※注意
- この育成論では【HP/こうげき/ぼうぎょ/とくこう/とくぼう/すばやさ】をそれぞれ【H/A/B/C/D/S】と略して表記しています。
- 不甲斐ないことですが、国語力への努力値振りが足りていないため、わかりにくい点や不快に感じる点があるかと思います。
- またしても、私の力不足なのですが、対戦が上手い方ではないので知識不足などが多いかと思います。
以上の点をご了承の上で温かい目でご閲覧頂けるとありがたいです。
では、前置きが長くなりましたが、育成論【どくみがチラチーノ】の解説を始めます。
経緯
今回、この型を作ったきっかけはチラチーノが可愛いから使ってみたいと思ったからです。
そして、夢特性チラチーノを持っていなかったため、スキルリンクで怯ませたりする型が作れなかった。
そこで自分なりに型を考えてみました。
立ち回り
1.補助技読みで後出しする。or先発サポート型読みで繰り出す
2.高いSを生かして先制アンコールで縛る。
3.どくみがでハメるor後続のハメポケモンに交換
という単純な3ステップです。
特性
【任意】
メロメロボディとスキルリンクorテクニシャン。それぞれに利点があるので好きな方を使うと良いと思います。
- メロメロボディ
・猫騙しor先制技読みの繰り出す際、火力の低いポケモンの攻撃技をアンコールした際など、接触攻撃をみがわり無しで受ける場面がある
・スキルリンク、テクニシャンの恩恵を受ける技がないため、消去法
・耐久にもっと努力値を振ったり、甘えるを採用したりすれば接触させるチャンスは増える
・可愛い
- スキルリンク・テクニシャン
・トレースのポケモンと対面した際、相手にアドを与えない+アタッカーを偽装できる
・はたきおとすでなく、連続技などのワンウェポンを採用すると強い
・攻撃技を受けてメロメロにするだけの耐久がない
持ち物
回復手段がねむるぐらいしかないのでたべのこし一択です。
ただ、起点作りに特化したいなら脱出ボタンなどでも良いと思います。
また、受けだしの際の事故死を防ぐ気合いのタスキ、でんじはなどによる機能停止を防ぐラムの実などもアリだと思います。
努力値配分
【H212 A44 S252】(実数値:H177/A121/B80/C×/D80/S183)
先制アンコールを決めるために最速。
HPはみがわりが4回使えて、たべのこしの最大回復量となる実数値を16n+1に調整。
残りはAに振りました。
残りに関してはAでなくてもBやDに振っても良いと思います。
というか型の性質上、攻撃する機会があまりないのでその方が良いと思います(がばがば)
技構成
【みがわり/どくどく/アンコール/はたきおとす】
では、採用理由などを個々の技ごとに見ていきます。
- みがわり
みがわりはまもるでも良いという考えもあると思うのでみがわりの長所を挙げます。
1.変化技(でんじは、あまえる、やどりぎのたね)などで縛ったときみがわりを盾にできる
2.アンコールで縛り相手が交代してきた際、みがわりが残っていれば行動が1回保証される
3.みがわり+食べ残しで粘れる
4.交代読みをする際安定択となる(11/28追加)
私が思いついたのはそのくらいですが、他にもあるかもしれません。
一方、一概にまもるはみがわりの劣化だとは思わないので好きな方(もしくは両方)を採用すれば良いと思います。
- どくどく
今回の型のダメージソースです。
元々、後続に繋ぐことを意識してとんぼ返りを使っていたのですが、どくどくで負荷をかける方が強かったのでこちらにしました。
ただ、実際運用していて、起点にしても抜かれる加速バシャーモや、もともとSの早いアタッカーが辛かったのでそれらを機能停止させられるでんじはにしても良いと思います。
しかし、私は耐久型のポケモンへの有効打が無くなり、アンコールのPP切れまで居座られる方が嫌だったので今回はどくどくにしました。
- アンコール
この型の肝なので代替案はありません。
余裕があるならPP増やすことをお勧めします。
似た変化技にちょうはつなどもありますが、起点作りやハメ性能を考えるとアンコールの方が強いので、あまりオススメ出来ません。
- はたきおとす
食べ残し、しんかのきせき、ゴツゴツメットなどの優秀な道具をはたき落とします。
また、読みを外すなどしたとき、死に際に打つことで最低限仕事が出来ます。(気がするだけ)
ちょうはつを打たれたとき何も出来ないと困るのでとりあえず攻撃技を入れた。という感じなので、スイープビンタ、ロックブラスト、タネマシンガンなど、意外と技は豊富なのでPTに合わせて変えてみると良いと思います。
またちょうはつがPTで重くなければ補助技にしても良いと思います。
差別化など
- 同型のポケモン(ルチャブル、エルフーン、アギルダー)
*3匹の長所
○ルチャブル
1.タイプ
格闘タイプなので、どくどくを無効化される鋼タイプを誘いにくい上、飛行タイプなので地面技をアンコールで縛れれます。
2.特性
じゅうなんがあるため、麻痺系の補助技で機能停止しない
3.種族値、技
チラチーノより早い。火力もあります。
技は格闘、飛行技を一致で打てるのでかなり広い範囲に弱点をつけます。
アタッカー偽装もしやすいかもしれません。
○エルフーン
1.タイプ
草系の補助技(キノコのほうし、やどりぎのたね、など)、ドラゴン技を無効化出来るのでアンコールで起点に出来ます。
2.特性
いたずらごごろでアンコールなどの補助技を先制で打てる
3.種族値、技
いたずらごごろ抜きにしても早いです。
しかも、補助技しか使わないのであればSに努力値を振る必要がないので耐久力を上げることが出来ます。
また、やどみがやコットンガードがあるので、作った起点をセルフ利用出来ます。
まず、特性がいたずらごごろであるが故にサポート型がメジャー過ぎるので役割を遂行しにくいです。
○アギルダー
・種族値、技
とにかく早いです。またサポート技もあくびなどチラチーノより充実しています。
H種族値80からのいのちがけが強いらしく、HPの低い高速アタッカーを誘いにくいです。
あと、特殊技の火力がチラチーノよりは高いです。
*3匹の短所
○タイプ相性
・岩が弱点(エルフーン以外)
……ステロ、岩石封じのダメージが大きい
・トンボルチェンに弱点をつかれる
……アンコール出来ない+後攻で身代わり壊されれると辛い
・ゴースト技への無償光臨が可能
メガゲンガー以外の全てのゴーストタイプに対して先制でアンコールが出来ます。
ギルガルドにも、身代わりとアンコールでキングシールドや剣の舞のチャンスを与えないし、毒守は完封出来ます。
・役割対象の選出を抑制する
例))
ルチャブル…ラッキー、ポリゴン2など
エルフーン・アギルダー…補助技持ち(サポート型が有名で警戒されやすいため
〜ダメージ計算〜
・無振りロトムのボルトチェンジ
H252ルチャブル…約64〜77%(確定2発)
当育成論のチラチーノ…約34〜42%(確定3発)
・無振りカバルドンのがんせきふうじ(ステロ1回分込み)
H252振りアギルダー約79〜89%(確定2発)
当育成論のチラチーノ…約34〜38%(確定3発)
・H252振りギルガルドへのはたきおとす(A努力値は当育成論の44振りで統一)
エフフーン…25〜30%(確定4発)
アギルダー…26〜31%(確定4発)
チラチーノ・32〜38%(乱数3発)
- 従来のアタッカーチラチーノ
○従来のチラチーノへの対策
1.スイープビンタを誘い、さめはだ・てつのトゲ・ゴツゴツメット持ちで受ける。
2.先制技やスカーフで先手を取る。鬼火や電磁波、威嚇で攻撃や素早さを下げる。
(対戦考察wiki参照 URL http://www57.atwiki.jp/pokemon6th/sp/pages/403.html?guid=on#id_58e2428e)
これらの対策に対して今回の型は、ゴツメ持ちや、先制技、スカーフ持ちへの交換読みで身代わりを展開。安全に役割を遂行出来ます。
※単体性能では従来のチラチーノの方が強いです。
また、アタッカーチラチーノが有名で技構成は【攻撃技3つ+補助技】なんかがテンプレなので、
身代わりを見せるだけでどくどくやアンコールへの警戒を弱められて強いです。
運用方法
○チラチーノを後出しできそうなポケモン
- ステロを撒くポケモン(カバルドンなど)
- みがわりを出すポケモン(ヒードランなど)
↑鋼タイプに毒は入らないし有効打はありませんが後続へのサポートは出来ます。11/28指摘有り
- 積み技をするポケモン(
マリルリなど)
↑マリルリなどの先制技持ちの積みポケモンには役割持てません。ご指摘ありがとうございます。11/28指摘有り
- ふいうちするポケモン(メガクチートなど)
- ねこだましメガガルーラ
いずれも、チラチーノよりSが遅いので先制アンコールで縛れます。
(スカーフ型はアンコールする意味がないので考えません)
また、先発or死に出しで対面した場合は、<b/身代わり</b>で様子見をする余裕も生まれるので、読み外しのリスクを回避出来ます。
↑身代わりを盾に後続に毒を入れたり持ち物を叩き落としたり出来ます11/28指摘有り
とにかくアンコールで縛ってしまえばあとは毒殺するもよし。後ろの起点にするもよし。です。
○パーティ構成
サポート型なので後続やパーティ構成を工夫しないと弱いです。
- 補助技持ちを誘う
役割対象をさそうPTにすれば活躍の機会は広がります。
- 後続に瞬時に火力を上げられる積みポケモンやハメ性能の高いポケモンを入れる。
アンコール決めたあと、繰り出しアドを得ます
例))
- 影踏み持ちなどの交代抑制ができるのポケモン(ゲンガー、ゴチルゼル、マグマストームヒードランなど)
- はらだいこ、竜舞などで全抜きを狙えるポケモン(マリルリ、メガリザードンXなど)
最後に
僕はバトル弱いので今のところ使いこなせていませんが、可能性はあると思うので今後も研究していきたいと思います。
というのも、なんやかんや言って変態型である以上従来の型より実用性が低いことは否めませんし、使いにくいです。
あと、アンコールした後の交代先としてメガクチートやマリルリを入れるとなんか可愛いのでオススメです(強いかどうかは別として)
というわけで、可愛いチラチーノを使ってあげてください。
指摘一覧
今までに出たご指摘やコメントのまとめです。
ご指摘やコメントをする前に一度目を通し、重複がないようにご配慮ください。
- 読み外しをした際のリスクが大きいのにメリットが小さい
- 同じような戦術をとるポケモン(ルチャブル、エルフーン、アギルダーなど)との差別化が見られない
- 高い読みレベルが要求されるため運用が難しい
- 普通のアタッカーチラチーノにした方が強いのでは?
ex)普通のアタッカーチラチーノに対しても今回の型にも鋼タイプの後投げが安定なので、わざわざ変態型を使う意味がない
- 立ち回りで補助技を読み繰り出しがあるが、どうせ読むなら、命の球やハチマキのポケモンで負荷をかける方が強いのでは?
更新履歴
12/3昼:追記や斜線が多くて汚いので記事を整理しました。
11/28朝:指摘点の修正と、それに伴い【追記4】を追加
11/27昼:指摘点の修正と、それに伴い【追記1.2.3】を追加
11/26深夜:投稿