〜はじめに〜
現シングル環境(S4)で運用しているポケモン「ブルンゲル」について、環境ではあまり見かけないポケモンですが、非常に使いやかったので、紹介を兼ねて投稿します。
初投稿なので情報不足、読みにくいなどあるかもしれませんが、ご容赦ください。
〜以下本文〜
【パーティ内での役割】
現在使用しているパーティのエースが物理ドラパルトとトゲキッスであり、あまりにもカビゴン、ヒヒダルマ、ドリュウズが重すぎる為、これらに対する物理受けポケモンとして採用した。
一部環境上位の物理アタッカーに対して、後出しまたは対面から完全な機能停止に追い込むことが役割。
裏にゴースト無効枠(カビゴン等)、電気無効枠(カバルドン、ドリュウズ等)を置くことで、サイクル戦での強力な駒となりうる。
また、受け回し気味のパーティからはドヒドイデの後投げがほぼ確定で飛んでくる為、見てから「みがわり」を押すだけで簡単に降参してくれることがよくある。
【努力値配分、性格補正】
前述の通り物理受けとして育成。
性格はぼうぎょに補正をかけて、努力値もぼうぎょ方面に振り切った。
余りの努力値は好みで、すばやさかとくこうに振ってもよい。
【持ち物】
一部の高火力物理アタッカーは、半減タイプにも拘らず、乱数2発圏内に押し込んでくる。あたまがおかしい。
その為、少しでも耐久できる可能性を上げるべく回復アイテムの採用は確定。
1サイクル目の受け出しのみを考慮すれば「オボンのみ」が安定するが、今回は「みがわり」との相性や、数サイクルした場合の安定感を考慮して、「たべのこし」を採用した。
サイクル戦になった場合に、しばらく回して様子見する傾向が多いという、自身の戦術も影響している。
【特性】
「のろわれボディ」を選択することで、高火力技を封じ込めてしまって、運勝ちを狙える確率を高める。
残飯回復込みでも乱数2発を取ってくる高火力アタッカーに対して、強引に受け出しを成立させてくれる場面が多く、非常に強い特性である。
「ちょすい」にすればウオノラゴンにかなり強く出られるが、そもそもブルンゲルを見た時点でウオノラゴンは出てこないことが多いので腐りやすい。
また、他のみずタイプはでんき技、くさ技を併せ持つ事が多く、特に活かせる場面が思いつかなかった。
【技の選択】
物理アタッカーを機能停止に追い込む目的がある為、「おにび」「ちからをすいとる」は確定。
さらに、やけど状態にした後のポケモンを素早く倒し切る目的で「たたりめ」を採用。
残り1枠に、受けポケモンから変化技を防ぎつつ突破不可能にさせる「みがわり」を採用した。
【他の候補技】
・おにび⇒ねっとう
豪運を自負するトレーナーであれば、「おにび」の強化版として採用できる。さらにドリュウズに対して圧をかけやすくなる。
運用初期に使っていたが、とある対戦において6回連続でやけどを引かず、そのまま押し負けてしまったことがあったので「おにび」に変更した。
・みがわり⇒ちょうはつ
後出しで「ちょうはつ」してくる相手や、強引な積み技を止められる。また、回復技を封じて耐久ポケモンも突破できるようになる。
ドヒドイデに「ねっとう」でやけどにされると不快な為、今回は不採用。
・ちからをすいとる⇒じこさいせい
特殊方面も受けたい欲張りなあなたへ。これを採用するなら特殊受けに特化させた方が強いと思う。
・トリックルーム
トリルして繋げたいエースがいるなら採用の価値あり。
【役割対象】
カビゴン、ドリュウズ、ヒヒダルマ、パルシェン、アイアント、ウオノラゴン、ホルード、ドヒドイデ、ナットレイなど
◎カビゴン◎
あくび型以外には後出しが安定する。「からげんき」持ちでもタイプ相性で無効にできる為、「おにび」+「ちからをすいとる」で完全に機能停止まで追い込める。
あくび型には対面から「みがわり」を選択できれば、突破不可能となる。
「ダイアタック」のすばやさ操作、「キョダイサイセイ」のきのみ回収を無効にできる点も評価できる。
◎ドリュウズ◎
「アイアンヘッド」は半減、A補正特化「じしん」でも確定3発(42.0%〜49.7%)で、残飯込みで余裕の後投げが可能。
ドリュウズ側の突破手段として、「じわれ」か「つるぎのまい」が挙げられる。
「じわれ」についてはアーマーガア意識で「つのドリル」よりも採用率が低い為、遭遇しないものとして運用する。
「つるぎのまい」については択ゲーになるが、「おにび」と「ちからをすいとる」で基本的に有利。
「じしん」をのろわれボディで封じた瞬間、相手側は打点を失ってしまい、引くしかなくなる。
◎ヒヒダルマ◎
メインウェポンを軒並み半減にする上、やけど状態、またはのろわれボディが発動した時点で機能停止する。
基本的に先発&こだわり状態で選出してくる都合上、有利対面は作りやすい。
対面からでは、A特化ハチマキ型で「ストーンエッジ」を急所に当てる程度しか、相手が対面から突破する方法がない。
ただしハチマキ型の「じしん」には後投げできないので、サイクル戦では注意が必要。
尚、ダルマモード型はマスターランク内の50戦内で1度も遭遇しなかった為、特に考慮していない。
◎パルシェン◎
有効打を持たない上、「おにび」+「ちからをすいとる」で完全に機能停止する。
「からをやぶる」+「ロックブラスト」でも、最大67.6%しか入らない為、「からをやぶる」に合わせての後投げが安定する。
また、複数ヒットする技には1回毎に「のろわれボディ」の判定が発生する仕様もかなり有利に働く。
ヤケクソで「からをやぶる」連打されると面倒なので、早めに「たたりめ」で倒し切ること。
◎アイアント、ウオノラゴン、ホルード◎
これらのポケモンは火力が非常に高く、無理矢理ブルンゲルを突破してくることがある為、後投げは安定しない。
あく技やハチマキによる想定外の火力で強引に突破される危険もあるが、逆にそれらを持たない型では対面からブルンゲルを突破できない為、安易な受け出しさえしなければ役割対象としては機能する。
珠アイアントの「ダイスチル」、ホルードの「じしん」は残飯回復込みでも乱数2発となることを念頭に置いて慎重に動かしていく。これらは先述した「オボンのみ」を持たせれば、比較的安定して受け出せるようになる。
ウオノラゴンについては、「ちょすい」まで考慮されているのか、はたまた他のポケモンも見てなのかわからないが、選出されることがほとんど無かった。
◎ドヒドイデ、ナットレイ◎
これらの耐久ポケモンは、対面からであれば「みがわり」を置くことで変化技を透かして、突破不可能にすることができる。
特にドヒドイデは嬉々としてブルンゲルに後投げしてくる事が多く、鼻をほじりながら「みがわり」を押せる。
ただし、こちらから突破できる技もない為、対戦相手が頑固な場合はTODも覚悟すること。
また、相手の裏にドラパルトが控えている場合は「すりぬけ」で突破されてしまう。
加えて、雨パのナットレイは「パワーウィップ」を持っていることがあり、ダイマックスを切られた場合に押し負けることがある。
【その他のポケモンに対する有利不利】
他のポケモンについても考察を記載したかったが、数が多すぎてキリがない。
なので、今回の紹介記事は環境上位のポケモンでブルンゲルの役割対象と言える相手についてのみとする。
※例) ギャラドスは「パワーウィップ」「ちょうはつ」の有無で有利不利が大きく動き、全く安定しない…などは省略。
…後は使ってみて自分の目で確かめるんだ!
〜以上〜
不足あれば追記していきます。
細かいダメージ計算は苦手なので、気になる方はご自身でお願いします。