はじめに
今回紹介するのは『タスキサダイジャ』です。
サダイジャの強みについて解説していくので、宜しくお願いします。
※HP=H、こうげき=A、ぼうぎょ=B、とくこう=C、とくぼう=D、すばやさ=Sなどの一部非公式用語を用います。
状態異常『まひ』について
状態異常『まひ』の効果は、1/4の確率で動けなくする・すばやさが1/2になる。という効果です。
へびにらみの重要性
まず今回は、採用理由の先に『へびにらみ』の重要性について解説します。『へびにらみ』は相手を『まひ』にする効果です。
『へびにらみ』は命中不安もなくじめんタイプ
にも当たる優秀な技です。
地味にカバルドンより早い(サダイジャはS71、カバルドンはS47)ところが顕著に出てくる、サダイジャの存在意義とも言えます。
Sダウンについて
大体これが強いです。ようきサダイジャの場合、Sに252振ることで、スカーフ準速エースバーンを抜けるようになります。(他のポケモンとしては、スカーフ最速110族を抜けるようになります。)つまりザシアン(王)なども抜けるようになります。ザシアン(王)はでんこうせっかを持っていることが多いのであまり有利でないようにも思えますが、裏に繋げられるのは強みです。
交代されてもでんきタイプでなければ通り、でんきタイプでも水技を覚えるかひこう複合でない限り有利で有りつづけられます。
まひの行動不能について
てんこう『すなあらし』について
てんこう『すなあらし』は、『いわ・はがね・じめん』以外のタイプのポケモンは毎ターンの終了時に最大HPの1/16のダメージを受ける天候です。
これによって、相手の裏のポケモンのもちもの『きあいのタスキ』や、とくせい『がんじょう』等を潰して裏のエースが動きやすいようにできます。これを踏まえて、サダイジャの特性『すなはき』の効果を見て見ましょう。
とくせい『すなはき』について
サダイジャの特性『すなはき』は、攻撃を受けた際に天候を5ターン『すなあらし』状態にするというものです。カバルドン等の特性『すなおこし』との違いは、場に出た時に発動するか攻撃を受けた時に発動するかです。
なので例を挙げると、初手に出てきたカイオーガ相手に後手から天候を変えれることによって、『ダイアイス』の追加効果によってタスキが潰れなくなります。(すなおこしだと変えられてしまう。)『じしん』も無振りカイオーガに対しては半分(ダイマ込みだと4分の1)くらい入るので、しおふきのダメージも落としつつ裏に繋げます。
ステルスロックについて
今回は先にわざ『ステルスロック』についても触れておきます。
わざ『ステルスロック』の効果は、場に出てくる度に最大HPの1/8のダメージを与える。 です。このわざによってサイクル戦に負荷を掛けられます。また、いわタイプが弱点だと、1/4(2倍)1/2(4倍)のダメージが入ります。もちもの『あつぞこブーツ』もちには効かなかったり、特性『マジックミラー』を持つポケモンエーフィなどのポケモンには跳ね返されてしまうので注意して下さい。
※この技でもちもの『じゃくてんほけん』が発動することはないです。
※アーマーガアの『ミラーアーマー』は補助技を跳ね返す効果ではなく、能力変化を跳ね返す特性なので注意して下さい。
採用理由
ステルスロック要因+へびにらみによる先発サポート性能
持ち物
きあいのタスキ
先程説明したムーブをしやすくする持ち物です。
この持ち物によって、ウオノラゴンなどにも多少強く出れます。へびにらみをしてしまえば裏で処理しやすくなります。
特性
すなはき
砂を撒けるのでこれで確定。
性格・努力値と調整
H4 A252 B0 C0 D0 S252
メタを貼る場合は耐久調整してもいいと思います。
性格…ようき 個人的には性格はへびにらみを活かせるようきで確定だと思います。
耐久は『きあいのタスキ』を持てば1発は耐えますし、ダメージ優先でAに振りました。用途によっても変わりますが、基本的にはこれでいいと思いました。
技構成 ※ダメージ計算はポケマス(サイト)で行っています。
じしん
ザシアン(王)やエースバーンへのダメージソース。へびにらみからのじしんは交代されないのを確認したあとから出せるのが強い。他に採用する技も少ないのでほぼ確定。
H振りバンギラス 66.6〜79.2%
無振りザシアン(王) 79.7〜94%
無振りネクロズマ(日食) 52.6〜63%
無振りエースバーン 120.5〜143.5%
無振りカイオーガ 46.5〜55.1%
無振りゼクロム 72.7〜86.3%
へびにらみ
汎用性が高く、ほぼ脳死で打てる技。交代を読むのであればステルスロックを先に貼った方が良いかもしれない。コンセプトなので確定枠。
ステルスロック
タスキつぶし、岩弱点なら補正が乗る、サイクル戦に強い…と、サポート性能の高い技。
ストーンエッジ
ひこう打点のつもりですが、バンギラスや受けポケモンに刺さりやすく汎用性の高いボディプレスの方がいいかもしれません。
無振りイベルタル 51.4〜61.3%
無振りエースバーン(ひこう)80.7〜96.1%
H振りホウオウ103.2〜122%
無振りファイヤー(ガラル) 66.2〜78.3%
立ち回り例
基本的に先発でへびにらみしてステルスロックで良いと思います。へびにらみを打った後に、弱点技を打つのも良いです。
(じゃくてんほけんには注意しましょう。)
被ダメージ計算 (基本タスキなのである程度)
苦手なポケモン
連続技を使ってくるポケモンブラックキュレムやウーラオス(いちげき)などです。
相性の良い味方・構築例
へびにらみの起点を有用に使えるエース
『ネクロズマ(日食)ゼクロム』や、
『すなあらし』で強化される『ウオノラゴンパッチラゴンドリュウズ』、積みながら攻撃できる『サンダーボーマンダ』などがオススメです。
さいごに
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