始めに
2回目の投稿になります。ひのと申します。今回は私の愛用するねばねばネット役をご紹介します。ぜひ最後まで読んでいってください。また、一般的な略称を使用している箇所があります。ご注意ください。
(似たような型が既に投稿されていますが、採用している特性の違い、環境の違いや、他のねばねばネット使いとの差別化の説明の有無により、投稿させていただきます。)
採用理由と役割
この環境のねばねばネット使いは使用率順にデンチュラ
ツボツボ
ペロリーム
の3体がメジャーです。
それぞれの特徴をまとめると
デンチュラデンチュラ
S種族値が108ある。
C種族値も97ある。
特性ふくがんからの電磁波が強力。
弱点が少なく、電気タイプなので自身は麻痺が効かない。
ふいうちという先制技を持っている
ツボツボツボツボ
耐久がねばねばネット使いの中ではかなり高い。
特性がんじょうによって、襷以外のものを持てる。
ステルスロックを覚えられる。
イバンアンコールが強力。
ペロリームペロリーム
タイプがフェアリーなのが優秀。
特性かるわざによって2回の行動が見込める。
あくびを覚える。
襷がむしゃらが強力。
では、アブリボンアブリボンの特徴を紹介します。
- S種族値が124ある。
- C種族値も95ありムーンフォースの威力が95で3割で相手のCダウンなのが優秀。
- 特性のりんぷんによって追加効果を受けない。
- ペロリーム同様、フェアリータイプを持っている。
- デンチュラ同様麻痺を撒ける。(地面タイプにも)
まず、S種族値が124あることについて、これはS119のエースバーンを抜いていることが大きく、もちろんエースバーンの上から行動することもできるのですが、最速エースバーン抜き調整しているポケモンも抜かすことができます(本育成論では最速エースバーン+2)。また、素早さの高さは挑発のくらいにくさにも繋がってきます。
C種族値が95、メインウェポンの威力95は相手にある程度負荷をかけられる数字です。
特性りんぷんについて、これが実は1番大切です。みなさんは起点作成ポケモンを最初に出した時に、スカーフヒヒダルマ(ガラル)や
トゲキッスに無限に怯まされてなにもできなかった経験はありますか?また、
ホウオウの聖なる炎でやけどになってしまい、襷貫通されて素早さ勝っているのに1度しか動けなかったことはありますか?
ランドロス(霊獣)にがんせきふうじをされて素早さ逆転して1度しか動けなかったことはありますか?りんぷんという特性はこのような事態を防いでくれます。これが他のポケモンとの1番大きな差別化ポイントです。特に他のポケモンは怯みに関しては、どうしようもできません。ねばねばネットすら撒けない事態が起こってしまいます。ですが
アブリボンアブリボンなら、追加効果を受けないのですから、安心できます。
フェアリータイプを持っていることで、ドラゴン技の一貫を切ることができます。ねばねばネット構築でメジャーなホワイトキュレムWキュレムがスカーフメタモンにコピーされた時に、アブリボン(襷消費済み)を投げれば、ドラゴン技で拘ったメタモンはダイマ切らないとアブリボンを倒せない。ダイマを切るならこちらのアブリボンに上からムーンフォースを撃たれる上、こちらの
ホワイトキュレムWキュレムと同速になります。また、アブリボンは構築単位で重くなりがちな
ウーラオス(いちげき)に強く出ることができます。
麻痺を撒ける痺れ粉については、地面タイプに通る点で電磁波との差別化はできています。初手でくるランドロス(霊獣)に対しては、
(※いとをはくの採用率が4割を超えていました。大変申し訳ありません)、剣舞珠ダイジェットなどでパーティが崩壊してしまいますが、デンチュラデンチュラはやることがなく
アブリボンなら剣舞珠ダイジェットまでの2回のうち1回痺れ粉を当てれば、機能停止に追い込めます。
以上が他のネット役を差し置いてアブリボンアブリボンを採用する理由です。
役割は最低限ねばねばネットを撒くこと。
余裕があればその他の技で後続のサポートをすることです。
持ち物
きあいのたすき(確定)
特性
りんぷん(最大の差別化ポイントのため確定)
性格・努力値と調整
素早さは最速エースバーンは確実に抜けるように、最低でも189は欲しいですが、今回はエースバーン抜きの調整をしているザシアン(王)や+1状態でエースバーン抜き調整をしている
ネクロズマ(日食)などを
抜く価値は大いにあるので実数値190に調整しています。
特攻には極振りでムーンフォースの火力をできるだけ上げて、あとは耐久に振りました。また、HPはこの型なら奇数にする意味はないと思います。
(もう1つの調整案として、HDSはそのままでCの160分をBに回すと、スカーフウーラオス(れんげき)水ウーラオスの陽気水流連打を超高乱数で耐えられるようになります。)
技構成
ねばねばネット(確定)
コンセプトのため
しびれごな(準確定)
ムーンフォース(準確定)
威力95命中100 3割で相手のCダウン
この2つは特別大きな理由がなければ入れましょう
リフレクター(選択)
ひかりのかべ(選択)
→後続の耐久補助のため
虫のさざめき(選択)
威力90命中100 音技 1割で相手のDダウン
→エルフーンなど身代わりで嵌めてくるポケモンの対策
マジックルーム(選択)
→相手の気合いの襷や拘りスカーフ、進化の奇石を警戒しなくて良くなるが、こちらの後続の持ち物も意味をなさないことに注意
すりかえ(選択)
→マジックルームと違い相手の裏のポケモンの道具にまではケアできないが、味方に影響は出ない
立ち回り例
1ターン目 ねばねばネット
2ターン目 痺れ粉
3ターン目以降 ムーンフォース
倒されるターン リフレクター等
相手の後発にSダウンが必要ないなら初手に痺れ粉を撃つなど柔軟に
与ダメージ計算
ムーンフォース
弱点
H4ウーラオス(いちげき)悪ウーラオス 225〜265.9%
H4ウーラオス(れんげき)水ウーラオス 112.5〜132.9%
砂下HD特化バンギラスバンギラス 31.8〜37.6%(乱数3発 69.9%)
H4ゼクロムゼクロム 76.1〜89.7%
H4ホワイトキュレムWキュレム 66.6〜78.6%
(メタモンにコピーされることも考えてダメージ表記も)134〜158ダメージ H155メタモンに対しては乱数1発(12.5%)
HD特化ジガルデ(50%)ジガルデ(50%) 47.4〜55.8%
H4イベルタルイベルタル 66.3〜80.1%
H252オーロンゲオーロンゲ 83.1〜98%
H4ウオノラゴンウオノラゴン 95.1〜113.2%(乱数1発 75%)
H4ガブリアスガブリアス 82.6〜97.8%
等倍
H4ランドロス(霊獣)ランドロス 47.8〜56.9%(乱数2発 90.6%)
H4サンダーサンダー 43.3〜51.2% (乱数2発 6.3%)
H4バドレックス(こくば)黒バド 38〜44.8%
H4カイオーガカイオーガ 28.9〜34%
H252チョッキカイオーガカイオーガ 15.9〜19.3%
HD特化奇石ポリゴン2ポリゴン2 17.1〜20.8%
H252ヌオーヌオー 46〜54.9% (乱数2発 61.3%)
H4ガマゲロゲガマゲロゲ 46.4〜54.6% (乱数2発 57%)
HD特化ガオガエンガオガエン 25.2〜30.1%
H252ムゲンダイナムゲンダイナ 27.9〜33.1%
→身代わりは割れるレベル
H252ゴチルゼルゴチルゼル 34.4〜41.2%
→むしのさざめき採用なら起点にならないがムーンフォースのみだと怪しい
半減以下
H252ザシアン(王)ザシアン 14.5〜17.5%
HD特化ナットレイナットレイ 11.6〜14.3%
H252ホウオウホウオウ 10.7〜12.6%
H252ネクロズマ(日食)日ネク 14.7〜17.6%
被ダメージ計算
火力が高い技や弱点技はほぼ襷まで行くので、火力の低い技と等倍以下の技、連続技のみ
C125(無振り)ポリゴン2ポリゴン2のトライアタック 45.6〜54.3% (乱数2発 49.6%)
(アナライズだと確定2発なので注意)
A120(無振り)ジガルデ(50%)ジガルデのサウザンアロー 27.5〜32.6%
A197(252振り)ランドロス(霊獣)ランドロスの地震 50〜58.6%
C112(無振り)トリトドントリトドンの熱湯 41.3〜48.5%
A140(無振り)オーロンゲオーロンゲのソウルクラッシュ 54.3〜63.7%
C115(無振り)カプ・レヒレカプ・レヒレのムーンフォース 48.5〜58.6% (乱数2発 97.3%)
A194(特化)ゴリランダーゴリランダーのフィールドグラススライダー 44.2〜52.1% (回復込みで確定3発)
C97(無振り)エルフーンエルフーンのムーンフォース 42〜50% (乱数2発 0.4%)
C125(無振り)ウォッシュロトムロトムのボルトチェンジ 39.8〜47.8%
A189(252振り)フェローチェフェローチェのトリプルアクセル3発 77.5〜92.7%
A182(252振り)ウーラオス(れんげき)ウーラオスのすいりゅうれんだ 105〜126%
※もう一つの調整案を参照
苦手なポケモン
・いたずらごころの挑発使い。(オーロンゲオーロンゲには挑発に合わせてムーンフォースすれば、光の壁かリフレクターのどちらかしか貼らせないことができる&襷残して1体突破できるので特別不利ではない。)
・エーフィエーフィや
ブリムオンブリムオンなどの特性マジックミラー持ち。
→役割が遂行できない可能性がある。
・スカーフ+連続技で倒してくる相手。
・特性ふゆうや飛行タイプ。
→控えにこれらのポケモンがいても、ねばねばネットの影響がない
相性の良い味方・構築例
選出例は以下のようになります。
1、ねばねばネット役のアブリボンアブリボン
2、禁伝ダイマエース
特殊ならホワイトキュレムWキュレム、物理なら
ソルガレオがねばねばネットの恩恵を受けやすく、技範囲も申し分ない。
3、伝説枠のもう一体。この前、育成論を書かせていただいた流しと詰めができるミミッキュミミッキュ(育成論ソードシールド/3754)。
ウーラオス(いちげき)ウーラオスや
ウオノラゴンウオノラゴンのようにねばねばネットの恩恵を受けつつ受けられない火力を出せるお掃除役。などさまざま
また相手のパーティに速いポケモンがいなくてねばねばネットを撒く必要がなければ、このアブリボンアブリボンを選出する意味はさほど大きくないです。