はじめに
お久しぶりです。今回5回目の投稿になります。お手柔らかにお願いします。
ハイブリットキノガッサとは
元々5世代後期で対天候パの補完として採用され、テクニシャンの火力とポイズンヒールのハメ性能のいいとこ取りをしたような型です。このサイトのBW育成論にとてもわかりやすく考察されている方がいるのでご覧になると参考になるかと思います。本論は少し改良を加え、より6世代向き(になってるといいなー)の調整を施しました。
考察背景
突然ですが現環境のポイヒガッサはブログや動画を参考に見たところ、恐らくHBSベースのビルドアップを搭載した型が主流ではないかと思います(主観なので語弊があったらすみません)。メガガルの親猫を身代わりが耐えたりして高火力物理をも起点にできとても強い型なのですが、最近の環境できつい相手が出てきました。それが耐久にがっつり振ったメガボーマンダです。H振りだけで威嚇込み197霊獣ランドロスの岩石封じを身代わりが確定耐えし、起点にすることができます。HA,HS,HDあたりが増加し、最近のボーマンダは耐久振り+羽休めは必須ではないかと言われるほどです。ピンポメタなわけではありませんが、今まで止まってしまった相手でも抜いていける型はないかなーと考察した結果となります。今回は上記のような型と、もうひとつ異なった調整を紹介します。理由は後述。
考察
さて、型をふたつ紹介する理由ですが、この型のキノガッサは自分のパーティ及び意識する相手によって技構成が変わります。テクニシャンならではの採用したい技はたくさんありますからね。
- 調整案1
性格:陽気
特性:テクニシャン
努力値:76-140-4-0-36-252
実数値:145-168-101-×-85-134
H:16n+1
A:威嚇込み岩石封じで202-158までのメガボーマンダの身代わりを確定破壊
HD:4振りスイクンの熱湯を身代わりが確定耐え
S:最速and岩石込み130族抜き
技構成
確定技
キノコの胞子
身代わり
岩石封じ
推奨技
グロウパンチ
選択技
マッハパンチ
種マシンガン
メガボーマンダの身代わり確定破壊を実現し、身代わり羽休め竜舞の起点を作らせません。身代わりが残った状態で対面または胞子が交代先に刺さった場合にはかなり有利に立ち回れます。
しかしボーマンダはハイボ持ちも一定数いるため過信は禁物です。
確定欄にグロパンを入れた理由として、抜き性能の向上および再生技持ちの耐久ポケを意識したためです。ポイヒ型ほどではないですがハメ性能に長けており、起点を作れれば高い抜き性能に期待できます。
ボーマンダやゲンガーで止まりたくないときにおすすめ。
- 調整案2
性格:意地っ張り
特性:テクニシャン
努力値:76-188-4-0-36-204
実数値:145-191-101-×-85-116
HBD:同上
A:余り
S:こご風後準速メガボーマンダ抜きスイクン抜き
技構成
確定技
キノコの胞子
身代わり
推奨技
マッハパンチ
種マシンガン
選択技
岩石封じ
Sを最小限に抑え、A多めに振り性格補正をかけています。こちらは有利な相手とのタイマン性格の向上に長けており、また高火力マッハパンチが使えるため終盤の掃除に期待ができます。どちらかと言えば従来のAS襷よりの使い方になるとおもいます。竜舞バンギラスや砂かきドリュウズ、ゲッコウガストッパーを意識するなら。
ダメージ計算(岩石封じ・グロウパンチは調整案1、種マシンガン・マッハパンチは調整案2を用いています。
- 与ダメージ
・岩石封じ
171-150メガボーマンダ45.6〜53.8%
202-151メガボーマンダ 38.6〜45.5%
202-151メガボーマンダ 25.7〜30.6%(-1)
135-100メガゲンガー 42.2〜50.3%
167-100メガゲンガー 34.1〜40.7%
155-90ボルトロス 81.2〜96.7%
184-133ボルトロス 47.8〜56.5%
・グロウパンチ
181-100メガガルーラ 53〜62.9%
181-100メガガルーラ 79.5〜93.9%(+1)
191-110ポリゴン2 35.6〜43.9%
191-110ポリゴン2 54.4〜65.9%(+1)
・マッハパンチ
147-88ゲッコウガ 102〜119.7%
175-170メガバンギラス 89.1〜105.1%
185-80ドリュウズ88.6〜104.8%
・種マシンガン(2回最小〜5回最大)
207-183スイクン 42.5〜130.4%
215-187カバルドン 40.9〜125.5%
- 被ダメージ
182ガブリアス逆鱗 84.8〜100%
204鉢巻カイリュー神速 62.7〜74.4%
111スイクン熱湯 20〜24.1%
126FCロトムボルトチェンジ 20〜24.1%
攻撃は全て身代わりが受けるような立ち回りをしたいものです。
立ち回り
基本的には従来のポイヒガッサと同じように自分よりSの低い相手を起点に胞子から身代わりを張り、グロパンで詰むなり岩石で後続のSを下げ嵌めるなり、または種ガンマッパで削るなりの立ち回りになると思います。ポイヒと違い回復量が1/16なので身代わりの使用回数がかなり少なくなりますがその分テクニシャンによる火力増強で遂行速度が上がるメリットもあります。
苦手な相手
- 身代わり貫通技持ち
メガボーマンダ、メガサーナイト、ニンフィアなどがメジャーですね。一応メガサーナイトであれば再生技がなく物理耐久も乏しいのでサイクルで削りきるプレイングをすれば選出を控えるほどには至らないと思いますが。
- 攻撃が通りにくい相手
双方ギルガルド、種ガンマッパ構成の時はゲンガーなどが当たります。
- 高火力先制技持ち
カイリューやメガルカリオの神速、剣舞ハッサムのバレパン、勿論メガガルーラの猫騙しは相当きついです。
- 草タイプ
ジャローダやメガフシギバナなどが当たります。そもそも胞子が効かず有効打もないため素直に選出を控えた方がいいかもしれません。ナットレイ程度であればグロパン連打で突破できますがジャイロやゴツメはきついと思います。
相性のいい見方
岩石封じ採用ヒードラン
ヒードランを倒してくる相手にキノガッサが有利な場合が多いので起点を作れます。キノガッサの微妙なSを補佐すると嵌めやすくなります。また流し性能も高いのでステロとも相性がいいです。
終わりに
如何だったでしょうか?AS襷とポイヒの2つしか型がないと思われていた方も多いと思いますが、その中間のようなこの型の魅力がわかって頂けたら幸いです。