ニンフィア- ポケモン育成論ソードシールド

初めましての方は初めまして。ケーネと申します。
今回は眼鏡ニンフィアの育成論を上げさせていただきます。

※本育成論ではHBCDSというような一部略称を使用します。ご了承ください。

ニンフィアについて
ニンフィアは第6世代で登場したブイズの1匹でその愛らしいルックスと対戦での強さから高い人気を誇ります。本当にあざとく可愛いです。カロスに邪悪なドラゴンを退治したという伝説が残っています。

こだわりメガネを持たせる意味について
現環境はカビゴン、ドラパルト、ミミッキュ、トゲキッスが非常に多く、特にカビゴンやドラパルトは入っていないパーティを探す方が難しいです。
この眼鏡ニンフィアはそんなカビゴンに対して強く出ることができる唯一の型です。こだわりメガネでトップクラスの火力を持ちつつ、ある程度の耐久力があるため、高火力で出落ちしにくいのが特徴です。技範囲も優秀でフェアリー、炎、エスパーを半減以下で受けることのできるポケモンは環境にいないため、相手のパーティに負荷をかけていくことができます。また、音技をメインウェポンにしているためS4やS5で流行った身代わりドラパルトや宿り木身代わりエルフーンに対して強く出ることができます。

技構成について
ハイパーボイス
命中安定、音技。フェアリースキンが乗るメインウェポン。

マジカルフレイム
ナットレイ、アーマーガアをはじめとした鋼ポケモンに対しての打点。アーマーガアはミラーアーマーでCダウンを跳ね返されるため倒すためにはダイマックスしなければならない。

サイコショック
ドヒドイデ、ストリンダーピンポイント。打点にはなるもののドヒドイデ絡みのサイクルを崩すことは難しい。

はかいこうせん
みんな大好きスキン眼鏡破壊光線。ダイマックス時の最高打点。はかいこうせんしか撃てない状態になることを考慮して撃つこと。

選択候補技
シャドーボール、でんこうせっか、マジカルリーフ
シャドーボールは撃ちたい相手がいないため不採用とします。

調整意図
HB 最高効率兼、陽気ドラパルトのはがねのつばさダイスチル、ヒヒダルマの陽気つららおとしを確定耐え
C 残り
D 端数
S 無振りアーマーガア抜き

ダメージ計算
アプリダメージ計算SSを使用

与ダメ

ハイパーボイス
ダイマックス無振り ドラパルト
324~384(99.3~117.7%) 確定2発, 乱数1発(93.7%)

H実数値258 カビゴン
118~141(45.7~54.6%) 確定3発, 乱数2発(55.8%)
単体で勝てるわけではなく削りとして見ます。これを交代のターンと突っ張りのターンで2回入れることができれば食べ残し型のカビゴンはほぼ機能停止、木の実型でもリサイクルをするような余裕は与えません。

H252 ウォッシュロトム
121~144(77.0~91.7%) 確定2発

無振りドリュウズ
90~107(48.6~57.8%) 確定3発, 乱数2発(95.3%)
2サイクル目は受けられないため引き先がいればこちらの有利な択を仕掛けることができます。

H4 トゲキッス
115~136(71.4~84.4%) 確定2発
エアスラッシュでの怯みとダイマックスを考えると若干不利です。

無振り 砂下バンギラス
170~204(97.1~116.5%) 確定2発, 乱数1発(87.5%)

H252 砂下バンギラス
170~204(82.1~98.5%) 確定2発
バンギラスに関しては突っ張っても問題はないと思っています。仮に耐えられて弱点保険を発動されたとしてもミミッキュなどのアタッカーはバンギラスを処理することができます。ダイマックスされたとしてもこちらのダイマックスを使って切り返すことができれば問題はありません。

H4 ミミッキュ
124~147(95.3~113.0%) 確定2発, 乱数1発(75.0%)
化けの皮を剥がす際のダメージ込み確定1発。化けの皮を剥がしていなければ負けます。この対面をニンフィアで突っ込むかどうかはパーティ次第ですが、剣の舞をされると引き先が崩壊する可能性があるので化けの皮を剥がしてから引いたほうがいいと筆者は思っています。諸説あり。

マジカルフレイム
H252 D4ナットレイ
208~248(114.9~137.0%) 確定1発

H252 アーマーガア
136~162(66.3~79.0%) 確定2発
Cが1段階下がってもアーマーガアがオボンの実を持っていなければ交代読みから勝てます。

H252 ギルガルド(シールドフォルム)
90~108(53.8~64.6%) 確定2発
振り方は人それぞれなので参考程度に。徹底抗戦や弱点保険には負けますが、食べ残しの特殊型であれば勝てるので諸説。

サイコショック
図太いHB ドヒドイデ
68~82(43.3~52.2%) 確定3発, 乱数2発(10.5%)

H252 B100 ドヒドイデ
84~100(53.5~63.6%) 確定2発
どちらにしても黒いヘドロ込みで受け切られます。崩すのであれば削ってからダイサイコを最高のタイミングで当てないといけません。ほぼ無理です(筆者はステルスロックと絡めて何度か試しましたが、トーチカ持ちだと無理です)。

はかいこうせん
H252 砂下バンギラス
H252 ウォッシュロトム
H252 ピクシー
H4 トゲキッス
H252 ガオガエン
H252 アシレーヌ
確定1発！！！

H実数値258 カビゴン
198~234(76.7~90.6%) 確定2発
木の実の回復後であればほとんど落とせます。

はかいこうせんはどうしても重い相手でここで倒さなければ負ける、もしくは最後の一体という場面以外では撃てません。

ダイマックス時(基本的にしないので必要な分だけ)

ダイサイコ(サイコショック)
H252ドヒドイデ
102~122(64.9~77.7%) 確定2発
ステルスロックと交代の際の眼鏡ハイパーボイスとダイサイコでなんとか落とせるかと言ったところ。

ダイバーン(マジカルフレイム)
H252アーマーガア
158~188(77.0~91.7%) 確定2発
交代時のダメージと合わせて倒せます。タラプは無理です。

被ダメ
陽気ドラパルト ダイスチル(はがねのつばさ)
160~190(83.7~99.4%) 確定2発
珠だと落ちるので注意。

陽気ヒヒダルマ 五里霧中 つららおとし
144~169(75.3~88.4%) 確定2発
鉢巻、怯みで負けます。

陽気ドリュウズ アイアンヘッド
確定2発, 乱数1発(50.0%)

無振りカビゴン ヘビーボンバー威力120
122~144(63.8~75.3%)
確定2発

陽気珠ミミッキュ じゃれつく
98~114(51.3~59.6%)
確定2発
相手次第の対面ではありますが、珠でなく、相手のダイマックスもない状況からであれば撃ち合えます。

被ダメはこの辺りを基準にしてください。これ以下であれば基本的に耐えます。

ダイマックスについて
このポケモンはダイマックスをそこまで活かせるポケモンではありません。ミストフィールドを貼って状態異常を誤魔化したり、読み負けた際のリカバリーとして使ったりといった程度です。特にダイウォールが使えない点はダイマックス を使う上でとても使いづらいと感じました。
そして何より覚えておいて欲しいのはダイマックスをすると火力が落ちるということです。
火力は左から順に高く
眼鏡はかいこうせん>眼鏡ハイパーボイス>ダイフェアリー(はかいこうせん)
となります。これを踏まえた上でダイマックスを切ってください(大きいニンフィアは可愛いです)

最後に
こだわり系のアイテムを持つ宿命ではありますが、読みが発生するのでそこの扱いは難しいです。しかし高火力で敵をなぎ倒す後ろ姿はとても頼もしく、可愛らしいので是非一度使ってみてください。筆者はニンフィアを愛しています。