こんにちは、近日後悔と申します。
今回考察するのはアタッカー仕様のメガボスゴドラとなります。
疑問、指摘等があればコメントでお願いいたします。
また、不要との声が多ければ削除致します。
前置き
・お互いに理想個体を想定しています。
・HABCDS等の略称や技名の漢字化があります。
ボスゴドラとは
第三世代に登場したポケモン。六世代でメガシンカを獲得し、冗談みたいな物理耐久を得ました。
PGLのデータを見るとステルスロックや電磁波、吠えるの採用率が高く、起点作り型が多いことが伺えます。
(因みに起点作り型メガボスゴドラの育成論は既にかるまつ様が素晴らしいものを投稿してるので興味のある方はそちらをご覧下さい。→育成論ORAS・XY/104)
今回はアタッカー型を考察したいと思います。
採用理由
メガシンカのアタッカーとして優秀なポケモンは他にもいますがそいつらを差し置いてメガボスゴドラを採用する理由は火力と耐久と読まれにくさにあります。
まず火力ですが、メガガルーラやメガクチートには劣るとはいえ攻撃種族値は140あり、これはローブシンやヒヒダルマと同程度あり、十分アタッカーとしての火力が期待できます。
次に耐久ですがB230という圧倒的B種族値と特性フィルターによって凄まじい耐久を誇るため、繰り出し性能が非常に高くサイクル戦に向くと言えます。
最後に読まれにくさですが、先述の通りメガボスゴドラは起点作りのイメージが強く、特に先発で出した場合相手は起点作りと考えて挑発を撃ってきたりしやすいです。
つまりエースを先発で出していき、疲弊した頃に味方の三日月の舞や癒しの願いでエースを回復する戦術(この戦術を月光乱舞と呼ぶ人もいます)との相性が非常に良いです。
以上を踏まえると、先発で積極的に繰り出してからサイクル戦をしかけつつ必要なら月光乱舞で延命するといった戦い方をすることでアタッカーとしてのメガボスゴドラの強みを引き出せると考えます。
持ち物
今回はメガボスゴドラの育成論ですのでボスゴドラナイト一択です。
特性
- 頑丈→フィルター
メガシンカ前は頑丈が良いでしょう。
大抵はすぐにメガシンカするので関係ないことも多いのですが例えば先発でリザードンと対面した場合はあえてメガシンカしないことでリザードンのメガシンカ先がYであっても1回行動できる等のメリットがあります。
石頭とヘヴィメタルは今回は活きる機会もなさそうですし。
メガシンカ後はフィルターとなり、弱点攻撃を75%まで緩和します。
性格・努力値
わんぱくorのんき H236A212B60 までは確定です。
HはLv50での実数値が16n-1である175になり、半減ステロダメージが最小になります。
BはA特化メガガルーラのグロウパンチ→地震を確定耐えに調整。
Aは冷凍パンチでB4ガブリアスを確定一発調整。
Sは調整案を3つ挙げておきますので味方との相性や好みで決めてください。
・パターン1
個体値4-5性格わんぱく or 個体値18-19性格のんき
Lv50でのS実数値が57になる調整。これで最遅ギルガルドよりキッカリ1遅くなります。ギルガルドに抜かれることで下からブレードフォルム状態を叩くことができ、地震で確一がとれます。
相手ギルガルドが弱点保険を持っていても安心して処理できるという長所がある調整になります。
また電磁波を採用する場合でも、このSなら麻痺最速150族抜き、麻痺最速スカーフ86族抜き、麻痺スカーフ準速99族抜きになります。
意図的にSを落としているとはいえ、持ち物非考慮ならテッカニン(と禁止級ならデオキシススピードフォルム)以外を麻痺込みで抜け、スカーフ最速ヘラクロスやスカーフ準速サザンドラも麻痺込みなら抜けるため電磁波が十分に有用である範囲だと言えるでしょう。
確定欄はこちらにしてあります。
・パターン2
わんぱくS個体値31
努力値を使わない範囲でもっともSが高くなる計算。Sに努力値を割いていないクチートやマリルリと同速勝負を仕掛けたり、少し下にいるローブシンやカバルドンを抜いたりできます。
ですがクチートやマリルリはSにもある程度振っていることが多いため結局抜けなかったり、ギルガルドを殴る時に弱点保険の影に怯えるハメになったりします。
一方電磁波を採用した場合に抜ける範囲も一応広がりますので無駄とも言い切れません。具体的には竜舞(もしくはニトロチャージ)を1回積んだメガリザードンX等が当てはまりますが、(メガ)バシャーモは加速が重なると結局抜けなかったり、そもそもこれ以上速くてかつスカーフを持つポケモンもいなかったりと活きる場面は少なめです。
・パターン3
のんきS個体値0(最遅)
月光乱舞要因としてクレセリアを採用し、トリックルームを搭載する場合の選択肢。
技
確定技
- 冷凍パンチ/雪雪崩
仮想敵としてガブリアスを挙げましたので遂行技になるどちらかは確定で。なお雪雪崩はSの低いボスゴドラと相性が良いのですが第四世代の技マシンでのみ習得できるためORASレートでは使用できません。XYレートで使う場合は雪雪崩の方が良いでしょう。現在はORASレートが主流ですので確定欄は冷凍パンチにしてあります。
- けたぐり/馬鹿力
メガガルーラやバンギラスに刺さる技。耐久調整先にしたメガガルーラへの遂行技なのでどちらかは確定で。確定欄は居座りに向くけたぐりにしてあります。
選択技
- 地震
タイプ不一致ですが安定した火力を出せる技として重宝します。ギルガルドに刺さる技ですし、これを採用するならS調整はパターン1にするべきでしょう。
- 岩雪崩/ストーンエッジ
ファイアロー等に刺さる技。これが刺さる相手がいる場合はメガシンカせずに殴るという選択肢も出てきます。岩雪崩は後述の電磁波と組み合わせて麻痺+怯みを仕掛けることができます。
- ヘビーボンバー/アイアンヘッド
フェアリーや氷への遂行技であり、弱点が突けない相手へとりあえず撃ったりもできます。ヘビーボンバーは体重が重いメガボスゴドラと相性がよく、アイアンヘッドは前述の岩雪崩と同様に電磁波と組み合わせることができます。因みにアイアンテールは撃ちたい相手に対してヘビーボンバーより火力が出ないことが多いこと、命中率が低いことから今回は候補外とします。
- 電磁波
相手のSを落として後続に任せたり、アイアンヘッドや岩雪崩で強引に突破したりできる技。先発で挑発持ち臭い相手と相対した場合は使用を控えるべきでしょう。
- どくどく(情報提供:ジャック様)
アタッカーだとバレた際に受けに来たポリゴン2やクレセリアに刺す技。ただしこちらには回復技がないので時間稼ぎのできる後続を用意しておく方がよいでしょう。電磁波と同じく挑発が来そうなタイミングでは撃たない方が賢明です。
- メタルバースト(情報提供:岩さん)
多少の不利対面を強引に突破できる可能性があります。メガシンカ前なら頑丈を盾に過剰火力を返すことも可能で、月光乱舞との相性も良いですがただでさえ不足気味の技スペをさらに圧迫しますので採用する場合は十分に吟味して下さい。
ダメージ計算
ダメージ計算はトレーナー天国様のものをお借りしました。
- 与ダメ
冷凍パンチ
B4ガブリアス 100.5%〜120.2% 確一
H4霊獣ランドロス(威嚇込み) 80%〜94.5% 確二
H4メガボーマンダ(威嚇込み) 56.1%〜67.8% 確二
けたぐり/馬鹿力
H4メガガルーラ 65.1%〜77.3% 確二 / 78.4%〜92.8% 確二
地震
H252刃ギルガルド 120.9%〜142.5% 確一
H252メガゲンガー 85%〜100.5% 低乱一(6.3%)
B4メガバシャーモ 90.3%〜107% 乱一(43.8%)
岩雪崩(メガシンカ前/メガシンカ後)
H252ファイアロー 157.8%〜188.1% 確一 / 125.4%〜149.1% 確一
B4メガリザードンX 66.6%〜79.7% 確二 / 52.2%〜62.7% 確二
B4メガリザードンY 175.1%〜211.7% 確一 / 141.1%〜167.3% 確一
ストーンエッジ(メガシンカ前/メガシンカ後)
H252ファイアロー 209.7%〜248.6% 確一 / 168.6%〜198.9% 確一
B4メガリザードンX 87.5%〜105.8% 低乱一(25%) / 70.5%〜83.6% 確二
B4メガリザードンY 235.2%〜277.1% 確一 / 188.2%〜222.2% 確一
ヘビーボンバー/アイアンヘッド
H252ニンフィア 148.5%〜175.2% 確一 / 99%〜116.8% 高乱一(87.5%)
H252メガサーナイト 171.4%〜202.2% 確一 / 114.2%〜134.8% 確一
弱点を突けば確一か確二ですね。後述する耐久と比べてみても火力は十分かと。
- 被ダメ
無補正A252ガブリアスの地震 31.4%〜38.2% 高乱三(90.5%)
A特化メガガルーラのグロウパンチ 9.1%〜12%+6.8%〜8.5%
A特化メガガルーラのA↑↑地震 66.8%〜78.8% グロパン+地震を確定耐
A特化ファイアローの鉢巻フレアドライブ 44.5%〜53.7% 乱二(33.2%)
A特化メガバシャーモの跳び膝蹴り 52%〜62.2% 確二
A特化メガボーマンダの1竜舞地震 37.7%〜44.5% 確三
A特化ギルガルドの聖なる剣 24%〜28% 乱四
C無振りポリゴン2の10万ボルト 24.5%〜29.1% 乱四
C特化ギルガルドのシャドーボール 58.2%〜68.5% 確二
C無振りメガゲンガーのシャドーボール 48.5%〜58.2% 高乱二(96.9%)
C特化水ロトムのハイドロポンプ 61.7%〜72.5% 確二
C無振りメガバシャーモのオーバーヒート 93.1%〜111.4% 乱一(68.8%)
C特化メガリザードンYの火炎放射 151.4%〜178.2% 確一
物理耐久は流石に凄まじく、みんな大好きガブリアスの地震ですら乱三、メガガルのグロパン+地震ですら耐えるという泣く子もガルーラの子も黙る超耐久を誇ります。等倍物理や不一致弱点等は3、4発耐えるようですね。
一方特殊耐久は微妙で、低火力ポケの攻撃程度ならそこそこ耐えますが高火力ポケ相手だと確二にされてしまい、弱点を突かれると割とアッサリと落ちますので十分に注意してください。
相性の良い味方
- ラティアス
癒しの願いで月光乱舞と同様の動きができる上に、メガボスゴドラの苦手な格闘、地面、炎に耐性があり相性補完に優れます。特にこのメガボスゴドラは水ロトムに弱いため、水ロトムのメインウエポンをことごとく半減できるラティアスは相性抜群と言えるでしょう。
- クレセリア
月光乱舞の名前の由来にもなったトップメタの一角。ラティアスほど噛み合ってないとはいえ、メガボスゴドラが苦手な格闘及び地面のフォローができ、トリックルームを搭載することもできるため余裕があれば二回目のメガボスゴドラをサポートすることもできます。
- 積みエース
見せ合いでボスゴドラをメガ起点作り型だと読ませ挑発持ち等の選出を誘導してアドバンテージがとれます。非メガの積みエースになりますので具体的にはジャローダやマリルリ、カイリュー等が候補になります。特にカイリューはボスゴドラとの相性補完に優れ、マルチスケイルと月光乱舞の相性も良いので好相性と言えます。(情報提供:名無しさん)
他にもいるようであれば追記します。
最後に
以上で育成論は終わりです。
評価の際にはコメントを頂けると今後の役に立つと思います。