- 指定がない限りお互いに6Vとする
- HP/攻撃/防御/特攻/特防/素早さは順番にHABCDSと言う略称を用いる。また、タイプのまた、タイプのノーマル/電気/地面/格闘/エスパー/ゴースト/飛行/ドラゴン/フェアリーは無/電/地/格/超/霊/飛/竜/精という略称を用いる。
- 努力値の後の+-は性格補正を指す。
- 技名の前の↑↓はランク補正を指す。
前置き
初めまして。この度このサイトに登録したルミナシアと言います。砂パのさらさら岩バンギラスの育成論がなかったので投稿させていただきます。初めての育成論なので拙いところも多々ありますが、よろしくお願いします。
このバンギラスについて
題名と持ち物から分かる通り、このバンギラスは砂パーティ。特に、バンギドリュウズの並びで使うことを前提としている。そのことを踏まえて読んでいただきたい。
持ち物
さらさら岩で今回は確定。砂パのバンギラスには脱出ボタンを持たせることもあるが、今回はさらさら岩バンギラスについての考察をさせて頂く。このアイテムを持たせることで砂ターンを8ターンまで増やすことができる。
採用理由
砂撒き及び砂エースであるドリュウズで全抜きするための削りを担ってもらう。
努力値、性格
性格はずぶといで確定。努力値も、れいとうビームを採用する場合はこれが一番使いやすいかと思う。
H-B 珠ガブリアスのじしん確定耐え
C れいとうビームで87.5%で無振りガブリアスが倒せる。
意識したのはガブリアスだが、珠を持ったガブリアスの地震を耐える調整にすると大抵のポケモンのじしんを耐えることができる。メガボーマンダの一舞じしんなんかも耐えるので、後出しから舞ったボーマンダを処理することも可能である。ランドロスはとんぼ返りしてくるので厳しい。
無論無振りランドロス、ボーマンダはそれぞれれいとうビームで確定一発。
技構成
<確定技>
- れいとうビーム
調整の意義であるため必須。環境にいる氷四倍勢をことごとく倒すことができる。ちなみにダメージ計算には載せたが、サンダーははねやすめという技の存在と環境に一定数いるHD特殊受けサンダーの存在から、居座るのは砂ターンを浪費するだけになるためステルスロックを撒いてほえる事をオススメする。ステルスロックが入ることによりHBサンダーをC特化メガマンダのハイパーボイス+流星群で処理できるのはかなり重要なポイントなので抑えておいて欲しい。
またグライオンも対面から処理するのは不可能なので交代際に当てることができればラッキー程度に考えてもらいたい。
無振りガブリアス 割合 98.3%〜115.8% 87.5%で乱数一発
H4振りメガボーマンダ 確定一発
H252振りグライオン 確定一発
H4振りランドロス 確定一発
H252振りジャローダ 割合45%〜53.8% 砂ダメ込で確定二発
H252振りボルトロス 割合50.5%〜60.2% 確定二発
H252振りサンダー 割合43.6%〜51.7% 砂込み98.63%の超高乱数二発
- ステルスロック
このポケモンがドリュウズのための削りを担う以上この技も確定。ステロを入れると珠A↑↑地震でHBスイクンを一発で飛ばせたりする。その他様々な乱数が動く上、砂嵐が効かないポケモンの襷を潰すこともできる。
ちなみにステルスロックにより特性によって天候を変えるポケモンが倒れた時、天候が変化しない。特にメガリザードンYはステロのダメージが大きく入るため体力を半分以下まで削ることで砂嵐を解除させられなくなる。地味だが、勝負の明暗を分けることも有るポイントなので頭に入れて欲しい。
<優先技>
- ほえる
起点回避技。これもほぼ必須。ステルスロックと合わせて相手の裏を見れたり、身代わりを連打してくるオニゴーリなんかにも強い。バトンタッチを軸とする相手にも強く出れる。
<候補技>
- イカサマ
現環境最有力候補。とにかく今の環境ガブリアスとガルーラを同居させている相手が多く、そしてこの技がないとグロウパンチをもったガルーラに無慈悲に起点にされてしまう。この技を持ってしてもA↑↑ガルーラを耐久に振ってなくとも砂込みで中乱数と言う悲しみを背負っている。
じゃあこの技は使えないのか? とんでもない。この技を持つことで、ガブガルーラと言う相手に積極的にバンギラスを初手に出していけると言うことが最大の利点なのだ。
現環境のトップメタはガブリアスやガルーラを中心に据えた対面構築である。対面構築に入っている駒で、有力なのはゲンガー、バシャーモ、ボルトロス、ギルガルド、スイクン、ファイアローといったメンツである。
れいとうビームを搭載したこのバンギラスは、鉢巻以外のガブリアスには基本有利である。
同じくボルトロスにもきあいだまが採用されていなければ行動回数を稼げる。
スイクンに対しては砂込みの耐久も合ってスイクンの攻撃は平気で耐えることからステルスロックを対面で撒くこともできる。
ゲンガー、ギルガルドの攻撃も砂嵐の下ならば余裕で耐える。特にゲンガーは、悪技を持ったバンギラスに対面でほぼ勝てないので引いてくるだろう。ギルガルドは、聖なる剣を持っていないのであればステルスロックを撒くことぐらいはできるし、対面構築に多いどくまも型なら吠えるで流すことができる。その聖なる剣もA特化珠とかでないかぎりは耐える。
ファイアローは岩技を切っていても有利な相手なので確実に引いてくれる。
バシャーモは他の如何なる技を持っていても、対処が不可能である。
此のように、ガルーラ、バシャーモ以外の相手に対し積極的に初手に出していける性能をこのバンギラスは持っている。であればガルーラ一体にこのバンギラスの選出を煩わされてしまうのはそれだけで大きなディスアドバンテージである。それを解消するのがこのイカサマと言う技なのだ。
グロウパンチ後のガルーラを後続の先制技圏内に落とし込み、グロウパンチされなくともドリュウズのじしん圏内程度にまでダメージを与えることができる。後続での処理が飛躍的に安定するのである。砂ターンが有限になった6世代では、ふいうちの恐怖にさらされて、必要のない補助技を選ぶ択が発生することが損失である為、ガルーラの処理速度を上げる此の技は極めて有用であると私は思う。
この技を採用する副産物としてバンギドリュウズがよく呼ぶマンムーにも確定2発が取れる。マンムーの攻撃種族値はガブリアスのそれと同じであり、対面でステルスロックなどの択をマンムーが取ってくれれば重いマンムーを処理することができる(じしんを一発は耐えるため連打されなければマンムーを倒せる)。
最近では不一致れいとうビームでは落とせないHD羽休め竜舞ボーマンダなんてのもいるため、そちらにも有効打になる。
H4振りA補正なし252振り↑↑メガガルーラ 割合87.8%〜103.3% 砂込みで58.98%の中乱数一発
耐久無振りA252マンムー 割合50.8%〜60.5% 確定二発
- あくのはどう
上で散々イカサマの有用性を書いたが、此の技が欲しくなることもある。主にヤドランを相手にする時である。
圧倒的な耐久を持つヤドランは、珠ドリュウズでもビクともしないためバンギドリュウズでヤドランを処理しようと思ったら此の技を持つのがいいだろう。
クレセリアはドリュウズで起点にできるため、基本的にヤドランピンポイント気味になるのがネック。
H252振りメガヤドラン 割合62.3%~74.3% 確定二発
メガヤドランのS種族値はわずか30であり、バンギラスはその上を取ることができる。そしてバンギラスはC252振りメガヤドランのなみのりやねっとうを耐える為対面で倒すことができる。
候補外
- だいもんじ
ナットレイにうつ技として普通の特殊バンギラスなら採用される技だが、このバンギラスはドリュウズのための削りを担うポケモンである以上、ドリュウズがつるぎのまいを積む起点とすることができるナットレイを倒してしまう技は今回のコンセプトに合わないため候補外。
相性の良い味方
- ドリュウズ
相性が良いというより最早ワンセットと言ってもいい。砂下でつるぎのまいを積んだドリュウズの制圧力は語るに及ばず。天候ターンが限定された今でも一線級の実力を誇ることを保証します。
- ボーマンダ
バンギドリュウズと合わせてバンドリマンダと呼ばれる並び。バンドリの厳しい格闘を倒してくれるイケメンなドラゴン。そしてボーマンダの苦手なゲッコウガ、クレセリア、めざ氷持ち高速電気にバンドリが強く、シナジーが噛み合っている。
- キノガッサ
バンギドリュウズの苦手な耐久水とカバルドンに対して強い。スカーフを持てばガルーラやマンムーに対する駒にもなれる。キノガッサが苦手なファイアローにバンギドリュウズが圧倒的に強く、此方も噛み合っている。ポイズンヒールでビルドアップを積む型なら、耐久ポケモン全般に刺さり、こちらも相性がいい。
- スイクン
バンギドリュウズの最も苦手なバシャーモを安定して倒せる駒。そしてバンドリの餌である電気タイプを呼び込んでくれる。ちなみにステロ+メガバシャーモの剣舞飛び膝蹴りは受からないので注意が必要。
- マリルリ
yasuさんより提供。バシャーモに安定した繰り出し性能を持つ駒。夢特性の草食ならジャローダ、キノガッサに安定した駒にもなる。力持ちなら素の汎用性が高く活躍させやすい。どちらを使うかは環境と相談すること。
- ジャローダ
水耐久に強く、リフレクターでサポートも出来る優秀なポケモン。苦手なファイアローにバンギドリュウズが強く、バンドリの草枠をキノガッサと争うポケモン。キノガッサより繰り出し性能が高い。しかしガッサにはテクニマッハやスカーフ馬鹿力でガルーラに圧力をかけられる上に、半端じゃない火力を誇るタネマシンガンの存在と言うメリットが有る。どちらも一長一短。
- ジバコイル
バンドリそのものとそこまで相性が良いわけではないが、ボーマンダとの相性がよくバンドリが出せない時の妖受けとして機能し、マリルリやポリゴン2に強い点が魅力。ガブリアスを強く呼ぶため頑丈めざ氷推奨。持ち物は必然的に眼鏡になるだろう。ニンフィアなどに強く役割を持つためにSにそれなりに振ることを推奨。
終わりに
いかがだったでしょうか? さらさら岩バンギラスの鉄板とも言える調整を載せましたが、その強さを知っていただければ幸いです。バンドリはオワコンではありません。バンガブだってまだまだ戦えるはずです。皆で私と一緒に砂の時代を築きましょう!
最後に此のバンギラス、及び砂パが対面構築相手にレートで無双する格好いいシーンを撮ったバトルビデオを上げて締めくくりたいと思います。ドリュウズが雪崩を一回外したのはご愛嬌。外してもきあいだまが飛んでこなければ勝てるんだよってことで。
AYNGーWWWWーWW2L−CH6Q
さら岩バンギ。新たな可能性
通りすがりさんからコメントで情報を提供していただいたバンギラスについて考察しようと思う。本育成論のメインルートから外れるため、ざっと考察するが、非常に有用性の高い個体であると感じたので此方も使ってみて欲しい。
- 性格 わんぱく
- 持ち物 さらさら岩
- 努力値 H60 A60 B132 D4 S252
- 実数値 183-162-161-×-121-113
A がんせきふうじ→ばかぢから+砂ダメージでH4振りメガガルーラ確定
H-B プレートガブリアスの地震を確定で耐える
D あまり
S S↓最速ガブリアス抜き
<確定技>
ばかぢから
メガガルーラへの打点。上の育成論におけるイカサマとおんなじ。けたぐりでは明らかに仮想敵のガルーラに対して火力不足である。
H4振りメガガルーラ 割合70.7%〜80.9% 岩石封じ込で確定になる。
マニューラ 確定一発
H252振りバンギラス 確定一発
無振りマンムー 割合78.9%〜94% 封じ込みで確定
れいとうパンチ
ガブリアスへの打点。プレート地震までの地面技を耐えてガブリアスを倒す。
無振りガブリアス 割合87.4%〜104.9%の乱数一発 岩石封じ込で確定になる。
H4振りランドロス(威嚇込み)割合67.8%〜82.4% 封じ込みでも確定にならない。
H4振りメガボーマンダ(威嚇込み)割合49.1%〜58.4% 確定2発
正直氷技だけ見れば、れいとうビームを採用したほうが役割が持ちやすい。しかしこのバンギラスに最も有用性を感じたのは次の技である。
がんせきふうじ
Sを一段さげつつ襷を潰し、相手の調整をずらす技。この技を前提とした調整がこのバンギラスのウリである。準速バンギラスは、ちょうどS↓最速ガブリアスを抜かすことができる。コレにより、上のバンギでは倒せない襷ガブリアス、スカーフでないマンムーに強く出ることができる。
H4メガガルーラ 割合25.4%〜30.3% 砂と合わせてばかぢからでガルーラを倒せる。
無振りガブリアス 割合13.1%〜15.8% 襷を潰しつつガブリアスを倒せる。
<候補技>
ステルスロック
上で説明したとおり様々な乱数が動くため有用。しかしほえるを採用できるスペースが無いため候補止まり。
ほえる
起点回避技。パーティに他にほえる持ちがいないのであれば十分候補になり得る。
襷を持ったガブリアスは環境に非常に多く、マンムーにも対面から負担をかけられるようになるこの調整もかなり有用であると思う。上の調整と合わせて環境、パーティに合うと感じた方を使っていただきたい。私は早速此のわんぱくバンギラスを育成しようと思う。
ちなみに此のバンギラスのデメリットとしてはスカーフガブリアス、珠ガブリアスに勝てなくなること。スカーフに勝ちたければれいとうビームを持った上の個体を推奨する。鉢巻はどちらのバンギでも無理。