初投稿です!
よろしくお願いします!
3月のランクマッチにて、マスボ級に昇格できるか否かがかかった大事な試合で活躍し、僕を勝利へ導いてくれた「ひとでなし」ドヒドイデを紹介します。
至らぬ点が多数あると思います。コメントでご指摘いただければ幸いです。
- この育成論ではHABCDSなどの略称を用います。
- 個体値は全て理想個体を前提としています。
- ダメージ計算はポケマス様を使用しました。
概要
ドヒドイデと言えば、受けポケモンのイメージが強いと思われますが、今回は「ひとでなし」というドヒドイデ固有の特性に注目した、アタッカー型ドヒドイデを紹介します。
マイナー型ポケモンを使ってみたい!という方に特にオススメです。
耐久型のような汎用性がある型ではなく、天敵も多く運用が難しいですが、ハマれば強い型です。
特性ひとでなしとは?
相手が『どく』『もうどく』状態の時、自分の攻撃が必ず急所に当たる。
急所に当たると、自身の攻撃が1.5倍になります。相手がどく状態という条件付きではありますが、確定急所は思いのほか火力がでます。また急所に当たると、相手の能力上昇やリフレクター、ひかりのかべを無視して攻撃を入れることができます。
役割対象
強いところ
・型がよまれにくい。
・弱点を突いてくるチョッキドリュウズ、ドサイドン、バンギラス、サザンドラ、ハチマキヒヒダルマ(ガラル)ヒートロトム、珠アイアント等を高確率で返り討ちにできる。
・特性ひとでなしが発動しなくても、じゃくてんほけん発動で普通に強い。
・ちょうはつを透かせる。
ドヒドイデと言えば初手どくどくのイメージが強く、対策として挑発を打たれることがありますが、このドヒドイデはアタッカーなので気にする必要はありません。
・おにびに強い。(特殊アタッカーの為。)
弱いところ
・活躍するのが非常に限定的である。
・耐久型ドヒドイデのように一体で強さが完結していない為、パーティーの運用の幅が狭まる。
・人によっては、弱点保険をこいつに使うのがもったいない。と思うかもしれません。バンギラスやトゲキッス、キョダイラプラス等、他に持たせたいキャラがたくさんいます。(僕はそれでもこいつに使います、愛ゆえに。)
重要
このドヒドイデは相手を『どく』状態にしてくれるポケモン無しでは真価を発揮しません。
相手を『どく』状態にする技のなかでも比較的運用がしやすい、「どくびし」と「どくどく」を使うことができるポケモンの例を上げます。
- 「どくびし」要員(例)
・ドラピオン...どくびし→吹き飛ばしが便利です。どくびしが相手のパーティーに刺さる場合が一番この型のドヒドイデが活躍します。あくタイプなのでオーロンゲのいたずらごころ無効。不利対面、または初手で積み技を使ってくる相手だと初手吹き飛ばしが安定的します。襷パルシェン等
・デスバーン...高耐久、どくびしがつかえます。ついでにステロも撒けます。(どくびしとステロ両方撒けるのはガラルでデスバーンだけです。)
- 相手の手持ちにどくタイプがいる場合は、交代でどくタイプのポケモンが出てきたときに、どくびしが消えてしまうので注意!
- ひこうタイプ、特性がふゆうのポケモンにどくびしは効果がないので注意!
- どくびしは、二回重ねて撒くことができ、一回目のどくびしを踏んだポケモンは普通の『どく』状態となります。二回目のどくびしを踏んだポケモンは『もうどく』状態となります。
- 「どくどく」要員(例)
・マタドガス(ガラル)...特性かがくへんかガスにより、マジックミラー持ちのブリムオンやエーフィを『どく』状態にすることができます。おきみやげで退場して、ドヒドイデへのダメージを抑えることもできます。
・エンニュート...どく技が効かない、どく、はがねタイプのポケモンを特性ふしょくにより『どく』状態にできます。
・バルジーナ...どくどく(命中率90)→吹き飛ばしが便利です。うそなきで相手のDを二段階下げてドヒドイデを安全に着地させることもできます。タイプが優秀で、ドヒドイデの弱点である、エスパー、じめんタイプの攻撃を無効化できます。
・ナマコブシ...どく技無効のどく、はがねタイプでも、みずびたしで相手をみずタイプにしてからどくどくを入れることができます。
- どくタイプが使う「どくどく」は必中になります。
(相手がそらを飛ぶ、あなをほる、シャドーダイブ中でも『もうどく』状態にすることができます。特性ノーガード状態と同じ。)
- 相手の手持ちにどく技が通りやすいかどうかよく考えてから選出します。はがね、ひこうタイプのポケモンが多いなら選出を控えてください。何もできないで負けてしまいます。
立ち回り
この論のドヒドイデは、相手のポケモンが『どく』『もうどく』状態になってから真価を発揮するので、基本的に、相手を『どく』状態にするポケモンと組ませて選出します。
- 基本的な動き(理想)は以下の通りです。
- まず、上記で述べた、相手を『どく』状態にさせるポケモンを出します。
- 相手を『どく』状態にします。
- 死に出し等でドヒドイデを出しダイマックス(相手が『どく』状態ならダイマックスする前にトーチカを挟むのもアリ。)
- 相手の攻撃を耐えてじゃくてんほけん発動。
- 暴れる。
あくまでも理想の動きなので、相手の選出や技構成に臨機応変に対応しなければなりません。
- このドヒドイデ一体でも、トーチカで相手を『どく』状態にする→ダイマックス。の流れもできなくはないです。(環境で、ダイマックス技をはじめとした非接触技が多く使われているのでうまく決まらないことが多いですが。)
- 相手のポケモンにどくびしが刺さる場合が一番理想的です。三縦も夢じゃありません。ドラピオンと組ませるのがオススメです。
(ドラドイデ戦法と呼んでいます。)
三体目のポケモン候補
こちらのパーティーにどくタイプのキャラが多くなるので、地面技、エスパー技、またドヒドイデを見て、電気技を持ったポケモンを呼びやすくなります。それらの技を無効化または半減にできるひこう、あく、じめん、でんきタイプのポケモンをパーティーに組み込むのをオススメします。バルジーナブラッキーサザンドラヌケニンドリュウズリザードンロトムアーマーガアバチンウニ等....
性格
低いC種族値を補う為、ドサイドンの下をとりたい為、れいせいです。
特性
育成論のコンセプトなのでひとでなしです。
持ち物
じゃくてんほけんです。
ドヒドイデの足の遅さと、ダイマックスした時の高耐久により安定して発動できます。
調整
H252 C252 B4 実数値157-×-172-115-162-36
H...ぶっぱ
ドヒドイデはBとDの種族値が高く、HP種族値が低いのでHPに努力値を振ることによって最も固くなります。
C...ぶっぱ
B...あまり
S... 個体値0無補正ドサイドン(S実数値45)の下をとる調整です。厳選の際には、「まあまあ」「ダメかも」ならどちらでも大丈夫です。
・実際対面したことがあったので記載しときます
先制あくびされると面倒くさいコータスの上を取る調整もあるのですが、コータス以上ドサイドン以下にするには、Sの個体値を「まあまあ」の中でも11〜15にしなければならず、気の遠くなるような厳選になります。コータスは先発で出されることが多いのであまり考えなくても良いかもしれませんが、念のため。)
H252、D84以下のコータスを晴れ下ひとでなし発動C+2で確1。
H252、D92〜236だと乱数1発になります。それ以上は確2です。
環境に物理アタッカーが多く、コータスはHBに振ることが多いため大概大丈夫です。参考までに。
技構成
- 確定枠
・ハイドロポンプ(ダイストリーム威力140)
タイプ一致技。ドリュウズヒートロトムバンギラスドサイドン等に打ちます。相手に半減されないのであれば、他の技で弱点を突くよりも火力がでる時があります。
・ベノムショック(ダイアシッド威力85)
ダイアシッド(C+1)との相性がとても良い。タイプ一致技。じゃくてんほけんが発動しそうにないときに打ってCをあげることもできます。
ダイマックスがきれたとき、『どく』状態の敵に畳みかけることができます。
・トーチカ(ダイウォール枠)
ダイマックスが切れた後に、どくダメージ稼ぎとして使えます。
- 選択枠
・ふぶき(ダイアイス威力140)
トゲキッスやドラゴンタイプへの遂行技。サザンドラ、特殊ドラパルト、など
・たたりめ(ダイホロウ威力120)
弱点をついてくるエスパータイプへの遂行技。またシャンデラ、サニーゴ(ガラル)等。
・ベノムトラップ
ダイウォール枠。ダイマックスする前に相手の能力ダウンを狙う。(ACS-1)
ダメージ計算
与ダメ
【ひとでなし発動、C+2】この型の理想時のダメージ計算です。
ダイストリーム
H4 チョッキドリュウズ(230.1~272%)確定1発
(ひとでなし未発動、C+2)(154.8 ~ 181.7%)確定1発
H4 D+1 ダイマ チョッキドリュウズ(115~136%)確定1発
(ひとでなし未発動、C+2)(77.4 ~ 90.8%)確定2発
H4 ヒヒダルマ(ガラル)(200.5~235.9%)確定1発
(ひとでなし未発動、C+2)(133.1 ~ 157.4%)確定1発
H4 ダイマアイアント(149.2 ~ 176.1%)確定1発
(ひとでなし未発動、C+2)(99.6 ~ 117.5%)乱数1発(93.7%)
H252 チョッキドサイドン(219.8 ~ 259.4%)確定1発
(ひとでなし未発動、C+2)(217.1 ~ 256.7%)確定1発
H252 ダイマヒートロトム(136.3 ~ 161.1%)確定1発
(ひとでなし未発動、C+2)(91.7 ~ 107.6%)乱数1発
H252 D+1 ダイマバンギラス(110.6 ~ 130.4%)確定1発
(ひとでなし未発動、C+2)(49.2 ~ 57.9%)乱数2発
H4 ダイマリザードン(168.1 ~ 198.7%)確定1発
(ひとでなし未発動、C+2)(111.6 ~ 132.4%)確定1発
ダイアイス
H4 ダイマパッチラゴン(121.6 ~ 143.3%)確定1発
(ひとでなし未発動、C+2)(81.3 ~ 95.7%)確定2発
H4 ダイマサザンドラ(98.2 ~ 116%)高乱数1発
(ひとでなし未発動、C+2)(65.4 ~ 77.3%)確定2発
H252 ダイマドラパルト(98.4 ~ 115.8%)高乱数1発
(ひとでなし未発動、C+2)(78 ~ 92%)確定2発
H252 ダイマトゲキッス(70.3 ~ 82.8%)確定2発
(ひとでなし未発動、C+2)(46.8 ~ 55.2%)乱数2発(69.5%)
(ダイアシッドよりも入ります)
ダイアシッド(C上げのために打つことが多い)
H252 ダイマブリムオン(82.3 ~ 96.9%)確定2発
(ひとでなし未発動、C+2)(54.8 ~ 64.6%)確定2発
H204D4 チョッキゴリランダー(120.5 ~ 142.1%)確定1発
(ひとでなし未発動、C+2)(80.3 ~ 95%)確定2発
HD252 D+1マホイップ(111.6 ~ 132.5%)確定1発
(ひとでなし未発動、C+2)(50 ~ 60.4%)確定2発
このように相手が『どく』状態であれば多くのポケモンと打ち合うことができます。タイプ有利だと、「ひとでなし」が発動していなくても弱点保険さえ発動させてしまえば、殴り勝つことも可能です。
被ダメ ダイマックス時
A252 ドリュウズじしん(38.8 ~ 46.4%)確定3発
ダイアース(51.5 ~ 61.1%)確定2発
A252 ハチマキヒヒダルマ(ガラル)じしん(40.1 ~ 47.7%)確定3発
A252 珠はりきりアイアントダイサンダー(52.2 ~ 62.1%)確定2発
A252 珠はりきりパッチラゴンダイサンダー(80.2 ~ 95.2%)確定2発
先制でんげきくちばしは確定1発です
C252 眼鏡ドラパルト10万ボルト(30.5 ~ 36.3%)乱数3発(53.3%)
C252 珠シャンデラ ダイサイコ(54.7 ~ 64.6%)確定2発
C252 眼鏡ヒートロトム10万ボルト(47.7 ~ 56%)乱数2発(80.8%)
ダイサンダー(45.8 ~ 54.1%)乱数2発(50.7%)
A252 ハチマキウオノラゴンエラがみ(18.7 ~ 22.2%)乱数5発
A252 ドサイドンダイアース(52.2 ~ 61.7%)確定2発
C252 ストリンダー(ハイ)オーバードライブ(30.5 ~ 36.3%)乱数3発(42.1%)
A252 バンギラスダイアース(36.9 ~ 43.9%)確定3発
特に苦手な相手
等のポケモンは『どく』状態にするのが難しい、また『どく』状態にすることができても、明確な打点がないので厳しいです。あとパッチラゴン。
おわりに
ここまで読んでいただきありがとうございます。フェアリータイプ対策としてはがねタイプがチームに組み込まれることが多いので、ひとでなしドヒドイデがハマる機会が少ないかもしれませんが、ハマると破格の強さなのでぜひ使ってみはどうでしょうか。
コメントにて助言ご指摘、感想などぜひ宜しくお願いします。