クレッフィ- ポケモン育成論ソードシールド

はじめに

皆さんこんにちは。しきと申す者です。今回初めて育成論を投稿するので至らぬ点がありましたら、指摘していただけると幸いです。

今回の育成論では
HP→H 攻撃→A 防御→B
特攻→C 特防→D 素早さ→S
と表記しています。
また個体値、努力値、種族値など非公式の言葉も使用しておりますのでご了承ください。

採用理由と役割

もともとはクレッフィの専用技であるフェアリーロックをなんとか生かせないかと考えていましたが、現環境で生かせるよう考えた結果、今回紹介する型にたどり着きました。

タイトルにもある通り、ポリゴン2に対してめっぽう強く、エースバーンやランドロス(霊獣)も状況によってはハメてしまう恐ろしいポケモンです。

性別

普通の育成論では性別について語ることはありませんが、今回は非常に重要な要素なのでしっかり説明します。

ランクマに蔓延る厨ポケたちはオスに偏りがあるポケモンが一定数存在します。

エースバーンゴリランダーラグラージウーラオス(いちげき)(いちげき)ウーラオス(れんげき)(れんげき)は♂:♀が7:1、ランドロス(霊獣)やボルトロス(霊獣)は♂しか存在しません。

特にエースバーンとランドロス(霊獣)はどちらも使用率TOP5に常に入っており、対策必須のポケモンになっています。

逆にメスに偏りがあるポケモンとしてはクレセリアやピクシーなどが存在します。

今回のクレッフィはメロメロを使用して相手をはめていく戦法を使用しています。
受けループをつぶすために採用するなら♂にするのもありなのかもしれませんが、汎用性を持たせるため今回は♀で採用をしています。

持ち物

たべのこしで確定です。今回は長く場に居座り、めいそうを積んで抜いていくのでコンスタントに回復をしてくれるたべのこしが最も適しています。

リサイクルを採用するならオボンの実も候補に挙がってきますが、技スペースがないので今回は採用していません。

特性

いたずらごころで確定です。

相手より先に行動してめいそうを積むことで相手の攻撃を受ける前に耐久力を上げることができたり、メロメロを先制で打つことにより、不利な状況からでもワンチャンスあったりします。

またかいでんぱを打ってくるサンダーなんかも先制でみがわりを使用して回避することができます。

性格・努力値と調整

性格はおだやか(D↑A↓)で努力値はH244、B12、D252で調整をしています。
実数値としては163-x-113-100-152-95となります。

ほぼHDにすることでサンダーやポリゴン2の攻撃を少しでも凌げるようにしています。ダメージ計算のところでも記述しますが、Cぶっぱポリゴン2の放電がめいそうを積んでいない状態でもみがわりが耐えるようになっています。

クレッフィはタイプが優秀ですが、数値がギリギリでほぼHDに振り切ることでポリゴン2などの特殊ポケモンを起点にできるようになっています。

Hに252振り切らない理由についてですが、244振ることによってHが163(16n+3)になります。この時、みがわりをはることで体力を40消費します。そしてたべのこしの回復量が毎ターン10なので4回回復することでみがわり一回分回復することができます。
もしHに252振り切ってしまった場合、Hが164(16n+4)となり、みがわりを使用するのに体力を41消費してしまいます。しかしたべのこしの回復は10で変わらないのでたべのこしの回復4回でみがわり分の体力を回収できません。よって今回はHに244振っています。

技構成

メロメロ
環境に多い♂ポケモンを誘惑します。相手は50%の確率で行動ができなくなります。かなり不利な状況でもメロメロで勝機が見つかることもあります。後述のみがわりと組み合わせることでエースバーンやランドロス(霊獣)がメロメロで動けなくなるまでみがわりをはることで起点にすることができます。
最初は鉄壁を採用しようと考えましたが、鉄壁を積んでもエースバーンやランドロス(霊獣)からの攻撃はなかなか受けきれないので個人的にはこっちを推奨しています。ウオノラゴンやミミッキュに強く出たいなら鉄壁採用もありです。

めいそう
ポリゴン2やサンダーなどの特殊ポケモンを起点にしていきます。
実際に使用している感じでは体力が半分でもポリゴン2は起点にしていくことができます。

みがわり
サンダーやポリゴン2のでんじはであったり、放電で麻痺になる可能性をつぶすことができます。かいでんぱ持ちサンダーにもめっぽう強いです。

アシストパワー
この型を使用しているとかなりめいそうを積む隙が生まれるので積むほど火力が上がるアシストパワーが適しています。アシストパワーは元々の威力が20のエスパー技で自分のいずれかの能力ランクが一つ上がるたびに威力が20上がる技です。
めいそう1積みで威力60、2積みで威力100と上がっていき、めいそうを6積みすることで威力が260にもなります。ただもしこの技を採用するとあくタイプに対する打点が全くなくなってしまうのでそれが気になる方はマジカルシャインもありかもしれません。マジカルシャインの場合はめいそうを6回積んでもHDポリゴン2に受けきられるので注意が必要です。

立ち回り例

1. まず、ポリゴン2などと対面したときにみがわりをはります。起点にされると思って相手はエースバーンやランドロス(霊獣)に交代をします。
2. みがわりをはった状態でエースバーンやランドロス(霊獣)と対面するので先制でお色気攻撃(メロメロ)をしかけます。
3. みがわりが残っていて、相手のエースバーンがメロメロ状態である隙にめいそうをして、起点にしていきます。
4. 最後にアシストパワーで粉砕します。

5割で行動できないというのは相当すさまじく、何回かエースバーンやランドロス(霊獣)対面で起点にできるか試しましたが、9割は起点にすることができました。

与ダメージ計算

今回採用しているアシストパワーは何回かめいそうを積まないと威力を発揮できないため、2積み以上でしか計算を載せていません。ご了承ください。

D4エースバーン
めいそう2積み　50.9~60.0%(確定2発)
めいそう3積み　88.3~104.5%(乱数1発)
めいそう4積み　136.1~160.6%(確定1発)

H4ランドロス(霊獣)
めいそう2積み　46.3%~54.8%(乱数2発)
めいそう3積み　80~94.5%(確定2発)
めいそう4積み　123~144.8%(確定1発)

H252ランドロス(霊獣)
めいそう3積み　67.3~79.5%(確定2発)
めいそう4積み　103.5~121.9%(確定1発)

H252チョッキランドロス(霊獣)
めいそう4積み　69.3~81.6%(確定2発)
めいそう5積み　97.9~115.8%(乱数1発)

H244-D12輝石ポリゴン2
めいそう5積み　86.3~102%(乱数1発)
めいそう6積み　116.7~137.6%(確定1発)
めいそう6積みで採用技がマジカルシャイン 53.9~64.3%(確定2発)

H244-D252おだやか輝石ポリゴン2
めいそう6積み　84.8~100%(乱数1発)
めいそう6積みで採用技がマジカルシャイン　39.7~47.1%(確定3発)

D4サンダー
めいそう2積み　41.2~49%(確定3発)
めいそう3積み　72.1~84.8%(確定2発)
めいそう4積み　110.9~130.9%(確定1発)

H252サンダー
めいそう3積み　60.9~72%(確定2発)
めいそう4積み　93.9~110.6%(乱数1発)
めいそう5積み　133.5~157.3%(確定1発)

H252-D252おだやかサンダー
めいそう5積み　94.4~111.1%(乱数1発)
めいそう6積み　126.9~149.7%(確定1発)

D4ウーラオス(れんげき)(れんげき)
めいそう2積み　106.2~125.7%(確定1発)

H4ミミッキュ
めいそう3積み　80.9~95.4%(確定2発)
めいそう4積み　124.4~146.5%(確定1発)

D4ウオノラゴン
めいそう2積み　45.4~53.9%(乱数2発)
めいそう3積み　78.7~93.3%(確定2発)
めいそう4積み　121.8~143.6%(確定1発)

H244テッカグヤ
めいそう5積み　58.6~69.4%(確定2発)
めいそう6積み　79.3~93.5%(確定2発)

D4ドラパルト
めいそう2積み　48.4~57%(乱数2発)
めいそう3積み　84~99.3%(確定2発)
めいそう4積み　129.4~152.7%(確定1発)

H252カプ・レヒレ
めいそう3積み　49.7~58.7%(乱数2発)
めいそう4積み　76.8~90.3%(確定2発)
めいそう5積み　108.4~128.2%(確定1発)

H252めいそう6積みカプ・レヒレ
めいそう6積み　45.5~53.7%(乱数2発)
50戦以上潜っていますが、カプ・レヒレとめいそうの積みあいになったことがないので使用感は現在分かっておりません。また追記で報告しようと思います。
スカーフや眼鏡持ちには強いですが、ちょうはつには弱いです。
みがわりである程度の型判別ができるのも強みだと思っています。

被ダメージ計算

物理耐久

A252エースバーン火炎ボール　
125.1~147.2%(確定1発)

A無振りランドロス(霊獣)じしん　
103~121.4%(確定1発)

A252ウーラオス(れんげき)(れんげき)すいりゅうれんだ　
14.7~17.1%x3(乱数6発)
（みがわりが一発耐えてくれます）

A252鉢巻ウーラオス(れんげき)(れんげき)すいりゅうれんだ　
20.8~25.7%x3(乱数4発)
(高乱数でみがわりが一発耐えてくれます。)

A252ウオノラゴン先制エラがみ　
73.6~87.1%(確定2発)

A252命の玉ミミッキュシャドークロー　
40.4~47.8%(確定3発)

A252命の玉ミミッキュかげうち　
23.9~28.8%(乱数4発)

A252命の玉ミミッキュダイホロウ(シャドークロー)　
67.4~81.5%(確定2発)

A252ドラパルトダイホロウ(ゴーストダイブ)　
68.7~81.5%(確定2発)

特殊耐久
特殊耐久についてはめいそうを積むことで耐久を上げられるため、みがわりが攻撃を耐えてくれるまで示したいと思います。ポリゴン2とサンダーについては対面することが多いので重点的に示していきたいと思います。

ポリゴン2からの攻撃

サンダーからの攻撃

他にも主要なポケモンたちを紹介しておきます。

C252ウツロイドC+1メテオビーム
36.8~43.5%(確定3発)
めいそう1積み　24.5~29.4%(乱数4発)
めいそう2積み　18.4~22%(乱数5発)

無振りカプ・レヒレなみのり
23.9~28.2%(乱数4発)
めいそう1積み　15.3~19%(乱数6発)

C252カプ・レヒレなみのり
31.2~36.8%(乱数3発)
めいそう1積み　20.2~24.5%(確定5発)

C252控えめ眼鏡カプ・レヒレなみのり
49.6~58.8%(乱数2発)
めいそう1積み　33.1~39.2%(乱数3発)
めいそう2積み　25.7~30%(確定4発)
めいそう3積み　20.2~24.5%(確定5発)

無振りテッカグヤかえんほうしゃ
35.5~42.9%(確定3発)
めいそう1積み　24.5~29.4%(乱数4発)
めいそう2積み　18.4~22%(乱数5発)

C252控えめテッカグヤかえんほうしゃ
47.8~57.6%(乱数2発)
めいそう1積み　33.1~39.2%(乱数3発)
めいそう2積み　24.5~29.4%(乱数4発)
めいそう3積み　20.8~24.5%(確定5発)

C252控えめジバコイル10まんボルト
41.1~49.6%(確定3発)
めいそう1積み　27.6~33.1%(確定4発)
めいそう2積み　20.8~25.7%(乱数4発)

C252球アーゴヨンだいもんじ
77.9~92.6%(確定2発)
めいそう1積み　52.7~61.9%(確定2発)
めいそう2積み　39.8~47.8%(確定3発)
めいそう3積み　31.9~38%(乱数3発)
めいそう4積み　26.9~31.9%(確定4発)
めいそう5積み　23.9~28.8%(乱数4発)
めいそう6積み　20.8~25.7%(乱数4発)

苦手なポケモン

攻撃技がアシストパワーである以上、あくタイプに対して何もできません。ただ、クレッフィはフェアリータイプであるのでウーラオス(いちげき)(いちげき)やバンギラスなどが後投げされることはなかったです。(技が全部ばれるとドヤ顔でウーラオス(いちげき)(いちげき)があんこくきょうだを打ってくるので注意しましょう)

またちょうはつを持っているポケモンにめっぽう弱いです。特にヒードランには何もできないので注意しましょう。

あと、意外に思われるかもしれませんが、ウーラオス(れんげき)(れんげき)も割ときついです。今回は特殊耐久を確保する関係上、物理耐久が少し疎かになっているのでみがわりを貫通して攻撃するすいりゅうれんだで手痛いダメージを受けてしまいます。選出段階ではウーラオス(いちげき)(いちげき)かもしれないと怯えなければならないのもしんどいです。

相性の良い味方

物理耐久に厚いカイリューがおすすめです。
クレッフィがしんどいウーラオス(いちげき)(いちげき)やウーラオス(れんげき)(れんげき)に対してよく後投げしています。
またみがわりをはっていない状態でエースバーンやランドロス(霊獣)と対面したときに安定して後投げすることができます。
カイリューの苦手なポリゴン2にはクレッフィがはめていけるので相性が良いです。

最後に

今回紹介したクレッフィはクセが強いですが、ハマれば一匹だけでパーティを崩壊させることができます。

ある対戦では相手がカイリューゴリランダーラグラージという選出で全員♂だったのでクレッフィに何もできず、降参されたことがあります。
他の対戦ではヒヒダルマ(ガラル)♂と体力が半分のクレッフィがラス1で対面して、愛の力でまくったこともあります。

使っていて非常に面白いポケモンなので是非育成してみてください。