203ガルーラとは?
HBゴツメクレセをグロウ捨て身で突破しつつゴツメ+反動ダメージを耐える調整のガルーラ。
1時期はゴツメ反動ダメージを耐える確率は3割強程度の信用出来ない乱数だと言われており、派生の209ガルーラなども現れたが、最近捨て身反動の計算は元ダメージの1/3ではなく33.3%でありクレセ突破時のスリップダメージはH203でも高乱数耐えする事が明らかになった。
※詳しくは後述
現環境でHAベースガルーラを使うメリット
S9レート1位を取った方が最速ASガルーラを使用していた事が拍車をかけ、ガルーラミラーに弱いHAベースのガルーラ使用率は減少した。
ASが主流になりつつある現環境でHAベースのメガガルーラを使うメリットは何か?
- 上からの打点に対する耐性
当たり前だが、ASと比較し耐久が上昇するため上からの縛りに強くなる。
珠ボルトや鉢ガブ等、突っ張りたいが型次第ではワンキルされかねない相手に対して行動保証が掛かる。
※耐久目安
鉢ガブの逆鱗確定耐え
83.2%〜99%
眼鏡ラティの流星確定耐え
82.7%〜97.5%
- 物理受けを受からせない
構築のパワーを落とさず、ガルーラの処理を物理受けに一任したパーティーに大きな負担を掛ける事が出来る。
→崩し性能と対面性能を両立しており、環境に増えているASガルーラを想定した甘えた立ち回りに対して強い。
配分案(性格意地を前提とする)
基本的にクレセを突破しつつ生き残るため実数値H203A189までのラインは確定となる。
後は余りをどう振れば効率の良い配分になるかを模索していく。
- キノガッサ意識
H180 A212 S116
A:グロウ捨て身でクレセを8割の高乱数
S:最速ガッサ抜き
恐らく203ガルーラ最初の考案者である人が使用していた配分。
上から火力を押し付けれる相手を増やすため、余りをSに振り切っている。
- ガルーラ軸意識
H180 A212 B84 D4 S28
HB:陽気ガルーラの猫捨て身を約7割の確率で耐える。
S:最速ガルド、準速ガッサ抜き
Sラインを落とした弊害であるガルーラ軸への弱さをカバーした調整。
ガルーラ軸はミラーに対する回答を最速猫捨て身、又はゴツメ枠へのバックで見ている場合が多い。
こちらはガルーラミラー対面で初手グロパンを押せ、相手が猫を撃ってきたら上からの猫捨て身を耐えて返しの捨て身で1:1交換。
相手が物理受けに引けばそのままグロ捨て身で突破が可能。
又、副産物としてHCガルドの弱保聖剣や珠ゲッコウガの蹴手繰りを耐える事が出来る。
技構成
型のコンセプト上グロウパンチ、捨て身タックルまでは確定となる。
捨て身タックル
B4振りマンムー(185-101)
102〜121.6% 確1
HBスイクン(207-183)
50.2〜60.8% 確2
マンムー以下の耐久なら確1
HBスイクン以下の耐久なら確2といったところ
グロパンが入った場合はクレセでも落ちるので等倍で受かる奴はほぼいない
グロウパンチ
H252振りバンギラス(207-130)
75.3〜90.8%
HBカバルドン(215-187)
12.5〜15.3%
2倍4倍で入っても大体落ちないことが分かる。捨て身を受けに来る相手の確定数ズラせる積み技くらいの感覚でいいだろう。
↓以下選択技
冷凍パンチ
B4振りガブリアス(183-116)
148.6〜179.2%
HBカバルドン(215-187)
40〜48.3%
ガブマンダなどの竜にタイマンで殴り勝てるようになる他、グロウ冷パンで自殺せずにカバを突破出来る。
地震
H252振りギルガルド(135-202)
75.4〜89.8%
B4振りメガリザードンX(153-132)
107.1〜126.7%
ノーマルが入らない岩鋼に2倍で入り、かつ非接触のサブウェポン。
猫騙し
H4振りボルトロス(155-90)
46.4〜54.8%
H252振りメガヘラクロス(187-135)
26.2〜31%
→捨て身
74.8〜89.3%
範囲が狭くなるものの捨て身と合わせた瞬間火力は凄まじく、Hに振り切ったメガヘラすら確定で落ちる。
勿論高速先制技でもあるため物理耐久が脆いエースに釘を刺すことも出来る。
不意打ち
ノーマル技との範囲補完もそこそこ優秀な高火力先制技。
ただし自分より速い先制技その他補助技によるスカしのデメリットがある。
H4振りボルトロス(155-90)
60.6〜72.2%
猫グロ捨て身不意打ちなどの火力を押し付ける構成、グロ捨て身地震レンチなど範囲を広げる構成。
またパーティー範囲で重い相手を誤魔化す技を仕込むなど様々なパターンがあるので、ガルーラで見たい相手に合わせて選択するといい。
運用
ガルーラ自体が非常に汎用性の高いメガ枠なので、対面構築スタンパ乱舞と様々なパーティーに採用されており、そのパーティーによって立ち回りが異なる。
基本的に繰り出し性能が死んでいてかつ203は止まりにくい型なので、投げたら対面から崩して1:1交換以上を狙いにいく。
乱舞ならクレセで拾ってガルーラ再展開、対面構築やスタンパなら大体は不意打ちで削って捨てるのが主な動き方になる。
捨て身反動の検証について
捨て身反動をH203で耐える情報ソースが欲しいとのコメントを頂いたので、こちらで確認の意味も兼ねて検証を行った。
そもそも203ガルーラがクレセ突破時のスリップダメージを耐える理由として、元々2つの説が存在した。
1、捨て身反動の計算が元ダメージの33%の計算になっているから
2、反動の判定が2回あるから
→例 H214残ったクレセを突破した時の親:子のダメージが146、68だった場合(146/3)+(68/3)=70でゴツメ4回と合わせ反動ダメージを耐える
しかし2の理由だけでは当然ダメージの組み合わせによっては反動70以下にならないパターンも存在するため、スリップダメージを耐える確率は約7割になり確定耐えには及ば無い。
では1の反動33%の説は正しいのか?
実際にHPを調整したハピナスを捨て身で倒し、反動ダメージを見てみた所、H213は70、H214は71という結果になった。
検証BV
- H213反動
TFKW-WWWW-WW2Z-48MU
- H214反動
BGCW-WWWW-WW2Z-49RR
このダメージは元ダメージの1/3でも33%でも出ないため、恐らく計算は33.3%(少数切り捨て)となっている。
以前までは、反動ダメージ判定が2回の場合グロウパンチが最低乱数のダメージを引いても、後の捨て身でどんなダメージのパターンになっても反動は70以内に収まる。
従って反動ダメージは確定で耐えるとの結論を出したが、その後頂いたコメントでそもそも反動ダメージの判定回数が2回である根拠が無い事に気付き、新たに検証を行った。
- H214親子反動
6SCG-WWWW-WW2T-VREM
ハピナスが受けたダメージの組み合わせは168、46となった。
反動計算の判定が2回なら反動は55、15の合計70になるはずだが、実際の反動では71のダメージを受けている。
これで反動の判定は親子ダメージ合計の33.3%であることが新たに判明した。
従ってガルーラがスリップダメージで落ちる確率は、グロウパンチで親子両方の最低ダメージを引くパターンの3.04%となる。
→H203-A189メガガルーラがHB特化クレセをグロ捨て身で突破した際の生存率は96.96%
以上で考察を終わります。
捨て身の反動ダメージ考察に協力して頂いた方々ありがとうございました