はじめに
お久しぶりです。
今回で3回目の投稿となります。反町です。
どうぞよろしくお願いします(=°ω°)
注意事項
・相手は6V(個体値最高)を前提とします
・補正=性格補正です
・HP・攻撃・防御・特攻・特防・素早さ はそれぞれ
H・A・B・C・D・Sという略称を使います
・ダメージ計算には「ダメージ計算機XY for ポケモン X/Y/オメガルビー/アルファサファイア (XY & ORAS)」を利用しています
メガプテラとは
メガシンカポケモンの中でもメガフーディンと並んで最速を誇るS種族値150を誇り、接触技のダメージが1.3倍になる特性「かたいツメ」を持つポケモン。先手を取っていわなだれで怯ませ、フリーフォールで敵の動きを封じることが出来るだけでなく、おいかぜやワイドガード等で味方のサポートも可能であるため、シングルよりもダブルで活躍が見込めるポケモンであると思います。
性格
多くのポケモンに対して先手を取ることを可能にするため、性格は素早さ補正がかかる「ようき」が最適。いじっぱりでは、いじっぱりスカーフランドロスなどに先手を取ることが出来ないため、ようきをお勧めします。
技構成
- 確定技
フリーフォール
この技がなければ、今回の育成論は始まりません。
ひこうタイプを持つポケモンは持ち上げられるがダメージは入らず、200Kg以上のポケモンは持ち上げられないという欠点はありますが、200kg未満のポケモンと、特性「ふゆう」を持つポケモンには有効です。上空に敵を持ち上げて、攻撃を回避するだけでなく敵の動きを封じることが出来る技であります。また、かたいツメの補正がかかる為、技の威力は低くても飛行タイプ弱点の相手に大ダメージを与えられます。
あと、なぜかいかりのこなやこのゆびとまれを無視する効果があるようです。参考URL→http://tablog.hateblo.jp/entry/2013/10/28/222805
いわなだれ
相手2体を同時に攻撃できるタイプ一致の技であるため、こちらも確定技とさせていただきます。確率が30%とはいえ2体同時に怯ませることも可能であるためかなり強力な技です。ちなみに、かたいツメの補正はかかりません。
- 優先技(入れなくてもいいけどできるだけ入れておいた方が良い技。おススメ度高。)
ワイドガード
いわなだれ、ねっぷう、ふぶき、なみのりなどの2体以上を攻撃する技から味方を守ることが出来る技です。「まもる」と違って連続で使用することが可能であるため、スカーフ持ちで上から岩なだれを撃ってくる霊獣ランドロスやバンギラス、メガネ持ちでハイパーボイスを撃つニンフィアの攻撃から味方を確実に守ることが出来ます。ダブルやトリプルでは2体以上を攻撃する技が多く飛び交い、この技の活躍の機会が多いため、優先技とさせていただきます。
こおりのきば
氷4倍弱点の敵、主に霊獣ランドロスやガブリアス、ボーマンダに対して撃ちます。特性「かたいツメ」のおかげで火力がそこそこあり、いかくを受けても霊獣ランドロスを突破できる可能性を秘めております。通常プテラとの差別化を行うため、ワイドガードでいわなだれを防がれることを避けつつひこうタイプや地面タイプの弱点を突くための攻撃手段として候補技から優先技に格上げしました。
まもる
優先度+4であり、プテラ自身の身を確実に守ります。主な目的は、ねこだまし対策と敵の行動の様子見です。ちなみに、まもる→ワイドガードの流れでは100%発動しますが、ワイドガード→まもるの流れではまもるは失敗することが多いので注意。後述する交代用の控えのポケモンが万が一倒された時のことを考え、先制技や苦手な技から身を守るために優先技に格上げ。
- その他の候補技(優先技に比べるとおすすめ度は少し低いけど充分役に立つ技。)
おいかぜ
4ターンの間、味方全体の素早さを2倍にします。これにより、味方全員が先手を取ることが可能になり、かそくやようりょくそ、すいすい、すなかきなどの素早さが上昇する特性を持つポケモンに対して強くなれます。素早さが高いため、ほぼ確実に発動させることが出来ます。
ちょうはつ
相手1体の補助技を封じることが出来ます。メガシンカ前後共に高い素早さによって上からちょうはつをすることで敵の補助技を封じることが出来る為、入れておいて損はないでしょう。おいかぜやトリックルーム対策がメインですがダークホールなどの害悪技や、まもるやワイドガードなどの攻撃を防ぐ技を封じる目的で採用するとよいでしょう。しかし、メンタルハーブ持ちやフレフワンやヤドキングなどの挑発の効果が効かない相手もいるので過信は禁物。
ほのおのきば
4倍弱点を持つポケモンの弱点を突くことが可能な技。ほのおのきばはハッサムやナットレイに対して、撃ちます。かたいツメの補正がかかるので火力はそこそこありますが、ややピンポイント気味なので優先度は低め。
うちおとす
相手を打ち落として飛行タイプや特性「ふゆう」を持つ相手に地面タイプの技が当たるようになります。威力は高くない(ダブル補正がかかった岩なだれより少し低い)ものの、ロトム(主にウォッシュやヒート)やゲンガー、ボルトロス、サンダーに対してこのわざでじめんタイプの技が当たるようにすれば効果的。★後述するギャラドスやゴルーグと並べて攻めていく場合は優先度高め。覚えさせておくことをお勧めします。特性「かたやぶり」を持つポケモンを使った方が早いというのは密に、密に。
ダメージ計算
- いわなだれは全てダブル補正がかかった時(2体以上を攻撃する時は3/4の威力となる)で計算したものであります。
- 岩4倍弱点の敵のダメージ計算は一撃で倒せる場合がほとんどで、うちおとすはダブル補正がかかったいわなだれより少し低い程度なので割愛させていただきます。
フリーフォール
- H4振りメガガルーラ
割合: 38.1%〜45.3%
回数: 確定3発
- 防御特化(HB252補正有)モロバレル
割合: 55.2%〜66%
回数: 確定2発
- 耐久無振りフシギバナ
割合: 104.5%〜123.8%
回数: 確定1発
- H252振りメガフシギバナ
割合: 62%〜73.7%
回数: 確定2発
- H252振りローブシン
割合: 67.9%〜80.1%
回数: 確定2発
- H252振りカポエラー
割合: 91.7%〜108.2%
回数: 乱数1発 (50%)
(↓いかくが入ってしまった場合)
割合: 62.4%〜73.8%
回数: 確定2発
- 耐久無振りバシャーモ
割合: 120%〜140.6%
回数: 確定1発
- 耐久無振りメガバシャーモ
割合: 108.3%〜127.7%
回数: 確定1発
- H252振りメガサーナイト
割合: 55.4%〜65.7%
回数: 確定2発
- H164振りB76振りのダブルでよくいるニンフィア
割合: 45.5%〜53.9%
回数: 乱数2発 (43.8%)
いわなだれ
- H4振りメガガルーラ
割合: 28.1%〜33.1%
回数: 確定4発
- H4振りヒードラン
割合: 27.5%〜32.9%
回数: 確定4発
- H4振り霊獣ランドロス
割合: 32.7%〜38.7%
回数: 乱数3発 (98.6%)
(↓いかくが入った場合)
割合: 21.8%〜26%
回数: 乱数4発
- H252振り化身ボルトロス
割合: 70.9%〜83.8%
回数: 確定2発
(↓ボルトランドの並びでいかくが入った場合)
割合: 46.2%〜55.9%
回数: 乱数2発 (76.2%)
- H252振りサンダー
割合: 57.8%〜68%
回数: 確定2発
- H252振りトゲキッス
割合: 53.1%〜63.5%
回数: 確定2発
- H252振りメガサーナイト
割合: 39.4%〜46.8%
回数: 確定3発
- H164振りB76振りのダブルでよくいるニンフィア
割合: 31.9%〜38.2%
回数: 乱数3発 (96.9%)
- H4振りメガボーマンダ
割合: 46.7%〜56.1%
回数: 乱数2発 (64.8%)
(↓いかくが入った場合)
割合: 31.5%〜38.5%
回数: 乱数3発 (86.2%)
- H252振りヒートロトム
割合: 58.5%〜70%
回数: 確定2発
こおりのきば
- H4振り霊獣ランドロス
割合: 133.3%〜157.5%
回数: 確定1発
(↓いかくが入った場合)
割合: 89.6%〜106.6%
回数: 乱数1発 (31.3%)
- H4振りメガボーマンダ
割合: 93.5%〜112.2%
回数: 乱数1発 (68.8%)
(↓いかくが入った場合)
割合: 63.1%〜74.8%
回数: 確定2発
- B4振りガブリアス
割合: 113.6%〜135.5%
回数: 確定1発
ほのおのきば
- H252振りハッサム
割合: 115.2%〜135.5%
回数: 確定1発
- H252振りメガハッサム
割合: 85.8%〜101.6%
回数: 乱数1発 (6.3%)
- H252振りナットレイ
割合: 88.3%〜106%
回数: 乱数1発 (31.3%)
- H252振りメガクチート
割合: 53.5%〜63.6%
回数: 確定2発
(↓いかくが入った場合)
割合: 35.6%〜42%
回数: 確定3発
相性がいいポケモン
・横に並べたときと、控えに入れた場合に分けて紹介させていただきます。
- 横に並べたときに相性がいいポケモン
キリキザン
Sejun氏が使用したという有名な構築、プテラキザンの並び。特性「まけんき」によっていかく持ちの相手に対して有利になるほか、トリックルームを行う役であるクレセリアやサーナイト、フレフワンなどに対して打点があることが強みです。また、素早いプテラの攻撃とキリキザンのダメおしによって高火力が期待できることもあるので、強力かつ面白い組み合わせだと思います。
ウルガモス
個人的に最も気に入っておりダブルバトルでも活躍している並び、プテラガモス。プテラのワイドガードや、フリーフォールによって敵の攻撃からウルガモスを守りつつ、ウルガモスは「ちょうのまい」でC,D,Sを1段階ずつ上昇させていきます。そして、いわなだれとねっぷうの波状攻撃によって一気に相手を片づけていくことも可能です。更に、ギガドレインによってラグラージ、ニョロトノなどのプテラが苦手とする水タイプを、むしのさざめきによってルンパッパやサザンドラ,クレセリアなどのむしタイプ弱点の厄介な敵を倒していくことが出来るだけでなく、「いかりのこな」を使うことでメガプテラを守る事も可能…と抜群の相性を誇ると思います。
カイリキーやゴルーグ、ニダンギルなどのノーガードの特性持ち
プテラのワイドガードや、フリーフォールによって敵の攻撃からカイリキーを守りつつ、カイリキーやゴルーグはプテラのフリーフォールで浮かせている相手に対して攻撃したり、「ばくれつパンチ」で敵を攻撃しつつ混乱状態にしていくことが出来ます。どのポケモンも技範囲が広く火力もあるポケモンですが、それぞれ違った「強み」が存在します。
★カイリキーの強み
・ファストガード(遺伝技)によってプテラが苦手とする先制技、「アクアジェット」や「バレットパンチ」からプテラを守る事が出来る
・ワイドガードを使うことが出来る
・格闘タイプのおかげで「ふいうち」に強い
・ばくれつパンチをタイプ一致で撃てる
・アンコールで敵を縛ることが出来る。
・「バレットパンチ」で先制攻撃できる。
★ゴルーグの強み
・厄介なねこだましが効かないため、メガガルーラやゴウカザルに対して攻めていける。ただしメガガルはふいうちを持っているので注意。
・シャドーパンチを撃てることでエスパータイプに対して攻めていくことが出来る
・地震をタイプ一致で撃てる
★ニダンギルの強み
・素早さが低いのでトリックルームに強い。
・タイプ一致先制技「かげうち」が備わっている。
・物理耐久は輝石の効果も相まってかなり高い。
・はがねタイプを備えている為ニンフィア等のフェアリータイプに対して強い。
・トリックルーム持ちに対しての打点がある。
・ワイドガードを使用できる。
このように、ポケモンごとに違った強みがある為パーティと相談して決めると良いでしょう。私はこの中ではカイリキーが好きです(・ω・)
マリルリ
プテラのフリーフォールで敵の動きを封じた隙に、はらだいこを積んでアクアジェットで敵を仕留めにかかる並び。マリルリの耐久によって安定して積める点とアクアジェットによって先制攻撃が可能と強力だが、でんきタイプを非常に誘いやすく、ファストガードなどで先制技を警戒される恐れがある事には要注意。この並びを使用するなら、控えに特性「ひらいしん」持ちのポケモンは入れておいた方がいいでしょう。
ギャラドス
プテラのフリーフォールで敵の動きを封じた隙に、ワイドガードでランドロスのいわなだれなどの敵の攻撃から守る際にりゅうのまいを積んでいく並び。フリーフォールやワイドガードでギャラドスを守る事ができたり、いかくで相手の攻撃力を下げることが出来るためメガプテラの物理耐久をすこし高めることに繋がります。また、プテラと並べたときに気兼ねなくじしんを撃てることも強みです。そして、ギャラドスの場合はアクアジェットやバレットパンチなどのプテラが苦手な先制技を繰り出す相手に後出しすることで「いかく」を撒きつつプテラをまもることが出来るため、控えに入れておいても強いポケモンであります。しかし、電気タイプを非常に誘いやすい点と、特性「まけんき」や「かちき」の特性を持つポケモン(例:キリキザン、ミロカロス等)には要注意。特性「ひらいしん」を持つポケモンは控えに入れておいた方が良いでしょう。
- 控えに入れておくと相性がいいポケモン
トリトドン
プテラが苦手とする先制技「アクアジェット」「バレットパンチ」に受けだしすることが出来ます。また、プテラガモスやプテラゴルーグで並べた場合に控えにこのポケモンを入れてプテラと交代させることで、相手のねっとうなどの水技を特性「よびみず」によって引き寄せることが出来、安心してウルガモスが舞えるように、ゴルーグが攻撃出来るようになります。耐久が高く、攻撃範囲と耐性共に優秀、素早さが低いのでトリックルームパーティに対して強い…と性能が良くプテラとの相性も良いので是非控えに忍ばせておくべし。
ライボルト、アズマオウ等の特性「ひらいしん」を持つポケモン
プテラが苦手とするいたずらごころによる先制「でんじは」や、敵のでんきタイプの攻撃を読んで受けだしすることででんき技から味方を守ることが出来ます。プテラとマリルリを並べておく場合や、相手にボルトロスなどのでんじはを撒いてきそうな相手を警戒するなら入れた方が良いでしょう。例としてライボルトは素早さと特攻が高く「ひらいしん」でCを1段階上げた後の攻撃で敵に手痛い一撃をお見舞いすることが出来るが、耐久があまり高くなくじめんタイプに弱い。アズマオウはねっとうやれいとうビームなどでじめんタイプに対して強くつのドリルによって耐久ポケモンを突破できる可能性があるだけでなくヒートロトムやウォッシュロトムなどのメガプテラやマリルリ、ギャラドスが苦手としているポケモンに対して強いが素早さが低い。ライチュウはねこだましやアンコールなどの補助技が充実しているが耐久はライボルトより紙、ガラガラやドサイドンはでんきタイプには強いが水技が一貫してしまう…とどれも一長一短。パーティと相談して決めるべし。ただし「ほうでん(技を使用した者以外を攻撃し、30%の確率で麻痺させる)」から味方を守る事はできないので注意。
参考バトルビデオ
・EAYW-WWWW-WW2E-62C9(プテラガモス)
・XNGG-WWWW-WW2E-64MQ(プテラ&カイリキー)
・KAEG-WWWW-WW2E-CAHN(プテラキザン)
このポケモンを使うに当たって注意するべきポケモン。
- (メガ)バシャーモ
かそくで素早さが上がった後に、メガプテラの上を取られてばかぢからやフレアドライブで攻めてこられるとつらい。
- ヒードラン
ほのおタイプとはがねタイプをもつ優秀なポケモン。ねっぷうもだいちのちからもラスターカノンもあるためワイドガードがあるからといって安心できない。プテラキザンやプテラガモスを使う場合は要注意。
- テラキオン
ワイドガードでいわなだれを防ぐことは出来るがフリーフォールで持ち上げられないことが難点。他のポケモンで処理しよう。コバルオンやビリジオンも同様。
- 霊獣ランドロス
こおりのきばで倒せる可能性はあるとはいえ耐久調整をしている場合もあり得るので過信は禁物。他のポケモンと協力して倒すべし。
- ギルガルド
この型のメガプテラでは処理できない。みがわりをやられると更に厄介になるため、要注意。
終わりに
以上で、メガプテラの型の紹介と、相性のいい組み合わせを一通り紹介しましたがいかがでしょうか。メガシンカポケモンの中ではマイナーとして扱われていますが、ダブルバトルでは十分活躍が見込めるポケモンだと思います。この型の技構成自体は通常プテラでも活躍は出来ると思いますが、メガプテラはプテラより素早さが高く、プテラに対して強いという点と、かたいツメを持っているのでフリーフォールや3色牙などの接触技の威力を高めることが出来るため飛行タイプを苦手とするポケモンに有効打を持てるという点では通常プテラより勝っていると思いますので是非使ってみてください。
プテラと相性がいいポケモンの掲載がちょっと少ないのが心残りなので、まだまだこれから研究を重ねていきたいと思っております。
それでは、ここまで見て下さりありがとうございました(=°ω°)ノシ