注意書き
特筆すべき理由がない限り、お互いのポケモンの個体は6Vであると想定します。
HP、攻撃、防御、特攻、特防、素早はそれぞれH A B C D Sの略称を使います。他にも不明な単語がありましたら「ポケモン、用語」等と検索して頂けると理解して頂けると思います
この育成論では実数値と特筆されていない場合、ダメージ計算等に記載されている数字は努力値とします。
実数値を記憶していない者への配慮なのでご理解の方をお願い致します。
また、始めての育成論の投稿となりますのでorca様の育成論を参考に書かせて頂きましたので形式が似ているとは思いますがご了承ください。
前語り
初めまして、ぐるてんちょーと申します。
今回、初めての育成論投稿となりますので至らぬ点は多いかとは思いますが育成論の質向上の為にも是非不自然な点がありましたらご指摘の方をよろしくお願い致します。
自分は今作、ORASに環境が変わってからシンボラーの可能性と言う物を模索し続け現段階では四十種以上のシンボラーを育成してきました。
そんな中先日シンボラーに関する育成論が投稿され、拝見させて頂きましたがやはりどうしても他ポケモンの劣化じゃないか、と烙印を押されていたのを目の当たりにしました。
なので自分が現在使い、非常に使いやすかったシンボラーの型についての育成論を投稿する事で皆様の認識を少しでも変え可能性を感じて頂ければなと思い育成論を投稿した次第です。
前もって記述して置きますとこれはマイオナポケモンでは無くしっかりと環境でも活躍できるポケモンを目指しています。この明記はシンボラーを使用するに当たって大事な意識なので念頭に置いて頂きたいと思います。
シンボラーってどんなポケモン?
第五世代より登場したエスパー飛行ポケモン。尖った種族値は無いものの耐久、特攻方面でも最低限の水準はクリアしており素早さも97族と比較的早いポケモンに分類されます。一癖も二癖もある特性を活かし、型が読み辛く予備知識があればあるほどこの対面に苦心する人は多いと思います。
特性について
シンボラーには三種類の特性があります。
一つは相手の変化技を回避率二段階上昇状態で回避できる様になるミラクルスキン
次に多くのダメージが伴う変化技を無効化するマジックガード
そして最後に本育成論にて考察するいろめがねです。
いろめがねとは効果今ひとつの技の威力が二倍になると言う特性です。
1/2は等倍に、1/4は1/2になります。
多くの人はその思考停止な強さ、及び飛行タイプでありステロに弱い事からマジックガードを選択しますが今回はいろめがねで確定させて頂きます。
こだわりスカーフの弱点である相手の後続へ負荷を掛けれず起点にされてしまう事を防止します。
持ち物
複数の候補を考察しどっちの道具について話しているか分からないと言う状況を防ぐために道具は「こだわりスカーフ」一つに確定させて頂きます。
似た様な構築で「こだわりメガネ」も試して見ましたがスカーフの方が断然仕事が出来ました。
いろめがねとこだわりメガネの相性は非常に良く、誰に引かれても等倍でメガネ火力が通るのは魅力的です。ですが環境のポケモンにメタを絞ると97と言う素早さ種族値は抜かれている事が多く、あまり仕事ができなくなります。
運用方法
簡単にいってしまえばただのスカーフアタッカーです。
ですが当然スカーフを与えるだけの価値は見いだしたつもりです。
まずは広いタイプ範囲、覚える技が実に多用なため多くのポケモンに抜群を取る事が出来、基本的には確定一発、確定二発に持って行けます。
また、スカーフポケモンの弱点であるタイプ相性による起点作りも特性いろめがねによって許しません。所詮ひかえめのC103ですが弱点を突いた後に最低限の負荷を与えられるのはこのポケモンの大きな利点です。
Cに特化したシンボラーが少ない事から先発のランドロス、ガブリアス、ゲッコウガ、ボーマンダ等はほとんど居座ってくれました。
更にこだわりスカーフを送りつける事で相手のポケモンをロックする事も当然できます。
変化技を多く使うポケモンでもあり、ちょうはつを呼びやすいので一ターン猶予をもらいつつ殴る事も可能です。
最後に、スカーフタイプ一致エアスラッシュは無限の勝ち筋を生みます。しかし対面がヒードランだったりエアスラを半減で受けられてしまうと普通はエアスラだけでは突破出来なくなります。特性いろめがねがあって初めてタイプ相性振りでも現実的な怯み勝利を目指せます。
他のポケモンとの差別化
まずはタイプからの差別化。
現在存在しているエスパー飛行ポケモンは進化もとを除けば……
ネイティオ
ココロモリ
ルギア
の三匹のみとなっています。
ルギアはレート環境では使用できないので除外するとして他の二匹と比べたいと思います。
まずココロモリはアシパ型が有名なのでは無いでしょうか。シンボラーもココロモリと同じくアシストパワーを覚えますがC方面、耐久方面の全てにおいてココロモリに勝っています。また、負けているすばやさもスカーフで補い攻撃の通りやすさ(いろめがね)において差別化はできていると考えます。
ネイティオとの差別化はシンボラーが種族値方面では勝っているもののほとんど誤差と呼べる範囲ですので勝っていたとしてもこれは差別化理由には含みません。
マジックミラーと言うマジックガードを越える協力な特性を有しているネイティオはシンボラーと良く比べられてきました。
しかしそれはあくまでサポート型マジックガードと比較した場合でおりアタッカーと比較したら完璧にシンボラーに軍配があがります。
シンボラーの中核とも呼べるこおり技、冷凍ビームや草技、エナジーボールを覚えず火力もいろめがねを有していないせいでシンボラーほどの仕事はできません。
次に特性からの差別化。
バタフリー、モルフォン、ヨルノズク、イルミーゼ、ガーメイル、メガヤンマがいろめがねを有しているポケモンです。
この特性を有しているポケモンの多くは虫タイプな様ですね。
これらのポケモン全てを上回る技範囲と優秀な努力値から差別化はできていると考えます。他のポケモンはスカーフアタッカーにすると見劣りするポケモンが多く、環境ポケモンの多くを見る事ができません。
一般的な高速特殊アタッカーとの差別化。
先発運用から相手に補助ポケの線も警戒させつつ相手に負荷を与えられ、特性いろめがねによる後続への圧力は一般的なスカーフ持ちには無い強さなので差別化ができていると考えます。
これはシンボラーでしか遂行出来ない大きな役割だと考えます。
採用理由
採用する理由
差別化の点でも上げらている様に一般的な高速アタッカーよりも安定感の意味で優れ、環境にいる多くのポケモンを見る事が出来ます。
特性、いろめがねによるタイプ相性を越えたダメージソースはこだわりスカーフと相性が良くただの環境メタ以上の働きをするので採用させて頂きました。
特に環境の非メガ枠に強く、相手の凡用性が上がれば上がるほど此方は有利に戦えると考えていいと思います。
逆に多くのメガ枠には最低限の仕事しかできません。
ですがその代わりといっては何ですがメガボーマンダ、メガラグラージ、メガヘラには強いので最近増えてきた彼らを狩れるのは環境に刺さっていると言えますね。
遂行する役割
先発で起用する機会が多いです。
この子が役割を持てるポケモンの多くは先発起用で飛んでくるポケモンなのでそれに合わせて畳み掛けます。
また、相手を処理した後も起点を作らせずにそのまま殴る事で最低限のダメージを当てる事ができます。もしまだ後続に引いた方が仕事ができると判断したら迷わず引かせて温存しましょう。
様々な攻撃を一度耐える調整ではある物の繰り出して安定するポケモンでは無いので手持ちに引いた場合でも死にだしが安定します。
ちなみに自分のPTは耐久に厚く降った殴り合うアタッカーが多かったので比較的に鈍足な部類でした。おかげでヘラクロスに怯えながら生活をしていたのでメガヘラが重いと感じたPTでしたら後続に忍ばせておく事をおすすめします。
努力値
C 火力がインフレした中103と言う種族値で戦うのに加え、色眼鏡により等倍ダメージを底上げしたいので252で確定です。
S このポケモンが先発でバシャーモに対面し、1加速されてもエアスラが打てる様に228振り(実数値146スカーフ込み219)
このSはちょうど1舞カイリューを抜ける素早さとなっており相手のマルスケに甘えた龍舞を許しません。余談ですが1舞最速メガギャラとも同速勝負が仕掛けられます。
H あまり28。飛行タイプである事からステロを考慮したHPに調整したほうがいいのではないかとは思われがちですが襷ガブや襷、チョッキランドに対する乱数がずれるのでステロ意識より役割を意識して乱数がずれるHにふりました。
Bに降るより壁はりミトムや特殊ルカリオ等の乱数がずれるH振りが活きる場面が多かったです。
技候補
確定
冷凍ビーム
言わずとしれた氷技ですね。環境にいるポケモンの多くに上から冷凍ビームを入れられるので非常に優秀です。起点を作りにきたミトムに対しても最低限のダメージは与えられ、身代わりもきちんと破壊してくれます。本当に重宝するので確定です。
この子が駆逐したガブ、ランド、マンダは数知れずです。ボルトへの最後の打点としても活躍しました。
ようきタスキガブ(A252)の逆鱗はきちんと確定で耐えてくれる優れた子です。
いじスカーフには乱数37.5%負けてしまいますが遭遇数自体少なかったです。また、遭遇したとしても3回に2回は勝てるので結構有利です。ですが3回に1回の方を引いた場合は後続できちんとケアできるポケモンを連れて行きましょう。
ちなみにPTにマリルリやキリキザンを入れておくと逆鱗は滅多に打ってきません。
後続のポケモンで抜きやすくする様にこごえる風を採用すると言った判断はやめましょう。持って行けるポケモンがぐんっと減ってしまいます。
エアスラッシュ
タイプ一致いろめがねから繰り出される無限の勝ち筋と安定したダメージ量は外す理由の無い協力な技です。
バシャーモやフシギバナ等への火力となります。困ったらこれ打っとけみたいな所も正直あります。
ちなみにいくら格闘1/4とは言えローブシン対面では素直に引きましょう。叩き落とすでぼこぼこにやられます。
判断は各々に任せますが自分はミトムと対面した時は積極的にエアスラを打ってました。(PT内にレボルトやガブリアスがいたので)
トリック
最後の仕事や勝てる場面を作るためにも確定です。
このポケモンは効果が今ひとつでもダメージが等倍で通る腐らないアタッカーとして組んでいるため無理に攻撃技を増やす必要は無く、コンセプトにもものすごく合っていると思います。
候補技
エナジーボール (激推奨)
先発起用が多いこのポケモンはラグラージやゲッコウガと対面する事が多いです。
ゲッコウガは両刀だとDを削ってる事が多いため一撃で持って行く事ができHに
降っていたとしても珠ダメ込みで1:1交換に持って行けます。
この子を起用した上でゲッコウガが重いPTだったのでものすごくゲッコウガを釣ってくれました。
タスキ持ちには返しでやられてはしまいますがPTに重いゲッコウガを処理できたため非常に使いやすかったです。
アシストパワー
バトンバシャがいるPTでは困った時の超火力ワンウェポンとしてすごくありがたい技でした。タイプ一致で半減の相手にも通るアシパの火力は爽快です。
悪の波動
ゲンガー等に対する最後の打点。重要度は他に劣りますが比較的便利な技であったかとは思います。エアスラ、悪波、どっちを打っても怯みゲーに持って行けると言う利点はあったので候補落ちだけは逃れました。しかし打ちたい相手も正直あまり多く無く、ゲンガーには当然殴り返しでやられてしまうのであまり重要度は高くありません。
ねごと
催眠対策
今までの様に「せめて等倍技出ろ!」と祈らずともある程度のダメージが約束された催眠対策は中々に使い勝手が良かったです。ねごとを搭載する場合はトリックを抜く事をおすすめします。
しかしやはり起きた後に起点を作ってしまう事には変わりないので採用は慎重に。
候補落ち
サイコキネシス、サイコショック
今回は候補外とさせて頂きます。
フシギバナにはエアスラで十分なためエスパー技を打ちたい相手が環境ではゲンガーぐらいしかいません。このゲンガーを見る事によって捨てる他のポケモンを処理できる可能性と言うのはあまりにも多く、候補落ちとさせて頂きました。
また、悪タイプが来て起点を作られてしまうのでエスパー技自体推奨できません。
いろめがねによって相手の攻撃で詰まないのがコンセプトなのに悪で止まるのは本構築上アンチシナジーだと考えます。アシパの場合はPT単位での構築なので例外とします。
ねっぷう
冷凍ビームと同じくシンボラーと言えば熱風も有名ですがこれは本当に使い勝手が悪かったです。確かにナットレイやハッサムを狩れるのは大きな利点ですがこれらは後続にいるポケモンに任せました。
元々ナットレイやハッサムで強く出たいのであれば特性はいろめがねよりもマジックガードでやどりぎ無効の方が対ナットレイとして強くでれると思います。スカーフトリックでもナットレイはほぼ機能停止ですし熱風を搭載するより炎技は他に任せるのが懸命かもしれません。
自分はレボルトに焼尽すを搭載して葬ってました。
ちなみにこの子がよく呼ぶヒードランにも起点にされてしまうのはよろしく無いですね。身代わりでもされてしまえば最悪です。
ダメージ計算(被ダメ)
252意地カイリュー(1舞時)しんそく(60.9%~72.1%)
冷凍ビームを耐えられてもしんそくじゃ落ちないので安心です。蛇足かもしれませんがハチマキカイリューも同じ火力です。
252意地カイリュー(弱保発動時)しんそく(81.4%~96%)
絶滅危惧種とは言えないものの8%未満しか存在しない弱保型のしんそくは耐えます。繰り出してきたカイリューは倒せますが対面からは相手に2回行動を与える都合上耐えないので後続でなんとかしましょう。
252意地ガブリアス げきりん(89.4%~105.9%
このポケモンが唯一殴られる可能性があるのは襷とスカーフなのでハチマキは考慮しなくていいです。襷スカーフで多い陽気なら確定耐え、いじっぱりでも乱数37.5%とだいぶ有利な対面です。
252意地ランドロス がんせき封じ(66.2%~78.1%)
スカーフランドのSは抜いているので考慮は襷とチョッキだけで大丈夫です。多くのランドロスはステロを撒いてくるので結構な数を狩れました。チョッキ持ちにはがんぷうを打たれたらお互いにいいダメージが入っているので素直に引きましょう。此方はスカーフなので活躍の機会は残っています。自分はこの対面でキザンに引きAを上げていました。
252臆病ゲッコウガ 冷凍ビーム(104.6%~124.5%)
襷ゲッコウガには確定でやられてしまいます。犠牲覚悟でエナボを打ちましょう。
252臆病ゲッコウガ 悪の波動(92.7%~111.2%)
ちなみに後続に通りが良いと言う理由で甘えた悪波が飛んできたら乱数56%を引く事を祈りましょう。珠なら倒せる、襷なら相手をHP1に追いやれる程度に認識しましょう。珠なら無償突破でおいしいです。
ちなみに今までやっててこの対面でゲッコウガが引いてきた事は現時点では一度もありません。
0穏やか無ぶりロトム 10万ボルト(84.7%~100.6%)
サポート型ロトムの攻撃は一撃は耐えると言う解釈で良いと思います。ハイドロポンプを打ってくる事も多いので結構居座りが安定したりします。
252控えめロトム ハイドロポンプ(71.5%~84.1%)
後続に地面タイプやレボルト、ライボルト等を入れておく事で電気技を牽制すればドロポンを打ってくる事はすごく多かったです。火力に振り切ったアタッカーでも確定で耐えるので畳み掛けて行きましょう。当然、ガブ読みで飛んでくるめざ氷も耐えます。
252意地バシャーモ フレアドライブ(84.1%~100%)
此方も乱数6%でよっぽど運が無い限りは勝てます。珠は元々エアスラで持って行けるので考慮には入れてません。ちなみにメガバシャは抜けないので1加速の段階でメガシンカしてきたら素直に後続に引きましょう。
252意地マンムー 氷のつぶて(60.9%~72.8%)
最後の負け筋でつぶてを耐えないと行けないと言う場面があるのでこれも覚えておくと便利です。ちなみにチョッキが増えてきた環境なので意地252との遭遇は珍しいです。2.6%しか存在しないハチマキには乱数37%を取られてしまいますが2.6%に遭遇した上で37%を引くのはスーパー誤差なので気にしなくていいです。
252意地メガガルーラ 猫だまし(44.3%~53.6%)
猫だましでこれだけ入るので不意打ちがどれだけ入るかは容易に想像できます。しかしエスパー飛行がいる事で相手のグロパンは牽制されるのでゴツメ持ちに引く事をおすすめします。ちなみにゴツメガブと組み合わせてガルーラに負けた試しはあまりありませんでした。
252意地メガガルーラ 秘密の力(74.8%~90%)
ゴツメガブが唯一倒しきるまではいけない秘密の力ガルーラの秘密の力は意地252振りでも確定で耐えるのでガルーラには弱い組み合わせではありません。
ダメージ計算(与ダメ)
冷凍ビーム
H252ガブリアス (104.1%~122.7%)
H252ガブなんてそうそう見ませんがどれだけHに降っていても持って行けると言う事の証明の為ダメージ計算は全てHを厚く見積もっています。
H252ランドロス(118.3%~140.8%)
上に同じく。スカーフも抜けてるし襷持ちにも基本勝ちです。
H252チョッキランドロス(79.5%~93.8%)
襷と同じく無償突破出来ない個体ではあるが大ダメージを与えつつ有利対面には変わらない。岩石封じは被ダメにて説明済み。
H252メガボーマンダ(104.9%~124.7%)
この対面では竜の舞、身代わりを打ってきた……と言えたら嬉しいのですが対面したマンダは全て駆逐してきたので分かりません。慎重HDもそれなりに降らないと耐えなくなり、そこまでさくとAが足りないので此方も落ちません。完全有利対面です。
H236ボルトロス(63%~75%)
オボンの実持ちのボルトロスに対してはこれだけ入る。多くのボルトはこの対面を有利だと考え、悪巧み、ちょうはつを打ってくる。ちなみにオボン込みでも確定二発。
ですが穏やかボルトロスにはオボン込み二発では足りなくなります。耐久に厚く降っていると判断したら深追いはしない様にしましょう。
エアスラッシュ
無振りバシャーモ (104.5%~123.8%)
襷でも此方はむこうのフレドラで落ちず、反動でむこうが落ちる。襷バトンでも今ひとつが存在しない分バトン先にも安定して仕事ができ、襷バトンによくある守るを切ってるタイプにはバトンすら許させない。
H252メガフシギバナ (55.6%~67.3%)
確定二発です。相手がヘドロ爆弾を控えめぶっぱでしてこようと確定二発で耐え、此方が圧倒的有利です。当然エアスラの三割怯みもブッ刺さります。
眠り粉も命中率を通し、怯みを躱し、2ターン置きを回避しないといけないと言う難関があるのでだいぶ此方が有利です。
H180ジャローダ(72.8%~86.7%)
お相手のリフストに受け出しながら突破を狙う時に使います。上から殴れるので怯みもありますしお相手の光の壁は間に合いません。ダメ計はゴツメやオボンで多い配分にしました。どちらも確定二発です。
H252メガヘラクロス(124%~147.5%)
こちらも当然一発。自分はこの子にメガヘラの処理を任せていたのでこいつが選出段階にいたら毎回後続に忍ばせていました。
エナジーボール
(珠)H12ゲッコウガ(84.5%~100.6%)
珠ダメ込みで持って行けます。1:1交換を目指しましょう。
ちなみに多くの両刀個体はガルーラの猫だましや先制技の多さから無邪気にしています。
そのため両刀は無条件で確定一発に持って行けます。
最近は両刀がどんどん増えてきているのでちょうどいいですね。
H252ラグラージ(102.4%~121.7%)
タイプ相性的に図太い個体が多く、オボン持ちが多いです。壁でも張りにきたか?と思わせながら打ってきたステロなんて許さずに蹴散らしましょう。
H252メガラグラージ(86.9%102.4%)
確定一発には持って行けず乱数も耐える方に寄っていますが一撃で大きな負荷を与えられます。ちなみにすいすい化でも基本メガラグラージは抜けます。シンボラーを抜けるほどSを降ると今度はメガラグの火力が足りなくなり普通に殴り倒せます。
悪の波動
無振りゲンガー(80%~94.8%)
見ての通り悪の波動では無振りのゲンガーですら突破できません。もう少し火力があれば採用価値は上がっていたかもしれません。
ダメージ計算は弱点を突く大間かな環境ポケ相手にしましたがこれらはあくまで目安です。このポケモンの真価はいろめがねによる後続への負担です。ですがそれらは全てのポケモンに刺さる分、ダメ計を全てのせる事は出来ないのでそれらは体感で覚えて行きましょう。しって置くべきは誰を対面から倒せ、誰が倒せないかなので等倍火力を計算するより此方に記載しているダメージ計算を知る方が大事です。
また、上記のダメージ計算は全てHに厚く見た上での計算です。メジャーなH振りや耐久振りを意識するより様々な型の目安にしやすいのでこの様な方法を取らさせて頂きました。それなりの火力があるのは見て取れますね。
※アシパのダメージは振れ幅が大きいので各自で計算してください。
相性の良い味方
キリキザン
キザンボラー構築と呼んでいる個人的には相性のいい組み合わせ。格闘四倍は格闘半減に、地面タイプは完全無効にできる相性補完の優れたポケモンです。この二匹をマンムーで見ようと来た相手にシュカの実を持たせたキリキザンのアイアンヘッドが決まるのは爽快で安定して強かったです。エスパーを無効にしながらフェアリーに強くなれ、サナにも非常な強さを発揮しました。また、キザンを見るために必要なポケモンの多くがシンボラーで狩れるポケモンでした。余談ですがシンボラーとランドロス対面でも強いです。シンボラーは岩石封じを一度耐えますが二度目はSが抜かれているので引かなくてはなりません。そこでこの子に引きSダウンA2段階アップを引きますSが下がっても不意打ちがあるので強いです。ちなみにシュカの実のおかげで相手が地震を突っ張ってきても耐えるので叩き落とす安定です。
ゴツメガブリアス
環境で戦って行く上で完封されては行けないガルーラに非常に強く出れます。ちなみに陽気最速のガブでガルーラの上を取り、逆鱗+ゴツメ鮫肌ダメージで冷Pで沈められても倒せます。結構呼ぶハッサムにも強かったです。
最後に
如何がだったでしょうか。いろめがねと言う特性は非常に安定感がありスカーフとの相性は抜群でした。一時期、こだわりメガネによる交代先への超負荷を掛けるPTを作っていましたがそれとは比べ物にならない働きぶりでした。
案外多くの環境にいるポケモンと戦え、その上お相手には明確な対策と言える対策は組めないポケモンです。
これで少しはシンボラーの強さと魅力を伝えられたかと思います。是非気が向いたら試してみる事をお勧め致します!
不鮮明な点やダメージ計算の追加希望、また育成論向上のためへの細かな点等がありましたらお気軽にお申し付けください。
追記
育成論を投稿してから少し時間は経ちました。今までシンボラーの個体でひかえめの数がおくびょうの数を上回る事も無く、いろめがねの数がマジックガードの数を上回る事はありませんでした。
ですが今となっては数は逆転しており、採用率4位だった熱風は10位に、ランク外だったエナジーボールがランクインしていたりスカーフの採用率が1位になっていたりと嬉しい事ばかりです。
ここまで育成論の影響が強いとは思ってはおらず、日の目をあまり見てこなかったシンボラーを採用してくださる人々が多く、素直に嬉しかったです。
この場を借りてお礼をさせて頂きます。ありがとうございました!