この育成論を投稿するにあたって
注意書き
・公式用語ではない言葉を利用しています。
・荒らしと判断したコメントは、一応一度返信し連絡を入れてから削除します。
・使用しているダメージ計算サイトはポケマス様を使用させていただいています。
採用理由と役割
最近ではメタモンメタモン対策も多くされており、耐久調整などでこちらの一撃を耐えるようにしたり、裏のポケモンに対し有効打がないように調整されたりしています。そんな小細工をぶち壊すために、今回は相手の火力を上げるモルペコモルペコの型を考えました。
モルペコモルペコはおだてるといばるを両立できる数少ないポケモンです。(他にもオーロンゲオーロンゲなどがいますが、それは後の差別化欄に書いていこうと思います。)そしてそれらの技を使用し、相手のエースポケモンの火力を上げたところをメタモンメタモンでコピーして、そのまま全抜きを狙っていく型となっています。
また、オーラぐるまという優秀なSを上げる手段があるので、相手がスカーフを持っていた場合や純粋に上を取られていてもS関係を覆すことができます。しかも技自体の威力も高く、ある程度削りを入れることができるので、メタモンメタモンによる突破が安定してできるようになります。
持ち物
きあいのたすき
確定枠です。モルペコモルペコは耐久が高いとは言えず、役割対象の攻撃を一発食らっただけでほぼ瀕死になります。そのため、確定で行動できるようになるきあいのたすきを持たせることを推奨します。
この確定で動ける1ターンでオーラぐるまを積んでSを上げたり、先制技を持っている相手に対してはいばるやおだてるを使用したりと、この道具がなければ成り立たない場合が多いので、パーティに襷持ちがいればどちらかを諦めなければなりません。
特性
はらぺこスイッチ
確定というかこれしかありません。ターン終了時、「まんぷくもよう」と「はらぺこもよう」の2つを交互にフォルムチェンジします。オーラぐるまのタイプが「まんぷく」の時は「でんき」、「はらぺこ」の時は「あく」タイプに変化します。
技候補のところで詳しく説明しますがモルペコモルペコでの削りや、S上昇を確実に行いたいならまもるの採用をお勧めします。
性格・努力値と調整
- 初期調整
A244……あまりです。ここに振っている努力値はオーラぐるまでの削り以外、特に意味はないのでもう少し耐久に振ってもいいかもしれません。
B52……意地フェローチェフェローチェのトリプルアクセル確定耐えです。Aラインを下げて、もう少しBに振った方がいい気もしますが、現状明確な役割対象もないのでこの調整にしています。
陽気S212……最速ランドロス(霊獣)ランドロス抜きです。オーラぐるまを積むことができれば、臆病スカーフカイオーガカイオーガの上を取る
こともできます。
- コメントからの改善案
A204……あまりです。前の調整からすこしけずってSにまわしました。ダメ計もそれに伴い、A204のもので計算したものにしました。
B52……上記の調整と同じです。
陽気S252……最速ミミッキュミミッキュを抜けるようになります。一応ウーラオス(いちげき)と同速です。
技構成
- 確定欄
いばる
今回の育成論のコンセプト。これを使用し相手のエースポケモンの火力を上げて、裏のメタモンメタモンでコピーします。クソ外しもかわいいもんです。相手が確定で混乱するので、隙ができたらもう一発撃ちこんでやりましょう。
この技で注意しておくべき点は、相手がカバルドンカバルドンなどの起点作りタイプのポケモンだったりすると、基本的に火力に乏しくメタモンでコピーするメリットがないので撃つ意味があまりないです。
おだてる
いばるの特殊版。相手の特攻を一段階上げて混乱させる技です。使い方はほぼいばると同じですが、ランク上昇が2つではなく1つだったり、命中が100だったりと細部が違います。それぞれ上がる能力が別なので打ち間違えないようにしましょう。
また、相手のエースポケモンがレックウザレックウザやイベルタルイベルタルなどの両刀型もあるポケモンの場合は、命中安定を取っていばるではなく、おだてるの方を使うのをお勧めします。
- 技候補
オーラぐるま
モルペコモルペコの専用技。威力110と高火力で自分のフォルムによって「でんき」「あく」と交互にタイプが変わります。相手の襷を警戒するなら採用の価値ありです。また、使用時にSが1段階上昇するので、前のターンは相手より遅くても次のターンには上を取れるようになります。基本的にでんじはを優先して打つので、この技は相手がでんきタイプの時に打つか、敵がフェローチェフェローチェなどの襷持ちが多い場合に使ってください。
最初のターンでのタイプは「でんき」となりますので、スカーフランドロス(霊獣)ランドロスと対面した時にこの技を使用したいと思っている方は、後述するまもるなどを採用して1ターンしのぎ、「あく」タイプに変更させたりしてください。
でんじは
混乱と合わせて相手に行動させなくします。相手がオーラぐるまなどを使ってもSが抜けないと判断した場合につかうわざです。具体的にはスカーフを持ったS種族値93以上のポケモンは、S1段階上昇では確定では抜けません。そのような相手にはでんじはを撃って、安定していばるorおだてるを使った方がいいです。
まもる
ガードベントオーラぐるまで確実にSを上げたい方用です。スカーフをまいたランドロス(霊獣)ランドロスやマンムーマンムーなど、でんきのオーラぐるま、でんじはが通用しない相手ようです。正直ピンポイントメタすぎると思いますが、どうしてもオーラぐるまが使いたいという方は採用してもいいのかもしれません。
相手がダイマを切ると守り切れず、襷がつぶされちゃうので、何もできずただ沈んでいくこととなります。その点は留意してください。
立ち回り例
- 相手がエースバーンエースバーンなどのでんじはが通る物理アタッカーだった場合。
1 エースバーンエースバーンが上をとってかえんボール。モルペコモル
ペコは襷で耐え、相手にでんじはを入れる。
2 モルペコモルペコが上を取っていばる使用。相手のAが二段階上昇し、混乱する。エースバーンエースバーンはそのままモルペコモルペコを突破。
3 メタモンメタモンでAの上がったエースバーンエースバーンをコピーし、そのまま全抜きを狙う。
特殊だった場合はいばるではなくおだてるを使用してください。また、相手が混乱自傷や麻痺を起こしたときは連続でいばるやおだてるを撃ってください。ダイジェットを積んでくるタイプでもでんじはで大丈夫です。
相手がでんきタイプだったらでんじはが通じないでんきタイプのポケモンだったら、オーラぐるまを使用してください。
- ザシアン(王)ザシアンなど先制技を持ってる場合
1 ザシアン(王)ザシアンが上から攻撃、モルペコモルペコは襷まで削られる。モルペコが相手にいばるを使う
2 このターンでザシアン(王)がでんこうせっかを使用しモルペコモルペコは退場。
3 Aの上がったザシアン(王)ザシアンをメタモンメタモンでコピー。
注意事項は先ほどとほぼ一緒です。相手にでんじはが通じずSを上げてくるタイプのポケモンもこれと同じ戦い方をお勧めします。
ほかにも立ち回り方がわからないポケモンがいたら、コメント欄に書いてください。
最初の動き方
- でんじはを使用した方がいい場面
・相手がスカーフを持ってる可能性が高い場合…メタモンメタモンでコピーしたときに、同速対決になってしまい50%の確率で負けてしまいます。そのためでんじはを使用して確実に裏のメタモンメタモンが上を取れるようにした方がいいです。(カイオーガカイオーガやウオノラゴンウオノラゴンなど)
・相手に上を取られている場合…このときもでんじはをした方がいいです。命中不安はありますが、それ以上に麻痺バグの恩恵がでかいです。最初にいばる、おだてるをしたら次ターンに突破されてしまいますが、でんじはをすれば麻痺を引いた分だけさらに相手の能力を上昇させることができます。(パルキアパルキアやエースバーンエースバーンなど)
- オーラぐるまを使用した方がいい場面
・相手が襷を持ってる可能性が高い場合…能力が上昇した敵をコピーしても襷のせいで確定耐えされてしまい、そのまま負けてしまう場合があります。メタモンメタモンで確実に処理するためにオーラぐるまを使用して、予め襷をつぶすことをお勧めします。(バドレックス(こくば)黒馬バドレックスやフェローチェフェローチェなど)
・相手に上を取られていて尚且つでんきタイプの場合…上記の「相手に上を取られている場合」とほぼ同じですが、でんきタイプにはでんじはが通らないので、オーラぐるまを使用した方がいいです。少しでもメタモンメタモンの負担を減らしたいので、オーラぐるまで削った方がいいです。(カプ・コケコカプ・コケコなど)
他に同じことができるポケモンとの差別化点
- オーロンゲオーロンゲとの差別化点
オーロンゲオーロンゲとの差別化点はSと特性です。オーロンゲオーロンゲはモルペコモルペコに比べSが遅く自発的に上げる手段がないので、上を取れずに終わってしまうことがあります。
また、先ほど出したS問題はオーロンゲオーロンゲの特性いたずらごころで解消できるように思えますが、あくタイプに変化技が打てなくなるようになるので、イベルタルイベルタルなどのポケモンに対しできることがなくなります。ですので、この戦法をする場合はモルペコモルペコの方が向いてると思います。
- マホイップマホイップとの差別化点
もともとモルペコモルペコではなくデコレーションマホイップを使用していたんですが、シングルでデコレーションを使ったら相手に警戒されてそのまま引かれたりすることが多かったので、モルペコモルペコに変えたという経緯があります。
その点も踏まえ、モルペコモルペコのほうは麻痺や混乱により大きく上振れることを考えたら、デコレーションマホイップマホイップとは大きく差別化できているといえます。
与ダメージ計算
オーラぐるま「でんき」
無振りバドレックス(こくば)黒馬バドレックス 88 ~ 105(50.2 ~ 60%)確定2発
H4フェローチェフェローチェ 153 ~ 181(104 ~ 123.1%)確定1発
H4レックウザレックウザ 81 ~ 96(44.7 ~ 53%)乱数2発(24.6%)
無振りサンダー(ガラル)ガラルサンダー 162 ~ 192(98.1 ~ 116.3%)乱数1発(81.3%)
H204↑B124ホウオウホウオウ 128 ~ 152(61.8 ~ 73.4%)確定2発
B148レジエレキレジエレキ 49 ~ 58(31.4 ~ 37.1%)乱数3発(83%)
オーラぐるま「あく」
無振りバドレックス(こくば)黒馬バドレックス 352 ~ 420(201.1 ~ 240%)確定1発
H4フェローチェフェローチェ 76 ~ 90(51.7 ~ 61.2%)確定2発
H4レックウザレックウザ 81 ~ 96(44.7 ~ 53%)乱数2発(24.6%)
無振りサンダー(ガラル)ガラルサンダー 40 ~ 48(24.2 ~ 29%)乱数4発(99.4%)
H204↑B124ホウオウホウオウ 64 ~ 76(30.9 ~ 36.7%)乱数3発(61.9%)
B148レジエレキレジエレキ 99 ~ 117(63.4 ~ 75%)確定2発
コピーメタモンメタモンでのダメージ計算
A252ザシアン(王)ザシアン(A4段階上昇)
きょじゅうざん
HAザシアン(王)ザシアン 279 ~ 328(140.2 ~ 164.8%)確定1発
HBナットレイナットレイ 93 ~ 110(51.3 ~ 60.7%)確定2発
HBホウオウホウオウ 120 ~ 141(56.3 ~ 66.1%)確定2発
HBランドロス(霊獣)ランドロス 201 ~ 237(102.5 ~ 120.9%)確定1発
(いかく込み)
HBカイオーガカイオーガ 120 ~ 141(57.9 ~ 68.1%)確定2発
C124ひかえめカイオーガカイオーガ(C一段階上昇)雨
こんげんのはどう
D252ハピナスハピナス 153 ~ 181(46.3 ~ 54.8%)乱数2発(64.8%)
D252輝石ラッキーラッキー 123 ~ 145(37.8 ~ 44.6%)確定3発
H252チョッキカイオーガカイオーガ 59 ~ 70(28.5 ~ 33.8%)乱数3発(1.1%)
H252チョッキカプ・レヒレ 63 ~ 75(35.5 ~ 42.3%)確定3発
無振りチョッキディアルガディアルガ 80 ~ 94(45.7 ~ 53.7%)乱数2発(42.6%)
C124ひかえめカイオーガカイオーガ(C二段階上昇)雨
こんげんのはどう
D252ハピナスハピナス 204 ~ 240(61.8 ~ 72.7%)確定2発
D252輝石ラッキーラッキー 163 ~ 193(50.1 ~ 59.3%)確定2発
H252チョッキカイオーガカイオーガ 78 ~ 93(37.6 ~ 44.9%)確定3発
H252チョッキカプ・レヒレカプ・レヒレ 84 ~ 99(48 ~ 56.5%)乱数2発(89.1%)
無振りチョッキディアルガディアルガ 105 ~ 124(59.6 ~ 70.4%)確定2発
実際は麻痺バグや混乱バグなどが起こる可能性があるので、もっと相手に積ませることができます。また、他に計算してほしいポケモンがいたらぜひコメント欄に書いてください。
被ダメージ計算
襷で耐えることを前提としているので、連続技だけ乗せることにします。
意地A252フェローチェフェローチェ
トリプルアクセル1 19 ~ 23(14.2 ~ 17.2%)乱数6発(0.2%)
トリプルアクセル2 37 ~ 44(27.8 ~ 33%)確定4発
トリプルアクセル3 56 ~ 66(42.1 ~ 49.6%)確定3発
A252マンムーマンムー
つららばり1発 31 ~ 37(23.3 ~ 27.8%)乱数4発(77.9%)
A252バンギラスバンギラス
ロックブラスト 33 ~ 39(24.8 ~ 29.3%)乱数4発(99.6%)
意地A252ネクロズマ(日食)日食ネクロズマ
ロックブラスト 26 ~ 31(19.5 ~ 23.3%)乱数5発(99.5%)
苦手なポケモン
ウーラオス(いちげき)水ウーラオス…どうやってもすいりゅうれんだを耐えません、選出画面ではわからないところも厄介です。
ヌオーヌオー…敵のパーティにこのポケモンがいたら、メタモンメタモンでコピーしても意味がなくなります。選出段階でこいつがいたらモルペコモルペコを出すのはやめましょう。
相性の良い味方
メタモンメタモン…今回の構築の目玉。そもそもこいつがいなければいばるを撃つ意味が薄いので、パーティに絶対入れましょう。持ち物は全抜きしやすくなるスカーフがおすすめです。
ヌオーヌオー…相手がみがわりを張ってきてメタモンメタモンでコピーできなくなった場合に特性てんねんで止めることができます。
バドレックス(こくば)黒馬バドレックス…コメント欄より。メタモンメタモンが敵を倒し損ねたとき、その高いSでスイーパー的に活躍してくれます。また、くさタイプの技も覚えることができるのでヌオーヌオーも対策できます。
カミツルギカミツルギ&ゴリランダーゴリランダー…コメント欄より。メタモンでの全抜きは積みエースのように動くため、やはりヌオーヌオーが重くなります。なのでこの構築では、くさ技の火力が高いポケモンたちがスイーパーとして活躍しやすいです。