- 初投稿です。至らない点も多くあると思いますがよろしくお願いします。
- この育成論ではHABCDSなどの非公式の用語を使用します。意味がわからない方はお調べ下さい。
※覚えさせる技がじこさいせいになっていたためリサイクルに修正しました。
タルップルというポケモン
タイプ くさ・ドラゴン
とくせい ・じゅくせい(きのみ効果2倍)
・くいしんぼう(HP半分できのみ使用)
・あついしぼう(ほのお・こおり技のダメージ半減)
種族値
H-A-B-C-D-S
110-85-80-100-80-30
タイプがくさ・ドラゴンの複合で、特性があついしぼうの場合はくさタイプを持ちながらほのおタイプを半減するという面白いポケモンです。
種族値はHが110と高く、さらにBとDともに80と特に弱い部分がなく受けポケとして十分な強さを持っています(物理耐久だけ見ればHBぶっぱカビゴンより少し弱いぐらい)。
また、Cが100という少し高めである数値のため、りんごさんの確定D下げも含めれば火力も申し分ないです。
他の育成論にも上がっているように、S30でありながらふいうちを覚えるためアタッカーとしても活躍できます。
タイプ弱点はこおり・むし・どく・ひこう・フェアリー・ドラゴンの6つです。
くさタイプを複合しているため弱点が多く、ダイジェットが多い環境である以上ひこうタイプが弱点になっているのが少々痛いです。
採用理由
- てっぺき、ドわすれ、優れた回復技を覚える
同じようなポケモンだとサニーゴ(ガラル)がおり、
・ちからをすいとる
・おにび
・ひかりのかべ
などの優秀な技を覚えられます。さらに付け加えればしんかのきせき(BとDが1.5倍)を持たせられるため耐久面でもあちらの方が上です。
ただし、ちからをすいとるは特殊アタッカーに使いづらいという少々不安定な面があります。
タルップルの場合、回復技として
・リサイクル(特性じゅくせいとオボンの実でHP1/2回復)
・じこさいせい
・やどりぎのたね
・ギガドレイン
・ねむる
を覚えます。
今回は技リサイクルと特性じゅくせい+オボンの実を回復方法として採用しています。
- 「りんごさん」という技
りんごさん
威力:80
命中:100
PP:10(最大16)
効果:100%の確率で相手の『とくぼう』ランクを1段階下げる。
タルップルの専用技です。
この技のおかげで耐久をしながら撃ち続けることで打点を無理やり作ることができます。一日一万回、感謝のりんごさん。
また、裏の特殊アタッカーに繋げることができるのも強みです。
- 愛
上記の理由はほぼ後からのこじつけで、実際はただタルップルを使いたいという理由で育成してます!!!!!!
努力値・性格
- 努力値
H(HP) 252
A(こうげき)0
B(ぼうぎょ)236
C(とくこう)4
D(とくぼう)4
S(すばやさ)12
Sに12振ることでカビゴン
セキタンザンなどのS30族を抜く調整にしています。
- 性格
性格:ずぶとい(A↓B↑)
Bに補正をかけることで、最速ギャラドスのダイジェットを確定2にすることができます。
特性・持ち物・技
- 特性と持ち物
特性と持ち物はじゅくせいとオボンの実を採用しました。
理由は後述の型説明欄に記載してあります。
- 採用技
・りんごさん
攻撃技。確定D下げのため、よほどタイプ相性が悪いか特性そうしょくでない限り撃ち続ければ倒せる優秀な技です。
ボディプレスも候補としてありましたが、ゴーストタイプ(ドラパルト
ミミッキュ
サニーゴ(ガラル))が多い環境のため不採用としました。
・てっぺき
回復木の実を食べるターンなどに積むことで要塞にします。
・ドわすれ
てっぺきと同じです。要塞になりましょう。
・リサイクル
使用した回復木の実を持ってきます。
- 候補技
・じこさいせい
回復木の実をはたきおとされても場に残り続けることができます。
しかし、積んだ後に急所を食らってしまうとじこさいせいによる回復が間に合わない可能性があるため、今回はリサイクルを採用しました。
型説明
- じゅくせい+回復木の実による積み起点&要塞化
特性じゅくせいの効果である木の実効果2倍により、
オボンの実:HP1/4回復 ⇒ HP1/2回復
混乱木の実:HP1/3回復 ⇒ HP2/3回復
となります。
今回、混乱木の実ではなくオボンの実を採用している理由は、A特化ドラパルトのドラゴンアローの急所を気にしてですが、ここは完全に好みですので混乱木の実でも良いです。
木の実で半分以上回復するという点が非常に強く、相手からの攻撃が確定2だった場合は積み技(てっぺき、ドわすれ)を使うことで次の攻撃も耐えることができます。
つまり、タルップルを一撃で倒せる技を相手が持っていない場合は無理やり積みの起点にできます。
- りんごさんによる打点
タルップルの専用技であるりんごさんは相手を確定D下げするため、ほのおタイプなどで半減されたとしても十分な火力を出すことができます。
りんごさんの弱点としては
・とんぼがえりやボルトチェンジなどの交代技でDを戻される
・クリアボディ、ミラーアーマーなどの能力ランクを下げられない特性(ドラパルト
アーマーガアなど)
・まけんき、かちきなどの能力ランクが下がることにより発動する特性(タチフサグマ
ミロカロス
キリキザンなど)
・りんごさんを0.25倍で受けれる受けポケ(アーマーガア
ナットレイ)
などが上げられます。
- 相性が良いポケモン
・壁張りドラパルトドラパルト
壁を張ることでタルップルが確実に積めるようになります。
また、ドラパルト自身がゴーストタイプを持っているためかわらわりをスカせます。
・はがねタイプ(ドータクン
ギルガルド
ジュラルドンなど)
はがねタイプはタルップルのタイプ弱点を全て半減で受けきることができます。ドータクン
ギギギアルはトリックルームを覚えるため、トリル軸としてタルップルを使えるようになります。
・メタモンメタモン
要塞化したタルップルを倒すために剣舞や悪だくみを積み始めた相手を利用できます。
りんごさんでDが下がってることには目を瞑りましょう。
立ち回り
1.基本は有利な相手に後出しします。
(ウォッシュロトムなど、タルップルが受けきれるポケモンなど)
2.てっぺき,ドわすれを積み要塞になります。
この際、もし余裕があるのであれば相手の手持ちにタルップルを確定1で倒せるポケモンに合わせて積むと良いです。一回でも積むことができれば不利対面でも確定1になることはほとんどありません。
3.リサイクルで回復しながらりんごさんで削っていきます。
ですが、毎回このムーブができるわけではありません。以下の技に親を殺されます。
- ちょうはつ
終わりです。
素直に引くかりんごさんを撃ち続けましょう。
- トリック、すりかえ(こだわり系道具の押し付け)
変化技を使っていた場合は終わりです。
素直に引くか捨てましょう。
- C下げ技(マジカルフレイム、ソウルクラッシュ、ダイワームなど)
泥仕合の開幕です。
後ろに特殊アタッカーがいるのであれば相手のDを下げて交代するのもアリです。
- はたき落とす
リサイクルを採用している場合は、木の実を落とされてしまうと回復手段がなくなってしまうためジリ貧です。
回復技をリサイクルではなく自己再生を採用することで対策できます。
- 強制交代技(ふきとばし、ほえるなど)
無に帰します。
カバルドンなどと対面した場合は素直にりんごさんを撃ちましょう。
- ゴーストタイプによるのろい、もうどく状態
上記の技達に比べれば大したことないですがやはり苦しいです。
- 不利対面相手の積み技(
トゲキッスによる悪巧みなど)
いずれ追いついて死にます。ですが、相性が良いポケモンとして先ほど挙げたメタモンをパーティに入れることでこの問題は解決します。
結論として、
・上記の技を持っているポケモンが相手にどれほどいるか
・積むタイミングを作れるポケモンを誘い出せるか
が重要になります。
例えば、自分のパーティにミミッキュ
ヒートロトムがいる場合はタルップルの有利相手である
ドリュウズを選出させやすかったり、
ギャラドスや
パルシェンをパーティに入れることで、タルップルが1/4倍で受けることができる電気タイプを誘い出したりすることができます。
こうして、選出で無事読み勝つことができればタルップルで相手を詰ませる光景を目にすることができます。
対面相性・被ダメージ計算
- ダメージ計算はポケマス様(https://pokemass.com/swsh/dc)を使用させていただいていますが、りんごさんによるD下げがあるため手計算部分もあります。間違えていたらすみません。
- ダメージ計算で使う性格説明:
・いじっぱり(A↑C↓)
・ひかえめ(C↑A↓)
・ようき(S↑C↓)
・おくびょう(S↑A↓)
上記性格はダメージ計算でよく出てくるので、わからない場合はその都度見返してみてください。
- はじめに
環境で使用率が高いポケモンたち(トゲキッス
ミミッキュ
ドラパルト
サザンドラ
ヒヒダルマ(ガラル)
ニンフィア
パルシェン等)
などに軒並み弱点を取られるので相性は悪くなりがちです。
上記で上げたポケモンは特に相性が悪いため、タルップル単体だけで見ることはほぼ不可能です。
逆に自分が一撃で倒されなさそうな相手と対面さえすれば、起点にできるので選出で読み勝っていきましょう。
- 特に相性が悪い対面
ヒヒダルマ(ガラル)
ようきA252特性ごりむちゅう(物理技威力1.5倍)
つららおとし195.3〜232.2% 確定1
対面したら死にます。
パルシェン
いじっぱりA252特性スキルリンク(連続技5回確定)
つららばり147.4〜193.5% 確定1
対面したら死にます。
サザンドラ
おくびょうC252
りゅうせいぐん118.1〜141% 確定1
トゲキッス
おくびょうC252
エアスラッシュ67.2〜80.1% 確定2
ダイジェット(エアスラッシュ)116.1〜136.4% 確定1
トゲキッスは
・わるだくみによる積み
・特性てんのめぐみによるエアスラひるみ
・特性きょううんによる急所でD積み無効
があるため、エアスラッシュを耐えたとしても不利になりがちです。
オノノクス
ようきA252
ダイドラグーン(げきりん)100.4〜119.8% 確定1
アイアント
いじっぱりA252
であいがしら86.6〜103.2% 乱数1
命の珠シザークロス100.4〜119.8% 確定1
ミミッキュ
ようきA252持ち物いのちのたま
じゃれつく47〜56.2% 乱数2(78.9%)
ダイフェアリー(じゃれつく)97.2〜115.2% 乱数1(81.3%)
ミミッキュはつるぎのまいによる積みがあるため不利になりがちです。
リザードン
おくびょうC252
ダイジェット(エアスラッシュ)108.7〜128.1% 確定1
他にはタチフサグマ
ドラピオン
シザリガー
ナットレイなどのはたきおとすできのみを落とされる場合も不利な場面になりがちです。
- 相手の構築次第で相性が悪い対面
ドラパルト
おくびょうC252
りゅうせいぐん102.3〜121.6% 確定1
相手の手持ちから特殊型だと予想できる場合は選出しない方が良いです。
カビゴン
いじっぱりA252はらだいこ後
DDラリアット73.2〜86.6% 確定2(相手の能力ランク無視)
のしかかりは109.6〜129.9%の確定1ですが、カビゴンがSに12以上の努力値を振っていない場合は、こちらが先手てっぺきをすることで受けきることができます。
ただし、DDラリアットを搭載していた場合はこちらの能力ランクを無視するため受けきることができません。
ヒートロトム
おくびょうC252こだわりメガネ
ダイバーン(オーバーヒート)78.8〜93% 確定2
ひかえめC252こだわりメガネ
ダイバーン(オーバーヒート)86.1〜102.3% 乱数1
ひかえめC252こだわりメガネの場合はダイバーン(オーバーヒート)3連打後、晴れ下でのオーバーヒートで倒されます。
ウォッシュロトム
カットロトム
トリック
こだわりメガネを押し付けられることがあるため、初手はりんごさんが安定します。
攻撃技をされたとしても2ターン目のドわすれでも十分に間に合います。
そのため、トリックを持っていない場合はよほどの事が無い限り倒されはしません。
- 有利対面
バンギラス
いじっぱりA252
ダイアーク(かみくだく)44.2〜52.5%(17.9%) 乱数2
ドリュウズ
いじっぱりA252
アイアンヘッド27.6〜33.1% 確定4
※つのドリルは搭載していないものとする。
ドラパルト
いじっぱりA252
ドラゴンアロー1回急所89.4〜105.9%(39.1%) 乱数2
ただし、クリアボディを持っている場合はりんごさんでDが下がらないため持久戦になります。
また、ダイワーム(ダイワーム)を連打されてCを下げられるとPP切れで負ける可能性もあるためそこまで有利ではないです。
ギャラドス
ようきA252
ダイジェット(とびはねる)83.8〜99.5% 確定2
エースバーン
いじっぱりA252
かえんボール40〜47.4% 確定3
ウオノラゴン
いじっぱりA252特性がんじょうあご
先制エラがみ17.9〜21.1% 乱数5
ダイドラグーン(げきりん)80.1〜94.9% 確定2
ドサイドン
いじっぱりA252
ストーンエッジ38.7〜45.6% 確定3
ダイロック(ストーンエッジ)50.2〜59.4% 確定2
りんごさんの与ダメージに関して
タルップルの場合、受けきることが重要ですのでりんごさんによる与ダメージ計算はあまりしていません。ご了承ください。
- 乱数5
H0クリアボディドラパルト
- 確定4
H252ギャラドス、H0
エースバーン、H0
カットロトム
ヒートロトム
- 確定3
- 確定2
あとがき
最後まで読んでくださりありがとうございます。
初めての育成論ですが、書き進めるたびに「あれ?これサニーゴでよくね……?」感が増すばかりでした。
タルップルを活かそうと様々な育成をしてきて、今はこのタルップルに落ち着いた感じです。
まだまだ考察しがいはあると思いますので、あなたのタルップル考察があるのであれば是非教えてほしいです!お気軽にコメントください〜!