はじめまして、イブと申します。
初投稿なので、拙い点もあるかもしれませんがどうぞお付き合いください。
この育成論では、お互いに理想個体であることを前提としています。
HP、こうげき、ぼうぎょ、とくこう、とくぼう、すばやさはそれぞれH,A,B,C,D,Sと表記します。
はじめに
ミミロップといえば、初手メガシンカからのねこだまし、そしてメガ枠の割に低火力の高速アタッカーとして有名ですが、今回はそのことを利用したミミロップの型を紹介したいと思います。
まず、この型は交換読みなどが必要となってくるので、上級者向けの型であることをご了承ください。
コンセプト
メガミミロップを想定し受けにきた受けポケモンにチョッキをすりかえ、永続的に機能停止させる。
すりかえに成功した後、そのポケモンを後続ポケの積みの起点とする。
持ち物、特性
持ち物はチョッキ以外にもこだわり系やかえんだまなど色々候補がありますが、受けポケを最も機能停止させられるのが、変化技を封じられるチョッキだということで、今回は確定と致します。
そして特性はぶきよう一択です。この特性は持たせた道具の効果がなくなる、というものです。一見いいところ無しの特性ですが、とつげきチョッキの「変化技を出せない」という効果がなくなり、とつげきチョッキをすりかえ、トリックすることができます。先発のスカーフサーナイト対策にメガミミロップがこの特性を持っていることもあります。
努力値
Sは最速推奨、仮想敵は主に受けポケなこともあり、耐久調整先も対して見つからないのでHSぶっぱあまりBかDとしました。
差別化
ぶきようトリックができるポケモンは、他にココロモリがいますが、ココロモリとは受けポケモンが後出しされやすい点、耐久、耐性、アンコールの有無で差別化が可能です。ココロモリの方の利点としては、ジャローダを抜けるSや、バトンタッチより使えるとんぼがえり、両壁ができる点などが挙げられます。
技について
☆確定技☆
・すりかえ
この型のコンセプトであり、これがないと特性の恩恵がほぼ皆無になります。
・でんじは
型バレしたとしても麻痺撒きとして機能できます。また、交換読みすりかえが厳しい場合でも安定して打てる技です。
・バトンタッチ
積みの起点を作るのに使います。この技の使い方については立ち回りの欄で説明します。
★候補技★
・アンコール
すりかえと同様、流し性能を高めます。ギルガルドは対面からキンシを撃ってくることも多いので、そういった技で縛ります。優先度高め。
残念なことに、チョッキをすりかえしたターンには相手に変化技を使われてしまいますが、
すりかえしたターンに使われた変化技をアンコールしたら、アンコールしたターンにも、相手がチョッキを持っているのにその変化技は発動してしまいます。しかしその次のターンからは出せる技がなくわるあがきとなるので、バトンタッチが安定となります。
・ミラーコート
ラス1対面でも勝てる可能性が出てきます。
また、サンダーなどにチョッキをすりかえた場合、ボルチェンが飛んでくることも多いので、後続に負担をかけることも出来ます。あくタイプに撃たないよう気をつけてください。優先度高め。
・いやしのねがい
でんじは撒いていやしのねがい、というように月光乱舞クレセみたいな動きができます。優先度低め。
・こうそくいどう
バトンタッチを本来の使用方法で使うことができます。
変わったところでは、バシャーモの初手まもる読みで使うことで、バシャーモの上からでんじはを入れるようなこともできます。優先度低め。
立ち回り
まず、先制でチョッキをすり替えても、そのターン相手の変化技は発動します。
簡単に言うと、対面からクレセリアの月光乱舞やスイクンの瞑想を止められません。
なので、基本的にすり替えは交換読みで行います。
すり替えに成功した場合、いかくなどで攻撃が下がっていない場合はバトンタッチを使います。
もし相手が機能停止した受けポケを捨てるために居座りで攻撃してきた場合、受けポケの火力などたかが知れているので、後続の積みの起点にできます。もし起点防止やこだわり解除のクッションのために受けポケを引っ込めた場合、交代先を見てからバトンタッチで有利対面を作れます。先制とんぼがえりと同じような感覚で使う技です。
選出段階で、メガミミロップを後出しから狩れるポケモンが相手のパーティーにいるかチェックしましょう。大抵の場合はそれが仮想敵となります。
ダメージ計算
全て補助技なので、与ダメの計算はありません。
被ダメ
物理
A252補正なしガブリアスのげきりん
割合:68,6~81,9% 確定2発
A252補正ありメガガルーラのねこだまし
割合:24,4~29,6% 高乱数4発
A252補正ありランドロスのとんぼがえり
割合:31,9~37,7% 高乱数3発
特殊
C252補正ありサザンドラのりゅうせいぐん
割合:70,3~83,7% 確定2発
C252補正なしゲンガーのヘドロばくだん
割合:45,9~54,6% 中乱数2発
C252補正ありギルガルドのラスターカノン
割合:49,4~59,3% 高乱数2発
得意な相手
・テンプレ型のメガミミロップで体面から倒せる相手
例 襷ガブリアス バンギラス メガガルーラ(向こうにはねこだましがあるので注意)
・HPがメガミミロップのねこだまし圏内だが、残しておく価値の充分ある相手
例 HPが赤ゲージのファイアロー
これらは交換読みが決まりやすい相手です。
苦手な相手
・メガ枠でメガミミロップに後出しができるポケモン
例 メガフシギバナ メガクチート等
・高火力のこだわりスカーフ持ち
受けポケに引かずに殴って来ます。一応後攻のすりかえでスカーフは没収できます。
ガブリアス、ランドロス、サザンドラ辺りは警戒が必要です。
・メガミミロップもこのミミロップにも強い相手
ファイアロー、ローブシン、マリルリ等
後続で確実に処理しましょう。
相性の良い味方
積みアタッカーがおすすめです。
また、チョッキをすりかえるので、抜きエースは物理アタッカーを推奨します。
・メガギャラドス
メガシンカすると闘技が一環しますが、選出段階でミミロップと一緒にいることで、ゴツメギャラの方を警戒させることができます。
また積み後の抜き性能も高く、みがわりを搭載することでチョッキをすりかえられた受けポケが火傷狙いの熱湯を連打する場合はみがわりを残しつつ積むことが出来ます。
・メガリザードンX
ミミロップと一緒にいることで、Yの方を警戒させることができます。
抜き性能が高く、ミミロップのねこだまし読みで出て来やすいナットレイに対して打点があり、ナットレイの草技と鋼技を半減できます。しかし、スカーフガブリアスに弱くなります。
・剣舞ファイアロー
抑えとなるサンダー、カバルドン、ステロ吠える型のポケモンにはチョッキすりかえが刺さり、
バンギラス等の岩タイプは、ミミロップとの対面で引っ込みやすく、すりかえを決めやすくなり、ミミロップが呼ぶ闘タイプやメガフシギバナ、メガクチート等に強く出られます。
また、剣舞を積めればかなり止めにくくなります。
あと、ロトムやライボルトなどのボルチェン持ちを呼びやすいので、ファイアローと組む場合はミミロップにミラーコートの採用を推奨します。
最後に
ここまで見ていただきありがとうございました。
何か至らぬ点がありましたらご指摘お願いいたします。
また、コメントに対する返信は時間がかかることがありますので、ご了承ください。
ねこだまし読み交換読みすりかえは結構決まることが多く、うまくハマると楽しいです。
ぜひ皆さんも使ってみてください。