はじめに
- 二回目の投稿になります。至らない点などがあると思いますがご了承ください
- 個体値は全て理想個体とします
- H、A、B、C、D、Sなどの略称を使います
- ダメージ計算はポケマス様のダメージ計算機を使用しています
なぜゲンガーゲンガーではなくゴーストゴーストなのか?
わざわざ進化後のゲンガーゲンガーではなく進化前のゴーストゴーストを選択するのかにはいくつか理由があります。
- 種族値の比較
ゲンガーゲンガーとゴーストゴーストの種族値を比較してみるとこんな感じになります。
全体的にゴーストゴーストはゲンガーゲンガーよりも15〜20位種族値が低いですが、それでもCやSは環境の中では高い方の数値であり、みちづれ要員としては十分に使っていける数値になっていると思います。
- 特性の違い
ゲンガーゲンガーの特性はのろわれボディですがゴーストゴーストの特性はふゆうになっており、これによってゴーストゴーストは起点作りのカバルドンカバルドンなどに対してちょうはつを入れてくろいまなざしではめるといった仕事ができるようになります。またじめんタイプの技を透かせることによって少しだけ交代出しがしやすくなります。
- ダイマックスによるみちづれ対象の範囲縮小
今作ではダイマックスをしている相手に対してみちづれをしても倒すことができない仕様になっていて、ゴーストゴーストのS種族値はウインディタチフサグマヒヒダルマ(ガラル)と同速で、ミミッキュの一つ下なっており、ダイマックスをしない耐久ポケモンなどに対してのみちづれ要員としては十分にな速さを持っています。
ゲンガーゲンガーでSが抜けていてゴーストゴーストで抜けないポケモンでよく環境にいるポケモンとしてはアイアントリザードンサザンドラオノノクスミミッキュなどがいますが、どれもダイマックスをしてくる可能性があるのでみちづれできる範囲という面ではあまり違いはないと思います。
- みちづれに対する警戒度の違い
ゲンガーゲンガーの場合だとそれなりに環境に出てくることもあり、きあいのタスキからみちづれといった流れもよくされるので、それなりに警戒されますが、ゴーストゴーストの場合はランクマッチで潜っていて一度も使ってる人をみたことがない位にはマイナーなポケモンなのでゲンガーゲンガーと比べると警戒の度合いが低くなります。
またマイナー過ぎるのでSの種族値や特性が割れていなかったりするので、Sを抜けていると思って攻撃してきたり、効かないじしんなどを使ってきたりすることもよくあります。
役割対象
Sで抜いていてダイマックスを切らず先制技を持っていないポケモンならばだいたいみちづれを狙うことが出来ますが、主にカバルドンカバルドンやドヒドイデドヒドイデなどを優先的に相手したく、次いで耐久ポケモンのミロカロスブラッキーバルジーナヌオー、低速アタッカーのローブシンなどが役割対象としてあげられます。
努力値振り、性格、特性、持ち物
- 努力値振り
H252、C4、S252
Hはミロカロスのねっとうやブラッキーバルジーナなどのイカサマなどを耐えて交代出しができるようにするために最大です。
Sは万が一にも上をとられていると紙耐久なのでなにもできずにやられることになりかねないのでこちらも最大です。あまりやりませんがスカーフでないロトムロトムやドリュウズドリュウズなどもS に振ることによってみちづれの範囲内になります。
Cは余りです。仮に最大まで振ったとしてもギガドレインでHD振りヌオーを確定1発にできないので余り振る必要はないと思います。
- 性格
おくびょう
最速にするためとイカサマのダメージ調整のためにおくびょう一択です。
- 特性
ふゆう
他に選択肢がないのでふゆう確定です。ゲンガーゲンガーとの一番の差別点だと思います。
- 持ち物
ラムの実
カバルドンカバルドンのあくびやドヒドイデドヒドイデのねっとうのやけどを防ぐためにラムの実を採用しています。持ち物が被るときはカゴの実でもある程度代用可能です。
技構成
- ギガドレイン
カバルドンカバルドンやヌオーヌオーなどに対しての打点となり、ドヒドイデドヒドイデと対面したときにダメージ調整をしたりすることができます。
- くろいまなざし
耐久ポケモンや起点づくりのポケモンの交換を縛ることができます。主にカバルドンカバルドンやドヒドイデドヒドイデ相手に使います。
- ちょうはつ
変化技を3ターンの間使えなくすることができます。そうすることで確実にみちづれにできたり変化技のみのポケモンを詰ませたりできます。
- みちづれ
どんなに耐久がありHPが残っていても攻撃技で倒されれば問答無用で1:1交換できる耐久ポケモン殺しの技。砂ややけどのダメージでやられると発動しないので注意が必要
立ち回り
基本的に役割対象のポケモンに対して後出し交代をしてみちづれを狙っていくことになりますが起点作りカバルドンカバルドン読みの場合は先発の方がいいです。
- カバルドン起点作りカバルドンへの立ち回り
- 先発で対面
- くろいまなざしで交代封じ(ステルスロックをまかれるのが嫌な場合はちょうはつから)
- ちょうはつを入れる
- ギガドレイン連打で倒す。
- ドヒドイデドヒドイデへの立ち回り
- 交代して対面
- くろいまなざしで交代封じ
- ちょうはつを入れる(ねっとうを二回食らっていたら低乱数16%の賭けになる)
- ねっとうで落ちそうなタイミングでみちづれする
- 交代して対面して
- 攻撃を食らっていたらみちづれそれ以外なら挑発後みちづれ
- ヌオーヌオーへの立ち回り
- 交代して対面
- くろいまなざしで交代封じ
- ねっとうで落ちそうならギガドレイン落ちなそうなら挑発
- ギガドレインで倒す
- ローブシンローブシンへの立ち回り
- 格闘技読みで交代
- しっぺ返し読みでみちづれ
ダメージ計算
- 与ダメ
ギガドレイン
HD振り性格補正カバルドンカバルドン
26〜31.6%確定4発
HD振り性格補正ドヒドイデドヒドイデ
11.4〜14%乱数8発
HD振り性格補正ヌオーヌオー
59.4〜71.2%確定2発
HD振り性格補正ミロカロスミロカロス
19.8〜23.7%乱数5発
HD振りローブシンローブシン
16〜18.8%乱数6発
被ダメ
A振りカバルドンカバルドン
がんせきふうじ
33.5〜39.4%確定3発
かみなりのキバ
36.1〜42.7%確定3発
無振りドヒドイデドヒドイデ
ねっとう
29.6〜33.5%乱数3発(16%)
C振りミロカロスミロカロス
ハイドロポンプ
85.3〜98.6%確定2発
ねっとう
61.1〜71.7%確定2発
無振りヌオーヌオー
ねっとう
33.5〜40.1%確定3発
ブラッキーブラッキー
イカサマ
76.3〜92.1%確定2発
A振りバルジーナバルジーナ
ブレイブバード
80.9〜95.3%確定2発
A振り性格補正こんじょうローブシンローブシン
しっぺ返し
119.7〜142.1%確定1発
かみなりパンチ
90.1〜106.5%乱数1発(43.7%)
ストーンエッジ
119.7〜141.4%確定1発
A振りかたやぶりドリュウズドリュウズ
じしん
213.1〜252.6%確定1発
アイアンヘッド
85.5〜101.3%乱数1発(6.2%)
他のみちづれポケモンとの差別点
- Sが高くみちづれできる範囲が広い
- くろいまなざし、ちょうはつ、みちづれを覚える
- どくタイプなのでどくどくが効かない
- じめんタイプを特性で無効にできる
- 低耐久でだいたいの攻撃が確定2発か1発なのでみちづれしやすい
などといった点で他のみちづれポケモンとは差別化ができていると思います。
相性の良いポケモン
ゴーストゴーストはSを抜かれているポケモンや先制技を覚えているポケモンに対しては無力なのでそれを補えるポケモンがいいです
- スカーフもらいびシャンデラシャンデラ
アイアントやエースバーンなどに強く出ることができ、スカーフではないドラパルトをダイマックスを切られなれなけば勝てたりする。
- とつげきチョッキカビゴンカビゴン
サザンドラやリザードンなどに強く出れ、特殊技構成のドラパルトも相手できる
- きあいのタスキマンムーマンムー
Sの高いドラゴンタイプのポケモンに対して高威力のこおりのつぶてが打てる
終わりに
使ってみた感じでは結構いい仕事をしてくれていると思います。
特に突破の難しいドヒドイデドヒドイデやミロカロスミロカロスなどをみちづれにできるので相手の構成次第では結構出番があります。