こんにちは、おカキと申す者です。剣盾では初めての投稿となります、よろしくお願いします。
前置き
- ダメージ計算はポケマス様のツールをお借りしています。
- お互いが理想個体ということを前提にしています。
- H,A,Bなどの略語を用います。
ゴルーグゴルーグについて
第五世代で初登場した地面・ゴーストタイプのポケモンです。
89-124-80-55-80-55という鈍足並耐久高火力という種族値をしていて、豊富な技範囲を持っているのが特徴です。そのため環境にいる多くのポケモンの弱点を突くことが可能で、受け出しはあまりされにくいです。そして何より見た目がかっこいい。厨二心をくすぐる胸の封印にあの可愛いルの目。キャンプの時に完全に無表情でカレーを食べるゴルーグの顔はめっちゃ印象的です。たまんねぇ。
ですが、環境に蔓延るミミッキュやドラパルト、ラプラスなどにタイプ一致弱点を突かれてしまうのが短所でもあります。
今回は、ゴルーグではメジャーな持ち物だと思われる突撃チョッキ型に努力値調整を施した型を解説していきます。
※7/30追記
本論を鎧の孤島に対応させました。もう発売から一ヶ月以上経ってるんですけど
チョッキを持つ理由
ゴルーグゴルーグにチョッキを持たせる理由としては、
- ゴルーグ自体がS種族値55と鈍足なため、相手の攻撃を受けてから反撃という場面が多い
- こちらの弱点を突いてくる特殊アタッカーが多い
などです。
仮想敵
有利
ウルガモスラッキールカリオ ストリンダー(ロー) ランクルス ジュラルドン ドヒドイデ(焼けなければ) ニンフィア トゲキッス リザードン ブリムオンなど
普通(相手の型による)
バンギラス パッチラゴン ヒートロトム エルフーン カビゴン ホルード ナットレイ ドリュウズ ローブシン アーマーガアなど
不利
ポリゴン2ゴリランダーエースバーンミミッキュ ドラパルト ヒヒダルマ(ガラル) ギルガルド(シールド) ウオノラゴン サザンドラ ウォッシュロトム カットロトム ラプラス アシレーヌ ガオガエン ガマゲロゲ ギャラドス インテレオン オーロンゲ パルシェン
とこのように、不利な相手はかなり多いです。
構成
- 努力値
H148 A156 B124 D12 S68
A...余り
HB...無補正A252バンギラスのかみくだく確定耐え、無補正A252ドラパルトのゴーストダイブ確定耐え、無補正A252珠エースバーンの不意打ち確定耐え
HD(チョッキ込み)...無補正C252命の珠トゲキッスのダイソウゲン(130)確定耐え、無補正C252拘り眼鏡サザンドラのあくのはどう確定耐え、特化ラプラスのダイストリーム(140)を94.8%の確率で耐え
S...12振りバンギラス抜き
4/2追記
カプ・サイシン様のコメントに、Aの努力値を16削ってBに回すのはどうかという提案がありました。この振り方だと、A特化バンギラスのかみくだくを93.8%で耐えることができるため、AとBの努力値はA156 B124、A140 B140の選択とします。コメントありがとうございました。
- 持ち物
コンセプトのため突撃チョッキで確定です。
- 特性
鉄の拳の他にポケモンHOMEで解禁されたノーガードやぶきようがありますが、今回の型では命中率が不安定な技を覚えさせていない、不器用を活かせる技、持ち物を持たせていない、鉄の拳の対象技を多く覚えているといった理由で鉄の拳とします。
- 技
確定枠
じしん
タイプ一致のメインウェポン。幅広い相手に等倍以上で攻撃でき、ダイマックスをすれば特殊耐久を更に高められる。
ポルターガイスト じしん同様タイプ一致のメインウェポン。鎧の孤島で追加され、ついに安定高火力ゴースト技を手に入れたました。相手の持ち物を見ることもできるため非常に優秀。
- 選択枠
- かみなりパンチ
鉄の拳により威力75→90となり、環境に多い飛行タイプのダイジェットエースに抜群を取れる。弱点保険には要注意。
- ストーンエッジ、がんせきふうじ
ストーンエッジはかみなりパンチと同様の理由に加え、ヒートロトムやリザードンへの対策。岩石封じは相手の低速・中速アタッカーのS関係の逆転、後続へのサポートに。
- アームハンマー、ドレインパンチ
カビゴン、バンギラスなどへの対策。鉄の拳により威力100→120となり、強力なサブウェポンとしても使える。ドレインパンチは鉄の拳により威力75→90となり、回復ソースにもなる。 ダイナックルになった時の威力はどちらも90。
- ほのおのパンチ、ヒートスタンプ
アイアント、ナットレイへの対策。
炎のパンチは鉄の拳により威力90、ヒートスタンプはアイアントに対して威力120、ナットレイに対しては威力80となる。ヒートスタンプはダイマックスしている相手には無効化されてしまうので要注意。
- ヘビーボンバー
ニンフィア、エルフーン等フェアリータイプへの対策。
ダイスチルで耐久上昇もできる。ダイマックスしている相手には無効化されてしまうので要注意。
上記の技以外にもDDラリアットなどが候補に入ります。
ダメージ計算、仮想敵シミュレーション(特殊)
- VS.トゲキッス(両ダイマックス)(トゲキッスはH4で計算)
被ダメージ 無補正C252ダイジェット(130)
22.9%〜27%
無補正C252鋭い嘴ダイジェット(130)
27.3%〜32.2%
無補正C252ダイソウゲン(130)
30.6%〜36% 乱数3発(46.6%)
与ダメージ ダイホロウ(140)
38.5%〜45.6%
ダイサンダー、ダイロック(130)
48.4%〜57.1% 乱数2発(91.4%)
ダイマックス同士ならダイホロウ→ダイサンダーorダイロックと行動することで、弱点保険を発動させることなくトゲキッスに殴り勝つことができます。相手が強運型で、ダイジェット二回で両方とも急所を引いて来た場合でも2発耐えることができます。
- VS.サザンドラ(サザンドラはH4で計算)
被ダメージ 無補正C252あくのはどう
56.8%〜68.8%
無補正C252ダイアーク(130)
92.8%〜111.4% 乱数1発(56.2%)
与ダメージ アームハンマー
88%〜104.7% 乱数1発(31.2%)
ドレインパンチ(ダイナックルと同威力)
66.6〜79.7%
あくのはどうで怯まなければ、アームハンマーで倒せるもしくは後続の先制技圏内に入れることができます。相手がダイマックスを切ってきた場合はダイアークは耐えられないので諦めましょう。
- VS.ニンフィア(ニンフィアはH252B4で計算)
被ダメージ 特化シャドーボール
38.2%〜45.9%
与ダメージ じしん
58.4%〜69.8%
ポルターガイスト
64.3%〜76.2%
上のように、シャドーボールも2耐えしてじしん2発で倒せます。
そしてニンフィアはS種族値が60のため、無振りであれば上を取ることができます。
ニンフィアがHBだった場合は確定3発に抑えられてしまいますが、その分火力も減るためあくびで流されない限りはニンフィアには基本的に勝てます。
- VS.ヒートロトム(ロトムはH252で計算)
被ダメージ 特化オーバーヒート
45.9%〜54% 乱数2発(47.2%)
特化ダイバーン(140)
49.1〜57.9% 乱数2発(96.4%)
特化ダイホロウ(130)
61.2%〜72.1%
与ダメージ ストーンエッジ
68.7%〜81.5%
ダイロック(130)
89.1%〜105.7% 乱数1発(31.2%)
ダイホロウ(140)
71.3%〜84.7%
ストーンエッジを持っている場合は、鬼火などをされない限りは殴り勝てます。逆に持っていない場合はゴーストダイブなどで削りに徹しましょう。
- VS.ジュラルドン(ジュラルドンは無振りで計算)
被ダメージ 無補正C252あくのはどう
37.1%〜44.8%
無補正C252てっていこうせん
49.1%〜57.9% 乱数2発(96.4%)
無補正C252ダイアーク(130)
61.2%〜72.1%
与ダメージ じしん
104.8%〜124.1%
ダイアース(130)
136.5%〜161.3%
ダイナックル(90)
63.4%〜75.8%
無振りならじしんで確定1発が取れ、ダイアースでDを上げることもできるため、ジュラルドンにはダイマックス合戦になったとしても基本的に殴り勝てます。
ダメージ計算(物理、受け)
- 被ダメージ
陽気珠ミミッキュのシャドークロー:69.3%〜82.5%
特化バンギラスのかみくだく(B124の場合):86.3%〜102.7% 乱数1発(12.5%)
特化バンギラスのかみくだく(B140の場合):85.2%〜101.6% 乱数1発(6.2%)
陽気リベロエースバーンの珠不意打ち:80.8%〜95%
陽気ドリュウズのじしん:49.7%〜59%
陽気ギャラドスのたきのぼり:75.4%〜89.6%
特化カビゴンのダイアーク(130):81.9%〜97.2%
陽気ごりむちゅうヒヒダルマ(ガラル)のつららおとし:128.9%〜154%
タイプ一致イカサマ:91.8%〜109.2% 乱数1発(50%)
このように、物理方面でも大抵の攻撃は1発耐えることができます。
- 与ダメージ※()はダイマックス技のダメージです。
じしん
HB252ドヒドイデ:58.5%〜70%(76.4%〜91.7%)
H4ドリュウズ:136.5%〜162.3%(178.4%〜210.7%)
H4パッチラゴン:112%〜133.7%(145.7%〜173.4%)
H252ガオガエン:62.4%〜74.3%(80.2%〜95%)※いかくによりA-1の状態
H252ギルガルド(シールド):76.6%〜91%(100.5%〜118.5%)
ポルターガイスト
H4ミミッキュ:141.9%〜166.4%(203%〜239.6%)
H252ドラパルト:121%〜142.5% 確定1発 (153.8%〜181.5%)
アームハンマー
H4ホルード:105.5%〜124.2%(78.2%〜93.1%)
HB252ブラッキー:45.5%〜54.4% 乱数2発(52.3%) (34.6%〜41.5%)
H252カビゴン:71.9%〜85.3%(54.6%〜64.4%)
かみなりパンチ
H4ギャラドス:145%〜173%(210.5%〜247.9%)
H252アシレーヌ:70.6%〜83.4%(101.6%〜119.8%)
ヘビーボンバー
HB252エルフーン:65.8%〜77.8%(71.8%〜85%)
HB252ピクシー:59.4%〜70.2%(64.3%〜76.2%)
ほのおのパンチ
H4アイアント:140.2%〜167.1%(202.9%〜238.8%)
HB252ナットレイ:68.5%〜81.7%(99.4%〜117.1% 乱数1発(87.5%))
運用方法
- 相手がノーマル、格闘、電気技を撃ってくると思われる時の受け出し、また殴り合える相手への死に出し。相手の交換が予想できる時はそのポケモンに通る技を選ぶか、交換を合わせましょう。
- 相手の特殊エースのストップ、相手ポケモンの削り。
相手が能力ランクを上げていたり、ダイマックスしている時はこちらもダイマックスを切りましょう。
おわりに
ここまでご覧いただきありがとうございました。
ゴルーグの強さをみんなに知ってもらいたいということで書いた育成論です。
実際にランクマッチでもこのゴルーグを入れたパーティで3桁順位に到達した型ですので、興味を持った方がいたら是非とも使ってみてください。
ご意見、ご指摘はコメントでお願いします。