クワガノン- ポケモン育成論ソードシールド

8世代対応!汎用型クワガノン

2020/01/16 19:55

クワガノン

HP:HP 77

攻撃:攻撃 70

防御:防御 90

特攻:特攻 145

特防:特防 75

素早:素早 43

ツイート4.864.864.864.864.864.864.864.864.864.86閲覧:56419登録:61件評価:4.86(13人)

クワガノン  むし でんき  【 ポケモン図鑑 】

性格
ひかえめ(特攻 攻撃)
特性
ふゆう
努力値配分(努力値とは?)
HP:244 / 特攻:228 / 素早:36
個体値:31-0-31-31-31-31
実数値:183-67-110-213-95-68 (素早さ比較)
覚えさせる技
10まんボルト / むしのさざめき / エナジーボール / マッドショット
持ち物
オボンのみ

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ルール
シングルバトル
このポケモンの役割
特殊アタッカー / ダイマックス指定なし
登録タグ

考察

はじめに

2回目の投稿になります。
至らぬ点があるかと思いますがよろしくお願いします。

クワガノンクワガノンクワガノンについて

  • サンムーンから登場した電気虫タイプです。同じ複合タイプにはデンチュラデンチュラデンチュラがいますが、クワガノンは特性ふゆうにより地面技を無効できるという特徴があります。
  • ロトムロトムロトムみたいに電気でありながら地面が効かないなんて強い!なんて思えますね

ドリュウズドリュウズ 型破りドリュウズから目を背けながら

  • そんなロトムとも差別化できる点としてC145という火力 が特徴的です。各ロトムがC補正特化しても実数値172という数字になりますが、クワガノンは無振りでも実数値165、補正ありで181、C補正特化で216と高水準の数値を持ちます

なおかつメインウェポンとしてタイプ一致命中安定の10万ボルトやみがわり貫通のむしのさざめきと技にも恵まれています。

一方で「超高速で飛び回る」という設定があるにもかかわらずSは43といういわゆる鈍足 です。

耐久面に関してはBは比較的高めですが他は並といった感じです。

  • まとめると電気虫タイプの地面が効かない、鈍足重火力アタッカーとなります

今作でのクワガノンクワガノンクワガノン

  • 今作で登場するポケモンの中で同率1位のCを持つポケモン でその次の電気タイプはストリンダー(ハイ)ストリンダー(ハイ)ストリンダー でC114と圧倒的です。

電気タイプで高火力を使いたいなら候補にあがってくるポケモンになりました。

  • 一方ダイマックスとの相性が微妙 でメインウェポンの電気技がエレキフィールドになりますが、クワガノンは特性ふゆうで浮いていますのでフィールドの恩恵を受けることができません。 エナジーボールも覚えるのでグラスフィールドにも変えることができますがやはり恩恵は受けれません。

さらに今作最強クラスのダイマックス技であるダイジェットをエアスラッシュをもとに使えますが 鈍足なため抜ける相手が限られ 相性がよくないです。

  • ダイマックスを最大限にいかすとなると黒い鉄球を持って地面に着地したり、素早さに振って抜ける相手を増やすなどありますがそのために犠牲にするものが大きいと感じたため、今回は 元々の性能を引き出す汎用性の高い型 を考察していきたいと思います。

要は一番使いやすい型というわけです。

型考察

  • 素早さラインについて

S43と決して高くない数値ですが同じぐらいの素早さのポケモンをみたとき絶対に意識しなければならないポケモンがいます。それは カバルドンカバルドンカバルドン です。カバルドンは高耐久低速のイメージがありますが 実はS47と意外に速い のです。

カバルドンに抜かれていると上からあくびステロ展開を許してしまわれグチャグチャになる、そんなことを許しさない!ためにもカバルドン抜きは必須かと思われます。

現在の環境では最遅ヌルが流行っており、最遅タイプ・ヌル抜かれカバルドンも考慮するため、Sに振らずとも抜ける可能性はありますが、念には念を入れ無振りカバルドンを抜くまで振ることは確定、S4振りカバルドンは現環境でドラパルトドラパルトドラパルトなど型のわからないポケモンに両対応するためHBDに振り分ける場合が多いと思い、抜く必要はないと考えました。

立ち回りとしてはクワガノンカバルドン対面ではエナジーボールから入ることを推奨します。
Dに甘えたカバルドン 、またはステロから入ってきた場合はそのままエナボ2発で処理することが可能、きのみではない場合はむしのさざめきを撃って交代先に負荷をかけることができます。
あくびから入られた場合は交代せざるを得ないですがエナボで削れたカバルドンなら後発でも一撃処理は可能です。
どちらにしろカバルドンにはステロぐらいしか仕事をさせないことができます。

カバルドンカバルドンH215D92カバルドン
エナボ73.4%〜86.5% きのみ込み確定2発
むしのさざめき
54.8%〜64.6% 確定2発

H215D136カバルドン
エナボ50.2%〜59.5% 確定2発
むしのさざめき
37.6%〜44.6% 確定3発

計算して思ったのですが慎重HDカバルドン固すぎですね笑
慎重HDカバルドンでも確定2発はとれますがオボン込みだと耐えられてしまうのでオボンじゃないよう祈りましょう。(⌒-⌒; )

逆にギリギリでオボン発動した場合はそのカバルドンはHDであるので物理方面に柔らかなカバルドンであるとわかります

  • 火力ライン

補正をかけてぶっぱ振りするのが一般的かと思いますが素早さに振る関係で少し落とします。
しかしぶっぱでも調整でも確定数は変わらないドヒドイデドヒドイデHBドヒドイデ意識 でここから削るべきだと思います。
そして想定しているC213だとちょうどH振りアーマーガアが確定1発になります。

C213 10万ボルト
アーマーガアアーマーガアH205D105アーマーガア100.6%〜確定1発
ドヒドイデドヒドイデH157D162ドヒド85.3%〜103.1% 乱数12.5%
C216 10万ボルト
H157D162ドヒド85.3%〜103.1% 乱数12.5%

  • 耐久ライン

余った244をHに振ります。基本的にはHPの低いポケモンはHに振ることで両方とも硬くなるのでH振りで確定とします

調整例

H244C228S36 ひかえめ

実数値183-#-110-213-95-68

H 総耐久力を高めるため奇数調整でほぼ全振り
C H振りアーマーガア10万ボルトで確定1発
S 無振りカバルドン 抜き

となっています。

技構成

10万ボルト/むしのさざめき/エナジーボール/あと1

  • 10万ボルト

メインウェポンその1。命中安定麻痺ありで通り良しです。
特に外す理由はなく確定です。

  • むしのさざめき

メインウェポンその2。命中安定でみがわり貫通が嬉しいです。ダイマックスで相手のCダウンも強いですが強いていうなら通りが悪いですね。
確定とします。

  • エナジーボール

命中安定サブウェポン。草電気の範囲が良くドヒドヌオーアーマーガアといった受け気質なサイクルやカバルドンにぶっ刺さる点が高評価です。
確定とします。

ここからは選択です

  • マッドショット

個人的にはこの技だと思います。というのも後述の候補であるラスターカノンが上の技と範囲が被り気味だからです。その点地面技はドリュウズなどにも刺さり、ダイマすればDアップと強いです。
欠点としては命中不安、素の威力が控えめです。

  • ラスターカノン

技自体はマッドショットに勝りますが果たして誰に撃つかという問題になります。
仮想敵はミミッキュミミッキュミミッキュなどですがほんとにピンポイントです。ほかのポケモンは電気虫草の範囲が広いため等倍をつくことが容易であるためです。
パーティ単位でミミッキュが重い場合はありという判断です。

  • ボルトチェンジ

みんな大好きボルトチェンジ。しかしこの育成論のクワガノンとしては汎用性を高めるという意味で撃ち合いなどを想定しているので、技範囲を広げたほうがいいと考え選択にしてます。
もちろん上3つの技で足りるなら後攻ボルトチェンジでサイクルを回すのは強いと思います。

ここからはさらに採用の可能性がないわけではない技です

  • ハサミギロチン

3割で相手を抹殺する最強技。どうしても崩せないポケモンがいた場合に。

  • エアスラッシュ

強いですがクワがノンと相性が良くありません。技範囲被り、ダイマ相性悪しと採用理由は低いです。
ダダリンダダリンダダリンやロズレイドロズレイドロズレイドといった虫で抜群とれない草タイプ相手には欲しいですね。

  • ねばねばネット

後続のサポートとしてまける虫タイプの特権。補助技ですのでダイウォールが撃てる点が強いです。

この型の強み

  • 持ち物が自由

極力汎用性を持たせるようS調整、C調整をして耐久に回しているので何を持たせてもいいという点が強いです。フルアタならチョッキ、確定数をずらしたいならオボン、火力を上げたいなら珠や火力アップアイテム、さらに火力を高めたいなら眼鏡、回復きのみやのどスプレー、半減きのみでも弱点保険でもいいですね。

  • 技が基本命中安定でバラエティに富んでいる

10万ボルトは麻痺、さざめきはみがわり貫通、エナボはDダウン、マッドショットは命中95ですが確定Sダウン、さらにダイマックスで効果が変わるなど対応範囲が広いですし、技外しによる運負けも低いです。

  • 特定の並びに強い

上記ではなしましたがドヒドイデドヒドイデヌオーヌオーアーマーガアアーマーガアドヒドイデヌオーアーマーガアや、アーマーガアトリトドントリトドントリトドンといったアーマーガア系のサイクルに強い点や、サダイジャサダイジャオニゴーリオニゴーリサダイジャオニゴーリといった害悪にも強い点が優秀です。

  • ダイマックス前提ではない

リザードンリザードンリザードンやドリュウズドリュウズ砂かきドリュウズやガマゲロゲガマゲロゲすいすいガマゲロゲといったダイマックス前提の動きを想定したポケモンというのは強いですがパーティの中で数匹いると選出するのが難しいです。
その点ではダイマックスしてもしなくても十分な性能を発揮できるこのクワガノンはパーティの相性補完にもピッタリだと考えます。

  • ダメージ計算

火力
10万ボルト
ミミッキュミミッキュH131D125 66.4%〜78.6%確定2発
アーマーガアアーマーガアH205D105 100.6%〜確定1発
アーマーガアアーマーガアH205D150 71.2%〜84.8%確定2発
ラプラスラプラスH237D115 79.3%〜94.5%確定2発
ドラパルトドラパルトH163D95 34.9%〜41.1%確定3発
カビゴンカビゴンH235D130 35.7〜42.1%確定3発
ギャラドスギャラドスダイマックス時H342D120 106.4%〜確定1発

ダイマックス10万ボルト
ミミッキュミミッキュ皮なし時無振り 108.3%〜確定1発
カビゴンカビゴンH235D130 51.0%〜60.4%確定2発

むしのさざめき
サザンドラサザンドラH167D110 118.5%〜 確定1発
オーロンゲオーロンゲH201D95 56.7%〜67.1%確定2発
ブラッキーブラッキーH201D150 72.6%〜86.5%確定2発
ナットレイナットレイH181D136 44.7%〜53.0%乱数2発24.6%
カットロトムカットロトムH157D127 108.2%〜確定1発

ダイマックスむしのさざめき
バンギラスバンギラス砂下H207D180 84.0%〜99.5%確定2発
ブラッキーブラッキーH201D150 104.4%〜確定1発

エナジーボール
トリトドントリトドンH218D102 130.2%〜確定1発
ヌオーヌオーダイマックス時84.5%〜100.4%乱数1発6.2%
ウォッシュロトムウォッシュロトムH157D127 72.6%〜86.6%確定2発

マッドショット
ドリュウズドリュウズH185D85 56.2%〜67.0%確定2発

ダイマックスマッドショット
ドリュウズドリュウズH185D85 112.4%〜確定1発
ドラパルトドラパルトH163D95 57.0%〜67.4%確定2発

被ダメージ
ドリュウズドリュウズA187じしん 52.4%〜62.2%確定2発
ミミッキュミミッキュA142珠じゃれつく 47.5%〜56.2%乱数2発79.6%
ギャラドスギャラドスA177たきのぼり 39.8%〜47.5%確定3発
カビゴンカビゴンA178すてみタックル 59.5%〜71.0%確定2発
ドラパルトドラパルトA172ドラゴンアロー 49.1%〜59.0%乱数2発95.3%
ギャラドスギャラドスA177ダイジェット 64.4%〜77.0%確定2発
バンギラスバンギラスA186ストーンエッジ 104.9%〜確定1発

サザンドラサザンドラC177だいもんじ 85.2%〜100.5%乱数1発6.2%
トゲキッストゲキッスC172エアスラッシュ41.5%〜49.7%確定3発
ウォッシュロトムウォッシュロトムC172 ハイドロポンプ61.2%〜72.6%確定2発
ニンフィアニンフィアC178ハイパーボイス 62.8%〜74.3%確定2発
ギルガルド(ブレード)ギルガルド(ブレード)C211シャドーボール 55.7%〜65.8%確定2発
ドヒドイデドヒドイデC73ねっとう 19.6%〜23.4%確定6発

きついポケモン

ドラパルトドラパルトドラパルト
基本的にメインウェポンが通りません。大人しく引くか重く見るなら弱点保険で返り討ちにしましょう。

ドリュウズドリュウズドリュウズ
耐久に振っていても型破りじしんで上から確定2発を取ってきます。そのためドリュウズ を重く見るならオボンで確定数を変えて殴り勝ちましょう。

バンギラスバンギラスバンギラス
抜群を取れますが特防がオバケなので1発で落とせません。上から岩技で落とされることもありきついです。

最後に

この型はあくまでクワガノンを使う上で一番スタンダードさを追求した型です。最低限の素早さとなるべくあげた耐久と火力が売りですのでこの型より強い型があったとしても使いやすさという面では秀でていると思います。
最後まで見てくださりありがとうございました。質問や意見お待ちしています。

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コメント (5件)

  • ページ:
  • 1
20/01/24 20:55
1タロイモ
お疲れ様です

調整先も理解できますし、無駄が少ない論に思えました。
特にマッドショットを確定推しなのも同感です。
評価の高さも頷けますね。

イチャモンをつけるとしたら、、、
「素早さラインについて」の『許してしまわれ』や『許しさない!』など日本語が怪しい箇所がチラッと見受けられました。

幸いコメントが少ないので誤字脱字チェックされてもいいかもですね()

次回作も期待しております
20/02/11 16:06
2フライゴンラブ
投稿お疲れ様です。

質問なのですが、私はクワガノンを雨パの補完要因として運用したいと考えています。(電気対策)
その場合、10万ボルトの代わりにかみなりを採用するのはアリでしょうか…
20/02/12 01:03
3ヨツカイドウ (@ichiya58kz)
質問ありがとうございます
結論から言うとありではあります。
確かに雷採用のメリットとしては高威力、雨時必中、ダイマックス時にダイサンダー威力が高いとあります。
しかし現環境で電気タイプが雷ではなく10万ボルトを採用していることがほとんどです。それはなぜか?というと「安定感」です。
技性能よりも安定を取る、このことの重要性はおそらく対戦をしたことがあるならわかるでしょう。
相手のHPが少なく、上から殴れる状況で通る技が電気タイプのみの場合、雷と10万ボルトでは3割も命中率が違いますのでここで負け筋が雷だと3割も生まれてしまいます。
このように低命中技には常にリスクが伴うというわけです。このリスクを負う必要があるのは種族値が低くことや、そのような低命中技しか覚えないといったポケモンなどです。
したがって通常のクワガノンには雷という選択肢は種族値が高く、10万ボルトを覚えるという意味でほとんどありえないといえます。
しかし雨パに組み込むということなら少し話は変わり
、理論上は10万ボルトの完全上位互換となります。ですので雷採用という選択は間違ってはないです。
この間違ってないという表現はあくまで理論上のことを指しています。例えば雨選出ができないとき、そこには常に3割の負け筋をもつクワガノンが選出を不自由にします。
「雨さえ降っていれば命中安定だが雷だから雨選出しないときに出せないな〜」
こういったことが起きるのです。
ですので雨関係なく自由につかいたい場合は10万ボルト、絶対に雨選出をするということならば雷をおすすめします。
個人的には10万ボルトですね。絶対に雨選出するといったものの、相手からの天候干渉や、天候期間が終わったりする場合もあるので実際には素で雷を撃つという機会が多いと思います。
それにクワガノンはCが高いですので雷に頼らずとも高火力が出せますし、といった感じですね。
20/02/29 23:45
4フライゴンラブ
質問に対して非常に丁寧に答えて頂き、ありがとうございます!
確かにいつでも雨パ選出が出来るとは限らないので、10万ボルトを採用することにしました。
22/07/24 22:22
5名もなき者
投稿お疲れ様です                                                                                                     質問なのですがクワガノンをダイマしない前提で育てていますがそれだと、カイオーガの潮吹きをダイマして耐えて返しの大サンダー みたいなことは考えないほうがいいんですかね?
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