ボルトロス(化身) - ポケモン育成論ORAS・XY

今回は徐々に流行りつつある対面構築、そしてその一角を担うボルトロス、特に耐久調整を施した型について考察していきます。
不要との声を多ければ削除します。

対面構築とは？

ざっくり言うと、タイマン性能の高いポケモンで固め、交換などの読み外しのリスクを減らすという理念で組まれたPTのこと。
勝ち筋としては基本的に1:1交換以上のアドバンテージを取り、対面から殴り勝っていくことを理想とする。

ボルトロスの採用理由

電＋めざ氷により範囲が広く、先制電磁波により特に対面構築が苦手とする高速アタッカーを機能停止に出来る。
又、先制挑発(持っていなくても相手に使わせるのを躊躇わせる)によって補助技による展開を阻止出来る。

纏めると

• 広範囲の削り
• ガルーラ軸などが苦手とするバシャ、ゲッコ、ルカリオ、ゲンガー、ゴツメ持ち耐久水などに対する駒
• 起点構築の牽制
• 麻痺撒きによる起点作り

構成

上から殴れる範囲を広げるため性格は臆病で確定とする。

• 道具候補

珠:多分一番腐りにくいアイテム。火力を底上げして半端な受け出しをさせず、上からガブを確定に出来る。

帯:珠より火力補正が掛かる範囲は狭まり、火力も落ちるがHPが削られないため仮想敵に対しての役割を重視する場合に用いる。

襷:先制電磁波と合わせてエースストッパーの役割を持たせる、ほぼ確実に2回行動回数を稼げる。

ジャポ:襷マンムーに縛られなくなる。仮想敵に対して少し足りない火力をスリダメで補えたりする。

ゴツメ:メガガルに対して強くなる。他にもカイリューのマルスケを削いだり、挑発を持つことで受けループに強くなる。

• 技構成

メインウェポンの10万ボルト、電気の通らない範囲に刺していくめざ氷はよほどの事が無い限り確定、後はパーティーや型に合わせて欲しい技を電磁波、挑発、気合玉、草結びなどから採用するといい。

配分案

妥協個体調整案(確定欄の配分を想定)

めざ氷理想個体前提の配分は紹介したが、理想個体を粘るのは相当な根性が無いとキツいので、現実的な妥協ラインを考えていく。
まずCはジャポめざ氷で殆どのスカーフランドを確定、無振りガブをステロ込みで確定となるのでCは削りたく無く、Sも最速を切りたくないので耐久から削って行くことになるが、耐カバルカイリューに対する駒を大きな採用理由にしている以上、あまりカバの岩封やカイリューの神速の乱数は落としたく無いので、少なくとも乱数上から2つ切り耐えくらいは欲しい。
H27B26まで妥協すると確定欄の配分でカイリューの神速が43.8%〜51.6%、カバの岩封が43.1%〜51%、霊獣ランドの岩雪崩が上から2つ切って耐えるのでこのラインがHBの妥協ラインとする。Dは割とメジャーで乱数がズレるとまずいのが特殊マンダくらいしか思いつかなかったのでC252マンダの流星群を最高乱数一つ切って耐えるD25とした。
纏めると
H27 A偶数 B26 C31 D25 S31
を妥協ラインとする
因みにAは14以上だと珠馬鹿力でH252バンギを落とせる

勿論妥協ライン、配分は一例で、指定のラインよりHが低くてもBが高くて補えてる場合(ただし、ゴツメボルトなどに流用した時は地球投げを3回耐えれるのは重要なのでH23以上は欲しい)などは自分で妥協した個体に合わせて各自微調整するとよい。

運用、立ち回り

ゲッコやバシャなど、対面構築を上から崩してきそうな奴が見えたら基本的に先発で投げる。
役割は高速ATに電磁波入れるか削りを入れることなので、仕事が終わったらさっさと退場してもらい、足を奪った相手にエースの火力を押し付けていく。
耐久や火力は最低限しか無いのでサイクル戦は苦手だが、電、氷は範囲が広いので数値受けが出来ないパーティーには割と刺さる。
数値受けしてくる相手には後ろに負担を掛けないよう、高速再生技を挟むタイミングで引くといい(HDサンダーの羽、ポリ2の再生、クレセの月光など)
また、相手のパーティーにクレセが見えた場合、麻痺もらいながら無理矢理突破した後月光乱舞で復活させてくる可能性があるので注意。

以上で考察を終わります。
最後まで読んで頂きありがとうございました。