はじめに
どうも、ハカメモリーです。今回はレジエレキの育成論です。なんとレジエレキの論を書くのはこれで五回目。
この論を除くとなんと14個もレジエレキの育成論があります。
技範囲も狭く、持たせられる役割がほぼアタッカーか壁はりの二つだけなのでここまで論の数が多いのは愛されている証拠ですね。
今回のレジエレキは耐久に振った特殊アタッカーです。「いやいや、耐久振りの育成論はいくつかあるじゃないか」と思うかもしれませんが、ここまで防御に厚く振ったレジエレキの論はないためほかの論との差別化は十分なされているはずです。
採用理由、役割
1.高速特殊アタッカー
電気の一貫があるパーティーに対して無類の強さを誇ります。超火力の電気技と高いすばやさで相手をつぶします。
このレジエレキはB方面に厚く努力値を振っており、打ち合いに強めです。
2.選出誘導
レジエレキはその強さ故地面タイプを強く呼びます。つまり相手の選出には一体は必ずじめんタイプor電気無効特性持ちがいるので選出の予想がしやすいです。
3.スイーパー
すばやさと火力があるのでスイーパーとしての性能が高いです。耐久に振ることで、従来のレジエレキでは耐えることのできなかった攻撃を耐えて、対面から勝つことができます。
性格、努力値と調整の意図
- 調整案1
ひかえめ
B196、C252、S60
Bに196も振った理由ですが、ここまで耐久に振ることによってなんと持ち物補正なしのようきウーラオス(いちげき)のあんこくきょうだ、すいりゅうれんだ、インファイトを「確定で」耐えることができます。
そして磁石補正の乗った10まんボルトで(水は当然、)悪ウーラオス(いちげき)が確定一発です。タスキの場合は耐えられてしまいますが、レジエレキはしんそくを覚えるのでふいうちの上から確実に倒すことができます。
つまり
陽気のタスキウーラオス(いちげき)→10まん+しんそくで対面勝てる
スカーフウーラオス(いちげき)→ようきの場合耐えて返しの10まんで確定一発、いじっぱりの場合上を取れるので同じく10まんボルトで倒せる
ハチマキウーラオス(いちげき)→上から倒せる
と環境にいるほぼすべてのウーラオス(いちげき)に対面から勝つことができます。
(私の経験測から、意地タスキウーラオスは少ない印象でした。すべてのウーラオスを対面処理したいなら調整案2を使ってみてください。)
Sはあまりです。
28振れば最速フェローチェ抜きです。あまりを耐久に回すのもあり。
あまりの60をすべてSに振ればスカーフ家具ロトムウォッシュロトムヒートロトムスピンロトムカットロトムフロストロトムまで抜くことができます。
耐久振りによって
1.ダイマを切らなくても対面で勝てる相手を増やせる
→通常のメガネや珠のレジエレキよりも対面構築のスイーパーとしての役割を持たせやすくなります。
2.ダイマックスでの撃ち合いに強くなる
→ダイマックス時、物理アタッカーとの撃ち合いに強くなります。ダイマレジエレキは相手を一撃で落とせなければこちらが一撃でやられる、という脆さがあり耐久が高いポケモンとのダイマックスの撃ち合いに弱い欠点がありますが 、耐久振りによってある程度解消されます。
- 調整案2
ひかえめ
H68、B252、C156、S28
意地ウーラオス(いちげき)はもちろん、意地フェローチェのインファイトまで確定耐え調整。Sを最低限、最速フェローチェ抜きまで振ってあとはCぶっぱしました。
耐久ラインが上がりますが火力が落ちるので、受けられやすくなってしまいます。
振り方によって勝てるポケモンが変わるのも面白いですね。フェローチェが重いならこっちの振り方がおすすめ。火力を補うためにライジングボルトやかみなりを採用するのもありです。
持ち物
じしゃく
タスキウーラオス(いちげき)に対面から勝つために必要な
1.耐久を減らさない
2.技の打ち分けができる(先制技が撃てる)
以上の条件を満たしている持ち物(タスキを除く)の中で一番汎用性が高いため採用しました。
タスキレジエレキとの差別化は耐久振りと火力UPによる汎用性とダイマックス適正でできます。タスキをほかに回すことができるのも強力です。
技構成
- 10まんボルト
安定した電気技です。ライジングボルトは少し火力が落ち、かみなり、サンダープリズンは外しが怖いです。確実にいくならこれ。
- サンダープリズン
レジエレキの専用技です。威力80で命中90。10まんボルトよりも低威力ですが、その代わりにスリップダメージがあり、交代を封じることができます。対ウーラオス(いちげき)ではスリップダメージによりタスキを削れるのでしんそくの枠を節約できます。じこさいせい、はねやすめ持ちや食べ残し持ちにも強く出ることができ、便利です。
ただし無振り悪ウーラオス(いちげき)に低乱数で耐えられる(相手が性格いじっぱりだったり持ち物がハチマキだと対面で負けてしまう)こと、命中90と少し外しもあって怖いので10まんボルトとは好みで選択しましょう。個人的に命中90にはトラウマがあるので10まんボルトを採用しています。
- しんそく
今回のコンセプトでもある技です。タスキ削りに有効。すでにからやぶを積んでいるパルシェンに撃てたりこらえるイバンへの対策など役に立つ場面は意外と多いです。
- ボルトチェンジ
あると便利です。サイクルを回せますが地面タイプに無効化されるので必須級ではないです。
- はかいこうせん
じめんタイプへの最大打点です。一ターン反動があるのでとても不便ですが、ラス一対面、体力が7、8割くらい削れたランドロス(霊獣)を前に何もできないみたいなことがあると悲惨なので一応入れたほうがいいかも。
- ライジングボルト
ダイマ時、ダイマ後の火力が高いです。ただこのレジエレキはダイマしないことも多いため、活きる機会は他より少なめ。
- かみなり
命中不安。外してもよいという「覚悟」のある方のみ採用してくださいッ!!
- リフレクター
単純に、物理に対する撃ち合い性能を上げることができます。また、剣舞ランドロス(霊獣)や剣舞ガブリアスに起点にされ負けることが少なくなります。リフレクターから天然持ちに繋げることで、上記のポケモンを逆に起点にすることも可能。ダイウォールにもなります。
ただこのレジエレキが対面構築のスイーパーとしての役割を想定しているので、リフレクターが活きる場面はそこまで多くはないです。
- みがわり
有利対面で貼ると相手の様子見ができるので割と強いですが、耐久調整の意味がなくなるので今回は不採用です。
- げんしのちから
岩技。ガラガラ(アローラ)への打点ですが汎用性に欠けます。
立ち回り
通常のレジエレキと同じです。ほか2体のポケモンで電気の一貫を作ってレジエレキで相手をぶっ壊します。このレジエレキは耐久に振っており、ダイマを切らなくてもある程度活躍できるので、技範囲の広い別のポケモンにダイマを切れるのもこのレジエレキのいいところです。
与ダメージ計算
- 10まんボルト
→無振り悪ウーラオス(いちげき)
108.5~128.5%(確定1発)
→無振りエースバーン
103.2~122.5%(確定1発)
→H振りミミッキュ
75.9~89.5%(確定2発)(皮ダメ込みで低乱数一発)
→H振りサンダー
70.5~83.7%(確定2発)
→HD特化サンダー
50.2~59.3%(確定2発)
→H振りポリゴン2
46.8~55.2%(乱数2発)
- ダイサンダー(10まんボルト)
→H振りダイマサンダー
51~60.1%(確定2発)
→無振りダイマエースバーン
74.5~88%(確定2発)
→H振りポリゴン2
66.1~78.6%(確定2発)
(フィールド込み)86.4~102%(乱数1発)
被ダメージ計算
- ようきウーラオス(いちげき)
あんこくきょうだ、インファイト
→83.8~99.3%(確定2発)
ふいうち
→49~58.7%(乱数2発)
- いじハチマキウーラオス(いちげき)
ふいうち
→81.2~95.4%(確定2発)
- ようきエースバーン
かえんボール
→77.4~91.6%(確定2発)
とびひざげり
→83.8~99.3%(確定2発)
珠ふいうち
→58.7~70.3%(確定2発)
- いじっぱりミミッキュ
剣舞かげうち
→48.3~56.7%(乱数2発)
- 調整案2の場合
- 意地ウーラオス
インファイト(あんこくきょうだ)
→81.2~95.4%(確定2発)(81.9~96.7%)
ふいうち
→48.3~56.7%(乱数2発)
- 意地フェローチェ
インファイト
→83.8~99.3%(確定2発)
相性の良い味方
- サンダーサンダー
じめんタイプのランドロス(霊獣)、カバルドンにそこそこ強くダイマ適正が高いです。ドサイドンで止まりますがペリッパーキュウコン(アローラ)と組ませることでウェザーボールで打点を持てるようになります。弱点保険もおすすめ。
- ラグラージラグ
ステロあくびで起点を作れます。対面操作ができ、砂を起こさないので耐久調整が潰れるのを少なくすることができます。相性補完はほとんど取れてませんが、先行ボルチェン+後攻クイックターンでサイクルができるのも強力。
- カプ・レヒレレヒレ
相手の地面タイプに強いです。ちなみに、サンダーも一度瞑想を積めれば対面から突破することが可能です。かいでんぱサンダーはちょうはつとめいそうを組み合わせることによって有利な展開に持ち込むことができるのでオススメ。
レジエレキが苦手なバンギに強めなのもよいポイント。
まとめ
耐久振りのレジエレキ、いかがでしたか?Bに振ることによってタスキを持ったウーラオス(いちげき)、エースバーン等普段は対面で負けてしまう相手の攻撃を耐えることができ、打ち勝つことができます。
ぜひ使ってみてください。
タイトルはやけくそです
良い案が浮かびませんでした