はじめに
こんにちは、前作のアーマーガアに続き2作目の投稿になります。アーマーガアにGサニーゴって剣盾初期ですかね
ガラルサニーゴは剣盾発売当初からずーっと使っているポケモンでもあるので、シリーズ10の育成論がまだないのをきっかけに「じゃあ投稿してみよう!」となりました。とはいえ、今までのとあまり変わっている訳では無いです。
採用理由と役割
物理受け。ランドロス(霊獣)やゴリランダーなどに強く出て鬼火で機能停止させて詰ませるポケモン
あとなぜか舐められがちだが特殊耐久もカイオーガの臆病しおふきを耐えるくらいにはあるので特殊相手にもある程度抗える。
【追記】他の物理受けとの差別化点
物理受けとしては他にもポリゴン2ドヒドイデヌオーランドロス(霊獣)などの優秀なポケモンたちがいます。なぜこのポケモン達ではなくわざわざサニーゴ(ガラル)を採用するのかの理由になります。
- 対面性能
このポケモンは、他の「物理アタッカーに後出ししてサイクルを回す」のではなく「物理アタッカーに対面からぶつかり詰ませる/機能停止させる」ことが主な役割です。また、多くの物理受けポケモンは対物理に特化していることもあり高火力特殊アタッカーには無力なことも多いですが、その点このポケモンはミラーコートという技の存在のおかげで特殊にも抗うことが出来、とても幅広いポケモンたちを相手することが出来ます。
- 即時大量回復
このポケモンに与えられた「ちからをすいとる」という技、相手の攻撃を下げつつ相手の攻撃の実数値ぶん自分のHPを回復するという壊れ技なのですが、これにより1発が50%を超える、「じこさいせい」などでは受け切れない攻撃も受けて大量に回復することが出来さらに次からの火力も削ぐことが出来ます。また「おにび」もある為剣舞などで無理やり突破しようとしてくるポケモンに対しても強く出ることが出来ます。この動きは、他の物理受けポケモンには真似できない動きであると考えています。
持ち物
しんかのきせき確定。これにより物理特殊両方に高い耐久性を獲得することが出来ます。
特性
のろわれボディ確定。くだけるよろいは物理受けとミスマッチなのでそうじゃない方の採用。相手の最高打点を呪えると気持ちいい
性格・努力値と調整
H252(ぶっぱ&8n-1)
B244(あまり)
D12(カイオーガの臆病雨しおふき確定耐え)
技構成
ナイトヘッド
ダメージソース。外す理由は無い、確定。
ちからをすいとる
言わずと知れた壊れ技。これを使うことで多くの物理アタッカーを機能停止させることができる。が、調子に乗って連発すると回復量が減る上相手のAが-6になると失敗するので注意。確定。
おにび
確実な役割遂行に必要。鬼火を入れることでA+6ザシアン(王)のきょじゅうざんを耐えるといったこともよく起きるので確定。
ミラーコート
特殊アタッカーへのダメージソース。カイオーガをこれで返り討ちにすることもよくある。なんでみんな突っ張るのか 技を変えるとしたらここになるか
- 選択枠
ステルスロック
相手の交代を牽制することができる。裏のエースに繋ぎやすくなるなどといったことも起きるので選択肢はアリ
うずしお
有利対面を逃がさず仕留めたい時に撃つ技。ただ今の環境の物理アタッカーはとんぼがえり持ちが多いので微妙か
くろいきり
「ちからをすいとるをいつまでも撃っていたい…積みアタッカーもウザい…ヨシ!能力変化リセットして無限に回復したろ!」という方向け。撃ってる余裕があるかは知らん
立ち回り例
ゴリランダーランドロス(霊獣)水ウーラオス(れんげき)ヒヒダルマ(ガラル)などの物理アタッカーに後投げ、ザシアン(王)悪ウーラオス(いちげき)ウオノラゴンなどのアホ火力組に死に出しする。
数値が絶妙に足りなく陽気ザシアン(王)のきょじゅうざんは乱数でしか2発耐えられないので受け出しは危険
- 実際の立ち回り
相手がゴリランダーランドロス(霊獣)ザシアン(王)などの「サニーゴ(ガラル)のHPを2/3以上削れない相手」の場合
- 「おにび」で様子見 相手の不意の剣舞などにも対応可能。外しを恐れていたらこんなん使ってられません
- 余裕のある相手の場合は相手の交代に「おにび」を合わせる。特殊型に交代されたとしてもスリップダメージを稼げるのはでかい 余裕がない相手(ザシアン(王)など)の場合は「ちからをすいとる」。剣舞が無い場合は完封できますし剣舞があっても安心できるようになる
- 相手の行動を予測しつつナイトヘッドで削っていく
相手がウオノラゴンなどの「持ち物次第でサニーゴ(ガラル)のHPを2/3削る可能性がある相手」の場合
- 「ちからをすいとる」で様子見。これで持ち物判別と詰ませの準備が同時にできる。
- ここからは前のパターンと同じ。鬼火やナイトヘッドを入れて削っていく。
相手がウーラオス(いちげき)(いちげき)の場合
- 相手の持ち物が分かっていない場合は裏のウーラオス(いちげき)受けに引く。ハチマキだと乱数でワンパンされる。
- 相手の持ち物がハチマキでないとこれまでの行動から分かっている場合、「ちからをすいとる」を連打。のろわれボディの発動が先か、回復が追い付かなくなるのが先か。あんこくきょうだは確定急所の為ちからをすいとるのAダウンが効かない。人によってはここで博打をせず裏のウーラオス受けに引くこともあると思うが、僕は呪われボディが発動した時の絶対的なアドバンテージを優先して毎回やっている。
与ダメージ計算
定数ダメージなので関係なし。ダイマもないので尚更関係なしなので載せるものはありません。
被ダメージ計算
※ダメージ計算には「ポケマネ」様を使用させていただいております。
陽気A252ランドロス(霊獣) じしん
26.9~32.3% 確定4発
陽気A252A+1ザシアン(王) きょじゅうざん
45.5~53.9% 乱数2発(37.9%)
意地っ張りA252ゴリランダー はたきおとす
34.7~41.9% 確定3発
陽気A252ごりむちゅうヒヒダルマ(ガラル) つららおとし
34.1~40.1% 確定3発
意地っ張りA252がんじょうあごハチマキウオノラゴン エラがみ
80.8~95.8% 確定2発
陽気A252ハチマキウーラオス(いちげき) あんこくきょうだ
91.0~107.8% 乱数1発(43.8%)
火傷意地っ張りA252A+6ザシアン(王) かみくだく
70.7~83.2% 確定2発
苦手なポケモン
・カプ・レヒレカプ・レヒレまたこいつか挑発ある、フィールドで鬼火無効、特殊型などまず無理。うずしおのバインドこそ効かないもののキツいことに変わりはない
・サンダーサンダー
特殊型な上火力が中途半端なためミラーコートでも大したダメージを与えられず、はねやすめで受け切られる。麻痺もいずれ入るので無理
・ジガルデ(パーフェクト)ジガルデ(スワームチェンジ)
みがわりをナイトヘッド1発で壊せません。へびにらみで麻痺させてきます。とぐろをまくを積んできます。いくら物理アタッカーでも無理なもんは無理。無策で突っ張るのは絶対によそう(1敗)
・受けポケモン全般
ちからをすいとるでの回復量がショボくこちらからの攻撃はまず受け切られる。受けループには決して強くない
相性の良い味方・構築例
・マシェードマシェード
ウーラオス(いちげき)受け。ただそれだけ
・ザシアン(王)ザシアン
サニーゴ(ガラル)で荒らした後のお掃除役。フェアリーなのでウーラオス(いちげき)にも強い
・ニンフィアニンフィア
こいつが強烈に呼ぶみがわりを貫通して大ダメージを与える。挑発されても気にならないメガネ型になるか
さいごに
このポケモン、タイマンでは異次元の性能を発揮する代わりにそこまで後出しから勝つのが安定するポケモンではありません。耐久がポリゴン2より一回り低いくらいの水準で、ザシアン(王)に対してはきょじゅうざんを2回受けることが安定しない為「攻撃読みちからをすいとる」or「剣舞読み鬼火」のじゃんけんが頻繁に発生します。みがわり持ちは勝てないので考えません。
使ってて思うことは「毎回ある程度の活躍はしてくれる」ですね。特にシリーズの変わり目、スパボ級などにいる時にサニーゴ(ガラル)を使うとこいつ1匹で相手を詰ませるなどといったことがよく起こります。対策は簡単なのですが対策をしないと簡単にボコボコにされるこのポケモン、皆さんも是非使ってみてはいかがでしょうか。