- 指定がない限りすべてのポケモンの個体値を6Vと仮定します。
- 攻撃、特攻のランク補正は↑(上昇)、↓(降下)とします
- 性格よりステータスの補正は+、−とします。
- HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早はH/A/B/C/D/Sと表します。
はじめに
こんにちは、今回初めて投稿させていただきますShinと申します。また、育成論の構成形式はorca様の方を勝手に参考させていただきました。
不要という意見が多い場合は削除します。
ヘラクロスといえば
第二世代(金銀)から登場した(今でも)唯一の虫/格の複合タイプを持つポケモンです。高い攻撃種族値と最低限の耐久、素早さ、比較的優秀な耐性を持ちます。更にその可愛らしい見た目にひかれる方も多いではないかと思います。しかし、S85という中途半端な素早さと決して高くない耐久を持つヘラクロスは、今に至ってもレーティングバトルでの使用率はとても高いと言えません。第六世代で新たに追加されたフェアリータイプは格闘タイプにとっては逆風です。今回の育成論とは関係ありませんが、第六世代ではヘラクロスもメガ進化組の一員となりました、ABDの底上げを成し遂げましたが、Sが85→75に、今まで飛行に弱いことも変わりません。
持ち物
タイトルの通り、高速アタッカーを上から叩くため、今回はこだわりスカーフを採用します。弱点さえ突くことができれば、並耐久のポケモンはほぼ確1にできることが多いです。
採用理由
1.高速(アタッカー)キラー
もともと優秀なA種族値を駆使し、現環境で採用率の高いメガガルーラ、メガリザードン、メガライボルト、オンバーン、ラティオスといった高速アタッカーを上から叩きます。
2.おにび受け
第六世代ではメガヘラクロスの使用率上昇とおにびの命中率が75→85になったため、物理アタッカーにとってやけど状態になれば、機能停止になることが多いので、おにび受けとしても活躍します。
3.飛行、エスパー対策(格闘統一)
少し私的な採用理由になってしまいますが、最近では格闘タイプ統一パーティで通信対戦をしているため、トゲッキス、オンバーン、(メガ)リザードン、ボルトロス、ラティオス、エーフィなど多くの飛行ポケモンや超ポケモン対策として採用します。
性格、努力値
性格 いじっぱり
努力値 A252,D6,S252
実数値155/194/95/×/116/137
Aメガライボルト威嚇なしで地震ちょうど確1
Dメガゲンガーサイコキネシスちょうど確2耐え
Sスカーフで最速135族(メガライボルト)相当
(ちなみにS228で最速130族抜きです)
ステ配分的に都合がよいので、AS極振りとします。
まずタイプ的にあまり影響を受けないしれないですが、H振らないことでちょうど4n-1になります。
S極振りでメガライボルトを抜くことができます。
また、調整したわけではありませんが、Aでは威嚇なしでH6メガライボルトを確1にできます。
技構成
確定技
- インファイト
安定なタイプ一致の高威力メインウェポン。こんじょう発動で場合によって等倍相手でも強引にもっていくことも可能。レベル技
- メガホーン
インファイトと同じく、高威力メインウェポン。多くの格闘タイプが苦手とするエスパー相手をスカーフと合わせて上から叩くことが可能。命中率にやや不安あり。レベル技/タマゴわざ
- ストーンエッジ
格闘タイプ定番の高威力サブウェポン。飛行タイプへのけん制。命中率、PPに難あり。わざマシン
- じしん
高威力サブウェポン。インファイトとストーンエッジとの範囲重複気味。電気タイプ、第六世代から増加傾向にある毒タイプへの有効打。ギルガルドへの最大打点。命中率安定、読まれると不発に。わざマシン
選択技
今回は確定技4つすべて埋まっておりますので、割愛させていただきますが、一応候補技として挙げておきます。
- つばめがえし
ヘラクロス、キノガッサ、ビリジオンなどがピンポイント。威力ひかえめ、必中。レベル技/わざマシン
- ねごと
ねむり対策。どうしようもないときに。こんじょう有効。わざマシン
ダメージ計算
ダメージ計算はトレーナー天国のダメージ計算機を使用しています。
- 与ダメ(根性発動の場合:×1.5)
インファイト
H252メガガルーラ(212-120)
割合: 102.8%〜122.6%
H252メガバンギラス(207-170)
割合: 150.7%〜179.7%
H252メガギャラドス(202-129)
割合: 100.9%〜119.8%
威嚇↓割合: 66.3%〜80.1%
H4ガブリアス(184-115)
割合: 62.5%〜73.9%
特化輝石ラッキー(357-62)
割合: 79.5%〜94.1%
H252スイクン(207-135)
割合: 46.8%〜55.5%(74.2%)
メガホーン
H4ラティオス(156-100)
割合: 169.2%〜200%
H4ラティアス(156-110)
割合: 153.8%〜182%
H4エーフィ(141-80)
割合: 234%〜276.5%
H252メガバンギラス(207-170)
割合: 75.3%〜89.8%
H252メガギャラドス(202-129)
割合: 100.9%〜119.8%
威嚇↓割合: 66.3%〜80.1%
特化クレセリア(227-189)
割合: 61.6%〜74%
特化ユクシー(182-200)
割合: 73.6%〜86.8%
H252エムリット(187-125)
割合: 112.2%〜132.6%
H4ガブリアス(184-115)
割合: 62.5%〜73.9%
割合: 92.9%〜109.7%(56.3%)
特化メガフシギバナ(187-192)
割合: 36.8%〜43.8%
H252メガフシギバナ(187-143)
割合: 49.7%〜58.2%(98.4%)
ストーンエッジ
H4オンバーン(161-100)
割合: 90.6%〜108%(43.8%)
H252オンバーン(192-100)
割合: 76%〜90.6%
H4カイリュー(167-115)
割合: 76.6%〜91%
H4ギャラドス威嚇↓(171-99)
割合: 58.4%〜69%
特化ギャラドス威嚇↓(202-144)
割合: 33.6%〜40.5%
H252ギャラドス威嚇↓(202-99)
割合: 49.5%〜58.4%(98.2%)
H4トゲキッス(161-115)
割合: 79.5%〜94.4%
H4メガリザードンY(154-98)
割合: 194.8%〜231.1%
H4メガリザードンX(154-131)
割合: 72.7%〜87%
H4シャンデラ(136-110)
割合: 98.5%〜116.1%(87.5%)
H4エンテイ(191-105)
割合: 73.2%〜86.9%
H4ウィンディ威嚇↓(166-100)
割合: 59%〜69.8%
威嚇なし割合: 87.9%〜104.8%(31.3%)
H4メガゲンガー(136-100)
割合: 49.2%〜58%(96.9%)
じしん
H4シャンデラ(136-110)
割合: 98.5%〜116.1%(87.5)
H4エンテイ(191-105)割合: 73.2%〜86.9%
H4ウィンディ威嚇↓(166-100)
割合: 59%〜69.8%
威嚇なし割合: 87.9%〜104.8%(31.3%)
H4バシャーモ(156-90)
割合: 103.8%〜123%
H4ゴウカザル(152-91)
割合: 105.2%〜125%
H4エレザード(138-172)
割合: 147.8%〜173.9%
H4メガライボルト威嚇↓(146-100)
割合: 67.1%〜79.4%
威嚇なし割合: 100%〜119.1%
H4サンダース(141-80)
割合: 129%〜153.1%
H4メガルカリオ(146-108)
割合: 93.1%〜110.9%(62.5%)
H252守ギルガルド(167-170)
割合: 52.6%〜62.2%
- 被ダメージ
[物理]
A252ガブリアス(182)逆鱗ダメージ: 130〜154
割合: 83.8%〜99.3%
特化メガギャラドス(227)アクアテール/滝登り
割合: 78%〜92.9%/ 70.3%〜83.2%
特化鉢巻ハッサム(182)バレットパンチ
割合: 69.6%〜81.9%
A252メガガルーラ(177)おんがえし
割合: 69.6%〜81.9%
[特殊]
C252メガゲンガー(222)サイコキネシス
割合: 83.8%〜99.3%
C252メガライボルト(187)かえんほうしゃ
割合: 71.7%〜84.6%
特化メガネウォッシュロトム(172)ハイドロポンプ/10まん
割合: 89.1%〜105.7%(37.5%)/73%〜86.5%
特化メガフシギバナ(191)ギガドレイン
割合: 22.4%〜26.9%
相性のいい味方
- ヌオー
相性補完が優秀かつスカーフ特有の積みの起点を作られやすい欠点をカバーし、相手の攻撃ランク変化を無視できる(天然)物理受けとして採用しやすいと思います。
- (メガ)バンギラス
同じく相性補完が優秀かつエスパーを無効にできます。もともと高い火力能力値で相手を圧力をかけることができます。更に、与ダメからわかりますように、不一致抜群でも取れれば多くの場合75%以上の割合を持っていけます。そのうち岩を弱点とする個体が多くいますので、ステロ要員としても機能します。
運用
広い攻撃範囲によって、多くのタイプに圧をかけていくことができます。より確実性を求めるため、味方にステロをまいてもらってから、後出しや死に出しなどで自分よりもSの低い(200以下)の相手の弱点を突いて強引に落としていくことです。
しかし上記のように、その結果スカーフがばれ、相手に起点を作られることが多く、結局相手の1匹を落とすことで逆に立場が逆転することが大いに起きやすいため、状況を見極めて考動を取ってほしいです。さらに、相手がスカーフ警戒などでひっこめることもありますので、当たり前のようなことですが、ある程度の読みも必要となってきます。
そして、今まで全くと言っていいほどファイアローについて言及していませんでしたが、かなり(特にステロを撒かれた後)呼びやすいので、読み外したら、必要であれば素直にひくことが大事です。
一言にまとめますと、ヘラクロスにスカーフをもたらせるときには、全体の状況をいつもより考えないといけないということだと思います。
終わりに
初めての育成論のため、比較的に雑な部分がかなり多いと思いますが、ご指摘していただければと思います。
ヘラクロスは第二世代からずっとそこそこ活躍してきたポケモンで、第六世代となってメガ進化をさせる方も多いと思いますが、元祖アタッカーの強みを忘れずに、もう一度ヘラクロスを使ってみてほしいと思います。
長文駄文失礼いたしましたが、少しでもお役に立つことができたら幸いです。そして最後までご覧いただきありがとうございました。