皆さん、初めまして。1244と申します。
今回が初めての育成論投稿なので、至らない点が多いと思いますが、よろしくお願いします。
本育成論では、ポケモンの能力である、HP/攻撃/防御/特功/特防/素早さをH/A/B/C/D/Sという略語で表記します。
また、本育成論では、お互いに6Vを前提に考察していきたいと思います。
また、ダメージ計算並びに能力実数値計算には、トレーナー天国様のツールを用いらせてもらいました。
ファイアローについて
- 今回のXYから追加された序盤鳥ポケモンです。
- 合計種族値は歴代の序盤鳥ポケモンの中でも最高の499です。
- XY新ポケモンの中で最速である、S126を誇り、その他の能力は平凡といったところです。
- しかし、夢特性である「はやてのつばさ」は、自分が使う飛行技(補助技含む)をすべて優先順位+1で使用できるという、強力な特性です。この特性もあり、ファイアローは後半に、体力の少ない相手ポケモンたちを一掃することもできます。また、先発に出てきて、相手ポケモンに負担をかけていくことも可能です。また、意外に器用で、「おにび」を始め、補助技も意外と充実しています。今回は、この補助技に注目していきたいと思います。
このファイアローの役割
タイトルにも書いていた通り、サポートに徹することが、このファイアローの役割です。
先ほどに書いたとおり、ファイアローはアタッカーとしてもかなり優秀です。
なぜサポートに徹するのか、それを卵技である「ファストガード」に着目して説明していきたいと思います。
ファイアローにとってのファストガード
ファストガード
優先順位+3。相手の先制攻撃を防ぐことができる。また、守るとは違い、味方全体に効果がある。ねこだましを除く先制攻撃はすべて+2以下なので、確実に防ぐことができます。ねこだましのみ優先順位が同じです。
この技をファイアローは卵技として、アーケン経由で覚えさせることができます。
特筆すべきは、同じ優先順位+3で、必ず相手をひるませる効果がある「ねこだまし」にあります。
この「ねこだまし」は、こちらのエースアタッカーが攻撃する前に怯ませ、そのまま相手の相方からの攻撃で落とされたり、こちら1匹動きを止めている間に、相手の相方が積み技を使うなどで強化するなど、さまざまな使い方があります。
ファストガードで防ぐこともできますが、同じ優先順位であるので、素早さ勝負になってしまいます。
しかし、「ねこだまし」使いで最速は、S125のマニューラです。コメントでの指摘ありがとうございます。実際はすいすいルンパッパやようりょくそダーテングのほうが速いようです。勘違いしてしまい、すみませんでした。そして、るーくさん、ありがとうございます。
つまり、ファイアローは最速にすれば、ようりょくそダーテングとすいすいルンパッパを除く全ての「ねこだまし」使いよりも先に「ファストガード」を発動でき、「ねこだまし」を防ぐことが可能です。これは、ほかのファストガードを覚えるポケモンにはできない個性です。また、「ねこだまし」以外の先制攻撃は、守る系の技を崩す「フェイント」を除き、防ぐことができます。※コメントの指摘により、「フェイント」も防げれず、「ファストガード」も解除されることが分かりました。akbさん、ありがとうございます。
今作から
特性「いたずらこころ」で先制技となった補助技も防ぐことができるようになり、連続使用も可能となったため、有用性が高まったといえます。
ですので、このファストガードを中心に、前述した有用な補助技を絡めながら、相方のサポートをしていきたいと思います。
性格
「ねこだまし」を確実に防ぎたいため、「ようき」とし、最速にしたいと思います。
努力値配分
H252/A6/S252
実数値は上記参照。
最速にしつつ、耐久力も上げ、「おにび」の使用回数を増やせるようにします。※最速ゲッコウガ抜き調整することにより、やけど状態のA特化メガクチートのいわなだれのダメージが84.3%〜99.4%と確定で耐えることができるようです。
努力値配分は H252/A6/B20/S232のようです。
実数値は、H185/A102/B94/C84/D89/S192となります。
カツランさん、コメントありがとうございます。
持ち物
「オボンの実」とし、少しでもサポートできる回数を増やします。
また、岩技が飛んできやすいため、弱点の岩技のダメージを半減する「ヨロギの実」もおすすめです。
技構成
確定技
- ファストガード
この育成論の中心技です。相手からの先制技を全て防ぐことができます。
- おいかぜ
使用後4ターンの間、味方の素早さを2倍にしてくれる技です。素早さに不安がある相方を補助することができます。
特性「はやてのつばさ」の効果もあり、優先順位+1で発動できます。
ただし、発動ターンは素早さが変化しないため注意してください。
- おにび
相手をやけど状態にする技です。やけどにすれば相手の攻撃力は半減するため、こちらが物理攻撃で受けるダメージを半減することが可能です。
選択技
- ブレイブバード
威力120、タイプ一致なので180の強力な飛行技です。
与えたダメージの3分の1を自分も受けてしまいますが、特性も合わさり、先制で攻撃することができます。やることがなくなったら打ちましょう。
- アクロバット
威力55(タイプ一致で82)の飛行技ですが、持ち物がなくなれば威力110(165)の強力な飛行技に変わります。努力値は耐久に振っているため、オボンの実の発動機会も多く、最大威力を出しやすいです。
ブレイブバードの反動を気にするなら、こちらでもいいでしょう。
- とんぼがえり
威力70の虫技です。やることがなくなった際、相手にダメージを与えつつ、交代することができます。ダメージは少なくいため、パーティーメンバーと相談し、採用してください。
与ダメージ
- ブレイブバード
HB特化メガフシギバナ 39.5%〜48.1%
H6ゲッコウガ53.7%〜63.9%
H6ガブリアス32.6%〜39.1%
H6バシャーモ97.4%〜116.6%
H6キノガッサ 204.4%〜242.9%
HB特化ブリガロン 75.8%〜92.3%
このファイアローはアタッカー型ではないため、4倍弱点をつけるブリガロンも確定1発に持ち込めないことがあります。あくまで、攻撃はおまけと捉えてください。
アクロバットはこれより小さいので省略
- とんぼがえり
H252バンギラス 21.2%〜25.1%
H6カラマネロ64.1%〜76.5%
4倍弱点をつけるカラマネロでさえ、このダメージ。あくまでついでに攻撃できるだけという感覚で使用してください。
被ダメージ
相手がやけど状態であることを前提として計算しています。
また、技ごとに例としてポケモンを挙げていき、そこから計算する方式です。
- ストーンエッジ
ようきA252ガブリアス 84.3%〜99.4%
A特化グライオン73.5%〜86.4%
- いわなだれ(ダブル補正あり)
A特化バンギラス73.5%〜90.8%
A特化メガギャラドス 56.2%〜67%
A特化変幻自在ゲッコウガ 60.5%〜73.5%
A特化メガガルーラ(合計) 73.4%〜90.7%
A特化メガクチート 86.4%〜103.7% ※乱数1発 (18.8%)
A特化マンムー49.7%〜60.5%
このように、4倍ダメージをくらう岩技に限定して計算すると、これらのポケモンのこれらの技ならば、やけど状態にすることで耐えることが可能です。
運用法
選出する際、相手にクレッフィなど特性「いたずらごころ」持ちや、「ねこだまし」が得意なマニューラやカポエラーなどがいる際は、先発として選出。
1ターン目に「ファストガード」を使用し、相手の先制技を防げるようにしてください。
2ターン目以降は必要に応じ、各種補助技を使用してください。
例1)特性「いたずらごころ」もち(クレッフィ等)や先制攻撃が得意なポケモン(ファイアロー等)
連続で「ファストガード」をし、こちらの負担を軽減できるようにします。
例2)炎タイプ以外の物理アタッカー(ガブリアスなど)
「おにび」を使用し、やけどを狙いましょう。炎タイプには「おにび」が効かないので注意。
例3)速攻アタッカー(ゲッコウガなど)
相方は守るなどをし、自分は「おいかぜ」を使用。次のターン以降、抜けるような体制を作る。
例4)それ以外もしくは仕事がなくなった際
相手を攻撃。あまり火力には期待しないようにしてください。
相方候補
- 「ギルガルド」「ウルガモス」「(メガ)ギャラドス」「マリルリ」など積みアタッカー
1ターン目の「ねこだまし」や特性「いたずらごころ」による妨害を受けなくなるため、安心して積むことができます。ただし、先制技以外は防げないため、ご注意を。
- 「メガクチート」「(メガ)ガブリアス」「サザンドラ」「メガヘラクロス」など高火力アタッカー
「ねこだまし」を防げるため、1ターン目から確実に攻撃をすることができます。相手の「守る」には注意。また、追い風を使うことによって、素早さが少し足りていない高火力ポケモン(サザンドラやメガへラクロスなど)が動きやすくなり、相手に負担をかけやすくなります。
最後に
いかがでしょうか?
実際にこのファイアローを使ってみての感想ですが、あまり「ファストガード」が警戒されてないのか、相手の先制技を防ぐ機会が多い。
「おにび」のおかげで、意外と耐久も高いのも好印象。
私は、相方の補助をする上では動きやすいと感じています。
しかし、初めての育成論ということもあり、至らない点も多いと思いますので、質問や指摘などについてもよろしくお願いします。
以上で育成論を終わります。