヘドロでどんどん回復できますし、かげうちが通ればほぼ無償突破です。
まとめ
高火力、高耐久をストレートに生かす型ですが、個人的にはとても使いやすいです。
サポート型には仕事をされやすかったり、おにび持ちや耐久型に弱いですが、相手が単純なアタッカーであれば撃ち合いで勝てる範囲が非常に広いのが魅力。
後出し性能もそれなりにあり、毒によって相手交換への圧力が掛けやすいので、サイクル戦に適性があると感じました。