クリスマスシーズンじゃなくてもいつもサンタ服で楽しそうなデリバードデリバード。この育成論では彼がこおり・ひこうタイプでいわタイプが4倍弱点であることに着目した内容となっております。
ダメージ計算はポケマス様を使わせていただきます。
非公式の単語(H=HP、A=攻撃、B=防御、C=特攻、D=特防、S=素早さ)を使います。
わかりづらい箇所はコメントにてお知らせください。
採用理由と役割
この育成論でのデリバードの採用理由はステロでHPが半分削られることにあります。
役割としてはカバルドンカバルドンとラグラージラグラージのステロあくびムーブに対し、ステロをあえて踏み、特性やるきで眠らずにみがわりをすることでリュガの実を発動させ、こうそくスピンでステロを掃ってSを上げ、バトンタッチで後続につなぐというメタ的役割です。
これができるのはデリバードだけです。
持ち物
リュガの実です。みがわりを張った際に、リュガの実を発動させることで、ラグラージのクイックターンを確定耐えするようになります。
特性
あくびで眠らないようにやるきです。効果は同じなのでふみんでも構いません。
個体値・性格・努力値と調整
ずぶとい HB252 S4
HB特化することで、ウーラオスウーラオス(いちげき)のあんこくきょうだ乱数耐え、すいりゅうれんだとインファイトを確定耐えできるようになり、そこからの搦手で相手を弱らせることができます。
Sはあまり。
サポートなのでAは極力下げてください。
技構成
確定枠1
- みがわり
ステロを踏んでリュガの実を発動させるのに必要となるので確定です。
確定枠2
- バトンタッチ
後続に上昇したステータスを引き継ぐのに必要なので確定です
選択枠1
S上昇手段についてです。
- こうそくスピン
ステロを掃ってSを1段階上げます。
ノーマルタイプの技なので、相手がデリバードを知り尽くしている場合、ゴーストタイプに透かされてしまいます。
ちなみに最速77族ヒードランを抜き、準速90族ルカリオと同速になります。
- こうそくいどう
Sを2段階上げます。
ステロは場に残るので、後続の襷が潰れますが、あつぞこブーツ持ちのポケモンや、かくとう・じめん・はがねタイプのステロ半減ポケモンを使うのであれば、問題ありません。
最速120族インテレオン、準速136族カマスジョーを抜けるようになります。
選択枠2
搦手についてです。
- おきみやげ
相手のAとCを2段階下げます。後続の積みの起点にしやすいですが、特性きょううんのポケモンやウーラオス(いちげき)のあんこくきょうだ・すいりゅうれんだには急所で貫通されてしまうので注意。
- こごえるかぜ
相手のSを1段階下げます。シンプルに強い技です。
- こおりのつぶて
対面しているポケモンの襷潰しができます。タイプ一致補正はのりますがダメージは期待しないでください。
- まきびし
相手の後続の襷潰しができます。ひこうタイプのポケモンや、特性ふゆうのポケモンには効かないので注意。
立ち回り例
相手の初手カバルドンラグラージに対し、すぐには出さず、ステロを撒かれてあくびを連発されるようになり次第出します。
デリバードへの交代に対し、相手のあくびがきてターンは終わります。
次のターン、自分が先制でみがわりを張り、リュガの実を発動させます。ここから主に2パターンに分かれます。
- 1パターン目
相手のクイックターンもしくは素引き。
この場合、次のターンにバトンタッチをする、もしくは搦手を使い後続の起点にすることを勧めます。
- 2パターン目
相手のあくび。
カモです。次のターンは選択枠1のS上昇技を使用してください。おそらく相手はクイックターンか素引きをしますがリュガの実が発動しているのでどちらにせよみがわりは残ります。つぎのターンは相手の交代先のポケモンの攻撃をみがわりでやりすごしてバトンタッチ。
これでデリバードの主な役割は終了します。
なお、カバルドンはほえるやふきとばしを持っていることがあり、明確にこちら側が有利というわけでもありません。
また、先発がカバルドンラグラージではなかった場合はこちらがかなり不利になります。一応HB特化なので物理ならなんとかなります。大抵コイツエースバーンが出てくるのでなんとかならない。
被ダメージ計算
サポートなので与ダメージ計算は割愛します。リュガの実が発動している場合は(リュガ)と表記します。また、リュガの実が発動していたとしても最大HPを100%として計算しています。
- A無振りカバルドンのがんせきふうじ73.6 ~ 89.4%
- A無振りカバルドンのがんせきふうじ50 ~ 60.5%(リュガ)
- A無振りカバルドンのこおりのキバ20.3 ~ 24.3%
- A無振りカバルドンのこおりのキバ13.8 ~ 16.4%(リュガ)
- A無振りラグラージのクイックターン27.6 ~ 33.5%
- A無振りラグラージのクイックターン18.4 ~ 22.3%(リュガ)
- A無振りラグラージのがんせきふうじ73.6 ~ 89.4%
- A無振りラグラージのがんせきふうじ50 ~ 60.5%(リュガ)
- A無振りラグラージのアクアブレイク38.1 ~ 46%
- A無振りラグラージのアクアブレイク26.3 ~ 31.5%(リュガ)
- A252振りウーラオス(いちげき)のあんこくきょうだ77.6 ~ 91.4%
- A特化ウーラオス(いちげき)のあんこくきょうだ84.8 ~ 100.6%
- A特化ウーラオス(れんげき)のすいりゅうれんだ82.8 ~ 96.7%
- A特化ウーラオス(いちげき)のインファイト83.5 ~ 99.3%
- A特化ウーラオス(いちげき)のインファイト55.9 ~ 67.1%(リュガ)
- A252振りエースバーンのかえんボール142.1 ~ 167.1%
- A252振りエースバーンのかえんボール94.7 ~ 111.8%(リュガ)
- A252振りリベロエースバーンのとびひざげり76.9 ~ 90.7%
- A252振りリベロエースバーンのとびひざげり51.3 ~ 61.1%(リュガ)
苦手なポケモン
自分のチームにカプ・レヒレゴリランダーやフリーズドライを使うポケモン等の他のカバルドンラグラージメタがいると、相手のカバルドンラグラージが選出されづらくなります。このデリバードはメタ的な使い方をするので、他のカバラグメタがいるとお荷物になってしまいます。
また、音技を使うニンフィアストリンダー(ハイ)や特性すりぬけのシャンデラドラパルトにみがわりを貫通されることを考慮しておいてください。
さいごに
いかがでしたか?
自分でもデリバードデリバード&リュガの実のマイナーコンビがこんなにもメタ相性がいい事に驚いています。
マイナーポケモンが使いたくなったら是非使ってみてください!