ヒートロトム- ポケモン育成論ソードシールド

展開阻止&潤滑油 ヒートロトム育成論

2020/04/24 05:36 / 更新:2020/04/30 21:30

ヒートロトム

HP:HP 50

攻撃:攻撃 65

防御:防御 107

特攻:特攻 105

特防:特防 107

素早:素早 86

ツイート4.914.914.914.914.914.914.914.914.914.91閲覧:35280登録:41件評価:4.91(8人)

ヒートロトム  でんき ほのお  【 ポケモン図鑑 】

性格
ずぶとい(防御 攻撃)
特性
ふゆう
努力値配分(努力値とは?)
HP:252 / 防御:140 / 特攻:116
個体値:31-0-31-31-31-31
実数値:157-63-159-140-127-106 (素早さ比較)
覚えさせる技
オーバーヒート / 10まんボルト / ボルトチェンジ / トリック
持ち物
こうこうのしっぽ

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
サポート / ダイマックス指定なし
登録タグ

考察

対面構築と潤滑油(クッション)

※初心者向けの項です。対面構築への理解がある方は飛ばしてください。

  • 対面構築とは

1.サザンドラサザンドラvsウォッシュロトムウォッシュロトム
サザンドラサザンドラ:りゅうせいぐん
ウォッシュロトムウォッシュロトム:瀕死→トゲキッストゲキッスを出す
サザンドラサザンドラトゲキッストゲキッスに倒され、ギルガルド(シールド)ギルガルド(シールド)を出す

2.ギルガルド(シールド)ギルガルド(シールド)vsトゲキッストゲキッス
ギルガルド(シールド)ギルガルド(シールド):アイアンヘッド
トゲキッストゲキッス:瀕死→ドラパルトドラパルトを出す
ギルガルド(シールド)ギルガルド(シールド)ドラパルトドラパルトに倒され、ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル)(スカーフ)を出す。

3.ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル)ドラパルトドラパルトを倒して勝ち

このように、3:3→3:2→2:2→2:1→1:1→1:0と、常に数的有利をとり続ける(1on1で負けない)事で先に相手のポケモンを0にするコンセプトの構築を対面構築と呼びます。

  • 対面構築の弱点

先程の例では出し勝ちでしたが、初手で出し負けるパターンを考えてみます。

1.サザンドラサザンドラvsトゲキッストゲキッス
サザンドラサザンドラ:ひんし→ギルガルド(シールド)ギルガルド(シールド)を出す
ギルガルド(シールド)ギルガルド(シールド)トゲキッストゲキッスを倒し、ドラパルトドラパルトが出てくる

2.ギルガルド(シールド)ギルガルド(シールド)vsドラパルトドラパルト
ギルガルド(シールド)ギルガルド(シールド):瀕死→ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル)(スカーフ)を出す
ドラパルトドラパルトを倒し、ウォッシュロトムウォッシュロトムが出てくる

3.ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル)が瀕死になり、負け。

このように、先程とは逆に此方が先に数的有利をとられ、負けてしまいます。この他にも、相手が先発有利なポケモンに交代してきた場合などに数的有利を取られやすいです。

  • 潤滑油(クッション)の役割

ここで、ギルガルド(シールド)ギルガルド(シールド)ではなくヒートロトムヒートロトムで考えてみます。

1.サザンドラサザンドラvsトゲキッストゲキッス
サザンドラサザンドラ:ヒートロトムヒートロトムに交代
トゲキッストゲキッス:マジカルシャイン

2.ヒートロトムヒートロトムvsトゲキッストゲキッス:
トゲキッストゲキッスドラパルトドラパルト交代
ヒートロトムヒートロトム→ボルトチェンジでヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル)に交代

3.ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル)(スカーフ)vsドラパルトドラパルト
ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル):氷柱落とし
ドラパルトドラパルト:ひんし

このように、受け出しから対面を操作することで強力な出し勝ちの状況を作り出し、先に数的有利をとる対面構築のコンセプトを成立させることができます。
この役割を満たすパーティの潤滑油になるポケモンが本論のヒートロトムヒートロトムです。

採用理由

  • 1.状態異常耐性

火傷、麻痺無効により身代わりの絡むハメ戦術に隙を見せない。

  • 2.後攻ボルチェン

後攻ボルトチェンジによる後続の無償降臨、守るのないカビゴンカビゴンへのあくびループやミミッキュミミッキュの身代わり呪いに対して強く出られる。

  • 3.尻尾トリック

呼びやすいポケモンに刺さり、積み展開の阻止にも有効。

尻尾トリックの強み

  • 1.呼ぶポケモンへの刺さり

ヒートロトムヒートロトムドラパルトドラパルトサザンドラサザンドラバンギラスバンギラスパッチラゴンパッチラゴンガマゲロゲガマゲロゲといった積みポケモンやダイマエースを誘いやすく、トリックでSを補助することで処理しやすくなる。
電気技読みや襷を盾に繰り出されるドリュウズドリュウズにも尻尾トリックから入ることでお茶を濁せる。

  • 2.役割対象への安定性

ヒートロトムヒートロトムの大きな役割対象であるトゲキッストゲキッスアーマーガアアーマーガアは弱点保険等を持っている可能性があり、誘い殺しをされるリスクがあるが、尻尾トリックによりこれを軽減できる。

  • 3.技の打ち分け

メインウェポンのオーバーヒートと10万ボルトは半減される相手が大きく異なり、こだわり系のアイテムを持っている時の読み外しから崩されやすい。技を打ち分けられることによりそのリスクを軽減できる。

  • 4.オーバーヒートのリスク軽減

炎技を打ちたいが、その後起点にされると困るといった場面にも尻尾トリックにより起点になるリスクを軽減できる。

  • 5.後攻ボルチェン

個体数の多いカビゴンカビゴンニンフィアニンフィアミミッキュミミッキュの欠伸、身代わりループにハマらず、裏のポケモンを無償降臨させることでサイクル戦に有利になる。
例:ヒートロトムヒートロトムvsカビゴンカビゴン
ヒートロトムヒートロトムボルチェン:カビゴンカビゴン欠伸
→欠伸を受けてからヒートロトムヒートロトムがボルチェンで交代
パッチラゴンパッチラゴンヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル)を無償降臨

また、再生技持ちドヒドイデドヒドイデアーマーガアアーマーガア等に対し、後攻ダメージ+エースの打点で突破等の使い方がある。

型考察

  • 基本形

【性格】 図太い
【努力値】 H252 C116 B140
【技】 オーバーヒート/10万ボルト/ボルトチェンジ/トリック
【持ち物】 後攻の尻尾

  • 性格・努力値考察

ダイマが切れたトゲキッストゲキッス(スカーフ)にトリックで尻尾を返されるリスクがある為、H4トゲキッストゲキッスをダイマ+非ダイマで確定を取れるC116以上は確定。鉢巻ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル)への対面処理、カビゴンカビゴンからのダメージ意識や、ドリュウズドリュウズパッチラゴンパッチラゴンへのストッパーになる可能性を意識してHBに残りを振り切る。

役割範囲を狭めてもトゲキッストゲキッスへ安定させたい場合はよりDに努力値を割いた方が良い。
穏やかH252 D108まで振ると特化キッスのダイジェット急所を最高乱数以外耐え。
必要な仮想敵はパーティによって異なる為、細かい努力値調整例は割愛する。

  • 技考察

オーバーヒート
炎/130/90/5【特殊】★★★★★
電気技の通らない地面・草への最高打点。アーマーガアアーマーガアナットレイナットレイドリュウズドリュウズエルフーンエルフーンフシギバナフシギバナに対して打つ技が無くなるため確定。

H252アーマーガアアーマーガア: 96.5〜114.1%(75%)

10万ボルト 
電/90/100/15 【特殊】★★★★★
連打できる攻撃技かつトゲキッストゲキッスアーマーガアアーマーガアへの遂行技。役割対象へのダメージから放電ではなく10万ボルト推奨。

H252アーマーガアアーマーガア: 65.3〜79.0%
H4トゲキッストゲキッス:67.0〜79.5%
H252ドヒドイデドヒドイデ:57.3〜68.7%

ボルトチェンジ
電/70/100/15 【特殊】★★★★★
対面操作とループ回避に必要。

H252カビゴンカビゴン:20.5〜24.7%
H252ニンフィアニンフィア:23.7〜28.2%

トリック★★★★★
起点回避、積み展開防止に必須。

基本的にこの技構成で確定だが、Cに振り切った場合は10万ボルトと入れ替えで放電が候補に入る。

立ち回り

先発でも後発でも活躍が見込める。特定のポケモン(ドラパルトドラパルトカビゴンカビゴン)を処理することで後続の一貫が取れる様ならば、有利対面トリックでのS補助をし、捨て気味に扱う。
相手の裏のトゲキッストゲキッスのストッパーとしたい場合はトリックを温存しつつサイクル戦に持ち込む。

注意すべきは、ドラパルトドラパルトの身代わりがボルチェンで割れない点。裏で身代わりドラパルトドラパルトをケアできる選出を意識すると良い。

相性の良い味方

単純に補完の優れるナットレイナットレイギャラドスギャラドスやボルチェンから崩しが行えるドラパルトドラパルトトゲキッストゲキッスパッチラゴンパッチラゴンヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル)等が相性が良い。

本論のヒートロトムヒートロトムにはタイマン性能・抜き性能がなく、回復ソースもない為、構築全体的にパワーがあり、有利対面を作ることが大きなアドバンテージになる対面構築に採用するのが良い(場合によっては積みサイクルも可)

ダメージ計算

  • 被ダメ

トゲキッストゲキッス(球)のダイジェット:41.4〜49.0%
特化カビゴンカビゴンののしかかり:34.3〜40.7%
特化ドラパルトドラパルトの1舞ダイドラグーン:82.8〜98.0%
陽気パッチラゴンパッチラゴン(球)のダイドラグーン:87.8〜104.4%
ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ(ガラル)(鉢巻)の馬鹿力:84.7〜100.0%

投稿日時 : 

最終更新日時 : 2020/04/30 21:30

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HP:252 / 防御:116 / 特防:140
トリック / ボルトチェンジ / オーバーヒート / おにび

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コメント (10件)

  • ページ:
  • 1
20/04/24 23:57
1カバールドン
オーバーヒートのダメ計も載せたほうが良いかと思います
20/04/25 00:02
2みるて (@myrte01)
>1
仮想敵の中で1番ダメージを抑えられるアーマーガアが高乱数のことから、他の仮想的にはダメージが足りている事が推測できる為、ダメージ計算を割愛しています。
20/04/26 21:47
3ふゆなみP (@HuyunamiP)
55555
登校お疲れ様です。
みるてさんの育成論が大好きで、このヒトムも早速使ってみました。

最初上手く使えずよえーなこれと思ったのですが、トリックを出し渋るとダメですね。
メガネと違って刺さる相手が断然多いのと、持っていることでのデメリットが大きいので、なるべくトリックから動いていった方が良いと感じました。

キッスはよっぽどのことがない限り裏に引いてくるのですが、引いた先に結局尻尾が刺さって勝つ試合がとても多かったです。

だらだら書きましたが、要するに、強いですこいつ。みんな使いましょう。
20/04/26 22:17
4ああああ
対面構築の弱点の部分、最後の方ヒヒダルマ原種になってます
20/04/26 22:52
5ふゆなみP (@HuyunamiP)
あと少し気になったので、対エルフーンの与ダメを叩いてみました。参考までにどうぞ。

1...H252(実値167)D4エルフーンに対して

10まんボルト
C116(本論)→37〜44(身代わり破れず)
C244→42〜49(身代わり確定破壊)

続いてC6↓オーバーヒート
C116(本論)→54〜66(身代わり確定破壊)
以下略

2...HD特化エルフーンに対して

10まんボルト
C244→29〜34(身代わり割れず)
以下略

続いてC6↓オーバーヒート
C116(本論)→38〜48(18%の確率で身代わりが残る)
C172→42〜50(身代わり確定破壊)

メガネなら確実に粉砕できるエルフーンですが、本論のヒトムでは不安が残ります。
(HD特化エルフーンなんていませんが)

そもそも役割対象ではありませんし、この辺りの乱数は動きやすく安定しませんが、ある程度Cに振ると対エルフーンが安定しますよ、という話でした。お邪魔しました。
20/04/26 23:00
6みるて (@myrte01)
>3
ご使用頂きありがとうございます。
自分も最初に使った時は常に上を取られる故の場持ちの悪さに苦戦しましたが、慣れると相手のエースを潰しつつ自分の勝ち筋を通せる様になり、勝率も安定してきました。
仰る通り、トリックはすぐに使用する方が圧倒的に動きやすくなります。
他にもトリック後に上からボルチェンする事になり、裏のポケモンに負担がかかってしまう点等、構築段階でもかなり気を使うポケモンだと思います。

>4
ご指摘ありがとうございます。
修正しておきました。
20/04/26 23:17
7みるて (@myrte01)
>5
エルフーン対面はいつも迷っていますが、最近は10万→ボルチェンと動くことで対処しています。
初手のエルフーンエルフーンに対しては追い風置き土産読みでオーバーヒート連打→読み違えで身代わりの場合はボルチェンで割りつつ後続展開といった動きをしています。

努力値はかなり悩み、現在の配分にしていますが、未だにHCぶっぱやDに厚くするのもありだと思っています(Sにも振りたい)
また良い調整ラインがありましたらコメント下さると助かります。
20/04/27 08:58
8ふゆなみP (@HuyunamiP)
>>7
なるほど・・・
実はまだエルフーンが選出されておらず、その辺の動きとか脳内だったので大変助かりました。
エルフーンに限らず身代わりは天敵なので、論中にある通り裏に対身代わり要員を置くべきですね。
返信ありがとうございました。
20/04/28 12:54
9みるて (@myrte01)
使用していて過労死しがち(トゲキッストゲキッスへのストッパー性能が足りない)と感じたので、2020年5月までにDに厚く努力値を割いたものを別案又は確定欄と入れ替える形で追記します。
20/07/26 20:28
10みるて (@myrte01)
現環境を見ての追記ですが、エースバーンの球飛び膝を低乱2回で抑えられ、尻尾トリックでエースバーンを処理出来るので図太いHBベースで確定とします。
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