メガガルーラ - ポケモン育成論ORAS・XY

203ガルーラ補完

2015/09/06 17:26 / 更新:2016/02/15 03:03

メガガルーラ

HP:HP 105

攻撃:攻撃 125

防御:防御 100

特攻:特攻 60

特防:特防 100

素早:素早 100

ブックマーク4.994.994.994.994.994.994.994.994.994.99閲覧:38605登録:32件評価:4.99(24人)

メガガルーラ  ノーマル  【 ポケモン図鑑 】

性格
いじっぱり(攻撃↑ 特攻↓)
特性
おやこあい
努力値配分(努力値とは?)
HP:180 / 攻撃:212 / 素早:116
実数値:203-189-120-72-120-135
覚えさせる技
すてみタックル / グロウパンチ / ふいうち / れいとうパンチ
持ち物
対応メガストーン

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このポケモンの役割
物理 / 攻め
ルール
シングルバトル / 見せ合い63
登録タグ

考察

203ガルーラとは?

HBゴツメクレセをグロウ捨て身で突破しつつゴツメ+反動ダメージを耐える調整のガルーラ。
1時期はゴツメ反動ダメージを耐える確率は3割強程度の信用出来ない乱数だと言われており、派生の209ガルーラなども現れたが、最近捨て身反動の計算は元ダメージの1/3ではなく33.3%でありクレセ突破時のスリップダメージはH203でも高乱数耐えする事が明らかになった。
※詳しくは後述

現環境でHAベースガルーラを使うメリット

S9レート1位を取った方が最速ASガルーラを使用していた事が拍車をかけ、ガルーラミラーに弱いHAベースのガルーラ使用率は減少した。
ASが主流になりつつある現環境でHAベースのメガガルーラを使うメリットは何か?

  • 上からの打点に対する耐性

当たり前だが、ASと比較し耐久が上昇するため上からの縛りに強くなる。
珠ボルトや鉢ガブ等、突っ張りたいが型次第ではワンキルされかねない相手に対して行動保証が掛かる。

※耐久目安
鉢ガブの逆鱗確定耐え
83.2%〜99%
眼鏡ラティの流星確定耐え
82.7%〜97.5%

  • 物理受けを受からせない

構築のパワーを落とさず、ガルーラの処理を物理受けに一任したパーティーに大きな負担を掛ける事が出来る。

→崩し性能と対面性能を両立しており、環境に増えているASガルーラを想定した甘えた立ち回りに対して強い。

配分案(性格意地を前提とする)

基本的にクレセを突破しつつ生き残るため実数値H203A189までのラインは確定となる。
後は余りをどう振れば効率の良い配分になるかを模索していく。

  • キノガッサ意識

H180 A212 S116

A:グロウ捨て身でクレセを8割の高乱数
S:最速ガッサ抜き

恐らく203ガルーラ最初の考案者である人が使用していた配分。
上から火力を押し付けれる相手を増やすため、余りをSに振り切っている。

  • ガルーラ軸意識

H180 A212 B84 D4 S28

HB:陽気ガルーラの猫捨て身を約7割の確率で耐える。
S:最速ガルド、準速ガッサ抜き

Sラインを落とした弊害であるガルーラ軸への弱さをカバーした調整。
ガルーラ軸はミラーに対する回答を最速猫捨て身、又はゴツメ枠へのバックで見ている場合が多い。
こちらはガルーラミラー対面で初手グロパンを押せ、相手が猫を撃ってきたら上からの猫捨て身を耐えて返しの捨て身で1:1交換。
相手が物理受けに引けばそのままグロ捨て身で突破が可能。
又、副産物としてHCガルドの弱保聖剣や珠ゲッコウガの蹴手繰りを耐える事が出来る。

技構成

型のコンセプト上グロウパンチ、捨て身タックルまでは確定となる。

捨て身タックル
B4振りマンムー(185-101)
102〜121.6% 確1

HBスイクン(207-183)
50.2〜60.8% 確2

マンムー以下の耐久なら確1
HBスイクン以下の耐久なら確2といったところ
グロパンが入った場合はクレセでも落ちるので等倍で受かる奴はほぼいない

グロウパンチ
H252振りバンギラス(207-130)
75.3〜90.8%

HBカバルドン(215-187)
12.5〜15.3%

2倍4倍で入っても大体落ちないことが分かる。捨て身を受けに来る相手の確定数ズラせる積み技くらいの感覚でいいだろう。

↓以下選択技

冷凍パンチ
B4振りガブリアス(183-116)
148.6〜179.2%

HBカバルドン(215-187)
40〜48.3%

ガブマンダなどの竜にタイマンで殴り勝てるようになる他、グロウ冷パンで自殺せずにカバを突破出来る。

地震
H252振りギルガルド(135-202)
75.4〜89.8%

B4振りメガリザードンX(153-132)
107.1〜126.7%

ノーマルが入らない岩鋼に2倍で入り、かつ非接触のサブウェポン。

猫騙し
H4振りボルトロス(155-90)
46.4〜54.8%

H252振りメガヘラクロス(187-135)
26.2〜31%
→捨て身
74.8〜89.3%

範囲が狭くなるものの捨て身と合わせた瞬間火力は凄まじく、Hに振り切ったメガヘラすら確定で落ちる。
勿論高速先制技でもあるため物理耐久が脆いエースに釘を刺すことも出来る。

不意打ち
ノーマル技との範囲補完もそこそこ優秀な高火力先制技。
ただし自分より速い先制技その他補助技によるスカしのデメリットがある。

H4振りボルトロス(155-90)
60.6〜72.2%

猫グロ捨て身不意打ちなどの火力を押し付ける構成、グロ捨て身地震レンチなど範囲を広げる構成。
またパーティー範囲で重い相手を誤魔化す技を仕込むなど様々なパターンがあるので、ガルーラで見たい相手に合わせて選択するといい。

運用

ガルーラ自体が非常に汎用性の高いメガ枠なので、対面構築スタンパ乱舞と様々なパーティーに採用されており、そのパーティーによって立ち回りが異なる。
基本的に繰り出し性能が死んでいてかつ203は止まりにくい型なので、投げたら対面から崩して1:1交換以上を狙いにいく。
乱舞ならクレセで拾ってガルーラ再展開、対面構築やスタンパなら大体は不意打ちで削って捨てるのが主な動き方になる。

捨て身反動の検証について

捨て身反動をH203で耐える情報ソースが欲しいとのコメントを頂いたので、こちらで確認の意味も兼ねて検証を行った。

そもそも203ガルーラがクレセ突破時のスリップダメージを耐える理由として、元々2つの説が存在した。

1、捨て身反動の計算が元ダメージの33%の計算になっているから

2、反動の判定が2回あるから
→例 H214残ったクレセを突破した時の親:子のダメージが146、68だった場合(146/3)+(68/3)=70でゴツメ4回と合わせ反動ダメージを耐える

しかし2の理由だけでは当然ダメージの組み合わせによっては反動70以下にならないパターンも存在するため、スリップダメージを耐える確率は約7割になり確定耐えには及ば無い。

では1の反動33%の説は正しいのか?
実際にHPを調整したハピナスを捨て身で倒し、反動ダメージを見てみた所、H213は70、H214は71という結果になった。

検証BV

  • H213反動

TFKW-WWWW-WW2Z-48MU

  • H214反動

BGCW-WWWW-WW2Z-49RR

このダメージは元ダメージの1/3でも33%でも出ないため、恐らく計算は33.3%(少数切り捨て)となっている

以前までは、反動ダメージ判定が2回の場合グロウパンチが最低乱数のダメージを引いても、後の捨て身でどんなダメージのパターンになっても反動は70以内に収まる。
従って反動ダメージは確定で耐えるとの結論を出したが、その後頂いたコメントでそもそも反動ダメージの判定回数が2回である根拠が無い事に気付き、新たに検証を行った。

  • H214親子反動

6SCG-WWWW-WW2T-VREM

ハピナスが受けたダメージの組み合わせは168、46となった。
反動計算の判定が2回なら反動は55、15の合計70になるはずだが、実際の反動では71のダメージを受けている。
これで反動の判定は親子ダメージ合計の33.3%であることが新たに判明した。
従ってガルーラがスリップダメージで落ちる確率は、グロウパンチで親子両方の最低ダメージを引くパターンの3.04%となる。

→H203-A189メガガルーラがHB特化クレセをグロ捨て身で突破した際の生存率は96.96%

以上で考察を終わります。

捨て身の反動ダメージ考察に協力して頂いた方々ありがとうございました

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2016/02/15 03:03

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コメント (12件)

  • ページ:
  • 1
15/09/06 17:51
1カオス j スターミー (@Chaos_J_Star)
55555
非常に繊細でかつジューシーな育成論でした。
メガガルーラの強さが遺憾なく発揮されており、素晴らしいです。
文句ナシの評価5!ブラボー!
15/09/06 19:24
2てぃてぃ (@Trytick)
55555
被ダメを色々計算してみましたが、結構耐えますね。高速ポケで削るという立ち回りで倒すのもキツそうです。
ガルーラ対策をゴツメクレセだけに任せていてはダメだと再認識しました。対策を練り直そうと思います!
15/09/06 22:46
3宵野黒柄
55555
素晴らしい考察だと思います。またメガガルーラの強さが証明されてしまいましたね。
15/09/07 01:24
5ルミナシア
55555
森本ォ! 何がゴツメでオッケーなんじゃあ! 高火力過ぎて受からねえぞ!

育成論自体は疑いの余地もないくらい明確で優秀です。
A↑↑イカサマで倒れないガルモン増えないでくださいorz
15/09/07 02:27
6藍羽 (@nekokuroguro)
皆さんコメ&評価ありがとうございます。
捨て身反動の件ですが今のままでは真偽が怪しい部分があるので、もう1度実際に調べて検証BVと共に追記しようと思います。
15/09/10 21:45
7藍羽 (@nekokuroguro)
一部間違った箇所を修正、
捨て身反動検証の件を追記しました。
15/10/10 16:46
8sappy (@__sappy__)
貴重な検証BVありがとうございます。
H213の方は見れたのですが、H214の方は見れませんでした。
確認していただけると助かります。

また、防御特化クレセリアに対して、
親のグロパンのダメージが 8 or 9
子の一段階上昇グロパンが 5 ~ 7(最高乱数と最低乱数以外は6)
のようです。
つまり、3%程度の確率で、ゴツメ4回と捨て身の反動で落ちてしまうと思うのですが、こちらもご確認願えますでしょうか。
ダメージ計算はトレーナー天国と1sec.calcの2つで確認しました(結果は全く同じでしたが)。
15/10/11 12:16
9sappy (@__sappy__)
米8の続き
ご本人のものと思われるブログに詳しく書いてあったので、私が主張を勘違いしていることに気が付きました。
1.の(精密化である)反動33.3%説と2.の端数切り捨て後合計説を合わせてスリップダメ確定耐えの理由とされているのですね。

寡聞にして存じませんが、端数切捨て後合計なのか与えたダメージを合計後反動を計算するのか、どちらが正しいのでしょうか。
それを検証した資料をご存知でしたら、挙げていただけると論がより確かなものになると思います。
もしこの件に関しても検証BVを上げていただけるなら、H213ハピナスを親子合わせた捨て身で倒せる程度の低レベルのメガガルーラを使用することで確認できますので、ご参考までに。
(反動ダメが68 or 69になれば前者が支持されます。)
15/10/11 16:40
10藍羽 (@nekokuroguro)
>8、9
確かに判定2回じゃなくてそもそも合計ダメ割ってる可能性もありますね。後ほど検証して近日中に編集し直します。
214のコードは間違ってたので編集の際修正します。
15/10/12 23:37
11sappy (@__sappy__)
>10
検証BVを上げていただけるとのことで、よろしくお願いいたします。
あと、米9で挙げた検証方法ですが、色々間違ってますね。

H214のハピナスで確認できると思います。
3n+1 を2つの数に分割すると
3n+1 = (3m+2) + (3(n-m-1)+2)
または
3n+1 = (3m+1) + 3(n-m)
となりますが、
反動ダメ33.3%の端数切捨て後合計すると仮定すれば、
どちらの分割でも1回の反動ダメn(今の場合71)より1少ない反動を受けるはずです。
これなら一度の試行で確認できます。
(n<100かつ「子のダメージが4以上」の場合、この考察で大丈夫だと思います。)
15/10/13 22:53
12藍羽 (@nekokuroguro)
>11
検証BVを上げ、ついでに共に誤りのあった箇所等を一部修正しました。

それとすみません10のコメントで言い忘れましたがそのブログ私では無いです。
15/10/16 23:35
13sappy (@__sappy__)
55555
>11
検証BVを上げていただき、ありがとうございました。
全て確認いたしました。
クレセHP残量213の時の反動ダメージが203ガルーラの生存率に本質的に関わってきたので、この論とその検証BVには非常に価値があると思います。
(実際にHP残量213の味方クレセを親子捨て身で倒して203ガルーラが耐えることを確認するのが、203ガルの有用性を主張する分には最も手っ取り早いと後で気付きましたが。仕様の特定には不確かさが付きまといますし。)

ブログの件に関しては勘違いしてしまい、申し訳ありません。
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