ヌケニンを使ってる身として過去育成論では伝えきれてないことがあると感じたのでフォーク投稿です。
ヌケニンの強みは何か
ヌケニンはその特性上、一部の相手を完封出来る点と何度でも受け出せる点で優れている。
- 一部の相手を完封
スイクン/オニゴーリ/ボルトロス/ニンフィア/グライオン/ルカリオ/ラティオス/ピクシー/サーナイト/エーフィ/ライコウ/ニョロトノ/キングドラ...(思いついた分だけ。多分まだいる)
上記の相手の他にもこだわりアイテムを持った相手(鉢巻ガブリアスや眼鏡水ロトム等)であったり、ヌケニンへの有効打を持ちうるが持っていない場合もある相手(ガルーラやハッサム等)に対して何もさせない。何も出来ない相手は引くしかないので行動が容易に読める。
また何もさせない相手が居るということは、それ以外の相手を処理出来れば勝ちということである。つまり、ヌケニン自身が一つの勝ち筋(詰め筋)になれるという強みがある。
- 何度でも受け出せる
受け出しても体力を消耗しないため、ヌケニン自身は何度でもサイクルに参加することが出来る。またヌケニンに有効打を持つ相手に対しても、例えばカイリューのげきりんに1度ヌケニンを受け出した後に後続に交代することで、げきりん×2を受けきれなくてもヌケニンを挟むことでサイクルを回すことが出来るようになる。これらの点やとんぼがえり/ボルトチェンジを不発させることが出来る点も相まってサイクル負けしにくい。
以上の2点を踏まえて、受け思考のサイクル、特にメガヤミラミとの並びを前提に話を進める。
構成
- ステータス
ヌケニン@きあいのタスキ
さみしがり(こうげき↑ぼうぎょ↓)/ふしぎなまもり
個体値:×-31-0-×-22-31
努力値:0-252-0-0-0-252
実数値:1-156-45-×-46-92
技構成:かげうち/ひみつのちから/おにび/つめとぎ
削れた相手へのとどめや最後っ屁になるかげうちの火力とダウンロードやメタモンを意識した配分。すばやさは4振り70族+1になっているが、好みで上げても下げてもいい。細かい事を気にしないならこうげきだけの1Vでもさほど問題は無い。最悪0Vでもいい。
- 技構成
かげうち/ひみつのちから/おにび/つめとぎ
で確定。理由を説明する。
冒頭で書いた通りこのポケモンはヌケニンであるというだけで役割を持つので、技構成に汎用性を求める必要はない。なので、このポケモンで対策すべきTOD(時間切れ判定で勝ちを狙う戦術)を意識した構成とした。
まず突破力を上げるためのつめとぎは確定。それに合わせて先制技のかげうちとゴツメ等に触れずに攻撃できるひみつのちからが入った(天然ピクシーには倒されないがこちらも倒せないので、予め残ポケモン数やHP割合で勝っている必要があることに注意)。余ったラスト1枠には、何も出来ない相手に受け出した後、交代際に物理アタッカーの火力を下げて後続の負担を減らしたり単純なダメージソースとなるおにびを採用した。
フォーク元の育成論のようにSを下げて必中のつばめがえしでピクシーのTOD対策を施すことも考えられるが流石にピンポイント過ぎるので立ち回りや後続でカバーすることとする。この点に不安があるならおにびを切ってつばめがえしを採用すればいい。
ダメージ計算は必要な場面でその都度やってください。そんなに無いとは思いますが。
- もちもの
きあいのタスキ
不利な相手に1度だけ居座れる。これによって2回攻撃出来るようになったり、無理やり攻撃を耐えておにびを入れたりすることが出来るようになる。推奨するのはこれ。
ぼうじんゴーグル
味方のバンギラスとの同時選出や相手のカバルドンを意識するなら。利点が薄いのでなるべく持たせたくない。
各種きのみ
候補としてはラム/チーゴ/モモンのどれか。タスキとは違って、状態異常技に対して1度だけ居座る事ができるようになる。安定なのはラムだが、チーゴとモモンなら麻痺したときに治らないため毒と火傷で倒されなくなる。ただ今回は特性マジックミラーのメガヤミラミと組ませる前提なので必要なし。
立ち回り
ボルトロス/スイクン/ピクシー/オニゴーリ/ニンフィア/サーナイト/ルカリオ(その他ヌケニンで完封出来る相手)の内の何体かが見せ合いの時点で居る場合、積極的に選出する。その際、なるべくメガヤミラミとの同時選出を視野に入れるようにする。基本的にはヌケニンを倒せない相手と対面させて相手の後続に向けておにびやひみつのちからを連打したり、交代読みでこちらも交代して有利対面を作るだけなので特に気を付けることはないが、ボルトロス/スイクンを相手にする時は少し注意が必要である。
何故かと言うと、どくどくを持った個体が一定数居るからである。そこで予めヤミラミをメガシンカさせておく事で、ボルトロス/スイクンにヌケニンを受け出した次ターンはメガヤミラミへの交代が安定択となる。どくどくを持ったボルトロスやスイクンにはめいそう+バークアウト持ちのメガヤミラミで勝つことが出来、逆にこの構成のメガヤミラミで相手をするのが面倒なわるだくみボルトロスやめいそうスイクンはヌケニンに有効打が無い。
ヌケニン+メガヤミラミの並びではおにびの効かない物理(ファイアロー/バシャーモ等)や最初から火力の高い特殊アタッカーが重いため、相手に合わせて3体目で対応する必要がある。またヌケニンに受け出してくる炎タイプに通るどくどくをおにびの代わりに採用することでサイクルを有利に進めることも出来る。
おわり
言いたいことはコメントかTwitterでどうぞ。Twitterの方が迅速に対応できる気がします。
野生のツチニン捕まえてきてレベル上げるだけで育成終わるので使ってみてね。