はじめに
はじめまして、ねがねがと申します。初投稿です。
剣盾初期環境から愛用しているトゲキッスの育成論です。 別の型を作ろうと思って検索しているうちに、自分のトゲキッスと同じ型の育成論を見かけなかったので投稿してみた次第であります。
至らぬ点が多々あるかと思いますが、何卒御容赦ください。
ダメ計はポケマスさんのツールをお借りしました。
注意
この記事ではHABCDSなどの非公式用語を使います。
特記事項がない限り基本的に相手は理想個体です。
トゲキッスについて
S1から猛威を振るい続けている白い悪魔天使ことトゲキッストゲキッス。対戦で見ない日はありませんね。
既に運用されている方も大勢いらっしゃるとは思いますが、段々と対策されてきてしまっているのも現状かと思います。
一般的な型と言えば、大きく分けてCSぶっぱの攻撃型、Hぶっぱ&BD振りの耐久型の2種類、かつ前者はてんめぐ型と強運型に分けられるのでざっくり分けて3種類が思い浮かぶと思います。
簡単に述べると、今回の型はいいとこ取りの汎用型を目指しています。
では、実際に見ていきましょう。
調整について
- せいかく
このトゲキッスは汎用性の高さを売りにしています。後述の余程苦手なポケモンを除けば、相手次第でラスイチからの3タテも狙えるポテンシャルがあります。その為、物理も特殊もだいたい同じぐらいに受けられるようにしたいので、Bにプラス補正のかかるずぶといでBへの努力値振りの負担を軽減してます。マイナス補正のかかるAは言わずもがなですね。
- もちもの
耐久寄りの調整なので火力を補うためにじゃくてんほけんを持たせています。ほぼ確定です。
- 個体値
物理は無視しているので31-0-31-31-31-31を前提としてます。
- 努力値
244-0-76-4-60-124
以上のように振ってます。Hから順番に説明します。
H▶スリップダメージ警戒から奇数で調整。なので、ぶっぱではなく244。
A▶問答無用
B▶+補正の76振りです。この調整はAぶっぱはりきりアイアントアイアントをぶっ潰したかったので、確定で耐えるようにしています。アイアントの性格補正はS↑C↓のようきがメジャーなので無視しています虫だけに。
え?アイアントなんてだいたい球持ちだって?……おっしゃる通りでございます……(´;ω;`)この辺りは後述します。
【追記】
はりきりパッチラゴンパッチラゴンAぶっぱ先行電撃くちばしはダイマックスで確2で受けきれます。更に弱保発動まで出来るのでHPに不安は残りますが、S1段階とC2段階積んで行くことができます。
→320 ~ 378(83.7 ~ 98.9%)確定2発
C▶これは完全に余りですね。4と言わず残った分ぶち込んでいいと思います。
【追記】
逆に火力が低いのがダイジェットを2発積みやすいという恩恵があったりします。
D▶ここも正直余りです。トゲキッスの弱点「でんき、どく、こおり、はがね、いわ」に関して、前3つが特殊メイン、後ろ2つが物理メインのタイプなのですが、比較的環境でよく見るので対策すべき特殊アタッカーはヒートロトムヒートロトムぐらいではないかと思います。ヒートロトムの10万ボルトは無振りでも確定で耐えるので補強程度の認識です。
【追記】またダイサンダーもダイマックスで乱数2発(性格補正なしで99.7%、ありで41%)耐えることができるのがこの振り方の根拠になります。きゅうしょ?知らない子ですね……
S▶この124にはちゃんとした理由があります。この調整だと実数値が116となります。この数値がキモです。
最速スカーフドリュウズのSが231なので、ダイジェットを2発積むと232となりちょうど抜けるようになります。なんだかんだでドリュウズ怖いですからね。
【追記】
コメントでご指摘頂いている通り、アイアントを意識すると若干不備のある調整になっています。DをBorSに回したり、運用のコンセプトに合わせて調整してください。
技構成
【エアスラッシュ(確定)/かえんほうしゃ(確定)/げんしのちから(選択)/わるだくみ(選択)】
- エアスラッシュ
鉄板ですね。ダイジェット要因を兼ねたメインウェポンその1です。
- かえんほうしゃ
こちらも鉄板のほのお技です。だいもんじも検討しましたが、命中不安からかえんほうしゃを採用しています。ここはお好みで採用を検討してください。
以下、選択技です。
- げんしのちから
げんしのちからは積み技です。冗談です。2割の確率で全能力上昇します。……が、所詮2割ですので過信できません。近所のスーパーですら3割引なのに……
私はロマンで採用してますが(あとヒートロトムヒートロトムなどほのおタイプへの打点にもなるので)、後述のマジカルシャインなど他の技の採用も十分検討できます。
- マジカルシャイン
げんしのちからとの選択ですが、フルアタッカーでも十分運用出来ると思います。バンギラス辺りが仮想敵でしょうか。
ドラパルトを始めとしたドラゴンアタッカーは相手がダイマして無ければ怖くないです。
- しんそく
対タスキ用。当然ですが、火力に期待はできません。かえんほうしゃ→しんそくで襷エルフーンエルフーンを黙らせましょう。
- わるだくみ
耐久の高さが売りなので、積めるタイミングがあるなと思って採用しています。弱保型が多いシーズンであれば弱保の搭載を警戒される為、Cの補強は比較的重要です。
逆に言うと弱保を警戒されない場合は無用の長物と化すので、シーズンの流行りに影響される枠ですね。
- でんじは
まひるみ悪夢の再来です。素の状態では比較的低いSを補いつつ、まひるみワンサイドゲームを開催できるので十分に採用の余地があります。
ダイウォールが欲しいので、でんじはorわるだくみはなるべく採用したいです。
- はねやすめ
耐久寄りの運用向け。HPも奇数で調整しているので採用の余地はあるかと思います。
また、ひこうタイプを消せるので、Sで抜いてるならダイサンダーを81 ~ 96(42.4 ~ 50.2%)で耐えることができます。ダイマックスターンを吹き飛ばせますね。
【追記】今作では覚えません。過去作から連れてきましょう。
【追追記】ランクバトルでは過去作産のポケモンの使用が出来ません。今後の追加コンテンツで復活を希望。
基本的な立ち回り
- 「壁貼り→わるだくみ→ダイマックスパターン」
- 「先鋒アタッカーで暴れる→死に出しダイマックスパターン」
- 「初手わるだくみパターン」
以上3パターンが想定されます。個人的によくやるのは1、2が多いと思います。
エース運用をするのであれば「ダイマックスを駆使して耐久&Sを積んで、ダイマックス切れの後はエアスラッシュでひるみを誘発しつつ殴る」に尽きますが、相手の選出次第ではダイマを他のポケモンに切れるぐらいの耐久と火力を両立しています。
比較的長時間居座りつつ、それなりの火力で殴ることが出来るのでトゲキッストゲキッスのポテンシャルを感じることが出来ると思います。
主な仮想敵
汎用型を意識しているので使用していて特別得意な相手、というのはいませんが、感覚的に安定して狩れるポケモンを書いておきます。
- ドリュウズドリュウズ
基本的にダイマックスを切っていけばほぼ確実に狩れる相手。
ダイマックスでアイアンヘッドを126〜150(32.9〜39.9%)、ダイスチルでも204〜240(53.4〜62.8%)で耐えるので、HPが半分以上残っていればダイジェットから弱保発動、後続まで刈り取るぐらいの活躍ができます。
【補足】
弱保ダイジェットで148 ~ 174(79.5 ~ 93.5%)(とつげきチョッキの場合99 ~ 117(53.2 ~ 62.9%)となり確定2発になります。ここから想定されるのが3パターンあります。
・相手がタスキだった場合
ダイジェット1発でSは抜けているのでダイジェット2積みでOK。
・相手がスカーフだった場合
ダイジェット1発でSが抜けませんが、ダイマックスを切るとこだわりアイテムの効果を受けなくなるので相手はダイマを切れません。(もしもダイマを切ると148 ~ 174(39.7 ~ 46.7%←ダイマ状態での割合なのでさっきの1発当ててればこれで落ちます))なので、自然とアイアンヘッド一択となります。急所に当たらない限りアイアンヘッドは確3で耐えるので、約2割のHPを残しつつSを2段階積んで後続を迎え撃てます。
・相手がチョッキだった場合
ダイジェット1発でSは抜けます。想定されるのは、「いきなりダイマ」「一発耐えてダイマ」「ダイマなし」の3通りです。
「ダイマなし」の場合がいちばん有難いのですが、前者ふたつは弱保ダイジェット2発で落としきれません。(99 ~ 117(26.6 ~ 31.4%))その為、相手にダイマックスが残っている場合、2発目でダイバーンを撃つのが安全策になります。しかしこの場合でも2発目を食らうことは無いので、Sを1段階、弱保発動済み、HPを6〜7割残して後続を迎え撃てます。
- アイアントアイアント
ダイマックスで球持ちアイアントのダイスチルを確定で耐えます。268〜320(70.1〜83.7%)……(下に訂正あり)が、このS調整だとダイジェット1積みだと実数値で3足りないので抜けません。なのでダイバーン一択。ドリュウズと違って後続に強気で出れないのが辛いです。出来れば壁貼りサポートをしてあげたいところ。
【訂正】計算間違えてました……。正しくは335 ~ 398(87.6 ~ 104.1%)乱数1発(確率25%)でした。
それでも75%の確率で耐えるんですね……なんだコイツ……(ドン引き)。また、弱保ダイジェットで確1でした。
- リザードンリザードン
個人的にトゲキッスと言えばげんしのちからなんですが、警戒していないのか、平気でダイマックスを切ってくることが多々あります。
HD無振りの場合ダイロックで確1、ダイマックス状態なら224〜264(72.7〜85.7%)。Cを積めてれば確1です。
さらにコメント欄>11のような展開であれば、サンパワーで12%のダメージ、ダイロックの砂ダメージでこちらが積んでなくても1ターンで処理できます。
- ヒートロトムヒートロトム
ただしメガネ型に限る。
メガネ型の場合、ダイサンダーの威力が10万ボルトに劣るので(後述)ダイマックスを切るのに躊躇います。
多くの場合Sは抜かれてるのでダイロック一択(後述)です。
【訂正】
ダイジェット1発でSが抜けるので相手がダイマを切ってこないのであればダイジェットから入ってダイロックでも問題ないと思います。
※10万ボルト(168〜200)、ダイサンダー(162〜192)
※ダイロック火力が184〜211
ダイマなしで確1、ダイマありで確2
- バンギラスバンギラス
A全振りのストーンエッジをダイマなし確2で耐えます。152〜182(79.5〜95.2%)。ダイマしてれば確3。
弱保マジカルシャインでHD振りに114〜134、ダイフェアリーで182〜216(乱数1発18.7%)
- ヒヒダルマ(ガラル)ガラルヒヒダルマ
スカーフヒヒダルマのつららおとしを確2で耐えます(ダイマ)。204〜240(53.4〜62.8%)→たまにいるハチマキダルマも302 ~ 356(79 ~ 93.1%)で確定2発で耐えます。
返しは弱保ダイジェットで確定1発です。276〜325(152.4〜179.5%)
苦手な相手
さて、こんなトリコロールカラーで万能なまるで主人公のようなポケモンにも苦手な相手がいます。
- ラプラスラプラス
特にキョダイマックスラプラスのオーロラベールが厄介です。Cに振れてないのでほとんどダメージが通りません。ダイバーンでダイストリームの火力減衰を狙って相手のダイマックスを終わらせるまで出来れば十分な活躍と言えます。一応まひるみで強引に突破できます。
- トゲキッストゲキッス
トゲキッスミラーは相手の型次第です。
わるだくみを積まれた所に後出しとなるとかなり不利です。他の手段を講じる必要があります。
まひるみ突破は可能。
- ウォッシュロトムウォッシュロトム
多分個人的に一番苦手。なるべく相手したくない。まひるみ突破不可。
素直に物理アタッカーに交代した方が無難。相手によってはわるだくみやひるみから強引に突破できますが、アシストパワー型はやめておいた方が吉。疑われる場合は即刻退避。
サポート
物理アタッカーの選出は必須です。使用していて個人的に相性がいいと思うものを書いておきます。
- イオルブイオルブ
壁貼り要員。ねばねばネット、サイコフィールドも張れるので一発耐えて殴るトゲキッストゲキッスのサポートとして優秀。
【訂正】サイコフィールドの効果発動は受ける側が浮いているか否かでした。
- ドリュウズドリュウズ
タスキかたやぶ型が望ましいですね。チョッキヒートロトムあたりを刈り取れます。
- タチフサグマタチフサグマ
先発荒らし要員兼地味に厄介なオーロンゲメタとして。初手で挑発が打てればリフレクターしか貼れないので、後発のトゲキッストゲキッスの火力不足を防げます。
また、はたきおとすも搭載できるため見かけによらず後続サポート力が高いです。
- ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ダルマ・ガラル)ガラルヒヒダルマ
主に対ラプラス要員。耐久しやすいダルマモード型の方が個人的には使いやすいイメージです。採用されるかわらわりがオーロラベール対策にもなります。
- バイウールーバイウールー
コットンガード積んでからバトンタッチでBを上げるムーブも可能ですね。前項のダルマモード型ヒヒダルマのサポートとしても優秀なので比較的よく使う組み合わせだったりします。相手次第でバトン先が選べるのがいいですね。
さいごに
Sの調整がダイジェット二積み前提だったり、素の状態では十分な火力が得られない、といったイマイチパッとしないポイントもありますが、十分な耐久性と積み技による拡張性は他のポケモンでは真似出来ないトゲキッストゲキッスの強みだと思います。
初投稿で読みにくい点や不備など多々ありますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。ご指摘などはコメントお願いします。