- 初投稿です。至らぬ点が多々あると思われますがご容赦を。
- 個体値は理想個体を前提としています。
- HABCDS等の略称を使用します。
- ダメージ計算にはトレーナー天国様のものを使用しています。
この育成論について
このポケモンのコンセプトは「猫の手胞子レパルガッサを偽装して相手を誘い出し、返り討ちにする」というものである。
そこで、まずは一般的なレパルガッサについて軽く触れておこうと思う。
レパルガッサとは
レパルダス入りの構築の中で最も有名なもの。キノガッサや特定のポケモンの技構成を弄ることによって、猫の手でキノコの胞子しか出ないようにしたPTである。
対策がないと問答無用でいばみがゲーでハメ殺されるが、対策方法はそこまでピンポイントなものではなく、
- キノコの胞子を食らわないポケモン(ジャローダ、ナットレイ、バルジーナなど)
- 身代わりを貫通できるポケモン(ニンフィア、ウルガモス、メガヘラクロスなど)
- レパルダスより速く先制技を使えるポケモン(ファイアロー、カイリュー、ルカリオなど)
- 先発にラムの実持ちのポケモンを出す※
などがあげられる。
※ラムの実持ちが来るのを読んでキノガッサを先発に出しラムを消費させる、なんて芸当も可能なのでやや不安定。
偽装レパルガッサ
上記のような対策が無ければ必ずハメ殺されるということは即ち、必ず上記のポケモンが選出されるということ。
このレパルダスは、上記のポケモンーー特に草タイプやファイアローなどーーを誘い出し後続の起点にするというものである。
単騎で全抜きを狙ういばみがレパルダスとは異なり、このレパルダスは後続のサポートがメインの仕事となる。
また、ニャオニクスでも似たようなことが出来るが、耐性の違い、挑発やアンコールなどの技の差、読まれにくさなどがあるので差別化は容易である。
特性、性格、努力値
- 耐久重視・特化
特性…いたずらごころ
性格…ずぶとい
努力値…H252-A0-B252-C0-D4-S0
実数値…171-*-112-*-71-126
単なるHB特化。基本的にはこちらで大丈夫。
耐久特化だとメガボーマンダの恩返しを最高乱数切り耐えになったりとそれなりな耐久になる。
確定欄はこれ。
- 耐久重視・S調整
特性…いたずらごころ
性格…ずぶとい
努力値…H236-A0-B204-C0-D0-S68
実数値…169-*-105-*-70-135
素早さを最速70族抜きに上げ、代わりに物理耐久が落ちたもの。珠キノガッサのマッハパンチで出落ちするのを防ぐ。
物理耐久はファイアローの鉢巻きブレイブバードを確定耐え。これにより、真空波ルカリオでも来ない限り一回は必ず行動できるような調整になっている。
また、性格を臆病にするとブレイブバードを確定耐えできなくなる代わりに素早さが2つ上がり、図太いボルトロスなんかを抜ける。こちらも一考の余地有り。
- 耐久ベース・S調整
特性:いたずらごころ
性格:おくびょう
努力値:H196-A0-B252-C0-D0-S60
実数値:164-*-102-*-70-146
素早さは最速80族抜き。これによって悪戯心をトレースしたサーナイトにも上から仕事ができる。
しかし、代わりに鉢巻ファイアローのブレイブバードが確定耐え→中乱数1になってしまう。
どちらを優先するかはパーティと相談。
- 素早さ重視・特化
特性…いたずらごころ
性格…おくびょう
努力値…H252-A0-B0-C0-D4-S252
実数値…171-*-70-*-71-173
こちらは単なるHSぶっぱ。すぐ下には準速メガボーマンダやガブリアス周辺に素早さを調整したファイアローもいるため削れない。
余りの4は一応DL意識でDに。
持ち物
- メンタルハーブ
不意の挑発を一度だけ回避できる。とはいえ電磁波無効のボルトロス相手に突っ張るのは無謀なので注意。
発動機会は決して多くないが、あるとありがたい持ち物ではある。
- ゴツゴツメット
ガルーラを確実に削る、ファイアローを反動+スリップダメージ+イカサマで落とす、キノガッサのタスキやカイリューのマルスケを削るなど発動機会はかなり多い。
基本的に腐らないためオススメ。
- きあいのタスキ(情報提供:アイダホ様)
行動回数を確実に確保できる。特にニンフィアやウルガモスなんかに確実に仕事がこなせるのは襷だけ。
しかしこいつに襷を渡すと襷キノガッサを使えなくなる。
- だっしゅつボタン
電磁波を撒いてすぐ退散。こちらを採用する場合は素早さ重視の調整を推奨。
- レッドカード
より多くの相手に麻痺を撒きたい場合には一応候補になる。こちらも素早さ重視の調整を推奨。
その他にラム、半減実なども候補に上がる。 メガガルや鉢巻カイリューを重く見るならホズの実なんてのも候補に上がる。
技構成
上にいくほど優先度が高くなります。
でんじは
最もお手軽な後続補助技。殆どの相手に刺さるがレパルガッサが誘うボルトロスには通らないのが玉に瑕。
ちょうはつ
ステロ展開や壁展開を阻止したり、クレッフィを止めたりと汎用性の高い技。電磁波と合わせてほぼ必須と言っても過言ではない。
アンコール
意外と知名度が低いらしく読まれない。ガルーラの猫騙しをアンコール出来たりしたら儲け物。
イカサマ
無振りでも火力が出る攻撃技。挑発された時のことを考えて一つは攻撃技を持っておきたい。
はたきおとす
相手の持ち物を落とす。ポリゴン2の輝石なんかを叩けたら儲け物。一致とはいえ火力には期待出来ない。
とんぼがえり
後続にとっとと繋ぎたい場合に。持っておいて損はないが技スペが足りない。
いちゃもん(情報提供:アイダホ様)
アンコールと合わせることで確実な起点作りが可能。また、挑発と合わせれば1ウェポンのポケモンを完封可能。ただし技スペが足りない。
あくび
電磁波との選択。ステロ構築に組み込んで擬似的な昆布も可能。
まもる
脱出ボタンを持たせる場合には候補になり得る。猫騙しピンポイント。
運用方法
先発、もしくは超霊技に合わせて後出し。電磁波を撒いたり挑発を入れたりして暴れ回った後後続に繋ぐ。
特性も相まって仕事が出来ずに落ちることはまず無いのでかなり安定して活躍できる。
ジャローダやナットレイなんかがガンガン後出しされるため電磁波や挑発がかなり刺さりやすいという印象。
相手に電磁波の通りが悪い時は選出しないのが無難。自分の場合は相手に電気や地面が合計2匹いたら選出しないようにしていたが当然これは人による。
レパルダスの最大の強みは選出誘導能力なので、無理に出さなくても仕事になり得る。
以下に2つほど使用例をあげる。
☆対ゴツメジャローダ
相手の先発はジャローダ、こちらレパルダス。
こちらは電磁波。相手は身代わりを破壊するためリーフストーム。
こちらはアンコール。相手のリーフストームでレパルダスは瀕死に。シャンデラを死に出し。
相手に小さくなるシャンデラを止める術がない場合、この時点で勝ちが確定。仮に裏から瞑想スイクンやギルガルドなど※シャンデラに強いポケモンが来ても上から小さくなるを積んでしまえばややこちら有利な運ゲーに持ち込める。
※ここでガブリアスや霊獣ランドロスを想定していないのは「電磁波の通りが悪い時はレパルダスを選出しない」ため。
☆対バシャサンダーナット
相手の先発はバシャーモ。こちらレパルダス。
相手は猫の手、身代わり双方に安定するナットレイ交代。こちらは電磁波。
こちら挑発。相手の電磁波が不発に終わる。
こちらはゲンガーに交代。相手はウィップ。
ここまでの流れは面白いように決まる。
こちらはメガシンカして祟り目。相手が居座った場合は大ダメージが入る。バシャーモに交代してした場合次ターン相手は守るのでレパルダスに引いてアンコールすれば良い。
このように有利にサイクルを回し続けることが可能。
ダメージ計算
確定欄の調整のもの。
被ダメージ計算のみとする。
- 物理耐久
A252ガブリアスの地震…54.4%〜63.7%
A252↑テクニシャンキノガッサのマッハパンチ…71.3%〜85.4%
A252メガガルーラの恩返し(親子愛非考慮)…53.2%〜63.2%
A252↑ローブシンの鉄拳マッハパンチ…59.6%〜71.3%
A252↑メガボーマンダの恩返し…84.2%〜100%
同上、捨て身タックル…98.8%〜117.5%
A4ギルガルドの聖なる剣…60.8%〜72.5%
A252↑鉢巻ファイアローのブレイブバード…77.8%〜91.8%
- 特殊耐久
C4メガゲンガーのヘドロ爆弾…81.3%〜96.5%
C252↑ギルガルドのラスターカノン…84.2%〜98.8%
C252水ロトムのハイドロポンプ…81.3%〜96.5%
C4サンダーの10万ボルト…62%〜73.7%
C4スイクンの熱湯…42.1%〜49.7%
無振りジャローダのリーフストーム…57.9%〜68.4%
要望がありましたらコメントにてお願いします。
相性の良い味方
- キノガッサ…必須。こいつが味方にいることで猫の手胞子を警戒させられる。無難なタスキ型、もしくは電磁波を利用したポイヒみがきあ型がオススメ。
- メタモン…こいつがいればレパルガッサメタモンに偽装出来る。電磁波とはあまりシナジーがないが選出誘導能力はピカ一。
- ゲンガー…レパルガッサゲンガーという猫の手構築があるのでそれを偽装する。電磁波と祟り目にシナジーがある。
- ガルーラ…レパルガッサガルーラというのもそれなりに名がある。電磁波とのシナジーこそ薄いものの単純に強い。
- シャンデラ…上二体ほど有名ではないがレパルガッサシャンデラというのもある。電磁波とみがちいはかなり相性が良い。
以上で育成論を終了します。質問・意見等ありましたらコメント欄にお願いいたします。
最後までご覧いただきありがとうございました。