この育成論をご覧いただきありがとうございます。個別育成論は二度目の投稿となります。今回は変態型のエーフィについての考察です。この型を思いついて育成してからからランクマに潜り、謎の手ごたえがあったのはいいのですが、いかんせんピーキーすぎました。しかし、パーティを洗練しているうちに完成度は高くなり、3/27でレート2000越えを達成いたしました!ということで以下育成論です。努力値などの非公式用語を使います。
採用理由と役割
今回の考えの出発点は、自分の使っているパーティにステロが突き刺さるなあと感じたことです。そして、それを止める手段としてちょうはつがありますが、カバルドン対面ですら、相手が挑発を嫌がって引くか、無視して居座るかという択が発生します。さらに面倒なのが、ランドロス(霊獣)やウツロイドといった、ステロを撒くのか撒かないのかはっきりしない連中の存在です。ですので、ステロという択そのものをシャットアウトできるマジックミラーをもつエーフィはその対策としては最適であるのです。ですが、ここで足かせとなるのがエースバーンであり、大抵のパーティにセットでいるこいつを見ただけで、出オチを警戒して初手に出せず、結果カバルドンに好き放題される、という展開になってしまっていました。かといって襷を持たせたとしても、カバエーフィ対面でカバが引いてしまうだけで砂で襷がつぶれ、無意味となってしまいます。そこで、発想を逆転させてみることにしました。私自身は最重要役割対象であるウツロイド抜きまでは素早さに振ることは必須だと思っていましたが、エースバーンの攻撃を耐えるためにがっつりHBに振り、素早さには全く振らないことにしました。が、耐えたところでエーフィ側がかけることのできる負担と呼べる負担はあくびくらい。エーフィは電磁波などを含む素早さ操作を一切覚えない。あくび入れただけで退場するのはいくら何でも弱すぎる。それならば、一発耐えてから最強の妨害行動をすればいい。ということでHB尻尾トリックというとち狂ったエーフィが生まれました。
持ち物
こうこうのしっぽ、もしくはまんぷくおこうで確定です。
特性
マジックミラーで確定。強いが脆い、トリッキーな強特性です。
性格・努力値と調整
図太いで確定。意地っ張り珠エースバーンのダイジェットを超高乱数耐えまで振っています。エーフィほどの紙耐久であっても、がっつり振ればここまでは耐えることが出来るのです。なお、このエーフィは、珠のエースバーンと対面した場合、うってくるのはダイジェットで、キョダイカキュウもしくはダイアークなんてうたれんやろ、というなめた思考が前提になっています。実際、素早さ振りエーフィなら珠ダイジェットで普通に吹っ飛びます。
という努力値振りで使っていましたが、初手ダイマ型ポリゴン2にぼこぼこにされたためDL対策調整を施しました。それが現在修正した振り方となっております。最近だと初手に出てくるエースバーンは大抵襷を持っているため、B振りが過剰になるケースも増えてきていた、という背景もあります。
また、注意しなければいけないのは、最近の珠エースバーンは飛び跳ねるを持っていないケースが増えていることです。誰かが流行らせたポリゴン2とドヒドイデの並びを崩すための思念の頭突き、そしてサンダーと打ち合うためのギガインパクト、そこに火炎ボールと膝といった構成です。前述したとおり、このエーフィはダイジェットを耐えることを前提としているため、その前提が覆ってしまい辛いこともありました。しかし、初手で投げられることはあまりなかったので、その辺は何とかなっていました。
技構成
確定枠
トリック :コンセプトなので確定。
あくび :起点系エーフィ必携の技
選択枠
こらえる :ダイマターン枯らしに使えるかもしれない。
サイコキネシス :安定した削り用に
くさむすび :役割対象筆頭のカバルドンに対する打点
マジカルシャイン :なめた後投げ悪ラオスをしばくなら
サイコショック :ウツロイドをしばくなら
みらいよち :トリッキーさに磨きをかけるなら
サイコファング :壁に恨みがあるなら?
どろかけ :使ったことないのでわかりません
ねがいごと :後続の積みエースをサポートする技。
両壁 :安定解
立ち回り例
先発で出して初手トリック。そのあと上から適切な行動をしましょう。それだけです。身代わり貼られた場合は大泣きして次の試合に行きましょう。
与ダメージ計算
D4振りカバルドンに対し草結びが146〜174ダメージ
被ダメージ計算
陽気珠エースバーンのダイジェットが多少余裕をもって確定2発(意地だと25%の乱数一発)
持ち物補正なし特化バンギラスのかみ砕くが43.7%の乱数一発
陽気鉢巻きの水ラオスの水流連打が18.7%の乱数一発
臆病珠サンダーのダイジェットが31.2%の乱数一発(控え目だと81.2%)
攻撃無振りカバルドンの地震が64〜76ダメージ(確定三発)
苦手なポケモン
高火力のゴースト、悪全般
相性の良い味方・構築例
ブリザポス 尻尾により素早さが関係なくなった相手をいななきの餌にして相手に負担をかけていける。
クレベース ステロを撒かれないことによって真価を発揮する対面性能の神。私の構築では最後の詰めとして使っていた。
おわりに
私が使っていた構築では、エーフィと上の鈍足単氷二体が基本選出という、ヤバすぎる構築でした。残りの三体はすべて見せポケ。どう考えてもまともじゃない。しかしこんな構築でレート2000にギリギリ滑り込めました。もしも最終でいい結果を残せたら今度はパーティ構築記事を別に書こうと思います。
追記欄
パーティ構築/1385
一応最終レート2006をこのエーフィと共に達成したので、使用例としてどうぞ。