はじめに
六回目並びに今年に入っての最初の投稿となります 蛍と申します サポートイルミーゼの投稿からかなりの期間が空いてしまいましたが、高評価を戴きとても嬉しく感じます 今後ともよろしくお願いします
今回はBW2に登場するひひひろし君のご親戚であるハリーセンの育成論を紹介させていただきます
- この育成論では指定のない限り理想個体(個体値31)を想定しています
- この育成論ではゲーム内では使用されない単語、略称が含まれています あらかじめご了承お願いします
- 至らぬ点がありましたら、コメントでご指摘、ご意見よろしくお願いします
ハリーセンについて
ハリーセンは第二世代に初登場したハリセンボンがモチーフである毒/水のポケモンです この育成論を見て「そういえばそんなポケモン居たような気がする」と思った方もいるのではないでしょうか? とても影が薄く、水タイプ自体の数も多いので他のポケモンに埋もれがちです
対戦についてですがハリーセンのタイプはドククラゲと同じく毒/水で防御面では弱点3つに対して耐性が8つとかなり優秀です そのため、特定のポケモンのメインウェボンを両方半減にすることが出来ます(バシャーモ・クチート・マリルリ・ハッサムなど) また、地面弱点が痛いですが耐性的に物理受けに向いているため、ドククラゲよりも役割とかみ合っています 一方の攻撃面でも悪くはなく、フェアリー追加により、毒技の需要もあがりました
種族値を見るとASが少しある程度で全体的に低水準ですが、夢特性解禁時に威嚇を獲得し、それでもやや数値が足りないですが物理受けとしての役割が遂行し易くなっています
覚える技は補助技中心に意外と豊富で 熱湯・アシッドボム・挑発・電磁波・小さくなる・みちづれなどかなりいやらしい性能の技が揃っており、全体的に見てサポート向けのポケモンとなっています
今回は六世代となり、BWと環境がガラリと変わったのでそれを踏まえながら威嚇を撒く物理受け及び流しのハリーセンを考察していきます
採用理由
- 物理・補助ポケに対しての圧力(威嚇、挑発等)
- 炎、氷、格闘などの一貫性を消す
- 状態異常撒き、威嚇撒きなどの後続のサポート
- 愛
考察
- 努力値
H244...奇数調整
B252...全振り
S12...同族意識(主にスイクン)
実数値
腕白の場合
171-115-139-x-75-107
図太いの場合※A個体値0
171-90-139-75-75-107
種族値自体余裕がないので基本はこちらで確定になります 素早さ振り重視の場合はBW時代に投稿された型の努力値配分を参考にするといいと思いますのでそちらをご覧ください
- 性格
腕白or図太い
物理に特化するためB↑、後は覚えさせる技によって腕白か図太いの選択になります 本育成論の技欄では物理技を採用しているため腕白になっています 特殊技採用もしくは攻撃技を採用しない場合は図太いになります
- 特性
威嚇
登場時、相手のAを一段階下げる強特性です
物理受けに相性が良く、数値が足りないためこの特性で確定とさせていただきます
毒のトゲも物理受けと相性が良いですがハリーセンは毒よりも入れたい状態異常(猛毒、火傷、麻痺)があるので不採用です
すいすいは雨を主軸としていないため候補外です
- 持ち物
黒いヘドロ
毒タイプのポケモンは1/16回復し、それ以外は逆にダメージを受ける持ち物です
一応トリックやすり替えの抵抗になるのでよほどのことがない限り食べ残しよりもこちら優先で
回復ソースの乏しいハリーセンと相性が良く、上の持ち物欄でもこの持ち物が入っています
この持ち物の場合は相手に負担をかけれる手段が乏しいので裏の攻撃の一貫性を作る及びサポートを重視した技構成となります
ゴツゴツメット
接触技を受ける際、相手に1/6ダメージを与える持ち物です
ハリーセンにとって貴重なダメージソースで相手の処理スピードを早めることが出来ます
この持ち物の場合は繰り出し回数に限りが出るので相手を削ることを重視した技構成となります
- 選択技
守る
様子見やヘドロ採用時の体力回復、猛毒や火傷のダメージ稼ぎに使います
とりあえず使うという場面が多く、使う頻度もかなり高いです 守る読み交代or積み技身代わりに注意
挑発
起点回避技
ハリーセンの前で起点を作ろうとするポケモン(特にハッサムクチートナットレイ等)は多いので、使う場面は多いです
物理受けにしては速い部類に入るので鈍足の補助技使いのポケモンにも刺さります
滝登り、毒突き
癖のない攻撃技
火力が低いため、さほど負担はかけられませんが処理スピードを早められます
滝登りは一応電磁波と組ませれば麻痺るみも狙えます
今回は無効タイプがなく、毒状態にならない滝登りを採用
毒々
相手へのダメージソース
六世代から毒タイプは必中のため、さらに使いやすくなりました
鋼、毒には無効
守ると相性が良いです
電磁波
一定確率行動不可+Sダウンの麻痺にさせる技
バシャーモなどを機能停止に出来ます
六世代から電気には無効になってしまいましたが使いやすさは健在です
猛毒との併用は出来ません
熱湯
3割火傷(相手からの場合は7割)の追加効果のある攻撃技
火傷を引けば引っ込んでもA↓+1/8ダメージがあるので物理に関しては機能停止に出来ます
相手を火傷に出来る自信がある方でしたらかなりの有力候補
挑発されても打てます
アシッドボム
必ずD2↓の効果のある攻撃技
効果が優秀で流しに適しています
威嚇と合わせて味方の特殊アタッカーのサポートとして使えます
攻撃技なので挑発されても打てます
小さくなる
回避2段階↑の害悪技
流した際に積んでしまえば試合をかなり優位に展開することが出来ます
私はこのような技は好きではないので使いませんが勝ちに拘る人であればかなりの有力候補です
みちづれ
相手の攻撃で倒された場合、相手もみちづれにして問答無用で瀕死にする技
役割終了や相手を流したい時に使います
積み技持ちの相手には注意です
痛み分け
自分と相手の体力を均等にする攻撃兼回復技
貴重な回復ソースでゴツメ持ちの場合には是非採用したい技
H種族値自体低いハリーセンとは相性は良さげです
黒い霧
相手及び自分の能力変化を戻す変化技
相手が積んできた時に有効ですがアシッドボムの効果や威嚇も戻ってしまうので相性としては微妙
他にも定数ダメージやヘドロ回復のターン稼ぎのダイビング飛び跳ねる、威嚇と相性が悪いですが特殊ポケモンへの抵抗としての威張る、足りない耐久を上げる蓄える、サイクルになった時のダメージソースになるまきびしどくびしなどがあります
他にも候補になり得そうな技がありましたら、コメントよろしくお願いします
- 立ち回り
技構成は以下の通りの構成で話を進めていきます
ヘドロ持ちの場合
守る/毒々/起点回避技(挑発、みちづれ、アシッドボム等)/選択技
ゴツメ持ちの場合
痛み分け/毒々/起点回避技(上と同じ)/選択技
主に物理への受け出しとしての運用になります
主な相手としてはハッサム・マリルリ・クチート・バシャーモ・ローブシン・ルカリオ等の物理格闘・炎・鋼・妖など+補助主体のポケモンです
ファイアローは特化鉢巻きですと威嚇込みでギリギリ確定3ですし、挑発鬼火はねやすめの物理受けもいるため、受け出しが安定しませんのでご注意を また、上に挙げたポケモンでも積み技持ちや特殊技持ちが一定数いるため、パーティーを見てある程度判断出来るようにしましょう
特殊相手はからっきしですので、タイプ相性が有利でも戦闘は避けましょう
交換したあとは基本的に裏にも一貫する技を打っていきましょう(主に状態異常技や攻撃技)
基本はサイクルする形になるので威嚇が入っていなかったら物理相手でも引っ込める方が良いでしょう(積み技を持っている可能性のあるハッサムやクチートなどは除く)
- 相性の良い味方
蜻蛉ルチェンのポケモン
有利対面を取りつつ、威嚇を撒くことが出来ます
ステロやまきびしを事前に撒けると試合を有利に進めることが出来ます
有名どころだとハッサムやランドロス、ボルトロス等です
トゲキッス
苦手な地面は受けてもらい、岩鋼毒氷はハリーセンで受けて貰います
電磁波を撒けばエアスラとの麻痺るみも狙えます
電気の一貫性があるので注意
バンギラス
苦手なエスパーを受けてもらい、水格闘妖鋼はハリーセンが受けて貰います
サポートバンギならステロを撒けるためサイクルで有利になりますし、アタッカーならハリーセンがそのサポートとして運用することが出来ます
サザンドラ
ドラゴン以外の弱点をハリーセンが半減し、ハリーセンの弱点はサザンドラがすべて半減以下にします
特殊ドラゴンには注意
上に挙げたポケモンはあくまでも相性補完としてなので参考程度に観ていただいたら幸いです
- 被ダメ
参考程度にヘドロの回復量は実数値でいうと10
%で表すと約5.8%です
物理(威嚇込み)
A特化メガバシャーモの馬鹿力
乱数4発(6.1%)
22.2〜26.3%
同条件の雷パンチ
確定3
37.4〜44.4%
A特化マリルリのじゃれつく
乱数6発(97.4%)
15.8〜19.3%
A特化メガクチートのじゃれつく
乱数4発(99.1%)
24.6〜28.7%
A特化鉢巻きハッサムのバレパン
6〜8発
14.0〜17.0%
同条件の蜻蛉
確定6発
17.0〜19.9%
A全振りテラキオンのエッジ
乱数3(0.4%)
28.7〜33.9%
A特化鉢巻きファイアローのブレバ
確定3
42.1〜49.7%
A特化メガボーマンダの捨て身タックル
確定2
54.4〜63.8%
A特化ガブリアスの地震
確定2
64.3〜77.2%
特殊
珠C全振りバシャーモのオバヒ
確定2
60.2〜70.8%
C特化ギルガルドのシャドボ
確定2
78.9〜93.0%
C4振りスイクンの熱湯
確定4
26.3〜31.3%
瞑想1積み
確定3
39.2〜46.2%
さいごに
いかがだったでしょうか?
このポケモンは種族値は低水準ではありますが、恵まれたタイプ、特性、技で物理を軒並み相手することが出来ます
地面弱点により物理技としてメジャーな地震が抜群になってしまうのは痛いですが、最近はアローやボルトロスなどがいる影響なのか地面技を切って岩技を採用する格闘や鋼が多いので十分活躍が見込めるのではないでしょうか?
この育成論を読んで少しでもハリーセンに興味を持っていただいたら幸いです
これにてハリーセンの考察を終了とさせていただきます
最後まで読んでいただきありがとうございました!