デンチュラ- ポケモン育成論ソードシールド

Kisaraです。
育成論の投稿は初めてですが、どうぞ閲覧して参考にしていただければと思います。
筆者はソード&シールドで追加されたポケモンの中でもウオノラゴンが好きで、是非ランクマッチで活躍させたいと思い考えた結果、本論のデンチュラに辿り着いたので紹介します。

【デンチュラの特徴】
デンチュラの特徴は、108という高い素早さ種族値から「ねばねばネット」や「でんじは」といった相手ポケモンの素早さを操作する技を撃てることです。そのため今回は起点作成に特化させた型を紹介します。起点作成とは後続のポケモンが動きやすく準備することだと思っていただければ良いと思います。本論では、後続のポケモンにウオノラゴンを想定し、専用技エラがみの先制時に威力が2倍になる効果を生かしやすくすることを目的としています。他にもダイジェットやちょうのまい、たくわえるといった積みの起点にも使えなくは無いと思います。

「ねばねばネット」を覚えるポケモンはガラル地方に何体か存在していますが、デンチュラよりも速いポケモンはアブリボンだけです。「ねばねばネット」を撒いた後、対面のポケモンの素早さを下げる手段として、アブリボンは「しびれごな」しか覚えないのに対して、デンチュラは命中率の高い「でんじは」や、「いとをはく」「エレキネット」など多くの技を覚えます。
また、タイプ相性上1体でギャラドスナットレイの並びを崩すことができるのも優秀です。

【調整意図】
性格:おくびょう（攻撃↓素早さ↑）
ひかえめ（攻撃↓特攻↑）だと素早さ種族値95族を抜けなくなるため、おくびょうで確定。

持ち物:きあいのタスキ
起点作成要員として行動保証が欲しいのと、耐久値が足りないので、きあいのタスキで確定。

特性:むしのしらせ（orふくがん）
本論では、きあいのタスキと相性のいい「むしのしらせ」を採用したが、「でんじは」や「エレキネット」の命中率を上げるふくがんも十分強い。

個体値:攻撃以外の5V
イカサマダメージが気になるなら攻撃0だが、襷での運用なのであまり気にしなくても良いと思う。

努力値:60-0-0-252-0-196
実数値:153-x-80-149-80-168
ギャラドスに最低限の役割を持つために特攻に全振り。
素早さは最速100族抜き。ガラル地方には、101〜108の間の素早さのポケモンは、ドロンチ、ニャオニクス、ギャロップ、ライボルト、レパルダスしか存在しておらず、環境にほとんどいないため、100族抜きに留めた。
残り60をHPに振ることで、攻撃最大ドラパルトのドラゴンアローを高乱数で耐える。

技:ねばねばネット/でんじは/
むしのさざめき/エレキネット
後続の素早さ操作のための「ねばねばネット」、対面の素早さ操作のための「でんじは」は確定。デンチュラはドラパルトの素早さを1段階下げることで抜くことができるが、ドラパルトは特性クリアボディであることが多いため、「でんじは」による素早さ操作が必要であると考えた。
タイプ一致で打てて環境のあくタイプに対する打点になる「むしのさざめき」をメインウェポンにします。これは襷発動からの特性むしのしらせとも相性が良い。
また、対面のでんきタイプに対する素早さ操作手段として、ギャラドスへの打点にもなる「エレキネット」を採用した。

本論ではこれで確定とするが、選択技として「エレキネット」の代わりに「いとをはく」を採用するのも良い。
「エレキネット」の利点は、
・ミミッキュの皮や襷を潰しながら素早さを下げ、起点を作れること。
・ギャラドスなどのみずタイプにに対して役割を持てること
「いとをはく」の利点は、
・対面のじめんタイプに対して、素早さ操作を行えること
現環境には、ミミッキュやギャラドスが多く存在し、パーティに襷持ちがいないことは稀である。加えて素早さの速いじめんタイプは環境に少なく、後続として想定してあるウオノラゴンがタイプ相性上じめんタイプに有利なため、本論ではエレキネットを採用した。

【ダメージ計算】
（被ダメージ）
・陽気攻撃252ドラパルトの「ドラゴンアロー」
確定2発122〜146ダメージ（79.7〜95.4%）
・意地攻撃252ドラパルトの「ドラゴンアロー」
乱数1発134〜158ダメージ（87.5〜103.2%）
・意地攻撃252パルシェンの「つららばり」
乱数1発150〜180ダメージ（98〜117.6%）
・陽気攻撃252いのちのたま持ちミミッキュの
「じゃれつく」
確定2発118〜149ダメージ（77.1〜91.5%）
「かげうち」
確定3発55〜64ダメージ（35.9〜41.8%）
「じゃれつく」+「かげうち」は耐えない。
※その他被ダメージはきあいのタスキ持ちのため割愛。

（与ダメージ）
「むしのさざめき」
○下にむしのしらせ発動時のダメージ
・補正無し耐久無振りサザンドラ
確定2発138〜164ダメージ（82.6〜98.2%）
○確定1発206〜246ダメージ（123.3〜147.3%）
・補正無し耐久無振りバンギラス（砂嵐下）
乱数2発84〜102ダメージ（48〜58.2%）
○確定2発128〜152ダメージ（73.1〜86.8%）
・補正無し耐久無振りゴリランダー
乱数1発168〜200ダメージ（96〜114.2%）
○確定1発254〜300ダメージ（145.1〜171.4%）
・補正無し耐久無振りゴリランダー（チョッキ）
確定2発114〜134ダメージ（65.1〜76.5%）
○乱数1発168〜200ダメージ（96〜114.2%）

「エレキネット」
・補正無しHP4振りギャラドス
乱数1発160〜192ダメージ（93.5〜112.2%）
・補正無しHP252D4振りアーマーガア
乱数2発90〜108ダメージ（43.9〜52.6%）
・補正無しHP252特防4ドヒドイデ
確定3発60〜72ダメージ（38.2〜45.8%）
・補正有りHP252特防252ドヒドイデ
乱数3発44〜54ダメージ（28〜34.3%）
※アタッカーではないので、ギャラドス以外には効果抜群でも削り程度。

【まとめ】
これが決まれば、基本的にウオノラゴンで3タテできます。初心者でも使いやすい戦術だと思うので是非試してみてください。注意点としては、スリップダメージや連続技で襷を潰してくる相手にはあまり仕事ができませんので、用心が必要です。至らない点が多くあったと思いますが、ここまで読んでいただきありがとうございました。