変更履歴
- 2019/12/30:コータスについての記述を追加
- 2020/01/01:コータスとの差分化に関する記実方法を変更。一部誤字修正。
- 2020/01/05:ダメージ計算表に一部ポケモン追加。
初めまして、むぅと申します。
もうすぐシーズンが切り替わるという事で、今シーズンの間ずっと使っていたひでりキュウコンキュウコンを紹介するのと同時に、次シーズンに向けて更に手を加えられないか、皆さんのアドバイスを取り入れ、より活躍の場を増やしていければと思い、この育成論を投稿させてもらいました。
至らない点もあるかと思いますが、もしご意見やアドバイスがありましたらコメントいただけますと幸いです。
はじめに
・本育成論では各ステータスに対する表記を下記内容で使用します。
H:HP
A:こうげき
B:ぼうぎょ
C:とくこう
D:とくぼう
S:すばやさ
・この育成論では、特に断りがない限りは理想個体(H:31-A:31-B:31-C:31-D:31-S:31)で説明します。
・ダメージ計算は下記サイト様を使用して計算します。
ダメージ計算ツール(URL:https://pokemass.com/swsh/dc)
キュウコンキュウコンについて
第一世代からいるほのおタイプ単のポケモンとなります。剣盾から戦闘シーンで動くようになり、その美しさがより鮮明になった1匹だと思います。種族値を見る限りではCが81と見劣りしてしまう点もありますが、隠れ特性(夢特性)のひでりを用いる事で、初ターンにほのおタイプの技繰り出すポケモンとしては、現時点(2019/12/28)において最高の火力を出すことができます。
(2019/12/30 追記)
コメントのご指摘より、コータスコータスの方がC85と、初ターンにほのおタイプの技を出すならキュウコンキュウコンよりも火力が僅かばかりですが勝るとのご指摘を頂きました。(カイル(フィレナ)様 コメントありがとうございます。)
- コータスコータスとの差文化
下記の点にて、キュウコンとの差分化を図ることが可能です。
本育成論のキュウコンキュウコンは特殊技を受けながら戦うことをコンセプトとしていますが、コータスコータスは物理受けを重視した種族値、技習得になるので、その点で差分化が可能となります。
(2019/12/30 追記ここまで)
▼▼参考資料ここから▼▼▼
現在実装されているポケモンの中で、最も種族値のCが高く、ほのおタイプ技が出せるポケモンはシャンデラシャンデラ(種族値C145)となり、同じひでりを扱えるコータスコータスがC85となります。
キュウコンキュウコンとコータスコータスは出した段階でひでりが発動するため、キュウコンキュウコンとコータスコータスにひでりの恩恵を与えたうえで、努力値H4振りのミミッキュミミッキュに対して"かえんほうしゃ"を使用すると、下記の結果となり、若干ですがひでりキュウコンキュウコンの方が勝った火力となります。
C252ひでりキュウコンキュウコン 対 H4ミミッキュミミッキュ
→かえんほうしゃ:84 ~ 99(64.1 ~ 75.5%)
C252シャンデラシャンデラ 対 H4ミミッキュミミッキュ
→かえんほうしゃ:81 ~ 96(61.8 ~ 73.2%)
(2019/12/30 追記)
C252コータスコータス
→かえんほうしゃ:84 ~ 100(64.1 ~ 76.3%)確定2発
※注意:あくまで対比としてミミッキュミミッキュを使わせてもらっているだけで、基本的にミミッキュミミッキュに対面した場合は勝てないと思ってください。(理由は後述)
▲▲参考資料ここまで▲▲▲
また、今作により大量のポケモンがリストラになったこともキュウコンキュウコンにとって追い風となっており、S100が有効に生かせる場面も多くなっています。
またDも100ある事から、ある程度の特殊攻撃なら受けることも可能です。
これにより、ウォッシュロトム水ロトム等の本来苦手な水ポケモン(特殊アタッカー)に対して対面したとしても、逆に打ち負かすのができるというのが本育成論のコンセプトとなります。
性格について
Cが心もとないのでひかえめと行きたいですが、Sのすぐ下にミミッキュミミッキュやヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマがいるためおくびょうとします。
特性について
「キュウコンキュウコンについて」でも記載しましたが、ひでりはこのキュウコンキュウコンの生命線になるので"ひでり"一択です。
努力値について
火力が欲しいのでC252、Sは最速ミミッキュミミッキュ抜き調整で良いならS224でも構いませんが、残りをHに振ったところでそこまで変わらないので、Sも252とし、残りはHとします。
持ち物について
高めのDを生かすためにとつげきチョッキを採用しています。
コレにより主な被ダメが下記のようになります。
※注意:水タイプの技はひでりの影響を受けた値となります。
- とつげきチョッキ無
C252ウォッシュロトム水ロトム
→ハイドロポンンプ:80 ~ 96(53.6 ~ 64.4%)確定2発
→10万ボルト:67 ~ 79(44.9 ~ 53%)乱数2発(25%)
メガネC252ウォッシュロトム水ロトム
→ハイドロポンンプ:120 ~ 144(80.5 ~ 96.6%)確定2発
→10万ボルト:100 ~ 118(67.1 ~ 79.1%)確定2発
C252ラプラスラプラス
→なみのり:56 ~ 68(37.5 ~ 45.6%)確定3発
C252ブリムオンブリムオン
→サイコキネシス:81 ~ 96(54.3 ~ 64.4%)確定2発
C252トゲキッストゲキッス
→エアスラッシュ:61 ~ 73(40.9 ~ 48.9%)確定3発
- とつげきチョッキ有
C252ウォッシュロトム水ロトム
→ハイドロポンンプ:54 ~ 66(36.2 ~ 44.2%)確定3発
→10万ボルト:45 ~ 54(30.2 ~ 36.2%)乱数3発(36.6%)
メガネC252ウォッシュロトム水ロトム
→ハイドロポンンプ:80 ~ 96(53.6 ~ 64.4%)確定2発
→10万ボルト:67 ~ 79(44.9 ~ 53%)乱数2発(25%)
C252ラプラスラプラス
→なみのり:38 ~ 48(25.5 ~ 32.2%)確定4発
C252ブリムオンブリムオン
→サイコキネシス:54 ~ 64(36.2 ~ 42.9%)確定3発
C252トゲキッストゲキッス
→エアスラッシュ:42 ~ 49(28.1 ~ 32.8%)確定4発
メガネウォッシュロトム水ロトムは除きますが、それ以外の攻撃に対しては軒並み確定数が1つ増えているのがわかると思います。
行動回数が単純に1回分増えることから、とつげきチョッキを採用とします。
技構成について
まずは確定技について説明します。
マジカルフレイム
相手のCを確定で1ダウンさせる優秀なほのお技です。
基本的に特殊攻撃を受けながら戦うことになるため、この育成論と非常に相性がいい技となります。
ダメージ表
H4ドリュウズドリュウズ
→200 ~ 236(107.5 ~ 126.8%)確定1発
H252ナットレイナットレイ
→256 ~ 304(170.6 ~ 202.6%)確定1発
H4ヒヒダルマ(ガラル)ヒヒダルマ
→228 ~ 270(125.9 ~ 149.1%)確定1発
H252アーマーガアアーマーガア
→162 ~ 192(79 ~ 93.6%)確定2発
H252ブリムオンブリムオン
→69 ~ 82(42 ~ 50%)乱数2発(0.3%)
H4トゲキッストゲキッス
→64 ~ 76(39.7 ~ 47.2%)確定3発
H4ギャラドスギャラドス
→36 ~ 42(21 ~ 24.5%)確定5発
H4パッチラゴンパッチラゴン
→47 ~ 56(28.3 ~ 33.7%)乱数3発(0.3%)
H4ウオノラゴンウオノラゴン
→21 ~ 25(12.6 ~ 15%)乱数7発
H252バンギラスバンギラス(すなおこし発動込み)
→16 ~ 19(7.7 ~ 9.1%)乱数11発
H252あついしぼうカビゴンカビゴン
→33 ~ 40(12.3 ~ 14.9%)乱数7発
H252きせきサニーゴ(ガラル)サニーゴ
→49 ~ 58(29.3 ~ 34.7%)乱数3発(8%)
ソーラービーム
ひでりによる晴れの効果で速射が可能となります。
主に水タイプ等の弱点が取れる相手に撃ちます。
ダメージ表
H4ウォッシュロトム水ロトム
→96 ~ 114(76.1 ~ 90.4%)確定2発
H252トリトドントリトドン
→236 ~ 280(108.2 ~ 128.4%)確定1発
H252ラプラスラプラス
→106 ~ 126(44.7 ~ 53.1%)乱数2発(25.3%)
H252ドヒドイデドヒドイデ
→38 ~ 45(24.2 ~ 28.6%)乱数4発
H4ギャラドスギャラドス
→51 ~ 60(29.8 ~ 35%)乱数3発(15%)
H4パッチラゴンパッチラゴン
→34 ~ 40(20.4 ~ 24%)確定5発
H4ウオノラゴンウオノラゴン
→61 ~ 72(36.7 ~ 43.3%)確定3発
H252バンギラスバンギラス(すなおこし発動込み)
→68 ~ 82(32.8 ~ 39.6%)乱数3発(99.8%)
※バンギラスバンギラスに交換された場合、天候が変わる事でソーラービームの速射ができない点に注意。
H252カビゴンカビゴン
→47 ~ 56(17.6 ~ 20.9%)乱数5発
次に選択技を説明します。
持ち物の関係上、すべて攻撃技となります。
だいもんじ
マジカルフレイムでは火力が足りないと感じるなら。
もし、だいもんじを採用する場合、ラプラスラプラス等の草タイプ2倍、ほのおタイプ等倍の相手に対してはソーラービームを撃つよりだいもんじの方が僅かばかり威力が出ますが、ドヒドイデ等に対しては同じダメージ量となります。
ダメージ表
H252アーマーガアアーマーガア
→236 ~ 282(115.1 ~ 137.5%)確定1発
H252ラプラスラプラス
→108 ~ 127(45.5 ~ 53.5%)乱数2発(37.5%)
H252ブリムオンブリムオン
→102 ~ 121(62.1 ~ 73.7%)確定2発
H4トゲキッストゲキッス
→93 ~ 109(57.7 ~ 67.7%)確定2発
H252ドヒドイデドヒドイデ
→38 ~ 45(24.2 ~ 28.6%)乱数4発
H4ギャラドスギャラドス
→51 ~ 61(29.8 ~ 35.6%)乱数3発(34.6%)
H4パッチラゴンパッチラゴン
→69 ~ 81(41.5 ~ 48.7%)確定3発
H4ウオノラゴンウオノラゴン
→31 ~ 37(18.6 ~ 22.2%)乱数5発
H252バンギラスバンギラス(すなおこし発動込み)
→23 ~ 27(11.1 ~ 13%)乱数8発
H252あついしぼうカビゴンカビゴン
→49 ~ 58(18.3 ~ 21.7%)乱数5発
H252きせきサニーゴ(ガラル)サニーゴ
→69 ~ 82(41.3 ~ 49.1%)確定3発
あくのはどう
ドラパルトドラパルトやシャンデラシャンデラを主に意識して使います。ただし、ドラパルトドラパルトの場合はドラゴンアローの2発目が耐えられないのでダイマックス使用が前提となります。
また、ダイマックス時のダイアークでD下げとしても使えます。
ダメージ表
H4ドラパルトドラパルト
→86 ~ 102(52.4 ~ 62.1%)確定2発
→(★ダイアーク)138 ~ 164(84.1 ~ 100%)乱数1発(6.2%)
H4シャンデラシャンデラ
→74 ~ 88(54.4 ~ 64.7%)確定2発
→(★ダイアーク)120 ~ 142(88.2 ~ 104.4%)乱数1発(31.2%)
サイコショック
特殊受けで出てきた相手に対して、物理判定の技を撃ちたいときに使えます。
ただし、現環境では物理受けが比較的多いことから採用率は低めになると思います。
ダメージ表
H252マホイップマホイップ
→43 ~ 51(25 ~ 29.6%)確定4発
H252ヌメルゴンヌメルゴン
→45 ~ 54(22.8 ~ 27.4%)乱数4発
H252B252ドヒドイデドヒドイデ
→40 ~ 48(25.4 ~ 30.5%)確定4発
補足事項
Q:シャドーボールは候補に入らないの?
A:現環境において、あくのはどうが等倍(またはいまひとつ)で、シャドーボールがこうかばつぐんになるポケモンはミミッキュミミッキュくらいしかおらず、またシャドーボールを使用した場合、下記のダメージとなります。
ダメージ表
H4ミミッキュミミッキュ
→66 ~ 78(50.3 ~ 59.5%)確定2発
この時点で「キュウコンキュウコンについて」で上げているかえんほうしゃの方がダメージが大きい結果となっています。
また、ミミッキュミミッキュからキュウコンキュウコンに対するダメージは下記の通りになります。
ダメージ表
球持ちA252ミミッキュミミッキュ
→シャドークロー:78 ~ 94(52.3 ~ 63%)確定2発
球持ち剣舞1積A252ミミッキュミミッキュ
→シャドークロー:153 ~ 183(102.6 ~ 122.8%)確定1発
ミミッキュミミッキュと対面した場合、とくせい"ばけのかわ"により、1ターン稼がれてしまうため、キュウコンキュウコンのみで対応しようとした場合3ターン必要となります。
対してミミッキュミミッキュは剣舞を1積み→シャドークローの2ターンで突破してくるため、キュウコンキュウコンのみで対応する事は実質不可能です。
そのため、シャドーボールは技候補から外させてもらいました。
立ち回りについて
基本的に、選抜する際はしに出しか、キュウコンキュウコンよりも足が遅い特殊アタッカーの攻撃を受ける形で出します。
先発で出す場合もありますが、相手の手持ちにキュウコンキュウコンに対する有効手段がないと判断した場合に出すようにしましょう。
また、キュウコンキュウコンを繰り出す際に注意してほしいポケモンの中にドリュウズドリュウズがいます。
上記のダメージ表から、マジカルフレイムで確1が取れていますが、物理アタッカーとして採用しているドリュウズドリュウズのほとんどは、持ち物がスカーフが襷だと思われます。
また、ドリュウズドリュウズからのダメージ表は下記の通りです。
ダメージ表
A252ドリュウズドリュウズ
→じしん:222 ~ 264(148.9 ~ 177.1%)確定1発
スカーフの場合はキュウコンキュウコンよりの素早くなるため先にじしんを撃たれ、襷の場合は攻撃を耐えてじしんでこちらが落ちてしまいます。
また、バンギラス等の天候を上書きする相手に対しても注意して立ち回る必要があります。
最後に
長文となってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。
いくつか注意点を記載しましたが、ウォッシュロトム水ロトムをはじめとした、水タイプ特殊アタッカーに対して出し勝てる点や、アーマーガアアーマーガアやナットレイナットレイと言った物理受けを意識した鋼タイプに対しては言わずもがな。
種族値に見合わない火力で、採用したてだった頃はビックリしたのを今でも覚えています。
まだ試行錯誤する事も出来ると考えているので、もしアドバイスがありましたらコメントのほどお願いします。