はじめに
6回目の投稿となります。今回は鉢巻きカバルドンです。不要という声が多ければ削除します。
論を読む前に以下の注意点に目をお通し下さい。また、それらに納得できない場合はブラウザバックをお願いします。
- HABCDS や、ぶっぱ、特化、準速、最速などの表現を用います。
- ポケモン名や、技名、道具名、タイプ名などの略称を用います。不明な点があればコメント欄にてお願いします。
- お互いに指定が無い限り6Vとします。
- ダメージ計算はトレーナー天国さんのものを使用しています。
- コメントをユーザー限定としています。ご了承ください。
- 評価をつける際にコメントを頂けると嬉しいです。
カバルドンとは?
第4世代で登場した、カバをモチーフとしたポケモンです。タイプは単地面タイプで、優秀な特性である砂起こしを持ちます。種族値は108-112-118-68-72-47と物理面が尖っており、HBの高さ、補助技の豊富さから、現在レートでは物理受けないし起点作りの型が主流です。また、相性の良いポケモンとして考えられた構築の、カバルカイリューやカバリザといった構築も有名です。今回はそんな固定観念を逆手に取った、アタッカー型のカバルドンを紹介したいと思います。
採用理由
- 1.高いA種族値+特性砂起こし+広い技範囲によるアタッカー性能
優秀なHBの種族値に目が行ってかすれがちですが、カバルドンのA種族値は112もあり、これをA特化すると実数値が180となるので、目安としては陽気Aぶっぱガブリアス(A実数値182)とほぼ同等の威力に変わります。これに特性の砂起こしによる砂嵐を考慮に入れると、砂ダメを受ける相手には陽気鉢巻ガブ以上の負担をかけることも叶います。また、技の方は一致技が1つしかないもののその地面は範囲が広く、加えて闘技の馬鹿力、鋼技のアイアンヘッド、岩技の岩雪崩、3色キバなど、覚える技の範囲はアタッカー運用するには十二分です。
- 2.優秀な物理耐久・そこそこの特殊耐久
このポケモンの物理耐久は何度か書いているようにとても優秀で、無振りでも特化メガガルの捨て身タックルを確定耐えする程です。それに比べるとDの種族値は72と微妙な感じがします。しかし、高いHの恩恵を受けると平均より高い特殊耐久を持つことが可能です。これらにより、低いSのため後攻になりやすいカバルドンでも行動できることが多いです。
- 3.物理受け・起点作り型への思考誘導による行動の抑制
先にも書いたとおり、現在使われているカバルドンは物理受け若しくは起点作りの型が主流です。それによって相手の謎行動を呼び、役割が遂行しやすくなります。例えばゴツメを予想し、怠けるでの回復を絡めて削れていくことを危惧した相手は低下力でも非接触の技を優先して撃ってきたりします。また、相手に有利対面だと思わせることで被害が少なくなる相手もいます。具体的には、上から挑発を撃って縛ってくる相手、ラムの実を持って悠々と起点にしてくる相手あたりでしょうか。それ以外にも猫騙しの牽制になるなど、様々な行動を抑制できます。これらの例のように、完全に定まっている既成概念を逆手に取って、こちらにとって有利な動きをしてくれることがあるため動きやすいです。
差別化
差別化の対象を、地面タイプの鉢巻きアタッカーとして名高いガブリアス、霊獣ランドロスと役割や種族値が被っているドサイドンの3体として考えます。
- ガブリアス : 単純火力ではカバルドンが下回りますが、砂嵐のダメージを加えるとカバルドンの方が上になります。また、素早さでは劣っていますが、それを補う耐久を持っています。技範囲の方では、ガブリアスが覚えない氷技や(高威力の)闘技などを覚えます。タイプ上、一致技が2つあるガブに対し、4倍弱点がないところも差別化点になります。ガブリアスは型が多くて読まれにくいですが、カバルドンもそれ以上に読まれにくく、謎行動を誘えるのは優秀です。
- 霊獣ランドロス : 特性威嚇により、カバルドン以上の物理耐久を持ちます。ただ、特殊耐久はカバの方がまだ高いです。火力面は大差こそありませんが砂込みでもカバより高く、不利な相手に対面しても蜻蛉帰りで対面操作ができます。しかしカバの方は4倍弱点がないため上からのめざパなどでは落とされにくく、氷技や鋼技などの技範囲で差別化が可能です。また、ガブのところにも挙げた、ランドとは違った読まれにくさも差別化点になります。
- ドサイドン:種族値は、カバの方がDとSが少し高いくらいで他はほぼ上位互換。タイプが被っているどころか技範囲も被っています。しかし大体がアタッカーとして使用されるドサイドンと違い、このカバルドンは読まれにくさがまるで違います。また、ハードロックを加味しても4倍弱点が2つもあることには目を瞑りかねます。
カバの方が優れているところと相手の方が優れているところの2つに着目して書きましたが、「こいつも差別化対象に入るんじゃ?」などご意見がありましたら、コメント欄にてお願いします。
持ち物
アタッカー運用のため、持ち物は拘り鉢巻きで確定とします。他の火力アップアイテムとして命の珠や達人の帯などが挙げられますが、鉢巻きにすると単純に火力を補うことができ、具体例としてはH252盾ギルガルドや203メガガルーラを確定で倒すことができます。
また、突撃チョッキでも同じようなアタッカー運用ができますが、それだと型がまた違ってしまいますし、何より意表がつけるこの型の場合、耐久を厚くして多く殴るよりも攻撃に特化して1回で倒す方が役割を遂行しやすいです。
以上のことから鉢巻きを採用しました。
特性
特性は砂起こしをオススメします。これにより、岩タイプ・地タイプ・鋼タイプ・特定の特性を持つポケモン(砂かきなど)以外のポケモンに毎ターン1/16のダメージを与えられるので、火力の底上げに繋がります。
夢特性である砂の力はアタッカーとしてシナジーが合うように見えますが、素のSが低いため、砂起こし要因を1匹別に用意しないといけない割には突破力に欠けます。よって、砂の力よりも砂起こしの方が良いと考えます。
性格・努力値
- 1. 性格: 意地っ張り
努力値: H60 / A252 /B28 / D124 / S44 (実数値: 191-180-142-x-108-73)
H…16n-1、6n-1
A…特化
B…特化ガブリアスの地震を確定で2耐え
D…Cぶっぱメガルカリオの気合い玉を確定耐え
S…S4振り50族+2
個人的には一番安定性があると思っている調整です。できる限りの火力を出すためAに極振り、Sはカバルドンが抜ける範囲で特に抜いておくと安定性が高まるメガクチート・マリルリを意識。ついでに同族を意識してる個体や同じようにS4振り50族抜き調整をしてるポケモンにも上を取れる44振りです。あとはHにゴツメダメや(物理受けと読まれれば)呼ぶ毒毒などの定数ダメージを意識した16n-1調整をして、BとDに振り分けた、といった具合です。HBについて、ガブが逆鱗を撃ってきたら確定2耐えはできませんが、どうせ1発は耐えますし、逆鱗を切ってるガブやゴツメ警戒で地震を撃ってくるガブは結構多いので、余りそれで困ったことはありませんでした。因みにSの4振り50族抜き抜き調整はメガクチマリルリの上を取っても勝てる確率が100%ではないため意味がない、と仰る方はいると思うので、その方は下の調整ラインを見て好みになさってください。
また、ASの努力値振りを上のもので確定とした場合、HBDに108-4-100と振れば、特殊耐久は変わらないまま物理耐久を僅かに上げられるとともに、Hが6n-1の値になります。しかし、それによって確定数がずれる相手が見受けられないため、確定欄には定数ダメージを意識した上の方を入れています。定数ダメの方が受けないかもしれませんが……。
- 2. 性格: 意地っ張り
努力値: H60 / A252 / B4 / D60 /S132 (実数値: 191-180-139-x-100-84)
H…16n-1、6n-1
A…特化
B…余り
D…C252ボルトロスの草結びを確定耐え
S…4振り60族+3、岩石×2で最速100族+1
1の努力値振りを少し変えたもので、岩石封じ採用時の努力値振りです。基本的には1と変わりません。特殊耐久は少し落ちますが、物理耐久はあまり変わらないため、元の物理耐久の高さと(岩石封じのS操作による)そこそこの素早さを両立できます。
- A調整ライン(意地っ張り・鉢巻き前提)
44振り…地震で無振り等倍ゲッコウガを確1
124振り…威嚇非込み氷のキバで無振りメガボーマンダを確1
148振り…地震でH252盾ギルガルドを確1
204振り…噛み砕く+砂ダメでH252メガゲンガーを確1
252振り…馬鹿力で203メガガルーラを確1
- S調整ライン(性格補整無し前提)
無振り…S4振りローブシン抜き
36振り…S4振り50族抜き
44振り…岩石×2で最速80族抜き
116振り…S4振り60族抜き、無振りバンギラス抜き
136振り…岩石×2で最速100族抜き
156振り…S4振りハッサム抜き
236振り…S4振り75族抜き、岩石×1で最速80族抜き
個人的にS4振りの敵の方が多いと思うので4振りばかり載せていますが、指定ラインの努力値を8減らせば無振り抜きとなります。
また、個体値を11以下・努力値無振りにすれば最遅ギルガルドを下から叩くこともできますが、H252盾ガルドなら地震で確定を取れますので、最遅ガルド抜かれは考えないことにします。
技構成
- 確定技
- 地震
威力・命中共に安定している一致メインウェボン。範囲も広く、外す理由がありません。
- 氷のキバ
ガブリアスやランドロスなどの氷4倍系へ。現環境に刺さっているので、とても便利な技です。しかし、威力65命中95と、もうひとつ欲しいような数字です。パンチさえ覚えれば……短足短手への制裁は辛い……。
- 候補技
- 岩雪崩
ファイアローなどの4倍系含め、用途が広くて使いやすい技です。威力命中共に安定しています。残念ながら怯みは狙えそうにありませんが、地震との相性も良いのでオススメです。
- 岩石封じ
鈍足を補うS操作技。威力こそ出ませんが、弱点をつけばそこそこのダメージは期待できます。
- ストーンエッジ
命中不安ですが、岩雪崩を大きく上回る火力を出せます。具体的には、H252ミトム、無振りメガリザードンX、H252化身ボルトロスなどの確定数をずらすことができます。
- 馬鹿力
範囲が広い高火力技。ABダウンは痛いですが、元々のステータスが高く、そもそも全抜きできるほどのポテンシャルは持ち合わせていないので、多くの場合下から撃つカバルドンにとっては余り重くはないです。オススメ技。
- 炎のキバ
ハッサムなどの炎4倍系へ。地震や氷のキバと役割が被りがちですが、4倍系への確定数は変わるので、それらを重視するならアリです。パンチさえ(ry
- アイアンベッド
フェアリーピンポイント技。需要は低くないので、炎のキバと同じくそれらを重視するならアリです。
- 噛み砕く
クレセリアなどの地面無効抜群へ。確定欄のことを考えるとそれほど入れたい技ではありませんが、ゲンガー対面でメガ進化するかどうか分からなくても安定する、というメリットはあります。また、20%でBダウンも狙えます。
ダメージ計算
- 与ダメージ(乱数1発以下になる場合は、砂ダメージ込みで計算しています。)
- 地震
無振りメガリザードンX
割合: 152.9%~180.3% 回数: 確定1発
H252メガバンギラス
割合: 86.9%~102.4% 回数: 乱数1発 (12.5%)
H252メガゲンガー
割合: 183.2%~215.5% 回数: 確定1発
H252盾ギルガルド
割合: 107.7%~126.9% 回数: 確定1発
威嚇込みH252メガクチート
割合: 89.1%~107% 回数: 乱数1発 (37.5%)
HB特化メガフシギバナ
割合: 42.2%~50.2% 回数: 乱数2発 (91.76%)
H252ハードロックドサイドン
割合: 68.9%~81.5% 回数: 確定2発
H252メガハッサム
割合: 54.2%~64.4% 回数: 確定2発
H252ニンフィア
割合: 88.1%~104.4% 回数: 乱数1発 (64.84%)
H252マリルリ
割合: 73.9%~86.9% 回数: 確定2発
H252ローブシン
割合: 62.7%~74% 回数: 確定2発
HB特化スイクン
割合: 40.5%~47.8% 回数: 乱数2発 (53.65%)
H252カバルドン
割合: 51.6%~61.3% 回数: 確定2発
- 岩雪崩
H252メガリザードンY
割合: 168.6%~198.9% 回数: 確定1発
火傷状態無振りファイアロー
割合: 109.8%~130.7% 回数: 確定1発
HB特化サンダー
割合: 51.7%~61.9% 回数: 確定2発
H252化身ボルトロス
割合: 91.3%~108.6% 回数: 乱数1発 (82.42%)
無振りメガリザードンX
割合: 77.1%~91.5% 回数: 確定2発
H252ウォッシュロトム
割合: 38.8%~45.8% 回数: 確定3発
H252ウルガモス
割合: 125%~147.9% 回数: 確定1発
- ストーンエッジ
H252メガリザードンY
割合: 224.8%~265.9% 回数: 確定1発
火傷状態H252ファイアロー
割合: 121%~144.8% 回数: 確定1発
HB特化サンダー
割合: 69%~82.2% 回数: 確定2発 急所で確定1発
H252化身ボルトロス
割合: 121.5%~144% 回数: 確定1発
無振りメガリザードンX
割合: 101.9%~120.2% 回数: 確定1発
H252ウォッシュロトム
割合: 50.9%~60.5% 回数: 確定2発
H252ウルガモス
割合: 247.9%~293.7% 回数: 確定1発
- 馬鹿力
H252メガガルーラ
割合: 96.2%~113.2% 回数: 乱数1発 → 砂込み確1
H252メガバンギラス
割合: 139.1%~164.2% 回数: 確定1発
HB特化輝石ラッキー
割合: 73.3%~86.8% 回数: 確定2発
H252マンムー
割合: 112.4%~132.7% 回数: 確定1発
H4振りメガミミロップ
割合: 151.7%~180.1% 回数: 確定1発
HB特化輝石ポリゴン2
割合: 54.4%~64.9% 回数: Aダウン考慮乱数2発 → 砂×2込み確定2発
- 氷のキバ
無振りガブリアス
割合: 126.7%~150.8% 回数: 確定1発
H252マルチスケイルカイリュー
割合: 58.5%~69.6% 回数: 確定2発
威嚇込みH4振りメガボーマンダ
割合: 70.1%~84.2% 回数: 確定2発
HB特化グライオン
割合: 74.7%~90.1% 回数: 確定2発
威嚇込みH4振り霊獣ランドロス
割合: 96.9%~116.3% 回数: 乱数1発 (81.3%)
- 炎のキバ
H252ハッサム
割合: 126.5%~149.1% 回数: 確定1発
H252メガハッサム
割合: 94.9%~112.9% 回数: 乱数1発 (68.8%)
HB特化ナットレイ
割合: 75.1%~88.3% 回数: 確定2発
H252ユキノオー
割合: 142.1%~168.5% 回数: 確定1発
- アイアンヘッド
H252ニンフィア
割合: 95%~111.8% 回数: 乱数1発 → 砂込み確定1発
H252メガサーナイト
割合: 109.7%~129.1% 回数: 確定1発
H4振りトゲキッス
割合: 88.1%~104.3% 回数: 乱数1発 (64.84%)
- 噛み砕く
H252メガゲンガー
割合: 98.2%~116.1% 回数: 乱数1発 → 砂込み確定1発
無振りラティオス
割合: 105.8%~125.1% 回数: 確定1発
HB特化クレセリア
割合: 38.7%~45.8% 回数: 乱数2発 (21.27%)
- 被ダメージ(物理)
特化ガブリアスの地震
割合: 41.3%~49.2% 回数: 確定3発
特化鉢巻きファイアローのブレイブバード
割合: 54.9%~64.9% 回数: 確定2発
特化親子愛メガガルーラのすてみタックル
割合: 48.6%~58.1% + 24.1~28.9 回数: 確定2発
特化力持ちマリルリの滝登り
割合: 75.3%~89% 回数: 確定2発
特化メガギャラドスの滝登り
割合: 76.4%~91% 回数: 確定2発
特化メガクチートのじゃれつく
割合: 64.3%~75.9% 回数: 確定2発
剣舞後特化メガクチートの不意打ち
割合: 76.4%~90% 回数: 確定2発
特化メガリザードンXのフレアドライブ
割合: 64.9%~76.9% 回数: 確定2発
特化ギルガルドのシャドークロー
割合: 32.9%~39.2% 回数: 乱数3発 (99.83%)
特化鉢巻きカイリューのげきりん
割合: 75.9%~90% 回数: 確定2発
特化鉢巻きハッサムの蜻蛉帰り
割合: 43.9%~52.3% 回数: 乱数2発 (16%)
特化メガボーマンダのすてみタックル
割合: 70.6%~83.2% 回数: 確定2発
特化鉄の拳ローブシンの冷凍パンチ
割合: 53.4%~62.8% 回数: 確定2発
Aぶっぱ霊獣ランドロスの地震
割合: 41.3%~49.2% 回数: 確定3発
Aぶっぱテクニシャンキノガッサのタネマシンガン
割合: 28.2%~34.5%×2~5 回数: 乱数1発(36.37%)
特化マンムーの氷柱針
割合: 21.9%~26.1% 回数: 乱数1発(18.69%)
Aぶっぱメガルカリオのインファイト
割合: 65.9%~78.5% 回数: 確定2発
Aぶっぱメガミミロップの冷凍パンチ
割合: 39.7%~47.1% 回数: 確定3発
- 被ダメージ(特殊)
Cぶっぱメガルカリオの気合い玉
割合: 83.7%~99.4% 回数: 確定2発
特化眼鏡ニンフィアのスキンハイパーボイス
割合: 85.3%~101% 回数: 乱数1発 (6.3%)
Cぶっぱウォッシュロトムのハイドロポンプ
割合: 95.2%~113% 回数: 乱数1発 (75%)
特化ヒードランのオーバーヒート
割合: 70.6%~83.7% 回数: 確定2発
無振り珠ゲッコウガの変幻自在冷凍ビーム
割合: 79%~95.2% 回数: 確定2発
特化ウルガモスの1舞大文字
割合: 92.6%~108.9% 回数: 乱数1発 (50%)
Cぶっぱ化身ボルトロスのめざめるパワー氷
割合: 39.7%~47.1% 回数: 確定3発
特化サザンドラの流星群
割合: 69.1%~81.6% 回数: 確定2発
C4振りメガゲンガーのシャドーボール
割合: 42.4%~50.2% 回数: 乱数2発 (0.39%)
CぶっぱメガリザードンYのソーラービーム
割合: 93.1%~109.9% 回数: 乱数1発 (56.3%)
特化ギルガルドのシャドーボール
割合: 48.6%~58.1% 回数: 乱数2発 (95.3%)
無振りスイクンの熱湯
割合: 48.1%~57.5% 回数: 乱数2発 (90.6%)
Cぶっぱジャローダのリーフストーム
割合: 91%~107.8% 回数: 乱数1発 (50%)
無振りポリゴン2の冷凍ビーム
割合: 40.8%~49.2% 回数: 確定3発
運用
相手のパーティーに岩弱点が多い、昆布戦法が刺さりやすい、低速起点作りを起点にしてくるポケモンが見える、と言ったときは、大抵の人がカバの起点を阻止する要因を繰り出してくるので、それが「高火力で動く前に倒す」といったものでなければ先発がとても安定します。そうなった場合、挑発やらラム剣舞やらをしてくれてる間に高火力を押し付け、後続にも削りを入れて退場する、といった流れになります。それ以外なら、元々の高い物理耐久を生かした、物理技読みの後だしが良いですが、接触技の場合ゴツメではないことがバレるなどのデメリットがついたり、耐久に多く振ってないため高火力は1度耐えるのでいっぱい、という難点はあります。それでもダメ計を見てもらえば分かるように、名だたる高火力技を一撃以上は耐えることができるので、繰り出しの幅は狭くないと思われます。
相性の良い味方
- メガルカリオ・カイリュー・ファイアロー
単純にカバルカイリュー(カバルカアロー)の偽装になり、相性補完も良いのでオススメです。カバで暴れて相手を削ったあとにファイアローを出し、ブレバで突破or交代読みで舞う、という選択肢を稼げるのも汎用性があって良いと思います。
- メガリザードンY
こちらもカバリザYとして有名です。カバを止める対象となる高火力特殊をその高い特殊耐久で止めることができ、物理が多くリザに4倍で刺さる岩技にはカバを後出ししていけます。また、通常型カバと同様に下手すれば起点にされかねない相手であるジャローダに強いのも利点です。天候を自由に操作できるのも、カバリザYの強みですね。
- メガフシギバナ
スイクンミトムマリルリジャローダなど、特殊水や草、両メインウェボンを半減できるポケモンに対して、安定して繰り出せていけます。逆にカバルドンは、メガマンダやアローなど、メガバナを狩る対象となる相手に役割を持てます。メガバナの相性は補完できませんが、物理をカバ、特殊をバナと役割を補完できているのでオススメです。
おわりに
ここまで読んでくださりありがとうございました。この論で鉢巻きカバルドンの魅力を伝えられていたなら幸いです。以上でこの論を終わります。