はじめに
この投稿は人気の高い弱保バンギラスのフォーク投稿である。弱保
バンギラスの育成論は山ほどあり、このサイトにも溢れているがその多くとは仮想敵や調整意図が異なるものである。注意点として
バンギラス
ドリュウズの並びが警戒され
ローブシンが多く採用され始めたため、ランクマッチ上位ではやや動かしづらいポケモンとなりつつある。しかし、高耐久高火力と深く考えずとも戦えるポケモンであるため、初心者にとってやランクマッチ序盤ではまだまだ動かしやすいポケモンと言える。
採用理由
とりあえずで選出できるダイマックス枠。
バンギラスは高い耐久力と高い火力を持ち、それと引き換えに弱点の多いポケモンである。しかし、その耐久力の高さからほとんどの攻撃を耐える。今作ではダイマックスで耐久力が2倍になるのでダイマックスした
バンギラスを1撃で倒せるポケモンは格闘タイプのほんの一握りといえる。加えて
ミミッキュや
ドラパルトといったゴーストタイプが多く存在する環境で格闘タイプは採用されづらい。そこで弱点の多さと耐久力の高さを利用した弱点保険型が多く使用されるようになった。
バンギラスは比較的安定して弱点保険を発動できる点、複数回攻撃を耐えることができる点、後攻ダイロックで天候を砂嵐で維持できる点がメリットであり、他のダイマックスとの差別点となる。逆に鈍足であること、対策されがちであることがデメリットととなる。ただし、対策されやすいということは選出を縛りやすいということでもあるため、それを考慮したパーティー編成ができると勝率を大きく伸ばすことができる。
性格
いじっぱりで確定とする。
理由は限られたターンで出来るだけ多くのポケモンに負荷をかけるためである。
特性
自身の特防の耐久値を上げつつ、タスキを潰せるすなおこしで確定とする。
持ち物
受けて返すのコンセプトの元じゃくてんほけんで確定とする。
努力値
205(236) - 198(204) - 131(4)- * - 121(4) - 89(60)
特定のポケモンに合わせて選出するようなポケモンではないため耐久調整はせず、汎用性の高いHAをベースとして受けを拒否するためにSのみ調整した。
調整意図は以下の通りである。
- S
4振りしたアーマーガア抜き。
アーマーガアを抜くことで後出しから鉄壁+羽休めで受けられることを拒否できる。
また対面であっても乱数で倒せるようになる。
もしアーマーガアよりSが低い場合は、ダイロックに対して後出しから鉄壁 + 羽休めで物理型であればどの技構成であっても完封されるので、その後の展開が圧倒的に不利になってしまう。
- A
11n。
圧をより多くかけるためにできる限り高くする。
効率面の他に特に調整意図はない。
たまたま低耐久のポケモンの多くが等倍ダイロックで砂ダメ圏内に入る。
- H
奇数。
一旦受けることが前提なのでできる限り高くする。
- BD
端数。
ベースをHAとし、4振りアーマーガア抜きまでSを割いた。
Hに関しては奇数にこだわる必要がないのでBDをHにまわしても良い。
ダイマックス後に物理受けを拒否できることを最優先事項とした。
技構成
以下ダイマックス前提。
ストーンエッジ
メインウエポン。
自身の比較的低めのSのおかげで天候を維持できる。
アイアンヘッド
交代読みやトドメなどで使うことで耐久値を上げる。
最も優先度が低く、技を見直す場合はここを変更するのがおすすめ。
かみなりパンチアーマーガアや
ドヒドイデに対しての回答技。
天候を変更しないため後続のポケモンに対しても余裕を持てる場合が多い。ブラッキー
ニンフィア
シャワーズ等のあくびをスカせる。
けたぐり
弱保を警戒された場合でも自力で火力を上げることができる。トゲキッス対面でダイナックルから入ることで比較的安定して勝てる。
ばかぢからでない理由はダイナックルの火力と使用後デメリットの有無。
基本的にダイマックス前提であること、火力上昇後は等倍で押せることから重量技のデメリットは無視する。
- 選択肢
かみくだくサニーゴ(ガラル)が環境から減ったため候補技とした。
かみくだくがどうしても必要なタイミングが少ない印象。
ほのおのパンチ
けたぐりと違いナットレイを1撃で倒せるようになる。
天候が変わってしまうデメリットの方が大きい。ナットレイが重い場合は採用もあり。
基本的な動き
- バトル中盤 ~ 終盤、サブウェポンで
バンギラスに抜群となる技を持つようなポケモンと死に出しで対面させる。この時の相手のポケモンは出来るだけ低火力かつ特殊型であることが望ましい。
- 相手の弱点保険など考慮した上で打ち負けない相手であれば有効技でガンガン押す。ランク序盤では弱点保険を警戒してくるプレイヤーは少ないので深読みせず素直に動くと良い。
- そのままバンギラスが落ちるまで素直に動き続ける。
ダメージ計算
高ランク帯では弱点保険を警戒されやすいことを意識して技を選択する。
非ダメが確定2以上の場合は読み合いとなる。
対物理の場合はダイスチルから入ると安定する。
余裕のある場面(トドメなど)での技選択優先度は以下の通り。
ダイスチル > ダイナックル > 火力技
非ダメ側は全て非ダイマックス状態です。
- 与ダメ
- ダイロック
B特化サニーゴ(ガラル): 52 ~ 61.6%
B特化アーマーガア: 40.9 ~ 48.7%
B特化ドヒドイデ: 42 ~ 49.6%
B4振りギルガルド(ブレード): 75.5 ~ 88.8%
B4振りドラパルト: 92.6 ~ 109.2%
- ダイロック(-1)
B4振りドラパルト: 62.5 ~ 73.6%
- ダイスチル
H4振りミミッキュ: 148 ~ 175.5%
(+6.25%(砂)*2 +12.5%(皮) +10%(珠)*2 = 193 ~ 220.5%)
- ダイサンダー
B特化アーマーガア: 54.6 ~ 65.3% (エレキフィールド下 71.2 ~ 84.8%)
B特化ドヒドイデ: 56 ~ 66.2% (エレキフィールド下 71.3 ~ 85.3%)
B特化シャワーズ: 66.6 ~ 79.3% (エレキフィールド下 86 ~ 102.1%)
B特化ブラッキー: 27.2 ~ 32.1% (エレキフィールド下 35.1 ~ 41.5%)
H252振りニンフィア: 56.4 ~ 66.8% (エレキフィールド下 73.2 ~ 86.6%)
- ダイナックル
B特化ナットレイ: 43 ~ 50.8%
B特化カバルドン: 18.6 ~ 22.3%
B特化ブラッキー: 41.5 ~ 49.5%
- ダイナックル(+3)
B特化+1ナットレイ: 70.7 ~ 83.9%
- 被ダメ
- HB
A特化ナットレイダイスチル: 87.8 ~ 103.4%
A252振り珠ミミッキュダイフェアリー: 102.9 ~ 121.9% (B↑ 68.2 ~ 80.9%)
A特化珠ミミッキュダイフェアリー: 111.7 ~ 133.1% (B↑ 73.6 ~ 88.7%)
A252振りギルガルド(ブレード)インファイト: 130.7 ~ 154.1%
A252振り帯エースバーンとびひざげり: 147.3 ~ 175.6%
A特化拳珠ローブシンドレインパンチ: 207.8 ~ 245.8%
- HD
C252振りトゲキッスダイバーン: 13.6 ~ 16%
C252振りトゲキッスダイフェアリー: 74.1 ~ 88.7% (砂なし 112.1 ~ 132.6%)